キアヌ・リーブス
キアヌ・リーブス Keanu Reeves | |||||||||
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本名 | Keanu Charles Reeves | ||||||||
生年月日 | 1964年9月2日(60歳) | ||||||||
出生地 | レバノン・ベイルート | ||||||||
国籍 | カナダ | ||||||||
身長 | 186cm[1] | ||||||||
職業 | 俳優・ミュージシャン | ||||||||
ジャンル | 映画 | ||||||||
活動期間 | 1984年 - | ||||||||
主な作品 | |||||||||
出演 『リバース・エッジ』/『危険な関係』 『ビルとテッド』シリーズ 『バックマン家の人々』/『ハートブルー』 『マイ・プライベート・アイダホ』 『ドラキュラ』/『スピード』/『JM』 『ディアボロス/悪魔の扉』 『マトリックス』シリーズ /『ギフト』 『スウィート・ノベンバー』/『恋愛適齢期』 『サムサッカー』/『コンスタンティン』 『イルマーレ』/『スキャナー・ダークリー』 『地球が静止する日』/『47RONIN』 『ジョン・ウィック』シリーズ 『ノック・ノック』/『ネオン・デーモン』 『マッドタウン』/『心のカルテ』 監督兼出演 『ファイティング・タイガー』 ゲーム 『サイバーパンク2077』 | |||||||||
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キアヌ・チャールズ・リーブス(Keanu Charles Reeves, 1964年9月2日 - )は、カナダの俳優・ロックバンド「ドッグスター」のメンバー[2]。俳優としての代表作は『スピード』や『マトリックス』シリーズ、『ジョン・ウィック』シリーズなど。
来歴
[編集]俳優
[編集]レバノンで生まれ、カナダのトロントで育った。9歳のとき、演劇『くたばれ!ヤンキース』で舞台出演。本人は少年時代を振り返り「僕はサニー・チバ(千葉真一)の映画とともに育ったようなものなんだ」と語っている[3]。この頃の影響がアクション映画への思い入れとなっていく[3]。
1989年に主演を務めたコメディ映画『ビルとテッドの大冒険』がヒット、続編も制作され、キアヌは「テッド役の 20代の俳優」として世間に認知されるようになる。1991年にはパトリック・スウェイジとの共演で『ハートブルー』、そして親友のリヴァー・フェニックスと共に『マイ・プライベート・アイダホ』に出演した。
1994年の映画『スピード』の大ヒットにより国際的スターとなった。続く『スピード2』にも出演オファーがあったが 『ディアボロス/悪魔の扉』と『死にたいほどの夜』に専念するために断っている。
1999年の映画『マトリックス』が世界的に大ヒットし再ブレイク、3部作に主演し、人気を不動のものとした。
2014年に、米中合作映画『ファイティング・タイガー』でメインキャストとして出演するとともに監督デビューした[4]。また、同年には伝説の殺し屋役に扮したアクション作『ジョン・ウィック』が公開。大ヒットを記録してシリーズ化された(2023年現在第4作までが公開。スピンオフ作品製作決定)。
2020年には、出世作『ビルとテッド』シリーズの約30年ぶりとなる最新作、『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』が公開された。
2021年12月には、代表作の一つである『マトリックス』シリーズの続編『マトリックス レザレクションズ』が公開、約18年ぶりに主役のトーマス・A・アンダーソン / ネオを演じた。同年、コミック『BRZRKR』出版を予定しており、これに基づき主演した映画をNetflixで配信予定である[5]。さらにこれに基づくアニメシリーズでは声優を務める予定である。
2022年、Los Angeles Timesが彼の出演する映画の中国での抹消(ネット配信停止)を報じた。
音楽
[編集]1991年に結成されたグランジ・ロック・バンドの「ドッグスター」ではベースを担当した。
商業的には決して大きなものはなく、同バンドはアルバム2枚を発表したが、2002年10月の来日公演を最後に活動休止した。その公演は岡山県倉敷市で行われ、1万人以上の観客を集めた。その後、キアヌは「ベッキー」という別のバンドでもベースを弾いていたが、2006年には音楽活動を取りやめたことが報じられた[6]。
2022年にドッグスターは活動を再開し、2023年5月のアメリカでのライブを封切りに、9月には大阪・横浜で来日公演をした[2]。
ミュージック・ビデオ
[編集]1991年にはポーラ・アブドゥルの「あふれる想い」のミュージックビデオに相手役として出演。
人物
[編集]好尚
