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ダイナシティ (ショッピングセンター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
TOHOシネマズ小田原から転送)
ダイナシティ
Dynacity
ウエストモール(ロビンソン百貨店時代)
店舗概要
所在地 神奈川県小田原市中里208
開業日 イーストモール
1993年(平成5年)10月21日[1]
ウエストモール
2000年(平成12年)9月28日[3]
施設管理者 株式会社ダイドーフォワード
商業施設面積 イーストモール:16,636 m2[6]
ウエストモール:43,954 m2[6]
中核店舗 イーストモール
イトーヨーカドー小田原店[1]
ウエストモール
ロビンソン百貨店小田原[3]西武小田原店[5]
ウォーク
TOHOシネマズ小田原
店舗数 34(ダイドープラザ開業時)[1]
駐車台数 1,500台(ダイドープラザ開業時)[1]
前身 大同毛織工場[4]

ダイドープラザ[1]
商圏人口 17万人(ダイドープラザ開業時)[1]

63万人(ロビンソン開業時)[2]
最寄駅 鴨宮駅
外部リンク 公式ウェブサイト
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ダイナシティ (Dynacity) は、神奈川県小田原市中里にあるショッピングセンター。核店舗はイトーヨーカドー小田原店

概要

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1979年昭和54年)9月に大同毛織(現:ダイドーリミテッド)工場敷地跡の一部にニチイ(後のマイカル、現在はイオンリテール)が「ニチイ鴨宮店」を出店する計画を発表[4]。しかし、この出店計画に対し、地元の小売業者などが「西湘地区大型店対策協議会」を結成し「第1種大型店出店の凍結宣言」出すと共に小田原商工会議所も「大規模小売店舗出店凍結」を出し、出店には至らなかった[7]など反対が強かったことから実現しなかった[4]

そのニチイに代わってイトーヨーカ堂が「イトーヨーカドー小田原店」を出店することになり[4]1993年平成5年)10月21日にイトーヨーカドー小田原店を核店舗とするダイドープラザとして開業した[1]

開業時に年間売上高約85億円を見込んでいた核店舗のイトーヨーカドー小田原店[1]が、1997年(平成9年)2月期に年間売上高約154億円を上げるなど順調に売上を伸ばし[8]2000年(平成12年)9月28日にはロビンソン百貨店小田原店が入居するウエストモールが増設され、イトーヨーカドー小田原店が入居する既存のイーストモールと合せて百貨店と総合スーパーの2核を持つショッピングセンターとなり、西湘地域では最大級のショッピングモールとなった[3]

ロビンソン百貨店については2013年(平成25年)に西武へ屋号を変更した後[5][9]2018年(平成30年)2月28日をもって閉店した[10][9]。百貨店の売上高はロビンソン時代の2003年がピークで、162億円に上っていたが、開業当初から閉店に至るまで赤字続きであった[9]

イーストモール(EAST)、ウエストモール(WEST)、ウォーク(WALK)、ウエスト アネックス(WEST ANEX)の4棟で構成され、専門店は合計で100以上、駐車台数は約4,000台分を擁し、シネマコンプレックスのTOHOシネマズ小田原やダイドースポーツクラブなどの娯楽施設も併設されている。

近隣に1999年(平成11年)3月18日に開業した小田原シティモールクレッセ[6]などと共に郊外型の一大商業地区を形成している[8]

沿革

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  • 1993年(平成5年)10月21日 - ダイドーリミテッド小田原工場跡地の一部にイトーヨーカ堂を核店舗とするダイドープラザ(Dynacity前身)が開業[1]。株式会社ダイドープラザ設立。
  • 1995年(平成7年) - ダイドースポーツクラブオープン。
  • 1998年(平成10年) - ロビンソン百貨店とDynacityWEST建設予定地から遺跡(中里遺跡)が発掘。
  • 2000年(平成12年)9月28日 - ダイドーリミテッド小田原工場跡地の一部にロビンソン百貨店とDynacityWESTが開業し、ダイドープラザをDynacityEASTと改め、施設一体がダイナシティとなる[3]。また株式会社ダイドープラザを株式会社ダイナシティに社名変更。
  • 2002年(平成14年) - DynacityWALKが開業。
  • 2013年(平成25年)3月1日 - DynacityWESTの核店舗であるロビンソン百貨店小田原店が、西武小田原店に屋号を変更[5][9]
  • 2018年(平成30年)
    • 1月1日 - 株式会社ダイナシティが、株式会社ニューヨーカーと株式会社ダイドーインターナショナルを吸収合併し、株式会社ダイドーフォワードに社名変更。
    • 2月28日 - DynacityWESTの核店舗であった西武小田原店が閉店[10][9]。その後はヤオコーとなっている。
  • 2024年令和6年)4月 - Dynacity WEST ANNEXが開業[11]

ウエストモール(DynacityWEST)

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119の専門店が出店している。かつては西武小田原店[5](開業時はロビンソン百貨店)(店舗面積約31,200m2)を核店舗としていた[2]

