馬来田駅
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馬来田駅 | |
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駅舎(2022年1月) | |
まくた Makuta | |
◄東横田 (3.1 km) (1.3 km) 下郡► | |
所在地 | 千葉県木更津市真里107 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■久留里線 |
キロ程 | 13.9 km(木更津起点) |
電報略号 | マク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
131人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1912年(大正元年)12月28日[2] |
備考 | 無人駅[3] |
馬来田駅(まくたえき)は、千葉県木更津市真里(まり)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)久留里線の駅である。
歴史
[編集]- 1912年(大正元年)12月28日:千葉県営鉄道久留里線の駅として開業[2][4]。
- 1923年(大正12年)9月1日:千葉県営鉄道久留里線が国有化[2][4]。
- 1962年(昭和37年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止[4]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2][4]。
- 1995年(平成7年)
- 2009年(平成21年)3月14日:東京近郊区間に編入される[7]。
- 2024年(令和6年)4月1日:ボランティアグループ「馬来田駅ボランティア」の活動終了に伴い、同グループによる乗車券委託販売(簡易委託)の受託を解除し、終日無人化[3]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては相対式ホーム2面2線を有しており列車交換が可能であったが、1995年(平成7年)3月1日に1面1線化された[1]。今でも廃止されたホームがそのまま残っている。
ホームは5両編成までに対応する。ホームはやや高いところにあり(駅舎の庇が線路ぐらいの高さ)、駅舎までのスロープがある。ホーム上には待合所がある。
無人駅である[3](久留里駅管理)。無人化される前はボランティアグループ「馬来田駅ボランティア」が駅業務を委託する簡易委託駅であった[3][8]。なお、1995年(平成7年)5月までは直営駅で2人の駅員がいた。また、トイレは駅舎を入った右手のホームまでのスロープの途中にあり、男女別のトイレが新設されたほかに、バリアフリー対応のトイレも設置されている。それまであった工事現場等で見かける簡易トイレは撤去され、和風な外観の比較的大きな建物となった。
-
改札口(2022年1月)
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駅ホーム(2022年1月)
ITかかし
[編集]2007年(平成19年)4月24日 - 5月24日にGPS携帯を応用した在線確認システム(ITかかし)の実証実験が行われた[2][9]。これは運転士にGPS機能付きの携帯を持たせ、在線位置を確認するもので、他の駅に停車した時と発車した時に、当駅でその旨の放送が流れる仕組みになっていた。現在は撤去済。
利用状況
[編集]2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は131人である。
JR東日本および千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)566 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)541 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)562 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)545 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)548 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)510 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)498 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)471 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 477 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 449 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 1]421 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 2]399 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 3]372 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 4]368 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 5]341 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 6]319 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 7]320 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 8]315 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 9]310 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 10]301 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 11]282 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 12]272 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 13]281 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 14]256 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 15]236 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 16]223 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 17]216 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 18]212 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 19]201 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 20]191 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]139 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]141 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 23]131 |
駅周辺
[編集]- 首都圏中央連絡自動車道(木更津東インターチェンジ) - 最寄駅は下郡駅。
- 国道410号
- 千葉県道24号千葉鴨川線
- 千葉県道167号馬来田停車場中川線
- 千葉県道168号鶴舞馬来田停車場線
- 木更津市役所富来田出張所
- 木更津市消防本部富来田分署
- 富来田公民館
- 富来田郵便局
- 木更津市立富来田中学校
- 木更津市立富来田小学校
- 真里谷城城跡
- 武田川コスモスロード(ウォーキングコース) - 徒歩約15分。地域ボランティアなどの手により、小川沿いにコスモスや菜の花など四季折々の花が植えられ、開花シーズンには、観光客などで賑わう[10]。
- 道の駅木更津 うまくたの里 - 最寄駅は下郡駅。
バス路線
[編集]「馬来田駅前」停留所にて、以下の路線バスや高速バスが発着する。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b c “馬来田駅、単線ホームに 無人駅化に備え JR久留里線”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 13. (1995年3月2日)
- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 31号 内房線・外房線・久留里線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年2月21日、26頁。
- ^ a b c d 「「さびしくなるね」無人駅を支えたボランティア、28年の活動に幕」『毎日新聞』2024年3月29日。オリジナルの2024年3月29日時点におけるアーカイブ。2024年3月29日閲覧。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、628頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “にわか駅員奮闘中 地元団体が切符販売のボランティア 馬来田駅の無人駅化で”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 13. (1995年8月2日)
- ^ “久留里線馬来田駅 もう無人駅じゃない 住民が交代で切符販売”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 25. (1995年8月4日)
- ^ 『Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。オリジナルの2020年5月25日時点におけるアーカイブ 。2020年5月25日閲覧。
- ^ “ボランティアが支え10年 久留里線馬来田駅 地元の23人、交代で勤務”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 17. (2005年4月20日)
- ^ “無人駅“番人”ITかかし 久留里線馬来田駅に試験設置、評判上々 JR東が開発、列車接近を案内”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 18. (2007年8月23日)
- ^ “河川堤防に菜の花満開 地元有志が管理維持 木更津・馬来田地区”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 13. (1997年3月15日)
利用状況
[編集]- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人数(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人数(2022年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和2年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(馬来田駅):JR東日本