[編集]上述のとおり千葉真一の熱狂的なファンで[3][7]、「(千葉主演の)『激突! 殺人拳』からアクションと芝居を学んだ。僕は映画用のカンフーならできるけど、サニー千葉は実際に人をボコボコにできる。情熱を感じる」と受けた影響を語っており、主演映画『ジョン・ウィック』のプロモーションで来日した2015年10月に千葉と待望の対面を果たした際には、"Oh my god!" を連発[8]。千葉へ低頭しながら「ハジメマシテ、マエストロ(巨匠)!」と固い握手を交わし、挨拶した[8]。キアヌは「あなたはキャラクターを演じるだけでなく、そこにアクションを盛り込んだ。屈強なキャラクターにもあなたが演じると心が感じられる」と身振り手振りを交えながら、終始嬉しそうに大はしゃぎの様子だった[8]。
日本文化好きでも知られ[9]、帝国ホテルが大のお気に入りである。映画『JM』では「洗濯を頼みたい。帝国ホテルで頼むような洗濯だ。東京の……」というアドリブを入れた。ラーメンが大好きで、中でも味噌ラーメンがお気に入りである。来日した時には必ずラーメン屋に立ち寄り、ハシゴすることもしばしばで贔屓の店まである。
キアヌは残りの人生で最も聴きたい曲はどれか?の質問に対し、何度か呻きながら首を振った後、イアン・カーティスが亡くなった翌月にリリースされたジョイ・ディヴィジョンの“Love Will Tear Us Apart”を挙げている。
オートバイ好きでレースに出場することも多く[3]、ノートン製のバイク(コマンド750、コマンド850)2台の他、ハーレー・ダヴィッドソン、オフロード用のバイクなど複数台のバイクを所有しており、バイクに乗る姿が目撃されている。一方で転倒や事故も数回起こしており、特に『マトリックス』のクランクイン前に首や脊椎を痛める大事故を起こし、手術が必要なほどの重傷を負った。術後、首にギプスをしたまま映画のアクションシーンの訓練をしている姿が『マトリックス』の特典映像にも見られた。車は黒いポルシェを所有しているが、友人と出かける時に乗る程度で埃をかぶっていることが多いらしい。『マトリックス』三部作が完結したあと、「映画の成功は特殊効果チームのおかげ」と言い、映画に関わったクリエーターたち全員にハーレー・ダヴィッドソンをプレゼントしたという逸話もある。2015年7月26日に開催された鈴鹿8時間耐久ロードレースのために来日し、決勝日前に自身がプロデュースしている『Arch Motorcycle』を繰ってサーキットを疾走した[10]。レース当日にも前日同様に自らのマシンでサーキットを走った上、8耐レースのスターターとしてスターティングフラッグを振り、鈴鹿サーキット内でトークショーも開催した[11]。
映画『リトル・ブッダ』では、ゴータマ・シッダールタ役を演じたが、キアヌ本人は仏教に関心はあるとしつつ無宗教であると述べている[12][13]。
生い立ち
[編集]父はハワイ出身のアメリカ人地質学者[14]、父方の祖母は中国系ハワイアンであり[15]、キアヌは中国美術や中華料理などに囲まれながら育ったという[16]。母はイングランド人の元ダンサー、デザイナー。キアヌという名前はハワイ語で「山からの涼風」もしくは「絶えず神の意識に集中する者」という意味を持ち、叔父のヘンリー・キアヌ・リーブスにちなんで付けられた。
妹のキムは、白血病のためハワイのコンドミニアムで医師による24時間体制の看護の下で療養生活を送っていたが、現在は寛解している[17]。また、キムのほかに異父妹カリーナ・ミラー(1976年、トロント生まれ)と、異母妹エマ・ローズ・リーブス(1980年、ハワイ生まれ)がいる。
幼少期は世界各地を転々としながら、母親の再婚相手と共に生活するという不安定なものであった。1966年の離婚後、母は衣装デザイナーの職に就き、最初はオーストラリア、続いてニューヨークシティへと移り住んだ。そこで母はハリウッドとブロードウェーの監督のポール・アーロンと出会い、再婚する。しかし、家族で移り住んだ先のトロントで1971年に離婚した。1976年に実業家のロバート・ミラーと再々婚するも、1980年に離婚する。4番目の夫である美容師のジャック・ボンドとは、1994年に結婚生活の終わりを迎えている。両親に代わって、祖父母とナニー(ベビーシッター兼ホームスクールの先生)が、キアヌとキムの面倒を見た。
キアヌは主にトロントで育ったが、5年間に4つの高校に通っている。そのうちの一校Etobicoke School of the Artsでは退学処分を受けている。その理由について彼は「だって、僕はだらしなくて落ち着かない生徒だったからね。少々やんちゃで、嘘をつき過ぎた。端的に言って素行のいい生徒じゃなかった。恐らくみんなの足を引っ張る存在だったんだね」と語っている。キアヌはアイスホッケーにおいて優れた能力を発揮する一方、失読症により学業に苦労したが、シェークスピアなどの戯曲に惹かれ演劇に強い関心を持つようになった[18]。通った高校のうちのもう一校De La Salle College "Oaklands"では、ゴールテンダーとして活躍した。仲間は彼を「The Wall(壁)」と呼び、投票で最優秀選手に選出した。当時のキアヌにとっては、冬季オリンピックのアイスホッケーカナダ代表の選手になることが一番の夢であったが、怪我によりその道は断たれた。その後、俳優業と並行して通えるフリースクールに入るも中退する。結局、高校教育を修了することはなかった。
人柄
