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田村朋也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田村 朋也 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム たむら ともや
ラテン文字 Tomoya Tamura
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技短距離走
種目 400m
所属 住友電工
大学 中京大学
生年月日 (1992-08-20) 1992年8月20日(32歳)
出身地 愛知県豊明市[1]
身長 178cm
体重 68kg
成績
オリンピック 4x400mR:予選1組7着(2016年
世界選手権 4x400mR:予選1組7着(2015年
国内大会決勝 日本選手権
400m:3位(2015年
4x100mR:2位(2015年)
4x400mR:3位(2015年)
自己ベスト
100m 10秒51(2015年)
200m 20秒67(2019年)
400m 45秒84(2017年)
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田村 朋也(たむら ともや、1992年8月20日 - )は、愛知県豊明市出身の陸上競技選手。専門は短距離走400mで45秒84の自己ベストを持つ。2016年リオデジャネイロオリンピック男子4×400mリレー日本代表株式会社キョウエイ所属。

経歴

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高校時代

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小学生の時は水泳に取り組み、中学進学後も水泳部に入って競技を続けようとしたが、中学校に水泳部がなく断念。足が少し速かったことから陸上部に入部して陸上を始めた[2]名古屋大谷高校時代には100mと200mを中心に練習を重ね[3]インターハイに3年連続の出場を果たした。1年時の埼玉インターハイは男子4×100mリレー、2年時の奈良インターハイは男子200mと予選敗退に終わったが、3年時の沖縄インターハイには男子200m・4×100mリレー・4×400mリレーの3種目に出場し、男子200mで3位入賞を果たした(リレー種目は予選敗退)[4]

大学時代

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中京大学(スポーツ科学部)進学後も200mをメインに活躍し、2年時の2012年に20秒台突入、3年時の2013年には東海インカレでインカレ初タイトルを獲得した。大学4年時の2014年から400mにも力を入れると、日本インカレ男子400mでは予選で46秒62、決勝で46秒10と大会前の自己ベスト(47秒28)を大幅に更新して2位に入った[5]。日本インカレ後には日本の若手選手(田村以外はジュニア選手)で編成されたコンチネンタルカップ男子4×400mリレーのアジア・太平洋代表に選出され、国際大会を経験した。

社会人時代

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2015年、住友電工に入社。6月の日本選手権男子400mでは決勝に進出した8人のうち7人が45秒台をマークというハイレベルな予選を唯一の46秒台(46秒07・自己ベスト)で通過すると、決勝では46秒58とタイムを落としたものの3位に入った[6]。この結果、8月の北京世界選手権男子4×400mリレーの日本代表に選出。男子400mハードル小西勇太とともに住友電工陸上部初の世界選手権日本代表となり、大会では日本チームの1走を務めた(結果は予選敗退)[7]。9月の全日本実業団選手権では、男子200mは北京世界選手権日本代表の藤光謙司高瀬慧が決勝を欠場して不在だったものの、同じ社会人1年目の山縣亮太を抑えて初の全国タイトルを獲得。男子400mも制して大会2冠を達成すると、アンカーを務めた男子4×400mリレーは2位で3冠はならずも、住友電工の男女総合初優勝に貢献した[8]

2016年、6月の日本選手権男子400m決勝では自己ベスト(46秒07)に迫る46秒15で4位に入り、8月のリオデジャネイロオリンピック男子4×400mリレーの日本代表に選出。住友電工陸上部初のオリンピアンとなり[9]、大会では日本チームの2走(ウォルシュ・ジュリアン、田村、北川貴理、加藤修也)を務めた(結果は予選敗退)。

2017年、6月の日本選手権男子400m予選を自身初の45秒台(45秒84)で通過するも、決勝は47秒14とタイムを落として8位に終わり、ロンドン世界選手権日本代表の座を逃した。10月に松葉杖が必要になるほどの大怪我を負いシーズンを終えた[10][11]

