鳧舞川
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鳧舞川(ケリマイ川) | |
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鳧舞川 鳧舞橋より上流を望む | |
水系 | 二級水系 鳧舞川 |
種別 | 二級河川 |
延長 | 33.2 km |
平均流量 |
-- m3/s (歌笛水位観測所) |
流域面積 | 153.6 km2 |
水源 | ピリガイ山(北海道) |
水源の標高 | 1,167 m |
河口・合流先 | 太平洋北海道 |
流域 | 北海道日高振興局管内 |
鳧舞川(けりまいがわ)は、北海道日高振興局管内を流れる二級河川。鳧舞川水系の本流である。
地理
[編集]北海道日高郡新ひだか町にあるピリガイ山に源を発し、日高山脈支稜西斜面を流れて太平洋に注ぐ。下流右岸には河岸段丘が発達している。
川名の由来
[編集]松浦武四郎の『東蝦夷日誌』ではアイヌ語で「ケリマㇷ゚」と呼ばれていたことが記されており[1]、その由来については、下記の解釈がある[1][2]。
- 「ケリマㇷ゚(keri-ma-p)」(履物〔ケリ〕・焼く・ところ)
- 永田方正による解釈。かつて飢饉があり食料が尽きケリ(魚皮でできた履物)まで食べ始めた、との伝説から。
- 「ケリオマㇷ゚(keri-oma-p)」(履物〔ケリ〕・ある・ところ)
- 松浦武四郎が『東蝦夷日誌』に「ケリマㇷ゚」の原義として記したもの。かつて戦いがあり籠城した際に、食料が尽きケリを食べ始めた、との伝説から。
- 「ケロオマㇷ゚(kero-oma-p)」(ヒザラガイ・ある・ところ)
- 松浦武四郎が『東蝦夷日誌』に別説として記しているもの。
- 「ケニオマㇷ゚(keni-oma-p)」(ハマヒルガオの根・ある・ところ)
流域の市町村
[編集]支流
[編集]- クーベツ川
- ヌキベツ川
- モモカリ川
- ニタラチ川
- 高津川
- 咲梅川
- ルベシベ川
- 庄内川
- 久遠川
- サットムクシュナイ川
- シュムロ排水川
- シュムロ川
関連項目
[編集]- ピリガイ山- 源頭
- 道の駅みついし
- みついし昆布温泉 蔵三
- 北海道道234号美河三石停車場線(並走路線)
- 本桐駅 - 河口付近にあるJR日高本線の駅
- 鳧舞チャシ
主な橋梁
[編集]- 札内橋
- 清瀬橋 - 北海道道746号高見西舎線
- 川上橋
- 稲見橋
- 歌笛橋
- 南歌笛橋 - 北海道道1025号静内浦河線
- 本桐橋
- 美野和橋
- 鳧舞橋 - 国道235号
出典・外部リンク
[編集]- 北海道建設部土木局河川課
- 胆振総合振興局 室蘭建設管理部
- 日高振興局
- 地図閲覧サービス(ウォッちず)
- 『北海道の地名』山田秀三著 北海道新聞社 1984年 p349
脚注
[編集]- ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、349頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ “アイヌ語地名リスト キト~コム P41-50P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2021年2月5日閲覧。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日。ASIN B000J9RBUY。