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高平慎士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
髙平慎士 Portal:陸上競技
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選手情報
フルネーム 髙平慎士
ラテン文字 Shinji Takahira
国籍 日本の旗 日本
種目 短距離走
所属 富士通 (2007年 - )
大学 順天堂大学 (2003年 - 2007年)
生年月日 (1984-07-18) 1984年7月18日(40歳)
出身地 北海道旭川市
身長 180cm
体重 62kg
成績
オリンピック 200m 準決勝3組6着 (2012年
4x100mR 3位(ジャマイカドーピングにより失格になり、2017年に2位と認められた) (2008年
世界選手権 200m 準決勝3組6着 (2011年
4x100mR 4位 (2009年
地域大会決勝 アジア大会
200m 3位 (2006年
国内大会決勝 日本選手権
200m 優勝
(2004, 05, 08, 09, 11年
最高世界ランク 200m 11位 20秒22 (2009年)
自己ベスト
100m 10秒20(2009年)
200m 20秒22(2009年)
400m 46秒01(2003年)
獲得メダル
陸上競技
日本の旗 日本
オリンピック
2008 北京 4×100mリレー
アジア競技大会
2014 仁川 4×400mリレー
2006 ドーハ 4×100mリレー
2014 仁川 4×100mリレー
2006 ドーハ 200m
アジア選手権
2009 広州 4×100mリレー
2009 広州 200m
2011 神戸 4×100mリレー
東アジア競技大会
2005 マカオ 200m
2005 マカオ 4×100mリレー
ユニバーシアード
2003 大邱 4×100mリレー
2005 イズミル 200m
2005 イズミル 4×100mリレー
2005 イズミル 4×400mリレー
アジアジュニア選手権
2002 バンコク 200m
2002 バンコク 4×100mリレー
2002 バンコク 4×400mリレー
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髙平 慎士(たかひら しんじ、1984年7月18日 - )は、北海道旭川市出身の陸上選手富士通陸上競技部所属。

略歴

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北海道旭川市春光小学校、六合中学校卒業。旭川大学高等学校に入学し、同高3年生の時、高校総体200m、国体400mで優勝。順天堂大に進み、2004年日本選手権200メートルで五輪標準記録Aの20秒59をマークして優勝。アテネ五輪代表に選出された。五輪では200mと400mRにエントリーし、200mでは予選落ちしたが、400mRでは3走を務め4位入賞に貢献した。2006年アジア競技大会で200m銅メダル、400mリレーで銀メダルを獲得した。2007年の世界陸上大阪大会では4×100mRの3走を務め、アジア新及び日本新記録(38秒03)を樹立、5位に入賞した。2007年春、富士通に入社。2008年北京オリンピックで400mリレーで銅メダルを獲得[1]。その後、このレースで金メダルを獲得していたジャマイカチームのネスタ・カーターがドーピングの検体の再検査で禁止薬物の陽性反応を示したため、2017年に銀メダルに繰り上げとなっている[2]

短距離選手としては非常に細身の体型で、他の日本選手にはあまり見られないストライド型の走りの選手である。コーナリングがうまく、また100mから400mまでこなせる。ユニバーシアードに出場した時には、4×100mリレーを走った40分後に4×400mリレーにも登場し、45秒7のラップ(メンバー中最速)で走ったこともある。

2010年3月30日、所属先の富士通が2010年1月1日に一般女性と婚姻していた事を発表。

2012年6月の日本選手権において200mで3位の成績を残す。この結果を受け200m、400mリレーの2種目でロンドンオリンピック出場が決まった。8月、ロンドンオリンピック200m予選では20.57の6組3位で準決勝進出。 準決勝では20.77の3組6位で決勝進出を逃した。 男子4×100mリレーでは日本チーム(山縣亮太江里口匡史-高平慎士-飯塚翔太)の第3走を務め、予選を38秒07の全体4番目の記録で通過。決勝では38秒35で5位入賞を果たした。

2017年9月23日の全日本実業団対抗選手権を最後に引退[3]

記録

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種目 記録 年月日 場所 備考
100m 10秒20(+1.3) 日本の旗 広島市 2009年4月29日
200m 20秒22(+1.3) 日本の旗 広島市 2009年6月26日 日本歴代7位
400m 46秒01 日本の旗 袋井市 2003年10月29日
4×100mR 38秒03 日本の旗 大阪市 2007年9月1日 元アジア記録

