ZOZO CHAMPIONSHIP
ZOZO CHAMPIONSHIP | |
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トーナメント情報 | |
創設 | 2019年 |
開催地 | 千葉県(2021年) |
開催コース | アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ |
基準打数 | Par70(2019年参考) |
ヤーデージ | 7,041ヤード (6,438 m)(2019年参考) |
主催 | 株式会社ZOZO |
ツアー |
PGAツアー 日本ゴルフツアー機構(JGTO) (2020年からJGTOのツアー対象外競技[1]) |
競技方法 | ストロークプレー(2020年) |
賞金総額 | 850万米ドル(2023年) |
開催月 | 10月 |
廃止 | 2024 |
最高記録 | |
最少打数 | 260 Nico Echavarría (2024) |
通算スコア | -23 パトリック・カントレー(2020年) |
最終優勝者 | |
Nico Echavarría |
ZOZO CHAMPIONSHIP(ゾゾ・チャンピオンシップ)は、衣料品ネット販売大手の株式会社ZOZOが主催し、米国PGAツアーと日本ゴルフツアー機構(JGTO)の共同主管で開催されていたゴルフ大会である[2]。
概要
[編集]2018年11月20日、東京・帝国ホテルで記者会見が開かれ、ZOZO社長(当時)前澤友作、JGTO会長青木功、そして松山英樹らが出席して本大会の開催の発表が行われた[3]。
2019年は、賞金総額975万米ドル(約11億円)、優勝賞金175万米ドル(約2億円)で施行されるが、日本人選手が優勝した場合にこの大会だけで賞金王になる懸念があることから、日本ツアーへの賞金ランキング加算額は50%に減額されることになった[4]。その後、2019年12月24日にJGTOの賞金ランキング加算競技の対象から外すことが発表された。なおPGAツアーとの共催は継続する[1]。
2019年の第1回大会はアコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ(千葉県印西市)で、10月24日より4日間競技として開催される予定であったが[3]、10月25日に行われる予定の2日目が大雨の影響によりスタート前に中止が決定。更にコースの多数の箇所が水没したため翌26日については観客の安全を考慮して終日無観客試合として開催[5]。PGAの規定により、全72ホールでの競技成立をしなければならないため、日程も1日順延され、予備日の28日に最終日が実施された[6][7]。
2018年まで同時期に開催されていたブリヂストンオープンゴルフトーナメント(千葉市緑区 ・袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コース)は開催時期を10月第2週に変更し、2019年は10月10日から13日まで開催される[9][10][11]。
2019年4月24日には、2019年のマスターズ・トーナメントを14年ぶりに制したタイガー・ウッズ(米国)が、2006年の『ダンロップフェニックストーナメント』以来13年ぶりに日本で行われる大会でプレーすることを自身のTwitterにて発表した[12]。
2020年は新型コロナウイルスによる渡航制限を受けて、開催地をアメリカ・カリフォルニア州のシャーウッドカントリークラブに変更して開催された[13]。
2021年は2年ぶりに日本での開催となった(習志野カントリークラブで開催)。
2024年をもって契約満了のため終了[14]、PGA・JGTO共催ツアーは、翌年から新たに開催される『ベイカレントクラシック』に引き継がれる予定[15]。また、前澤は新たにJGTOツアー・『前澤杯』を企画し、同じく翌年に開催する予定[16]。[要出典]
参加資格
[編集]- 以下は2021年の参加資格である[17]。
- 2020/21PGAツアーフェデックスランキング上位60名
- ブリヂストンオープンゴルフトーナメント2021上位3名
- 東建ホームメイトカップ2021〜ブリヂストンオープンゴルフトーナメント2021までの期間のJGTO賞金ランキング上位7名(有資格者を除く)
- スポンサー推薦枠8名 合計78名
- ※本大会では予選カットは行わず、出場選手全員が4日間プレーする。
歴代優勝者
[編集]開催年 | ツアー[注釈 1] | 優勝者 | スコア | 差 | 2位(タイ) | 総額 ($) | 優勝賞金 ($) | 開催コース |
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2024 | JPN,[注釈 2] PGAT | Nico Echavarría | -20(260) | 1 stroke | Max Greyserman Justin Thomas |