  • 営業時間:10:00 - 20:00
  • レストラン街営業時間:10:00 - 22:00

イーストモール(DynacityEAST)

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イトーヨーカ堂(店舗面積約11,138m2)を核店舗として[1]、40の専門店が出店している。

  • 営業時間:10:00 - 20:00
    • イトーヨーカ堂1Fフロアは9:00 - 21:00

ウォーク(DynacityWALK)

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TOHOシネマズを核施設として10の専門店からなる。シネウォークとガーデンウォークに分かれている。営業時間はショップにより異なる。

TOHOシネマズ小田原

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TOHOシネマズ小田原
TOHO CINEMAS ODAWARA
建物の外観
情報
正式名称 TOHOシネマズ小田原
旧名称 ヴァージンシネマズ小田原
完成 2002年
開館 2002年12月20日
収容人員 (9スクリーン)1,781人
設備 ドルビーデジタルサラウンドEX、DTSSDDSTHX
用途 映画上映
運営 TOHOシネマズ株式会社
所在地 神奈川県小田原市中里313-12
ダイナシティウォーク内
位置 北緯35度17分1秒 東経139度11分14.9秒 / 北緯35.28361度 東経139.187472度 / 35.28361; 139.187472 (TOHOシネマズ小田原)
アクセス JR東海道本線鴨宮駅から徒歩20分
外部リンク 公式ウェブサイト
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TOHOシネマズ小田原 (TOHO CINEMAS ODAWARA) は2002年12月20日に「ヴァージンシネマズ小田原」としてオープン。その後、ヴァージンシネマズ・ジャパンの東宝による買収に伴い、2004年2月28日に現館名に改称した。

かつて小田原市内には「小田原東宝」という東宝系映画館が長崎屋小田原店(現在のドン・キホーテ小田原店)の地下1階にあったが、2003年8月31日に閉館している。

  • 2002年(平成14年)12月20日 - 『ヴァージンシネマズ小田原』として開館。
  • 2003年(平成15年)4月7日 - 運営・経営をヴァージンシネマズ・ジャパンからTOHOシネマズへ移管。
  • 2004年(平成16年)2月28日 - 『TOHOシネマズ小田原』へ改称。
No. 座席数 車椅子 Size(m) 音響 備考
PREMIER 75 2 2.8 6.9 DTS/SRD-EX/THX
1 499 3 7.2 17.2 DTS/SRD-EX/SDDS/THX
2 255 2 4.5 10.9 DTS/SRD-EX
3 204 2 4.0 9.5 DTS/SRD-EX
4 133 2 3.2 7.7 DTS/SRD-EX
5 167 2 4.3 10.4 DTS/SRD-EX
6 155 2 4.6 11.0 DTS/SRD-EX
7 171 2 4.6 11.0 DTS/SRD-EX
8 122 2 3.3 8.1 DTS/SRD-EX

ダイドースポーツクラブ

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プールエアロビジムサウナなどあるスポーツクラブ。近隣では珍しいラケットボールコートが2面ある。

  • 営業時間
    • 平日・土曜:10:00 - 22:00、スポーツ部門は21:30終了。
    • 日曜:10:00 - 18:00、スポーツ部門は17:30終了。

運営会社

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  • 社名:株式会社ダイドーフォワード
  • 所在地:東京都千代田区外神田三丁目1番16号
  • 代表者:大川伸
  • 資本金:100,000,000円(2017年(平成29年)6月現在)
  • 事業所:神奈川県小田原市中里208
  • 売上高:51億9,800万円(2011年(平成23年)3月期)
  • 主要株主:ダイドーリミテッド 100%

アクセス

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メディア展開

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j “イトーヨーカ堂、小田原店オープン”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1993年10月27日)
  2. ^ a b “ロビンソン、小田原に4号店オープン”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2000年8月4日)
  3. ^ a b c d “「ロビンソン百貨店小田原」開店”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2000年10月13日)
  4. ^ a b c d 『小田原市史 通史編 近現代』 小田原市、2001年3月28日。
  5. ^ a b c d “小田原のロビンソン、1日から西武百貨店に転換”. 神奈川新聞(神奈川新聞社). (2013年3月1日)
  6. ^ a b c 都道府県別・政令指定都市別・市町村別SC (Report). 日本ショッピングセンター協会. (2012-1).
  7. ^ 『小田原地方商工業史 昭和二十年まで』 小田原商工会議所、1986年10月。
  8. ^ a b “小田原市前川地区、大型店進出相次ぐ 一大商業ゾーンに”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1998年1月14日)
  9. ^ a b c d e 西武小田原店が閉店」『神奈川新聞』2018年3月1日。2024年7月26日閲覧。
  10. ^ a b “そごう・西武、西武船橋・小田原店を閉鎖”. 日本経済新聞. (2017年8月25日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ25HQP_V20C17A8000000/ 2017年8月25日閲覧。 
  11. ^ ANNEX館OPEN告知”. ダイナシティ. 2024年7月26日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯35度16分59.7秒 東経139度11分17秒 / 北緯35.283250度 東経139.18806度 / 35.283250; 139.18806