エライジン酸
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エライジン酸 | |
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(9E )-9-オクタデケン酸 | |
略称 | 18:1 (n-9) |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 112-79-8 |
PubChem | 637517 |
KEGG | C01712 |
LIPID MAPS | LMFA01030073 |
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特性 | |
化学式 | C18H34O2 |
モル質量 | 282.46136 g/mol |
融点 |
43-45℃ |
関連する物質 | |
関連物質 | オレイン酸 (cis異性体) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
エライジン酸(エライジンさん、Elaidic acid)は、水素添加された植物油に現れる主要なトランス脂肪酸で、ヤギとウシの乳に少量(脂肪酸の約0.1%)[1]と肉にも存在する。エライジン酸のシス型異性体はオレイン酸である。
エライジン酸はコレステリルエステル転送タンパク(CETP)を活性化することにより、低密度リポタンパク質(LDL)を増やし、高密度リポタンパク質(HDL)コレステロールを減らす[2]。 この作用によって、虚血性心疾患などの病気のリスクを高める可能性がある。
脚注
[編集]- ^ Alonso L, Fontecha J, Lozada L, Fraga MJ, Juárez M (1999). “Fatty acid composition of caprine milk: major, branched-chain, and trans fatty acids”. J. Dairy Sci. 82 (5): 878–84. PMID 10342226.
- ^ Abbey M, Nestel PJ (1994). “Plasma cholesteryl ester transfer protein activity is increased when trans-elaidic acid is substituted for cis-oleic acid in the diet”. Atherosclerosis 106 (1): 99–107. PMID 8018112.