[編集]アメリカの一部メディアで、キアヌの性的指向について「ゲイ、バイセクシャル」、「ゲフィン・レコードの社長と同性結婚」などと報道されたことがある。しかし、この時期の前後に『マイ・プライベート・アイダホ』という同性愛を描いた映画に出演したことが、これらの記事にも影響を与えた可能性があるともいわれる。それらの報道に対しては、否定も肯定もせずノーコメントを通し、本人は「ここで僕が『疑惑』を否定したら、それが(ゲイやバイセクシュアルが)悪いことのようじゃないか」と語っている。
「聖人」と呼ばれるほどの人格者で知られており、2010年代後半になるとキアヌの聖人エピソードがインターネット・ミームとまでなっている[19][20]。その「聖人」ぶりから、結果的にどの役を演じてもキアヌ本人の人柄が落とし込まれるようになっている[21]。
代表作としても知られる映画「マトリックス」で得た報酬の70%をガン研究に寄付していたことからも、キアヌの人柄がうかがえる。
チャリティ
[編集]ギャラの大部分は小児科病院や癌治療の研究などへ寄付している[22][23]。
フィルモグラフィ
[編集]映画
[編集]年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹替 |
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1985 | Letting Go | 学生 | テレビ映画 | — |
One Step Away | ロン・ペトリー | 短編映画 | — | |
1986 | 栄光のエンブレム Youngblood |
ヒーヴァー | ||
Act of Vengeance | ブディ・マーティン | テレビ映画 | — | |
リンゼイ・ワグナーのヤング・アゲイン Young Again |
17歳の時のマイク・ライニー | |||
ドリーム・トゥ・ビリーヴ Flying |
トミー・ワーニック | 別題『栄光へのフィニッシュ』 | ||
ザ・ブラザーフッド Brotherhood of Justice |
デレク | テレビ映画 別題『愚か者』 |
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リバース・エッジ River's Edge |
マット | |||
アンダー・ブルー Under the Influence |
エディ・タルボット | テレビ映画 | ||
おもちゃの国のクリスマス Babes in Toyland |
ジャック・フェントン / ジャック・ニンブル | 堀内賢雄 | ||
1988 | ミッドナイトをぶっとばせ! The Night Before |
ウィンストン・コネリー | ||
パーマネント・レコード Permanent Record |
クリス・タウンセンド | |||
旅立ちの季節/プリンス・オブ・ペンシルバニア The Prince of Pennsylvania |
ルパート・マーシェッタ | |||
危険な関係 Dangerous Liaisons |
ル・シュヴァリエ・ラファエル・ダンスニー | 島田敏 | ||
1989 | ビルとテッドの大冒険 Bill & Ted's Excellent Adventure |
テッド・“セオドア”・ローガン | 越川大介 | |
熱砂の恋/アヴァンチュール・サマー Life Under Water |
キップ | テレビ映画 | ||
バックマン家の人々 Parenthood |
トッド・ヒギンズ | 山口健(ソフト版) 成田剣(テレビ東京版) | ||
1990 | 殺したいほどアイ・ラブ・ユー I Love You to Death |
マーロン・ジェームズ | 井上和彦 | |
ラジオタウンで恋をして Tune in Tomorrow |
マーティン・ローダー | |||
1991 | Providence | エリック | ||
ハートブルー Point Break |
ジョン・“ジョニー”・ユタ | 堀内賢雄(ソフト版) 宮本充(日本テレビ版) | ||
ビルとテッドの地獄旅行 Bill & Ted's Bogus Journey |
テッド・“セオドア”・ローガン | 井上和彦(ソフト版) 高木渉(テレビ東京版) | ||
マイ・プライベート・アイダホ My Own Private Idaho |
スコット・ファーヴァー | 宮本充 | ||
1992 | ドラキュラ Bram Stoker's Dracula |
ジョナサン・ハーカー | 平田広明(旧ソフト版) 平川大輔(新ソフト版) 宮本充(テレビ朝日版) | |
1993 | ミュータント・フリークス Freaked |
ドッグボーイ | カメオ出演(クレジットなし) | |
から騒ぎ Much Ado About Nothing |
ドン・ジョン | 江原正士 | ||
Poetic Justice | ホームレスの男 | クレジットなし | — | |
カウガール・ブルース Even Cowgirls Get the Blues |
ジュリアン・ギッチェ | |||
リトル・ブッダ Little Buddha |
