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ZARD BEST The Single Collection〜軌跡〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ZARD BEST
The Single Collection 〜軌跡〜』
ZARDベスト・アルバム
リリース
録音 1993年 - 1998年
ジャンル J-POP
時間
レーベル B-Gram RECORDS
プロデュース 坂井泉水
長戸大幸
チャート最高順位
  • 週間1位(4週連続、オリコン
  • 1999年6月度月間1位(オリコン)
  • 1999年7月度月間9位(オリコン)
  • 1999年度年間2位(オリコン)
  • 登場回数45回(オリコン)
  • オリコン歴代アルバムランキング20位
ゴールドディスク
  • 3ミリオン(日本レコード協会
  • ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー(第14回日本ゴールドディスク大賞[1]
  • ZARD アルバム 年表
    永遠
    (1999年)
    ZARD BEST The Single Collection 〜軌跡〜
    (1999年)
    ZARD BEST 〜Request Memorial〜
    (1999年)
    EANコード
    • EAN 4996857000682(EAN)

    『ZARD BEST The Single Collection 〜軌跡〜』収録のシングル
    1. 果てしない夢を
      リリース: 1993年6月9日
    テンプレートを表示

    ZARD BEST The Single Collection 〜軌跡〜』(ザード・ベスト・ザ・シングル・コレクション・きせき)は、ZARD初のベスト・アルバム。CDコードはJBCJ-1023。

    概要

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    オリコン初登場1位または2位のシングルのみを収録した、ZARD初の公式ベストアルバム[注釈 1]。シングルコレクションと題されているが、前述のコンセプトから外れている、デビュー作の「Good-bye My Loneliness」や、テレビ初出演時に披露した「眠れない夜を抱いて」などの初期の作品は収録されていない。また、14thシングル「Just believe in love」が収録されているベストアルバムは今作のみである。

    ブックレットが2種類存在している。初回盤では、坂井の写真は海外で撮影された2点のみで、それ以外は海の風景写真となっている。それより後の盤では、大半が坂井の写真となっている。

    初回特典

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    • 第1次特典の「ZARD ARTIST FILE」(推定200万部)では亀山千広(フジテレビプロデューサー)、岩井俊二(映画監督)、長嶋茂雄(読売ジャイアンツ監督)、春畑道哉TUBE)、大黒摩季など、ZARDに関わった事のある著名人がコメントを寄せている。更に「坂井泉水」の直筆サイン入りが100冊存在しており、そのサイン記入の様子は当時は「NO.」で放送されており、「ZARD MUSIC VIDEO COLLECTION 〜25th ANNIVERSARY〜」の5枚目の特典ディスクに収録されている。
    • 第2次特典はVIDEO「showreel」3種類のうち1種類が選べた。1コーラスのPV4曲(3種共に異なる)+5曲目のミュージックステーション出演時の「負けないで」の歌唱映像[注釈 2]と最後のディスコグラフィーは3種共通。各種類によって、ケースの色も違っている。非売品という条件付きであったが、ZARD初のPV商品化となった。収録内容は以下の通り。(ケース色は「パステルグリーン」「クリーム」「紺」(Music Freak Magazine55号に掲載)
    • 第3次特典は「ZARD SPECIAL ENHANCED CD」と題した、ライブ映像のダイジェストなどが収録された8cmCD形式のCD-ROMが封入された。CD音源としては「永遠 (English Version)」を収録。後に2012年に発売された「ZARD Album Collection 〜20TH ANNIVERSARY〜」のPREMIUM DISKに収録された。「CD-ROM」には当時未公開だった写真、「永遠 (English Version)」のPV、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)出演時の「負けないで (短縮Ver)」も収録された。
    • 初の試みとして、主要CDショップに於いて本作の購入先着でもれなくポスターやステッカーなどのZARDグッズが当たる抽選会「1999 ZARD YEAR "負けないDAY」が行なわれた[注釈 3]

    プロモーション

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    当時放送されていた『NO.』(テレビ朝日系)では、発売日の30日前から、ZARDのビデオクリップが放送される日に、画面左上に「発表まであと○○日!」と表示するカウントダウンを行い、発売2日前の放送日まで行われた。

    記録

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    発売日の1999年5月28日は金曜日であり、オリコンの売上集計に不利な曜日であった[注釈 4]が、初登場で130万枚以上を記録し、初の初週ミリオン達成。2週目で200万枚に到達し、その後もロングセラーとなり最終的に300万枚を突破、シングル・アルバムを通じてZARD最大のヒット作品となった。2007年に坂井が逝去した際にも再びランクインした[2]。ちなみに、本作が発売される週にはavexから相川七瀬のベストアルバム『ID』が1999年5月26日に発売される予定であったが、相川の連続1位記録更新の為に発売を1週間早めている(1999年5月19日発売)。また自身の『ZARD BEST 〜Request Memorial〜』は当初の発売予定(1999年9月24日)週にavexがglobeのベストアルバム『CRUISE RECORD 1995-2000』(1999年9月22日発売)をぶつけてきた為、ZARDの連続1位記録更新の為に発売日を1週間早めるという事態となった。

    ZARDはこの後に発売されたベストアルバム『ZARD BEST 〜Request Memorial〜』や同年2月発表のオリジナルアルバム『永遠』と合わせて550万枚を超えるセールスを記録し、1999年度のアーティスト年間総合売り上げ3位となった。また、この3作は全て『第14回日本ゴールドディスク大賞』のロック・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞している[1]

