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グッド・ヴァイブス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『グッド・ヴァイブス』
ゲイリー・バートンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1969年9月2日(#6)、9月3日(#4, #5)、9月4日(#3)、1970年3月11日(#1, #2) [1]
ジャンル ジャズフュージョン
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース ジョエル・ドーン(all)、アリフ・マーディン(#1, #2)
専門評論家によるレビュー
ゲイリー・バートン アルバム 年表
鼓動
(1969年)
グッド・ヴァイブス
(1970年)
キース・ジャレット&ゲイリー・バートン
(1971年)
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グッド・ヴァイブス』(Good Vibes)は、アメリカ合衆国ジャズヴィブラフォン奏者ゲイリー・バートン1970年に発表したスタジオ・アルバム

背景

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アトランティック・レコード移籍後としては2作目に当たる[1][3]。プロデューサーの提案により、R&B系のミュージシャンと共演した作品で、バートンは後年「普段のスタイルから離れた、とてもいい機会だった」「結果的にやり甲斐のあるプロジェクトとなった」とコメントしている[4]。ただし、「ヴィブラフィンガー」と「ラス・ヴェガス・タンゴ」は、バートンのレギュラー・グループによる演奏である[4]

評価

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Ken Drydenはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「1960年代後半を通じて、ゲイリー・バートンの音楽性は、極めてロックに傾倒していた。しかし、"Vibrafinger"など、電子楽器が優位で冗長な曲は、彼が当時残した多くの録音と比べて、古臭く不満が残る」と評している[2]。また、ステュアート・ニコルソンは『ジャズワイズ英語版』誌のレビューで5点満点中3点を付け「ビクター時代の音楽性とも、当時のバートンの指向とも大きくかけ離れている」「大編成のグループによる、分厚い質感とグルーヴに満ちた音楽で、よりロック/ファンクの領域に向かっている」と評している[3]

収録曲

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特記なき楽曲はゲイリー・バートン作。

  1. ヴィブラフィンガー - "Vibrafinger" - 6:38
  2. ラス・ヴェガス・タンゴ - "Las Vegas Tango" (Gil Evans) - 6:31
  3. ボストン・マラソン - "Boston Marathon" - 7:22
  4. ペイン・イン・マイ・ハート - "Pain in My Heart" (Naomi Neville) - 4:47
  5. リロイ・ザ・マジシャン - "Leroy the Magician" - 6:13
  6. アイ・ネヴァー・ラヴド・ア・マン(ザ・ウェイ・アイ・ラヴ・ユー) - "I Never Loved a Man (The Way I Love You)" (Ronnie Shannon) - 5:13

参加ミュージシャン

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脚注

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  1. ^ a b Gary Burton Discography”. Jazz Discography Project. 2024年12月27日閲覧。
  2. ^ a b Good Vibes - Gary Burton - Album”. AlMusic. 2024年12月27日閲覧。
  3. ^ a b Nicholson, Stuart. “Gary Burton: Good Vibes”. Jazzwise. Mark Allen Group. 2024年12月27日閲覧。
  4. ^ a b 2012年再発CD (WPCR-27084)ライナーノーツ(後藤誠)

外部リンク

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