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ネルボン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネルボン酸[1]
識別情報
CAS登録番号 506-37-6 ×
PubChem 5281120
ChemSpider 4444565 チェック
KEGG C08323 チェック
ChEBI
ChEMBL CHEMBL1173379 チェック
特性
化学式 C24H46O2
モル質量 366.62 g/mol
融点

42–43 °C

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ネルボン酸(ネルボンさん、: Nervonic acid、数値表現 24:1(n-9))はテトラコセン酸とも呼ばれ、一価不飽和ω-9脂肪酸の一つ。ネルボン酸は神経細胞ミエリンの生合成において確認された[2]ヒト白質スフィンゴ脂質を構成する脂肪酸に比較的多く見られる。

ネルボン酸は、スフィンゴ脂質中のネルボン酸濃度が不足する副腎白質ジストロフィー多発性硬化症のような脱髄疾患の治療に使われる[3]

多く含む食品

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鯖、さんま、ブリ、にしん、などに多く含まれている。

脚注

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  1. ^ Nervonic acid at Sigma-Aldrich
  2. ^ US Patent 6664406, Nervonic acid derivatives, their preparation and use
  3. ^ WO/1996/005740, Nervonic Acid Compositions

参考文献

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  • Appelqvist (1976) Lipids in Cruciferae. In: Vaughan JG, Macleod AJ (Eds), The biology and the Chemistry of Cruciferae. Academic Press, London, UK, pp. 221-277.
  • Sargent JR, Coupland K, Wilson R (1994). Nervonic Acid and Demyelinating Disease. Medical Hypothesese 42, pp. 237-242.