2011年世界陸上競技選手権大会日本選手団
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世界陸上競技選手権大会日本選手団 | |||||||||||||||||||
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第13回世界陸上競技選手権大会 | |||||||||||||||||||
選手数 | 50 | ||||||||||||||||||
メダル 国別順位 11 |
金 1 |
銀 0 |
銅 0 |
計 1 |
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← 2009
2013 →
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日本は2011年8月27日から9月4日に大韓民国・大邱広域市で行なわれる第13回世界陸上競技選手権大会に参加した。2011年7月、日本陸上競技連盟は選考会の成績をもとに50名(男子28名・女子22名)の代表選手を発表した。マラソンは2010年11月の第16回アジア競技大会および2010-2011年の大会結果により代表選手10名を選出、競歩は2月と4月の日本陸上競技選手権大会の結果により代表選手7名を選出、トラック・フィールド・混成は2011年6月の第95回日本陸上競技選手権大会と7月の第19回アジア陸上競技選手権大会の結果により代表選手33名を選出した[1]。監督は高野進、男子主将を村上幸史、女子主将を久保倉里美が務めた[2]。また国際パラリンピック委員会のエキシビジョンに招待された男子400mT53(車いす陸上競技)の廣道純と女子800mT54(同)の土田和歌子が出場した[3]。
男子ハンマー投の室伏広治が優勝を飾り、日本はアテネ大会女子マラソンの鈴木博美以来となる7大会ぶりの金メダルを獲得。女子マラソンの赤羽有紀子、男子20km競歩の鈴木雄介、男子50km競歩の森岡紘一朗、男子マラソンの堀端宏行が入賞した。
メダル獲得者・入賞者
[編集]メダル獲得者・入賞者は次の通り。またこの大会の結果によるロンドンオリンピック日本代表内定者を太字で示す。
- 男子ハンマー投 金メダル 室伏広治(ミズノ)
- なお、男子マラソンが団体戦で得た銀メダルは、あくまでも「マラソンワールドカップ」としてのものであり、世界陸上のメダル数にはカウントされない。
- 女子マラソン 5位 赤羽有紀子(ホクレン)
- 男子50Km競歩 6位 森岡紘一朗(富士通)
- 男子マラソン 7位 堀端宏行(旭化成)
- 男子20Km競歩 8位 鈴木雄介(富士通)
結果
[編集]男子
[編集]q | 記録による通過 | Q | 順位による通過 | PB | 自己記録 | SB | シーズンベスト |
選手 | 種目 | 予選 | 準決勝 | 決勝 | 出場回数 | |||
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記録 | 順位 | 記録 | 順位 | 記録 | 順位 | |||
高平慎士 | 200m | 20.87 (-1.1) Q | 4組2着 (26) | 20.90 (-0.7) | 3組6着 (16) | - | 4回目 | |
齋藤仁志 | 200m | 20.80 (-0.8) Q | 5組3着 (21) | 21.17 (-1.0) | 2組6着 (20) | - | 2回目 | |
小林雄一 | 200m | 21.27 (-1.1) | 3組7着 (46) | - | 初 | |||
金丸祐三 | 400m | 45.51 Q | 3組4着 (19) | 46.11 | 1組6着 (20) | - | 4回目 | |
横田真人 | 800m | 1:47.60 | 2組6着 (26) | - | 2回目 | |||
渡邊和也 | 5000m | 14:20.62 | 2組18着 (33) | - | 初 | |||
佐藤悠基 | 10000m | 29:04.15 | 15位 | 初 | ||||
北岡幸浩 | マラソン | 2:23:11 | 37位[4] | 初 | ||||
川内優輝 | マラソン | 2:16:11 | 17位[4] | 初 | ||||
堀端宏行 | マラソン | 2:11:52 | 6位[4] | 初 | ||||
尾田賢典 | マラソン | 2:18:05 | 28位[4] | 初 | ||||
中本健太郎 | マラソン | 2:13:10 | 9位[4] | 初 | ||||
岸本鷹幸 | 400mハードル | 49.51 q | 3組5着 (17) | 50.05 | 1組7着 (20) | - | 初 | |
今関雄太 | 400mハードル | 50.92 | 5組6着 (30) | - | 初 | |||
安部孝駿 | 400mハードル | 51.90 | 4組7着 (33) | - | 初 | |||
江里口匡史 川面聡大 高平慎士 齋藤仁志 小林雄一 高瀬慧 |
4×100mリレー | 38.66 SB 小林・江里口・高平・齋藤 |
2組4着 (9) | - | 2回目 初 4回目 2回目 初 初 | |||
金丸祐三 廣瀬英行 石塚祐輔 高瀬慧 安部孝駿 今関雄太 |
4×400mリレー | 3:02.64 SB 高瀬・金丸・石塚・廣瀬 |
1組7着 (13) | - | 4回目 2回目 2回目 初 初 初 | |||
鈴木雄介 | 20km競歩 | 1:21:39 | 8位 | 2回目 | ||||
森岡紘一朗 | 50km競歩 | 3:46:21 | 6位 | 4回目 | ||||
谷井孝行 | 50km競歩 | 3:48:03 SB | 9位 | 4回目 | ||||
荒井広宙 | 50km競歩 | 3:48:40 PB | 10位 | 初 | ||||