シッダールタ王子 / ブッダ | 松橋登 | ||
1994 | スピード Speed |
ジャック・トラヴェン | 山寺宏一(ソフト版) 江原正士(フジテレビ版) 宮本充(テレビ朝日版) 堀内賢雄(機内上映版) | |
1995 | JM Johnny Mnemonic |
ジョニー・“ネモニック”・スミス | 宮本充 | |
雲の中で散歩 A Walk in the Clouds |
ポール・サットン | 山寺宏一 | ||
1996 | チェーン・リアクション Chain Reaction |
エディ・カサリヴィッチ | 山寺宏一(ソフト版) 森川智之(テレビ朝日版) 宮本充(日本テレビ版) | |
フィーリング・ミネソタ Feeling Minnesota |
ジャック・クレイトン | 宮本充 | ||
1997 | 死にたいほどの夜 The Last Time I Committed Suicide |
ハリー | 堀内賢雄 | |
ディアボロス/悪魔の扉 The Devil's Advocate |
ケヴィン・ロマックス | 堀内賢雄(ソフト版、日本テレビ版) | ||
1999 | マトリックス The Matrix |
トーマス・アンダーソン / ネオ | 小山力也(ソフト版) 森川智之(フジテレビ版) 宮本充(機内上映版) | |
Me and Will | 本人 | カメオ出演(クレジットなし) | — | |
2000 | リプレイスメント The Replacements |
シェーン・ファルコ | 森川智之 | |
ザ・ウォッチャー The Watcher |
デヴィッド・アレン・グリフィン | 森川智之(ソフト版) 小山力也(テレビ東京版) | ||
ギフト The Gift |
ドニー・バークスデール | 大塚明夫 | ||
2001 | スウィート・ノベンバー Sweet November |
ネルソン・モス | 森川智之 | |
陽だまりのグラウンド Hardball |
コナー・オニール | 小山力也 | ||
2003 | マトリックス リローデッド The Matrix Reloaded |
トーマス・アンダーソン / ネオ | 小山力也(劇場公開版) 森川智之(フジテレビ版) | |
アニマトリックス The Animatrix |
声の出演 | 平田広明 | ||
マトリックス レボリューションズ The Matrix Revolutions |
小山力也(劇場公開版) 森川智之(フジテレビ版) | |||
恋愛適齢期 Something's Gotta Give |
ジュリアン・マーサー | 山野井仁 | ||
2005 | コンスタンティン Constantine |
ジョン・コンスタンティン | 小山力也(ソフト版) 森川智之(テレビ朝日版) | |
サムサッカー Thumbsucker |
ペリー・ライマン | 森川智之 | ||
ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー Ellie Parker |
本人 | カメオ出演 | (吹き替え版なし) | |
2006 | スキャナー・ダークリー A Scanner Darkly |
ボブ・アークター | 小山力也 | |
イルマーレ The Lake House |
アレックス・ウィラー | 森川智之 | ||
2008 | フェイク シティ ある男のルール Street Kings |
トム・ラドロー | ||
地球が静止する日 The Day the Earth Stood Still |
クラトゥ | |||
2009 | 50歳の恋愛白書 The Private Lives of Pippa Lee |
クリス・ナドー | 内田夕夜 | |
2010 | フェイク・クライム Henry's Crime |
ヘンリー・トーン | 森川智之 | |
2012 | サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ Side by Side |
本人 | 兼製作 | (吹き替え版なし) |
シークレット・パーティー Generation Um... |
ジョン | 土田大 | ||
2013 | ファイティング・タイガー Man of Tai Chi(米) / 太極侠(中) |
ドナカ | 兼監督 | 小山力也 |
47RONIN 47 Ronin |
カイ | 森川智之 | ||
2014 | ジョン・ウィック John Wick |
ジョン・ウィック | ||
2015 | ノック・ノック Knock Knock |
エヴァン | 兼製作総指揮[24] 日本公開は2016年6月[25] | |
2016 | エクスポーズ 暗闇の迷宮 Exposed |
スコット・ガルバン刑事 | 兼製作 | |
キアヌ Keanu |
キアヌ | 声の出演 カメオ出演 |
(吹き替え版なし) | |
ネオン・デーモン The Neon Demon |
ハンク | 楠大典 | ||
マッドタウン The Bad Batch |
ザ・ドリーム | 森川智之 | ||
