ライク・マインズ
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『ライク・マインズ』 | ||||
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ゲイリー・バートン・ウィズ・チック・コリア/パット・メセニー/ロイ・ヘインズ/デイヴ・ホランド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1997年12月15日 - 17日 ニューヨーク アバター・スタジオ[3] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | コンコード・レコード | |||
プロデュース | ゲイリー・バートン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ゲイリー・バートン アルバム 年表 | ||||
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『ライク・マインズ』(Like Minds)は、アメリカ合衆国のジャズ・ヴィブラフォン奏者、ゲイリー・バートンがチック・コリア、パット・メセニー、ロイ・ヘインズ、デイヴ・ホランドと連名で1997年に録音・1998年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]参加メンバーのうちデイヴ・ホランドは、本作でバートンと初共演し、また、チック・コリアとパット・メセニーがレコーディングで共演したのも、本作が初めてである[1]。メセニー作の「イルシデイション」とコリア作の「フューチャーズ」は、バートンの依頼により作られた新曲で、タイトル曲はバートンがコリアとの日本ツアー中に作った曲である[4]。
反響・評価
[編集]アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで5位に達した[5]。第42回グラミー賞では、本作が最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞(個人またはグループ)を受賞し、収録曲「ストレイト・アップ・アンド・ダウン」は最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞にノミネートされた[6]。
スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「現代的なストレート・アヘッド・ジャズで、ソロは簡潔でリズム・セクションは極めて引き締まっている。実際、定期的に活動を続けてきたバンドのように聴こえる」と評している[1]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「スターたちが展開する"正統なジャズ"とその爽やかさに感動した。ヘインズとホランドの端正なサポートが渋い」と評されている[2]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はパット・メセニー作曲。
- クエスチョン・アンド・アンサー - "Question and Answer" - 6:23
- イルシデイション - "Elucidation" - 5:21
- ウィンドウズ - "Windows" (Chick Corea) - 6:17
- フューチャーズ - "Futures" (C. Corea) - 10:41
- ライク・マインズ - "Like Minds" (Gary Burton) - 5:50
- カントリー・ローズ - "Country Roads" (G. Burton) - 6:26
- ティアーズ・オブ・レイン - "Tears of Rain" - 6:33
- スーン - "Soon" (George Gershwin) - 6:24
- フォー・ア・サウザンド・イヤーズ - "For a Thousand Years" - 5:23
- ストレイト・アップ・アンド・ダウン - "Straight Up and Down" (C. Corea) - 9:01
参加ミュージシャン
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d Yanow, Scott. “Like Minds - Gary Burton - Album”. AllMusic. 2024年12月27日閲覧。
- ^ a b “ゲイリー・バートン・ウィズ・チック・コリア、パット・メセニー、ロイ・ヘインズ、デイヴ・ホランド/ライク・マインズ”. CDJournal. 音楽出版社. 2024年12月27日閲覧。
- ^ “Gary Burton Discography”. Jazz Discography Project. 2024年12月27日閲覧。
- ^ CD英文ライナーノーツ(ゲイリー・バートン、1998年9月3日)
- ^ “Gary Burton - Awards”. AllMusic. 2015年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月27日閲覧。
- ^ “Gary Burton - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2024年12月27日閲覧。