8,500,000 | 1,530,000 | 習志野カントリークラブ |
2023 | JPN,PGAT | コリン・モリカワ | −14(266) | 6 strokes | Eric Cole Beau Hossler |
8,500,000 | 1,530,000 | |
2022 | JPN, PGAT | キーガン・ブラッドリー | −15(265) | 1打差 | リッキー・ファウラー アンドリュー・パットナム |
11,000,000 | 1,980,000 | |
2021 | JPN,[注釈 3] PGAT | 松山英樹 | −15(64-68-68-65=265) | 5打差 | ブレンダン・スティール キャメロン・トリンガーリ |
9,950,000 | 1,791,000 | |
2020 | PGAT[注釈 4] | パトリック・カントレー[19] | −23(67-65-68-65=265)[20] | 1打差 | ジョン・ラーム ジャスティン・トーマス |
8,000,000 | 1,440,000 | Sherwood Country Club
(California, U.S.) |
2019 | PGAT, JPN | タイガー・ウッズ[21] | −19(64-64-66-67=261) | 3打差 | 松山英樹 | 9,750,000 | 1,755,000[4] | 習志野カントリークラブ |
テレビ放送
[編集]日本
[編集]例年
[編集]テレビ放送はテレビ朝日とゴルフネットワーク[22]が担当[23][24]。テレビ朝日に関してはテレ朝チャンネル2(CS放送)とBS朝日、テレビ朝日系列[26](地上波)の3波によるリレー中継で4日間計30時間以上の放送を行った[23]。
- なお、前述の経緯から2019年大会は10月28日(月曜日)にも開催したため、BS朝日並びに地上波では『グッド!モーニング』[27]と『羽鳥慎一モーニングショー』に内包する形で生中継した[28][29]。
インターネット放送ではゴルフネットワークプラス[22]並びにU-NEXT[22][31]にて全ラウンドのライブ配信を行った[24][32]。
2020年大会
[編集]テレビ放送はNHK BS1とゴルフネットワークにて生中継[33]。BS朝日でも大会終了後にダイジェスト版を放送[34]。
インターネット放送はGOLFTV(ワーナー・ブラザース・ディスカバリー系列)にて全ラウンドのライブ配信を行った[34]。
脚注
[編集]- ^ a b “ZOZO大会国内日程から除外、突出巨額賞金を懸念”. nikksansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2019年12月25日) 2019年12月25日閲覧。
- ^ 株式会社ZOZO、ゴルフ界最高峰のツアー運営団体「PGA TOUR」とスポンサー契約を締結、日本初となるPGAトーナメント「ZOZO CHAMPIONSHIP」を2019年秋から開催へ 株式会社ZOZO 2018年11月20日
- ^ a b 『初上陸…!! 来年10月に日米共催の「ZOZOCHAMPIONSHIP(ゾゾチャンピオンシップ)」を開催』(HTML)(プレスリリース)日本ゴルフツアー機構、2018年11月20日 。2018年11月20日閲覧。
- ^ a b “JGTO、来季男子ツアー日程発表 賞金総額は過去最高の42億9475万円”. サンケイスポーツ. (2018年12月21日) 2018年12月21日閲覧。
- ^ “ZOZOチャンピオンシップ 大雨でコース水没中止順延…26日は安全考慮し無観客試合”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2019年10月26日) 2019年10月26日閲覧。
- ^ “ZOZO男子ゴルフ、第2Rは「無観客」で実施=千葉の大雨の影響で”. 時事通信(2019年10月25日作成). 2019年10月27日閲覧。
- ^ “26日ZOZOチャンピオンシップは無観客…月曜日の予備日も使い72ホール完遂へ”. スポーツ報知(2019年10月26日作成). 2019年10月27日閲覧。
- ^ “今平が今季初優勝 最終Rは台風接近のため中止/国内男子”. サンケイスポーツ(2019年10月12日作成). 2019年10月12日閲覧。
- ^ なお、2019年は令和元年東日本台風(台風19号)の影響で3日目と最終日の開催が中止となり、10月11日までの短縮となった[8]。
- ^ “TOUR 2019 ツアートーナメントスケジュール”. 日本ゴルフツアー機構 (2018年12月20日). 2018年12月21日閲覧。
- ^ “6試合が開催時期を変更した男子ツアー そこには複雑な事情が絡み合っていた”. パーゴルフ+PLUS(2019年1月13日作成). 2019年10月12日閲覧。