砂上の法廷 The Whole Truth |
リチャード・ラムゼイ | [26] | ||
2017 | 心のカルテ To the Bone |
ウィリアム・ベッカム医師 | ||
ジョン・ウィック:チャプター2 John Wick: Chapter Two |
ジョン・ウィック | |||
A Happening of Monumental Proportions | ボブ | カメオ出演 | — | |
SPF-18 | 本人 | 森川智之 | ||
2018 | ブルー・ダイヤモンド Siberia |
ルーカス・ヒル | 兼製作 | |
おとなの恋は、まわり道 Destination Wedding |
フランク | |||
レプリカズ Replicas |
ウィリアム・フォスター | 兼製作 | ||
2019 | ジョン・ウィック:パラベラム John Wick: Chapter 3 - Parabellum |
ジョン・ウィック | ||
いつかはマイ・ベイビー Always Be My Maybe |
本人 | |||
トイ・ストーリー4 Toy Story 4 |
デューク・ カブーン | 声の出演 | ||
Already Gone | — | 製作総指揮 | — | |
ビトウィーン・トゥ・ファーンズ: ザ・ムービー Between Two Ferns: The Movie |
本人 | Netflixオリジナル映画 | 森川智之 | |
2020 | スポンジ・ボブ スポンジ・オン・ザ・ラン The SpongeBob Movie: Sponge on the Run |
セージ | カメオ出演 | |
ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! Bill & Ted Face the Music |
テッド・“セオドア”・ローガン | |||
2021 | マトリックス レザレクションズ The Matrix Resurrections |
トーマス・アンダーソン / ネオ | 小山力也 | |
2022 | DC がんばれ!スーパーペット DC League of Super-Pets |
ブルース・ウェイン / バットマン | 声の出演 | 山寺宏一 |
2023 | ジョン・ウィック:コンセクエンス John Wick: Chapter 4 |
ジョン・ウィック | 森川智之 | |
2024 | ソニック×シャドウ TOKYO MISSION Sonic the Hedgehog 3 |
シャドウ・ザ・ヘッジホッグ | 声の出演 | |
2025 | From the World of John Wick: Ballerina |
ジョン・ウィック | ポストプロダクション | |
Good Fortune |
Gabriel | |||
TBA | Outcome |
Reef Hawk | ||
Constantine 2 |
ジョン・コンスタンティン | |||
BRZRKR |
バーサーカー | |||
The Entertainment System Is Down |
テレビシリーズ
[編集]年 | 題名 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
TBA | John Wick: Under The High Table |
— | 製作総指揮 Amazonオリジナルドラマ |
ゲーム
[編集]年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹き替え |
---|---|---|---|---|
2003 | ENTER THE MATRIX Enter the Matrix |
トーマス・アンダーソン/ ネオ | 声の出演 モーションキャプチャー |
|
2020 | サイバーパンク2077 Cyberpunk 2077 |
ジョニー・シルヴァーハンド | 森川智之 |
日本語吹き替え
[編集]主に担当しているのは、以下の三人である。
- 森川智之(キアヌ・リーブス本人公認[27])
- 1999年放送の『チェーン・リアクション』(テレビ朝日『日曜洋画劇場』版)で初担当。最も多く吹き替えている。近年では実写作品の他にも声優として出演した『トイ・ストーリー4』や『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』、ゲーム『サイバーパンク2077』などでも吹き替えを担当し、ほぼ専属となっていることから「キアヌ声優」と評されたこともある[28]。森川自身はキアヌを演じる際に意識していることについては「彼の喋りや呼吸、骨格をイメージすると、自然と雰囲気が出来上がる」と話している[29]。2015年に『ジョン・ウィック』のプローションでキアヌが来日した際に対面を果たしており、「これからも森川さんお願いします」と直々に吹き替えを託されたと同時に握手を交わしたことをブログで明かしている[27][30]。また自身も2016年から野原ひろし(二代目)としてレギュラー出演しているアニメ『クレヨンしんちゃん』(第1132話「オラの掃除機はかっこいいゾ」)でもキアヌを模したキャラクターの声を担当。