2019年、5月の世界リレーで日本代表選出される。男子4×200mリレーで第3走(宮本大輔、永田駿斗、田村、藤光謙司)を務め5位(1分22秒67)に入った。6月の日本選手権男子400mでは47秒20で予選落ちとなったが、男子200m21秒00で予算を通過、決勝で21秒06とタイムを落としたものの、9月のドーハ世界選手権男子4×400mリレーの日本代表に選出。

2022年、7月におよそ7年間所属していた住友電工陸上競技部を退部。

2023年、9月に株式会社キョウエイ(本社:愛知県小牧市)の陸上競技部へ所属。 [12]

人物

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  • 2017年8月、一般女性(高校の同級生)と結婚。
  • 趣味は映画鑑賞、ボウリング[2]
  • 好きな食べ物はチョコレート[2]

自己ベスト

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  • 記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒51 (+1.7) 2015年4月4日 日本の旗 尼崎市
200m 20秒67 (-1.2) 2019年9月8日 日本の旗 大阪市
400m 45秒84 2017年6月23日 日本の旗 大阪市

主な成績

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  • 備考欄の記録は当時のもの

国際大会

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2014 (大4) コンチネンタルカップ (en モロッコの旗 マラケシュ 4x400mR 4位 3分03秒77 (1走) アジア・太平洋選抜
2015 (社1) 日中韓3カ国交流 日本の旗 札幌 4x400mR 優勝 3分04秒85 (1走)
世界選手権 中華人民共和国の旗 北京 4x400mR 予選 3分02秒97 (1走)
デカネーション フランスの旗 パリ 400m 4位 46秒65
2016 (社2) 日中韓3カ国交流 大韓民国の旗 金泉 4x400mR 優勝 3分04秒62 (1走)
オリンピック ブラジルの旗 リオデジャネイロ 4x400mR 予選 3分02秒95 (2走)
2017 (社3) 世界リレー (en バハマの旗 バハマ 4x400mR 予選 DNF (2走)

日本選手権

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2011 (大1) 第95回 熊谷市 200m 予選 21秒42 (+0.4)
2012 (大2) 第96回 横浜市 4x100mR 3位 39秒90 (4走)
4x400mR 5位 3分09秒23 (3走)
2014 (大4) 第98回 福島市 200m 予選 21秒13 (+1.5)
2015 (社1) 第99回 新潟市 400m 3位 46秒58 予選46秒07:自己ベスト
横浜市 4x100mR 2位 39秒07 (4走)
4x400mR 3位 3分07秒97 (1走)
2016 (社2) 第100回 名古屋市 400m 4位 46秒15
2017 (社3) 第101回 大阪市 400m 8位 47秒14 予選45秒84:自身初の45秒台

その他(決勝成績)

