ELO2
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『ELO2』 | ||||
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エレクトリック・ライト・オーケストラ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1972年5月-10月 | |||
ジャンル | シンフォニック・ロック/プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ハーヴェスト・レコード (UK)/ ユナイテッド・アーティスツ (US) | |||
プロデュース | ジェフ・リン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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エレクトリック・ライト・オーケストラ アルバム 年表 | ||||
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『ELO2』は、1973年に発表されたエレクトリック・ライト・オーケストラのアルバム。
タイトルにブレがあり、アメリカでは「Electric Light Orchestra II」という名前で発売された他、「ELO II」とする事もある。
概要
[編集]演奏時間が長く、プログレッシブ・ロックを意識した作品が収録されている。特に「クイアマ」は彼らのキャリアの中でも最長の曲である。
このアルバムの録音中にロイ・ウッドがバンドを脱退し、ウィザードを結成した。しかし「イン・オールド・イングランド・タウン」「フロム・ザ・サン・トゥ・ザ・ワールド」のチェロとベースは彼の演奏である(クレジットはされていない)。
録音当初のタイトルは「The Lost Planet」であった。これは後に発売された30周年記念盤のディスク2のタイトルに転用された。
収録曲
[編集]特筆のない曲は全てジェフ・リンの作品。
A面
- イン・オールド・イングランド・タウン(ブギーNo.2) - "In Old England Town (Boogie No. 2)" – 6:56
- ロイ・ウッドがチェロとベースを弾いている。
- ママ - "Momma" – 7:03
- イギリス盤ではタイトルが「Mama」となっている。
- ロール・オーヴァー・ベートーヴェン - "Roll Over Beethoven"– 8:10
- チャック・ベリーのカヴァー。シングルカットされ、ELOの名を広く知らしめたヒット曲となった。このアルバムの録音以前にもコンサートのレパートリーであった。
- 大胆にもベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調作品67をそのままイントロとして流用したり、間奏に弦楽三重奏の多重録音を多用したアレンジを施すなど、初期ELOの目指す方向性が強く打ち出されている。
- この曲のレコーディング現場に訪れたジョージ・マーティン[1]が微笑んで首を振ったという逸話がある。
- チャック・ベリーのカヴァー。シングルカットされ、ELOの名を広く知らしめたヒット曲となった。このアルバムの録音以前にもコンサートのレパートリーであった。
B面
- フロム・ザ・サン・トゥ・ザ・ワールド(ブギーNo.1) - "From the Sun to the World (Boogie No. 1)" – 8:20
- クイアマ - "Kuiama" – 11:19
- ELOの楽曲では最長の演奏時間。
- 歌詞は「一人の兵隊が、戦場で親を亡くした少女と話す。少女の親を殺したのはその兵隊である。」という物語となっており、ジェフの楽曲には珍しい社会的メッセージを含んでいる。シングルカットはなかったが、多くのベスト盤に収録されている。
- ELOの楽曲では最長の演奏時間。
リマスター盤のボーナストラック
- "In Old England Town (Instrumental)" – 2:43
- "Baby, I Apologise" – 3:43
- "In Old England Town (Take 1, Alternate mix)" – 6:56
- "Roll Over Beethoven (Take 1)"– 8:15
演奏者
[編集]- ジェフ・リン - ヴォーカル、ギター、モーグ
- ベヴ・ベヴァン - ドラム、パーカッション
- リチャード・タンディー - ピアノ、ハーモニウム、モーグ、ギター、コーラス
- マイク・デ・アルバカーキ - ベース、コーラス
- マイク・エドワーズ - チェロ
- ウィル・ギブソン - バイオリン
- コリン・ウォーカー - チェロ