- 小山力也
- 『マトリックス』(ソフト版)で初担当。森川の次に多く吹き替えており、同シリーズのほか『コンスタンティン』などの代表作も担当し、森川同様に「キアヌ声優」と評されることがある[31]。キアヌについては「子供がそのまま大人になったような方。素直で、誰に対しても裏表がなく、心のキレイな方」と評している。演じる際にはキアヌの繊細な演技を潰さないように気をつけているといい、初担当となった『マトリックス』シリーズは自身の代表作であると同時に絶対に忘れられない作品であるために、今でも時折見返して明日に繋げていると述べている。同シリーズのトリロジーから長いブランクを経て公開された4作目『マトリックス レザレクションズ』でも吹き替えを続投した[32]。今後キアヌとの対面の機会が出来た際には「幼少期のことなどを聞いて、何か一つでも人生のヒントが得られたら嬉しいですね」とも話している[33]。なお、フジテレビの『私のバカせまい史 海外スターお忍びグルメ史!』では来日したキアヌが『九州じゃんがら』に来店し、ラーメンを食べる様子を小山が吹き替える一幕もあった[34]。
- 宮本充
- 1993年放送の『ハートブルー』(日本テレビ『金曜ロードショー』版)で初担当。上記二名に次いで多く吹き替えており、主にデビュー初期の作品を担当。90年代におけるキアヌのフィックスとして定着していた[35]。「宮本キアヌ」と呼称されることがある[36]。初担当となった『ハートブルー』を劇場で鑑賞した際には「なんて綺麗な俳優だろう」とキアヌの整った容姿に驚いたといい、まさか自分が吹き替えを担当するようになるとは想像もしなかったという。『スピード』(テレビ朝日『日曜洋画劇場』版、日本語吹替完全版Blu-rayBOX収録)は評価が高く[37]、同作は宮本自身も当時必死に演じた思い出深い作品であり、現在も台本を保存しているとのこと[35]。上記の小山とは親交があり、ラジオCD「TVアニメ『血界戦線&BEYOND』技名を叫んでから殴るラジオVol.2」では両者がキアヌを吹き替えていることについて触れたトークが展開されている。
このほかにも、堀内賢雄、山寺宏一、平田広明、井上和彦、江原正士、松橋登なども声を当てている。
脚注
[編集]- ^ “Keanu Reeves - Biography”. インターネットムービーデータベース. 2012年6月20日閲覧。
- ^ a b “Dogstar SOMEWHERE BETWEEN THE POWER LINES AND PALM TREES Japan Tour”. H.I.P. HAYASHI INTERNATIONAL PROMOTIONS. 2024年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月25日閲覧。
- ^ a b c d 桜井美和 (2013年12月18日). “スリムボディーが復活 キアヌ・リーブス”. 読売新聞 (YOMIURI ONLINE). オリジナルの2016年6月24日時点におけるアーカイブ。 2016年6月24日閲覧。
- ^ 「キアヌ初監督!!『キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー』キアヌ・リーブスインタビュー」『EnterJam』2014年8月6日。オリジナルの2018年2月26日時点におけるアーカイブ。2018年2月26日閲覧。
- ^ "Netflix To Develop Live-action Film Based On Keanu Reeves's Comic Book "Brzrkr"; Reeves To Star In And Produce". Netflix (Press release). 2021年3月22日閲覧。
- ^ “Keanu Reeves - No More Rock 'n' Roll for Reeves” (英語). Contactmusic (2006年3月11日). 2009年3月13日閲覧。
- ^ “千葉真一に海外のセレブやファンから追悼メッセージ”. Yahoo!ニュース. (2021年8月20日) 2024年3月26日閲覧。
- ^ a b c “千葉真一初対面でキアヌ大興奮、熱いリアクションに「かわいい」の声。”. ナリナリドットコム. ZIP! (Narinari.com). (2015年10月6日) 2015年10月6日閲覧。
- ^ “日本文化と『ジョン・ウィック:チャプター4』の深い関係とは? キアヌ・リーブスが明かす”. フロントロウ. 2023年5月11日閲覧。
- ^ “キアヌ・リーブス、鈴鹿8時間耐久レースのコースを試乗 「夢みたいだ」”. F1-Gate.com (2015年7月26日). 2024年1月25日閲覧。
- ^ “キアヌ感激!鈴鹿『8耐』でスターター「最高のレース」”. サンスポ (2015年7月27日). 2024年1月25日閲覧。
- ^ "Keanu Reeves". TV Review. November 1997.