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  • 主要大会の決勝の成績のみ記載。タイムレースは総合8位以内、A決勝とB決勝がある場合はA決勝のみ記載。
大会 場所 種目 結果 記録 備考
2010 (高3) インターハイ 沖縄市 200m 3位 21秒44 (+0.5)
日本ジュニア選手権 名古屋市 200m 4位 21秒34 (+1.1)
2011 (大1) 東海インカレ 名古屋市 200m 2位 21秒44 (-0.5)
西日本インカレ 岐阜市 200m 5位 21秒77 (-1.6)
2012 (大2) 東海インカレ 名古屋市 100m 7位 20秒82 (+1.0)
西日本インカレ 京都市 200m 2位 20秒97 (+3.1)
日本インカレ 東京都 4x400mR 3位 3分06秒14 (4走)
2013 (大3) 東海インカレ 名古屋市 200m 優勝 21秒54 (-3.6)
2014 (大4) 東海インカレ 名古屋市 200m 優勝 20秒84 (+0.3) 大会記録
4x400mR 2位 3分15秒18 (3走)
日本インカレ 熊谷市 400m 2位 46秒10 自己ベスト
4x100mR 3位 39秒26 (4走)
4x400mR 4位 3分05秒57 (4走)
2015 (社1) 出雲陸上 出雲市 300m 2位 32秒79
静岡国際 袋井市 200m 5位 21秒13 (-0.5)
400m 4位 46秒83
関西実業団選手権 大阪市 200m 失格 DQ 予選20秒92 (-0.5)
400m 優勝 46秒53 大会記録
4x100mR 優勝 39秒39 (4走) 大会記録
オールスターナイト陸上 平塚市 400m 優勝 46秒51
メドレーR 優勝 1分49秒92 (3走) 大会記録
全日本実業団選手権 岐阜市 200m 優勝 20秒79 (-0.5)
400m 優勝 46秒65
4x400mR 2位 3分07秒64 (4走)
国民体育大会 和歌山市 400m 2位 46秒92
2016 (社2) ペンリレー (en フィラデルフィア 4x400mR 4位 3分05秒64 (2走)
ダイヤモンドリーグ
(カタールスーパーグランプリ)
ドーハ 4x400mR 2位 3分02秒45 (1走)
関西実業団選手権 大阪市 400m 優勝 47秒32
4x400mR 優勝 3分22秒93 (4走)
全日本実業団選手権 大阪市 200m 5位 21秒05 (0.0)
400m 8位 1分03秒36
4x400mR 2位 3分05秒54 (3走)
2017 (社3) 関西実業団選手権 大阪市 200m 3位 20秒92 (-0.4)
400m 3位 46秒94
4x400mR 優勝 3分29秒89 (2走)
南部記念 札幌市 400m 4位 46秒99
オールスターナイト陸上 平塚市 400m 4位 48秒05
メドレーR 優勝 1分51秒94 (3走)
全日本実業団選手権 大阪市 4x100mR 3位 39秒84 (4走)
2018 (社4) 関西実業団選手権 大阪市 200m 4位 21秒35 (+1.3)
4x100mR 優勝 39秒64 (3走)

脚注

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  1. ^ 【田村朋也選手が世界陸上に出場します】”. 豊明市役所・公式Facebook (2015年8月21日). 2018年4月17日閲覧。
  2. ^ a b c 住友電工陸上競技部 / 選手・スタッフ紹介”. 住友電工 (2017年). 2018年4月17日閲覧。
  3. ^ 名古屋大谷高出身・田村選手 母校で後輩ら壮行会”. 中日新聞 (2016年8月7日). 2018年4月17日閲覧。
  4. ^ おおたにトピックス 本校卒業生・田村朋也君(豊明・栄中出身)が「世界陸上(中国・北京)」に出場します!”. 名古屋大谷高校 (2015年8月17日). 2018年4月17日閲覧。
  5. ^ 「日本インカレ デイリーハイライト」『月刊陸上競技』第48巻第11号、講談社、2014年10月号、63頁。 
  6. ^ 「日本選手権」『月刊陸上競技』第49巻第9号、講談社、2015年8月号、16-17頁。 
  7. ^ Latest Information 2015年10月号(Vol.457) / 【スポーツ】当社陸上競技部の小西・田村選手が世界陸上(北京)に出場しました”. 住友電工 (2015年10月). 2018年4月17日閲覧。
  8. ^ 「全日本実業団対抗選手権 / アスリート・クローズアップ」『陸上競技マガジン』第65巻第18号、ベースボール・マガジン社、2015年11月号、86頁。 
  9. ^ 住友電工・田村、初の五輪代表 陸上男子1600リレー”. 神戸新聞NEXT (2016年7月26日). 2018年4月17日閲覧。
  10. ^ tamutomo820のツイート(932820379575377922) - Twitter (2017年11月21日). 2018年4月17日閲覧
  11. ^ tamutomo820のツイート(958197721663291393) - Twitter (2018年1月30日). 2018年4月17日閲覧
  12. ^ 株式会社キョウエイ 陸上競技部を発足しました。”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。 - 株式会社キョウエイ (2023年09月07日). 2023年10月1日閲覧

外部リンク

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