主要大会成績

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2002 世界ジュニア選手権 キングストン 4x100mR 7位 40秒05 (2走)
2002 アジアジュニア選手権 バンコク 200m 優勝 21秒03 (+0.4)
4x100mR 優勝 39秒30 (3走)
4x400mR 優勝 3分07秒51 (3走)
2003 ユニバーシアード 大邱 4x100mR 優勝 39秒45 (2走)
4x400mR 4位 3分05秒97 (3走)
2004 オリンピック アテネ 200m 1次予選 21秒05 (0.0) 7組6着(全体40位タイ)
4x100mR 4位 38秒49 (3走)
2005 ユニバーシアード イズミル 200m 2位 20秒93 (+1.1)
4x100mR 2位 39秒29 (4走)
4x400mR 予選
(2位)
3分05秒02 (1走)
(3分03秒20)
1組2着、予選のみ出場
下段は決勝の記録
2005 世界選手権 ヘルシンキ 200m 1次予選 21秒03 (-2.1) 7組4着(全体34位)
4x100mR 8位 38秒77 (2走)
2005 東アジア競技大会 マカオ 200m 優勝 20秒88
4x100mR 優勝 39秒61 (2走)
2006 ワールドカップ アテネ 4x100mR 3位 38秒51 (3走) アジア代表[4]
2006 アジア競技大会 ドーハ 200m 3位 20秒81 (+0.7)
4x100mR 2位 39秒21 (4走)
2007 世界選手権 大阪 200m 2次予選 20秒77 (+0.3) 1組7着(全体21位)
4x100mR 5位 38秒03 (3走) 元アジア記録
2008 オリンピック 北京 200m 2次予選 20秒63 (+0.2) 2組7着(全体21位タイ)
4x100mR 2位 38秒15 (3走)
2009 世界選手権 ベルリン 200m 2次予選 20秒69 (-0.2) 2組4着(全体18位)[5]
4x100mR 4位 38秒30 (3走)
2009 アジア選手権 広州 200m 2位 21秒08 (+0.6) 1位と0秒01差
4x100mR 優勝 39秒01 (3走)
2010 ダイヤモンドリーグ上海 上海 200m 7位 21秒12 (-0.8)
2010 コンチネンタルカップ スプリト 4x100mR 2位 39秒28 (1走) アジアパシフィック代表[4]
2010 アジア競技大会 広州 4x100mR 予選 47秒14 (2走) 2組5着
2011 ダイヤモンドリーグ・上海 上海 100m 8位 10秒51 (+0.3)
2011 アジア選手権 神戸 4x100mR 優勝 39秒18 (3走)
2011 世界選手権 大邱 200m 準決勝 20秒90 (-0.7) 3組6着(全体16位)
4x100mR 予選 38秒66 (3走) 2組4着(全体9位)
2012 オリンピック ロンドン 200m 準決勝 20秒77 (-0.4) 3組6着(全体19位)
4x100mR 4位 38秒35 (3走) (USA失格、5位→4位に順位繰上げ)
2014 世界リレー ナッソー 4x200mR 予選 1分23秒87 (3走) 2組4着(全体9位)
2014 アジア競技大会 仁川 4x100mR 2位 38秒49 (3走)
4x400mR 予選
(優勝)
3分05秒53 (3走)
(3分01秒88)
1組1着、予選のみ出場
下段は決勝の記録
2015 日中韓3カ国陸上 札幌 200m 3位 20秒82 (+2.1)

脚注

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  1. ^ 第1走者:塚原直貴、第2走者:末続慎吾、第3走者:高平慎士、第4走者:朝原宣治
  2. ^ “男子400リレーのジャマイカ失格=日本は銀に繰り上がり-北京五輪ドーピング再検”. 時事通信. (2017年1月26日). http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012600009&g=spo 2017年1月26日閲覧。 
  3. ^ “北京銅高平慎士「幸せな競技人生」現役ラストレース”. 日刊スポーツ. (2017年9月23日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201709230000621.html 2017年10月1日閲覧。 
  4. ^ a b メンバーは全員日本人
  5. ^ 着順で通過できる3着と同タイム着差あり

外部リンク

[編集]
記録
先代
日本の旗 日本
(38秒31)
井上悟伊東浩司土江寛裕朝原宣治
川畑伸吾、伊東浩司、末續慎吾、朝原宣治
4×100mリレーアジア記録保持者
(38秒21 - 38秒03)

塚原直貴末續慎吾高平慎士朝原宣治
2007年8月31日 - 2014年10月2日
次代
中華人民共和国の旗 中国
(37秒99)
陳時偉、謝震業蘇炳添張培萌
先代
(38秒31)
井上悟、伊東浩司、土江寛裕、朝原宣治
川畑伸吾、伊東浩司、末續慎吾、朝原宣治
4×100mリレー日本記録保持者
(38秒21 - 38秒03)

塚原直貴、末續慎吾、高平慎士、朝原宣治
2007年8月31日 - 2016年8月18日
次代
(37秒68)
山縣亮太飯塚翔太桐生祥秀ケンブリッジ飛鳥