- ^ "Keanu Reeves Wants to Read You Some Poetry". Details Magazine. October 27, 2008.
- ^ filmreference.com. “Keanu Reeves Biography (1964-)” (英語). 2009年4月3日閲覧。
- ^ “Go Lisbon: Familiar Faces with a Portuguese Background in American Arts and Entertainment”. 2008年1月10日閲覧。
- ^ Nepales, Ruben V. (September 20, 2013). “Keanu Reeves on directing for the first time”. Philippine Daily Inquirer. 2018年2月26日閲覧。
- ^ Keanu Reeves 'set to marry Autumn Macintosh' at the Wayback Machine (archived 2023-09-07)
- ^ “トム・クルーズやキーラ・ナイトレイも!「ディスレクシア(読字障害)」と闘ってきた海外セレブ10”. Harper's BAZAAR (2022年9月7日). 2023年3月19日閲覧。
- ^ TND幽介(A4studio) (2019年10月20日). “キアヌ・リーブスの聖人伝説。ギャラ約78億円のうち、56億円を還元”. 日刊SPA!. 2024年1月25日閲覧。
- ^ “聖人キアヌ・リーブスが子犬と戯れながらファンの質問に答える癒し動画が公開”. Qetic (2019年5月24日). 2024年1月25日閲覧。
- ^ 「聖人キアヌ」は世界の蝶番であり、それは暗黒社会でも変わらない:映画『ジョン・ウィック:パラベラム』池田純一レヴュー WIRED 2019.10.05 (2022年3月13日閲覧)
- ^ “キアヌ・リーブスが「ひた隠し」にしていることが凄すぎて頭が上がらない”. フロントロウ. 2023年5月11日閲覧。
- ^ “キアヌ・リーブスに新たな“いい人伝説” 「マトリックス」のギャラをがん研究基金に寄付していた : 映画ニュース”. 映画.com. 2023年5月11日閲覧。
- ^ “キアヌ・リーヴスが悲鳴上げる、イーライ・ロス監督「ノック・ノック」特報”. 映画ナタリー (2016年3月10日). 2016年3月10日閲覧。
- ^ “キアヌ・リーヴス主演「ノック・ノック」公開日決定、今度のキアヌは脇が甘い”. 映画ナタリー (2016年2月15日). 2016年2月16日閲覧。
- ^ “キアヌ・リーブス、「砂上の法廷」の弁護士役は「マトリックス」のネオに近い!”. 映画.com. (2016年3月24日) 2016年3月24日閲覧。
- ^ a b “中川大志がソニック続投、シャドウに森川智之! 『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』吹替版キャスト&予告解禁”. クランクイン!- エンタメの「今」がわかる 映画&エンタメニュースサイト (2024年11月20日). 2024年11月20日閲覧。
- ^ “キアヌ声優・森川智之のナビゲートによる完全予習-「2分でわかるジョン・ウィック」特別映像が公開!『ジョン・ウィック:パラベラム』”. シネフィル編集部 @ cinefil編集部. 2023年1月22日閲覧。
- ^ 『「47RONIN」SP動画 主演キアヌ(声・森川智之)の妄想【メーキング】』(maidigitv) - YouTube
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- ^ “【プレゼント】80’sの傑作『マネキン』夢のスクリーン上映会にご招待 ─ ゲスト杉山すぴ豊、「80年代洋画思い出トーク」付き”. THE RIVER. THE RIVER編集部. 2023年3月7日閲覧。