クイーン II
『クイーン II』 | ||||
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クイーン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1973年8月 - 1974年2月 トライデント・スタジオ | |||
ジャンル | ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
EMI エレクトラ・レコード キャピトル・レコード(再発売) ハリウッド・レコード(再々発) ワーナー・パイオニア/エレクトラ(オリジナル盤) 東芝EMI→ユニバーサルミュージック(リイシュー盤) | |||
プロデュース |
ロイ・トーマス・ベイカー, クイーン 「ネヴァーモア」「ファニー・ハウ・ラヴ・イズ」はロビン・ケーブルとクイーン 「マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン」はロイ・ベイカー、ロビン・ケーブル、クイーン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
クイーン アルバム 年表 | ||||
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『クイーンII』収録のシングル | ||||
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『クイーンII』(Queen II)は、イギリスのロックバンド、クイーンの2作目のアルバムである。本国では1974年3月に発表され、日本では3か月後の6月に発売された。邦題には『ホワイト・クイーンとブラック・クイーンの啓示』という副題が付けられていた。
解説
[編集]彼ら最初のコンセプト・アルバムであり、前作『戦慄の王女』によるプレスからの酷評に対する回答でもあった。
レコード発売当時は、ギタリストのブライアン・メイ中心の「サイドホワイト」と、ヴォーカルのフレディ・マーキュリー作の曲のみの「サイドブラック」の2つに分けるという形式がとられた。この「白と黒」というコンセプトは、メドレー形式の曲の収録方法、アルバムジャケットの裏表や見開きの写真にも貫かれており、片面ずつのトータル性や「白と黒」が対になったコンセプトを1枚のアルバムとして押し出していた。 ライヴにおいても、ライティングの効果を無視してこのコンセプトが用いられた。しかし、CD化に際して上述のようなコンセプトも失われた。ただ、できるだけこのコンセプトを守るため、「オウガ・バトル」の冒頭には長めの空白が挿入されている。
デビュー当初から、ルックス面におけるグラムロックの影響、作品にみられるクラシックの影響や組曲的、メドレー的な曲構成、レコードのA面B面をトータル・コンセプトの元に作る作風などから、一部ではプログレッシヴ・ロックの要素をアルバムに取り入れたともいわれた。
メインジャケットはフレディ以外のメンバーは白の衣装を着た写真を希望していたが、フレディの強い要望で黒のジャケットが採用された。また、「グレイテスト・ビデオ・ヒッツ1」のジャケットにも流用された。
また、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズは、「オレが死んだら『クイーンII』を棺に入れてくれ」と述べたという逸話がある。
発売日
[編集]収録曲
[編集]- レコード発売当初は、「サイドホワイト」「サイドブラック」と、各面が分かれ、「A面」「B面」という区別がなかった。ジャケットは表裏がブラック、見開きはホワイトが、それぞれ基調とされた。
特記を除き、リード・ボーカルはフレディ・マーキュリーが担当。
# | タイトル | 作詞・作曲 | リード・ボーカル | 時間 |
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1. | 「プロセッション」(Procession) | ブライアン・メイ | ||
2. | 「父より子へ」(Father to Son) | メイ | ||
3. | 「ホワイト・クイーン」(White Queen (As It Began)) | メイ | ||
4. | 「サム・デイ・ワン・デイ」(Some Day One Day) | メイ | メイ | |
5. | 「ルーザー・イン・ジ・エンド」(Loser in the End) | ロジャー・テイラー | テイラー |
# | タイトル | 作詞・作曲 | リード・ボーカル | 時間 |
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1. | 「オウガ・バトル」(Ogre Battle) | フレディ・マーキュリー | ||
2. | 「フェアリー・フェラーの神技」(The Fairy Feller's Master-Stroke) | マーキュリー | ||
3. | 「ネヴァーモア」(Nevermore) | マーキュリー | ||
4. | 「マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン」(The March of the Black Queen) | マーキュリー | マーキュリー、テイラー | |
5. | 「ファニー・ハウ・ラヴ・イズ」(Funny How Love is) | マーキュリー | ||
6. | 「輝ける7つの海」(Seven Seas of Rhye) | マーキュリー |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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12. | 「シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン」(See What a Fool I've Been) | メイ | |
13. | 「オウガ・バトル (1991 ボーナス・リミックス)」(Ogre Battle (1991 Bonus Remix)) | マーキュリー | |
14. | 「輝ける7つの海 (1991 ボーナス・リミックス)」(Seven Seas of Rhye (1991 Bonus Remix)) | マーキュリー |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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1. | 「シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン (BBCセッション 1973/7 - 2011リミックス)」(See What a Fool I've Been (BBC session, July 1973 - remix 2011)) | メイ | |
2. | 「ホワイト・クイーン (ライヴ・アット・ハマースミス・オデオン 1975/12)」(White Queen (As It Began) (live at Hammersmith Odeon, December 1975)) | メイ | |
3. | 「輝ける7つの海 (インストゥルメンタル・ミックス 2011)」(Seven Seas of Rhye (instrumental mix 2011)) | マーキュリー | |
4. | 「ネヴァーモア (BBCセッション 1974/4)」(Nevermore (BBC session, April 1974)) | マーキュリー | |
5. | 「シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン (シングル「輝ける7つの海」B面)」(See What a Fool I've Been (B-side version, February 1974)) | メイ |
# | タイトル | |
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6. | 「ホワイト・クイーン (ライヴ・アット・ザ・レインボー 1974年)」(White Queen (As It Began) (live at The Rainbow '74)) | |
7. | 「輝ける7つの海 (ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム 1986年)」(Seven Seas of Rhye (live at Wembley Stadium '86)) | |
8. | 「オウガ・バトル (ライヴ・アット・ハマースミス・オデオン 1975年)」(Ogre Battle (live at Hammersmith Odeon '75)) |
担当
[編集]クイーン
- フレディ・マーキュリー – ボーカル、コーラス、ピアノ、ハープシコード (#7)
- ブライアン・メイ – ギター、ボーカル、コーラス、ピアノ(#2)、チューブラーベル(#9)
- ロジャー・メドウズ・テイラー – ドラムス、コーラス、ボーカル、パーカッション、マリンバ(#5)、ゴング(#6)
- ジョン・ディーコン – ベース、ギター(#2)
スタッフ