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インサイド・アウト (チック・コリア・エレクトリック・バンドのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『インサイド・アウト』
チック・コリア・エレクトリック・バンドスタジオ・アルバム
リリース
録音 ロサンゼルス マッド・ハッター・スタジオ
ジャンル フュージョン
時間
レーベル GRPレコード
プロデュース チック・コリア
専門評論家によるレビュー
チック・コリア アルバム 年表
スタンダーズ・アンド・モア(チック・コリア・アコースティック・バンド名義)
(1989年)
インサイド・アウト
(1990年)
ラウンド・ミッドナイト(チック・コリア・アコースティック・バンド名義)
(1991年)
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インサイド・アウト』(Inside Out)は、チック・コリア率いる「チック・コリア・エレクトリック・バンド」が1990年に発表した、同バンドの名義では4作目に当たるスタジオ・アルバムフランク・ギャンバレおよびエリック・マリエンサルの加入後としては3作目に当たる。

背景

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本作のためのリハーサル中、スティーヴィー・ワンダーがスタジオを訪れてタイトル曲で共演したが、ワンダーは最終的なレコーディングには参加しなかった[1]。なお、1990年には本作と同名の映像作品(アメリカではVHS、日本ではレーザーディスク)も発売された[2]

反響・評価

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ビルボード』のコンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートでは6位に達した[3]

第33回グラミー賞では、本作が最優秀ジャズ・フュージョン・パフォーマンス賞にノミネートされ、収録曲「テイル・オブ・デアリング」が最優秀インストゥルメンタル編曲賞にノミネートされた[4]スコット・ヤナウオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「多数のキーボードを操る個性派のリーダーはもちろん、ロック的なギタリストのフランク・ギャンバレとR&B的なサクソフォーン奏者エリック・マリエンサルによる熱烈なソロも押し出され、このバンドらしさは相変わらず貫かれている」と評している[5]

収録曲

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全曲ともチック・コリア作曲。

  1. インサイド・アウト - "Inside Out" - 5:14
  2. メイク・ア・ウィッシュ パート1 - "Make a Wish Part 1" - 1:39
  3. メイク・ア・ウィッシュ パート2 - "Make a Wish Part 2" - 6:19
  4. ストレッチ・イット パート1 - "Stretch It Part 1" - 0:52
  5. ストレッチ・イット パート2 - "Stretch It Part 2" - 7:53
  6. キッカー - "Kicker" - 5:20
  7. チャイルズ・プレイ - "Child's Play" - 3:30
  8. テイル・オブ・デアリング チャプター1 - "Tale of Daring (Chapter 1)" - 2:02
  9. テイル・オブ・デアリング チャプター2 - "Tale of Daring (Chapter 2)" - 3:39
  10. テイル・オブ・デアリング チャプター3 - "Tale of Daring (Chapter 3)" - 5:48
  11. テイル・オブ・デアリング チャプター4 - "Tale of Daring (Chapter 4)" - 4:23

参加ミュージシャン

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アディショナル・ミュージシャン

  • ジェイ・オリヴァー - シンセサイザー・プログラミング

脚注

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  1. ^ 日本初回盤CD (VICJ-5)、1991年再発CD (MVCR-9)、2005年再発CD (UCCR 3003)共通ライナーノーツ(悠雅彦、1989年12月)
  2. ^ The Chick Corea Elektric Band - Inside Out | Discogs
  3. ^ Chick Corea - Awards”. AllMusic. 2016年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月23日閲覧。
  4. ^ Chick Corea - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2022年3月23日閲覧。
  5. ^ Yanow, Scott. “Inside Out - Chick Corea Elektric Band, Chick Corea”. AllMusic. 2022年3月23日閲覧。