    • 歴代ベストアルバム売り上げ9位(発売当時5位)
    • 歴代アルバム売り上げ20位(発売当時10位)

    収録曲

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    CD
    全作詞: 坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)。
    #タイトル作詞作曲編曲時間
    1.負けないで坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)織田哲郎葉山たけし
    2.君がいない坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)栗林誠一郎明石昌夫
    3.揺れる想い坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)織田哲郎明石昌夫
    4.果てしない夢を(歌:ZYYGREV・ZARD&WANDS featuring 長嶋茂雄)坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)出口雅之明石昌夫
    5.もう少し あと少し…坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)栗林誠一郎明石昌夫
    6.きっと忘れない坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)織田哲郎明石昌夫
    7.この愛に泳ぎ疲れても坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)織田哲郎明石昌夫
    8.こんなにそばに居るのに坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)栗林誠一郎明石昌夫・池田大介
    9.Just believe in love坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)春畑道哉TUBE葉山たけし
    10.愛が見えない坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)小澤正澄PAMELAH葉山たけし
    11.マイ フレンド坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)織田哲郎葉山たけし
    12.心を開いて坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)織田哲郎池田大介
    13.永遠(Intro Piano Version)」坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)徳永暁人徳永暁人
    14.運命のルーレット廻して(Re-mix Version)」坂井泉水(except #4 作詞:上杉昇・坂井泉水)栗林誠一郎池田大介
    合計時間:

    楽曲解説

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    1. 負けないで
      • 1993年発売 6thシングル。最高位1位。ZARD最大のヒット曲。
    2. 君がいない
      • 1993年発売 7thシングル。最高位2位。
    3. 揺れる想い
      • 1993年発売 8thシングル。最高位1位
    4. 果てしない夢を
      • 1993年発売 最高位2位。【ZYYG,REV,ZARD&WANDS featuring 長嶋茂雄】で発売された曲。収録されているのは白ディスク(通常版)バージョン。ZARDのアルバム作品でこのミックスでの収録作品は今作だけである。
    5. もう少し あと少し…
      • 1993年発売 9thシングル。最高位2位。
    6. きっと忘れない
      • 1993年発売 10thシングル。最高位1位。シングルバージョンはアルバム初収録。
    7. この愛に泳ぎ疲れても
      • 1994年発売 11thシングル。最高位1位
    8. こんなにそばに居るのに
      • 1994年発売 12thシングル。最高位1位。シングルバージョンはアルバム初収録。
    9. Just believe in love
      • 1995年発売 14thシングル。最高位2位。作曲は「IN MY ARMS TONIGHT」以来のTUBEの春畑道哉。
    10. 愛が見えない
      • 1995年発売 15thシングル。最高位2位。作曲はPAMELAHの小澤正澄。
    11. マイ フレンド
      • 1996年発売 17thシングル。最高位1位
    12. 心を開いて
      • 1996年発売 18thシングル。最高位1位
    13. 永遠 (Intro Piano Version)
      • 1997年発売 22ndシングル。最高位1位。イントロがピアノで始まるバージョン。1番のBメロからシングルと同じくステレオ版のミックスへ変化し、ピアノは1番が終わるまでそのまま鳴り続けている。
    14. 運命のルーレット廻して (Re-mix Version)
      • 1998年発売 25thシングル。最高位1位。8thアルバム『永遠』に収録されているバージョンと同じく最後がフェードアウトしないバージョンだが、2番Bメロに今までなかったドラム音が追加されているなど、若干のリテイクが施されている。そのため、アルバム収録時にはなかった(Re-mix Version)の表記が追加されている。最後の坂井自身による英語のセリフの部分は、Re-mix Versionでは明瞭に聞き取れるミックスになっており、アルバムの発売日を過ぎて以降に放送されたTVスポットには、このセリフの部分の音源が使用されている。

    初の単独ライブ

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    • このアルバムに同封されたハガキを郵送した人から抽選で600人にZARDの単独ライブを招待する企画が行われた。当時、ZARDはメディア露出を制限していたため、ライブに対する価値が高まり、応募は100万通にものぼり、倍率は5000倍にものぼった[3]
    • ライブは、1999年8月31日旅客船の「ぱしふぃっくびいなす」で行われた。翌日のテレビ朝日「スーパーモーニング」では、ライブ当日の密着を行い、特集で取り上げれられ、「世界はきっと未来の中」のライブ映像を放送した。直後の「NO.」や「CD NEWS」などでも同様に放送された。

    関連項目

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    脚注

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    注釈

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    1. ^ 1997年にシングル曲や代表的なアルバム曲を多数収録した『ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜』が発売されているが、あくまで「セレクションアルバム」の扱いである。
    2. ^ 番組オンエア時に表示されていたテロップはない。
    3. ^ J-DISCでは、前年(1998年)のB'zのベストアルバム『B'z The Best "Pleasure"』が発売された際に初めて抽選会が行なわれた。その後、B'z関連では『B'z The Best "Treasure"』を始めベストアルバムやオリジナルアルバム、ZARD関連では本作や『ZARD BEST 〜Request Memorial〜』、GARNET CROWBest』など大型新譜作品のリリース時にCDショップで抽選会が行なわれるようになった。
    4. ^ オリコンランキングの売上集計は、月曜日を起点とし、翌週日曜日となるため、通常CD発売が水曜日(実質ほぼ火曜日に店頭に並ぶ)が大勢である事と比較すると、集計曜日数が減少するため、不利になりやすい。

    出典

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    外部リンク

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