Ar 199 (航空機)
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アラド Ar 199(Arado Ar 199)は、アラド社で製作された低翼単葉の水上機である。本機はカタパルト射出と水上からの運用を考えて1938年に設計された。密閉式のコックピットには前席に並列に訓練生と教官が、3座目の後席には航法士か通信士の訓練生が座った。
2機の試作機が製造されたが、ドイツ空軍の要求が変更となり量産型は生産されなかった。登録記号D-IFRBとD-ISBCの2機の試作機は練習機として就役し[1]、北部ノルウェーで水難救助任務に使用された[2]。
要目
[編集](Ar 199) Smith and Kay 1972, p.34.[1]
- 乗員:3名
- 全長:10.57 m (34 ft 8.125 in)
- 全幅:12.7 m (41 ft 8 in)
- 全高:4.36 m (14 ft 4.25 in)
- 翼面積:30.4 m2 (327.1 ft2)
- 空虚重量:1,675 kg (3,693 lb)
- 運用重量:2,075 kg (4,575 lb)
- 馬力荷重:184 W/kg (0.112 hp/lb)
- エンジン:1 × アルグス As 410C 倒立V型エンジン、336 kW (450 hp)
- 最大速度:260 km/h (161 mph)
- 巡航速度:212 km/h (132 mph)
- 巡航高度:6,500 m (21,320 ft)
- 航続距離:740 km (460 miles)
- 上昇率:4.5 m/s (895 ft/min)
出典
[編集]- ^ a b c Smith, 1972. p. 34.
- ^ Tilford Jr., Earl (1977). “SEENOTDIENST: Early Development of Air-Sea Rescue”. Air University Review (United States Air Force) (January - February 1977) .
参考文献
[編集]- Smith, J R; Kay, Antony L. (1972). German Aircraft of the Second World War. London: Putnam. ISBN 978-0933852976