おだまりコンビシリーズ
おだまりコンビ シリーズ | |
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ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 南千尋 |
監督 |
鶴巻日出雄 合月勇 |
出演者 |
美川憲一 加賀まりこ |
オープニング | 歴代テーマ曲を参照 |
エンディング |
第1作 小池映「myself〜蘇生〜」 第2作・第4作 マリリン・モンロー「お熱いのがお好き」 第3作 徳永英明「オリオンの炎」 |
製作 | |
プロデューサー |
挟間忠行 川上秀次郎 |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1999年6月18日 - 2002年2月15日 |
放送時間 | 変遷を参照 |
回数 | 4 |
『おだまりコンビ シリーズ』は、1999年から2002年までフジテレビ系「金曜エンタテイメント」で放送されたテレビドラマシリーズ。全4回。主演は美川憲一と加賀まりこ。
2013年には舞台版も上演された。2016年11月6日にBSフジで設定を大幅に変更した「黒蠍」(くろさそり)が放送された。
ストーリー
[編集]昔は売れていたスター演歌歌手の岬倫太郎(演:美川憲一)と元女優でうるさ型マネージャーの大城菜々子(演:加賀まりこ)の「おだまり!コンビ」が、毎回毎回、若手プロデューサーの多岐川直人をこき使って、テレビ芸能界が絡んだ複雑な殺人事件に挑戦し、解決していく。
かつてはスターの演歌歌手だったが、今は売れない歌手の岬倫太郎。それでも現在のマネージャーの大城菜々子がついた当初は、トーク番組のレギュラーを数本持っていた。岬はいやいやながらも出演を続けていたが、自身の毒舌がもとで番組を降ろされてしまった。第4作では、レギュラー番組もまったくなくなり、向こう1年間のスケジュールが空白となっていた。
劇中で岬はマネージャーの大城のことを「菜々子」もしくは「あんた」と言い、大城は岬のことを、「倫ちゃん」もしくは「あんた」、「おたく」と呼び合い、若手プロデューサーの多岐川直人に対しては、2人とも「多岐川くん」、「多岐川」、「あんた」と呼び、そのほかの人物に対してはほとんどにおいて「あんた」や名前で呼んでいる。また、岬も演じる美川と同様にオカマ口調で話す。
各作ともオープニングの冒頭は岬が自身のヒット曲「雪の海峡」(楽曲の歌詞は美川の持ち歌の「さそり座の女」と同じ)を歌っている営業のシーンから始まる。また、エンディングは、岬倫太郎と大城菜々子が口喧嘩をしながら帰るシーンである。
キャスト
[編集]レギュラー
[編集]- 岬倫太郎
- 演 - 美川憲一
- 「ゼブラプロダクション」所属の売れないスター演歌歌手。
- 大城菜々子
- 演 - 加賀まりこ
- 「ゼブラプロダクション」の社員で岬のマネージャー。元女優。
- 多岐川直人
- 演 - 細川茂樹
- 度々登場する「ワールドテレビ」若手プロデューサー。いつも岬と菜々子にアゴでこき使われている。
- 津川広明
- 演 - ベンガル
- 岬の所属する「ゼブラプロダクション」の社長。
- 毎回登場するオカマ
- 演 - 吉野のママ[1]
ゲスト
[編集]- 第1作「芸能界殺しのパズル」(1999年)
-
- 中田千秋(岬のスタイリスト) - 嘉門洋子(幼少期:仲根紗央莉[2])
- 星野明日香(ドラマのヒロイン役の女優) - 中村由真
- 神崎将一(芸能リポーター) - 小日向文世
- 渡辺(明日香のマネージャー) - 石井洋祐
- 速見章(ドラマの監督) - 長沢政義
- 速見のマンション管理人 - 菅野達也
- 牧田(刑事) - 渡祐志[3]
- 保険会社の社員 - 河内喜一郎
- 青山佳奈(アイドルタレント・3年前転落死) - 和田牧子
- 麻生誠(タレント・佳奈の恋人で佳奈が死んだ3か月後に飛び降り自殺) - 大山健
- 麻生がかつて住んでいた家の近所の主婦 - 町田博子
- 速見のマンションの住人 - 大泉道子
- 速見順子(速見の妻) - 松井紀美江
- 世田谷南警察署 刑事 - 荒木しげる
- 工藤(芸能事務所社長) - 西田健
- 中条佐栄子、道又隆成、黒木宣彦、都築多佳子、岡本義寅、楠井孝史、鷹西雅裕、畠山智行、近藤哲也、山崎陽子、鈴木智美、斉藤奈々、池上央将
- 第2作「芸能界殺しのシナリオ」(2000年)
-
- 春日隆治郎(コスモテレビ 社員) - 斉藤暁
- 鳴海響子(テレビドラマの娘役の新人女優・元ホステス) - 中村綾
- 青柳さつき(志保の付き人・女優志望) - 立花理佐
- 辺見彰(ヘアメイク) - 萬雅之[4]
