あさしお (潜水艦・初代)
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あさしお | |
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基本情報 | |
建造所 | 川崎重工業 神戸工場 |
運用者 | 海上自衛隊 |
艦種 | 通常動力型潜水艦 |
級名 | あさしお型 |
艦歴 | |
計画 | 昭和38年度計画 |
発注 | 1963年 |
起工 | 1964年10月5日 |
進水 | 1965年11月27日 |
就役 | 1966年10月13日 |
除籍 | 1983年3月30日 |
その後 | 1984年7月、古沢鋼材で解体 |
要目 | |
排水量 |
基準 1,650t 満載 2,250t |
全長 | 88.0m |
最大幅 | 8.2m |
深さ | 7.5m |
吃水 | 4.88m |
機関 |
ディーゼル・エレクトリック方式 川崎/MAN V8V 24/30mMALディーゼルエンジン × 2基 SG-3B発電機 × 2基 富士電機 SM-3B電動機 × 2基 湯浅SCB-47W蓄電池 × 240個 |
出力 |
水上 2,900PS 水中 6,300PS |
推進器 | 3翼スクリュープロペラ × 2軸 |
速力 |
水上 14kt 水中 18kt |
燃料 | 300t |
航続距離 | 巡航14ktで6,000海里 |
潜航深度 | 210m程度 |
乗員 | 80名 |
兵装 |
54式533mm魚雷発射管 × 6門 HU-201 320mm短魚雷発射管 × 2門 |
レーダー | ZPS-3 対水上 |
ソナー |
AN/SQS-4 アクティブ JQO-3B/4B パッシブ |
探索装置・ その他装置 | 13m1型 潜望鏡 |
電子戦・ 対抗手段 | ZLR-1B ECM |
あさしお(ローマ字:JS Asashio, SS-562)は、海上自衛隊の潜水艦。あさしお型潜水艦の1番艦。艦名は朝の潮から由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍の白雲型駆逐艦「朝潮」、朝潮型駆逐艦「朝潮」に続き3代目にあたる。
艦歴
[編集]「あさしお」は、第2次防衛力整備計画に基づく昭和38年度計画潜水艦8062号艦として、川崎重工業神戸工場で1964年10月5日に起工され、1965年11月27日に進水、1966年10月13日に就役し、第1潜水隊群第2潜水隊に編入された。
1967年8月11日、対馬海域で訓練中に海底に船体の一部を接触し、ソナーの一部を損傷した[1]。
1968年3月16日、第1潜水隊群隷下に第3潜水隊が新編され「はるしお」とともに編入された。同年7月20日から10月8日までの間、ハワイ派遣訓練に参加。
1973年10月16日、第3潜水隊が自衛艦隊隷下に新編された第2潜水隊群隷下に編成替え。
1978年3月31日午後9時30分頃、静岡県御前崎南方約120キロの遠州灘で訓練中、護衛艦「なつぐも」と接触。「あさしお」の潜望鏡及び「なつぐも」の右スクリューが一部破損した。当時、この水域では「あさしお」を目標とした対潜攻撃訓練を実施中であり、「あさしお」が約16メートルの潜望鏡深度で「なつぐも」と接触した[2]。
1983年3月30日、除籍。潜航回数は2,330回、潜航時数は21,674時間14分、スノーケル時数は8,066時間58分、総航程は201,243.4浬にのぼった。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
- 『世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
- 『世界の艦船 増刊第665集 海上自衛隊潜水艦史』(海人社、2006年)