澤野大地 | 棒高跳 | 5m50 q | A組7位 (12) | 5m65 SB | 14位 | 5回目 | ||
室伏広治 | ハンマー投 | 78m56 Q, SB | A組1位 (1) | 81.24 SB | 優勝 | 7回目 | ||
村上幸史 | やり投 | 80m19 | A組7位 (15) | - | 4回目 | |||
廣道純 | 400m T53 | 51.93 | 7位 | - | ||||
( ) 内は風速と全体の順位 |
種目 | 記録 | 点数 | 順位 | |
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十種競技 | ||||
右代啓祐 初 |
100m | 11.42 | 769 | 30 |
走幅跳 | 6m96 | 804 | 23 | |
砲丸投 | 12m88 | 660 | 27 | |
走高跳 | 2m02 | 822 | 12 | |
400m | 50.89 | 774 | 22 | |
110mハードル | 15.20 | 825 | 26 | |
円盤投 | 43m84 | 743 | 15 | |
棒高跳 | 4m40 | 731 | 21 | |
やり投 | 67m73 | 855 | 4 | |
1500m | 4:43.87 | 656 | 13 | |
総合 | 7639 | 20位 |
女子
[編集]q | 記録による通過 | Q | 順位による通過 | PB | 自己記録 | SB | シーズンベスト |
選手 | 種目 | 予選 | 準決勝 | 決勝 | 出場回数 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
記録 | 順位 | 記録 | 順位 | 記録 | 順位 | |||
福島千里 | 100m | 11.34 (+0.1) Q | 4組2着 (22) | 11.59 (-1.5) | 3組8着 (22) | - | 2回目 | |
200m | 23.25 (-0.1) q | 1組5着 (23) | 23.52 (-0.7) | 1組8着 (20) | - | |||
絹川愛 | 5000m | 15:38.23 | 2組8着 (16) | - | 2回目 | |||
10000m | 34:08.37 | 17位 | ||||||
杉原加代 | 5000m | 15:41.78 SB | 1組9着 (18) | - | 2回目 | |||
10000m | 32:53.89 | 15位 | ||||||
新谷仁美 | 5000m | 15:31.09 q | 1組7着 (7) | 15:41.67 | 13位 | 初 | ||
吉本ひかり | 10000m | 32:32.22 | 14位 | 初 | ||||
赤羽有紀子 | マラソン | 2:29:35 | 5位 | 2回目 | ||||
中里麗美 | マラソン | 2:30:52 | 10位 | 初 | ||||
尾崎好美 | マラソン | 2:32:31 | 17位[5] | 2回目 | ||||
野尻あずさ | マラソン | 2:33:42 | 18位[5] | 初 | ||||
伊藤舞 | マラソン | 2:35:16 | 21位[5] | 初 | ||||
久保倉里美 | 400mハードル | 56.66 q | 5組5着 (24) | 56.87 | 2組7着 (21) | - | 3回目 | |
早狩実紀 | 3000mSC | 10:05.34 | 2組8着 (27) | - | 5回目 | |||
福島千里 市川華菜 岡部奈緒 高橋萌木子 今井沙緒里 久保倉里美 |
4×100mリレー | 43.84 岡部・高橋・福島・今井 |
1組5着 (12) | - | 2回目 初 初 3回目 初 3回目 | |||
大利久美 | 20km競歩 | 1:34:37 | 20位 | 2回目 | ||||
川崎真裕美 | 20km競歩 | 1:35:03 | 22位 | 4回目 | ||||
渕瀬真寿美 | 20km競歩 | DNF | 3回目 | |||||
綾真澄 | ハンマー投 | 64m09 | B組14位 (27) | - | 4回目 | |||
海老原有希 | やり投 | 59m88 q | A組5位 (10) | 59m08 | 9位 | 2回目 | ||
宮下梨沙 | やり投 | 55m62 | B組13位 (26) | - | 初 | |||
土田和歌子 | 800m T54 | 1:51.11 | 2位 | - | ||||
( ) 内は風速と全体の順位 |
脚注・出典
[編集]- ^ IAAF (July 13, 2011), Japan announces squad of 50 for Daegu - IAAF World Championships, IAAF July 18, 2011閲覧。
- ^ 「全力で挑む」と村上 都内で結団式 msn産経ニュース (2011-08-12). 2011年9月3日閲覧
- ^ IAAF (August 21, 2011), Entry Lists by Country August 21, 2011閲覧。
- ^ a b c d e 当初、同大会男子マラソンは堀端7着、中本10着、川内18着、尾田29着、北岡38着でゴールだった。だが、後年のドーピング再検査で4着だったモロッコ代表の選手がドーピング違反・失格裁定と成る。これにより日本代表の全5選手は、堀端6位・中本9位・川内17位・尾田28位・北岡37位へ、順位がそれぞれ繰り上がった。
- ^ a b c 当初、同大会女子マラソンは尾崎18着、野尻20着、伊藤23着でゴールだった。だが同レース後に、19着だったディレ・トゥネ(エチオピア)が給水違反と、15着だったタチアナ・ガメラ(ウクライナ)が後年のドーピング違反で、2選手が失格裁定と成る。これにより尾崎は17位に1つ順位を繰り上げ、さらに野尻が18位・伊藤も21位と2つ順位が繰り上がった。