- ルイ子(スナック「ルイ子」ママ) - 北原佐和子
- 刑事 - 亀山忍
- 中園香代子(君枝が匿名で金を送り続けている女性) - 服部美也子
- 看護婦 - 松田真知子
- 津川の愛人 - 勝虎未来
- 鳴海君枝(入院中の響子の母・香田家の元家政婦) - 草村礼子
- 峯岸涼子(芸能事務所社長) - 松本留美
- 芹沢祐司(ドラマの監督) - 峰岸徹
- 香田志保(テレビドラマの主役女優) - 夏樹陽子
- 織田達也、明石則子、西川寿男、岩本ゆたか、長田訓夫、谷脇一、豊栖智也、酒井勁、蔵本高裕、大西礼子、進藤陽子、安藤舞、寿美幸、佐久間良美、伊藤すみれ、大津将之、川上雄平
- 第3作「芸能界殺しのオルゴール」(2000年)
-
- 伊吹孝(倫太郎の同期の元歌手) - 加納竜
- 海野康成(料亭「横井」マネージャー) - 山田辰夫
- 村井悟史(伊吹の幼馴染) - 小沢仁志
- 横井里香(料亭「横井」女将・伊吹の妻) - 岡まゆみ
- 柳井(エクセレントレコード 社員) - 浅見小四郎
- マッサージ師 - 宮坂ひろし
- 音のテーマ館 職員 - 玉木文子
- 漬物屋のおばさん - 松本じゅん
- サヨコ - 岡本麗
- 綾の祖母 - 宮内順子
- 辻村やよい(元演歌歌手) - 山口美也子
- 森川綾(バー「黒船」ママ) - 洞口依子
- 森川マキ(綾の姉・15年前刺殺) - 洞口依子(二役)
- 黒木梨花、鶴岡修、鶴巻裕己、蔵本高裕、佐野珠美、古島弘美、宮越里美、中前純江、加藤恵子
- 第4作「芸能界殺しの輪舞(ロンド)」(2002年)
スタッフ
[編集]- 脚本 - 南千尋
- 監督 - 鶴巻日出雄(第1作 - 第3作)、合月勇(第4作)
- テーマソング - マリリン・モンロー「お熱いのがお好き」
- 劇中のBGMとしても使用。また、劇中BGMでは「帰らざる河」なども使用された。
- 技術協力 - ビデオフォーカス
- 企画 - 清水賢治(フジテレビ / 第1作・第2作)、和田行(フジテレビ / 第1作)、鈴木吉弘(フジテレビ / 第2作)、長部聡介(フジテレビ / 第3作・第4作)、中村百合子(フジテレビ / 第3作・第4作)
- プロデューサー - 挟間忠行(ジャパンプロデュース)、川上秀次郎(ジャパンプロデュース)
- 製作 - フジテレビ、ジャパンプロデュース(第4作ではCRジャパン名義)
放送日程
[編集]話数 | 放送日 | サブタイトル | ラテ欄 | 脚本 | 監督 | 視聴率 |
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1 | 1999年6月18日 | 芸能界殺しのパズル | 業界一うるさい売れない演歌歌手と 元女優の勘違い熟女マネージャーが連続殺人に突入! 血の復讐! 真実は人形だけが知っている… |
南千尋 | 鶴巻日出雄 | 22.1% |
2 | 2000年2月25日 | 芸能界殺しのシナリオ | あの最強コンビが帰ってきた 売れない演歌歌手と勘違いマネージャーが今夜も大暴れ・ 四国巡礼殺人行・祭りばやしに美女が死ぬ。 |
20.0% | ||
3 | 10月 | 6日芸能界殺しのオルゴール | 念願の紅白めざして、 あの業界超最悪の勘違いコンビが今夜もまた大暴れ! 売れない歌手が再起を夢見た時戦慄の殺人が始まる。 |
14.4% | ||
4 | 2002年2月15日 | 芸能界殺しの輪舞(ロンド) | あの売れない歌手と勘違いマネージャーが帰って来た! 童謡「赤い靴」に秘められた、母娘の宿命が殺人を招く! |
合月勇 | 14.0% |
舞台版
[編集]2013年5月9日から16日にかけて名古屋・中日劇場で「美川憲一のおだまり!劇場」第一部『岬倫太郎事件簿〜黒い未亡人』として上演された。
黒蠍
[編集]テレビシリーズ終了後、同じく美川主演でシリーズ新作「黒蠍」(くろさそり)が撮影され、「金曜プレミアム」枠での放送を予定していたが、諸般の事情から同放送枠での放送はお蔵入りとなり、2016年11月6日にBSフジで初放送が行われた。
売れない演歌歌手・岬倫太郎が主人公であることはそのままだが、「闇の仕置人の、正義の暗躍」がストーリーの軸となり、各種設定が大幅に変更されている。
- キャスト
- スタッフ
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- フジテレビ
- おだまりコンビ 芸能界殺しのパズル - ウェイバックマシン(2005年2月10日アーカイブ分)
- おだまりコンビ2 芸能界殺しのシナリオ - ウェイバックマシン(2005年3月28日アーカイブ分)
- BSフジ
- 美川憲一のおだまり!劇場[リンク切れ](舞台)