- ^ “ウッズが「ZOZO選手権」出場へ 13年ぶり日本でプレー”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2019年4月25日) 2019年4月25日閲覧。
- ^ “ZOZO選手権は米国開催に、今年のアジアツアーは事実上消滅”. AFP通信 (2020年9月1日). 2020年9月1日閲覧。
- ^ “「ZOZOチャンピオンシップ」が今季で終了 PGAツアーは日本開催継続を目指す【PGAツアー 米国男子】”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2024年10月15日). 2024年12月19日閲覧。
- ^ “日本共催のPGAツアーは来季「ベイカレントクラシック」として横浜CCで開催。会見に出席した松山英樹「もう一度勝ちたい」”. 日本ゴルフツアー機構 (2024年12月11日). 2024年12月19日閲覧。
- ^ ““ラウンドガール”が全組帯同という大会も!? 来季国内男子ツアーの日程発表で判明した「増えた試合」と「中止になった試合」”. ゴルフのニュース (2024年12月19日). 2024年12月28日閲覧。
- ^ “ZOZO CHAMPIONSHIP 大会概要”. ZOZO CHAMPIONSHIP. 2021年10月24日閲覧。
- ^ Leonard, Tod (August 31, 2020). “Tour moves Zozo Championship from Japan to site of six Tiger Woods wins, Sherwood CC”. Golf Digest September 1, 2020閲覧。.
- ^ “カントレーが逆転優勝 松山英樹が日本勢最高の28位”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2020年10月26日) 2020年10月27日閲覧。
- ^ “2020年 ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド 最終日 スコア結果”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2020年10月26日) 2020年10月27日閲覧。
- ^ “ウッズ 完全Vで82勝目 伝説の米ツアー最多勝利記録に並ぶ 松山2位”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2019年10月28日) 2019年10月28日閲覧。
- ^ a b c 2023年から。
- ^ a b “ZOZOチャンピオンシップはテレ朝が独占生放送”. 日刊スポーツ(2019年6月13日作成). 2019年7月6日閲覧。
- ^ a b ゴルフネットワーク (2023年8月9日). “ゴルフネットワークが世界最高峰のPGA TOUR日本国内開催「ZOZO CHAMPIONSHIP」独占有料放送・同時配信権を獲得、全ラウンド生中継/同時配信”. PR TIMES. 2023年10月23日閲覧。
- ^ “TV放映スケジュール”. ZOZO CHAMPIONSHIP公式サイト. 2019年10月28日閲覧。
- ^ テレビ朝日系26局のうち、クロスネット局の福井放送とテレビ宮崎を除く、フルネット24局での放送[25]。
- ^ テレビ朝日系フルネット24局のうち、自社制作のローカル情報番組に差し替えている北海道テレビ・名古屋テレビ・朝日放送テレビ・九州朝日放送を除く、20局での放送。
- ^ “テレビ朝日ゴルフ@tvasahi_golfのツイート(2019年10月28日作成)”. 2019年10月28日閲覧。
- ^ “ZOZO異例の月曜日決着でギャラリー入場制限もテレビは“緊急生中継”が決定!”. ALBA.Net(2019年10月28日作成). 2019年10月28日閲覧。
- ^ “~世界トップレベルのゴルフがここに集結~ ゴルフ専門動画配信サービス「GOLFTV」の日本語版が本格的に始動”. ディスカバリー・ジャパン株式会社・PR TIMES(2019年10月8日作成). 2020年3月18日閲覧。
- ^ 2022年まではGOLFTVがライブ配信を担当していた[30]。
- ^ 株式会社U-NEXT (2023年10月6日). “PGAツアー唯一の日本開催!来季につながるフェデックスカップ・フォールより『ZOZOチャンピオンシップ』を、U-NEXTにて見放題でライブ配信決定!”. PR TIMES. 2023年10月23日閲覧。
- ^ ゴルフネットワークに関しては練習ラウンドも生中継する。
- ^ a b “テレビ放映スケジュール”. ZOZO CHAMPIONSHIP公式サイト. 2020年10月22日閲覧。