インサイド・アウト (チック・コリア・エレクトリック・バンドのアルバム)
表示
『インサイド・アウト』 | ||||
---|---|---|---|---|
チック・コリア・エレクトリック・バンド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ロサンゼルス マッド・ハッター・スタジオ | |||
ジャンル | フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル | GRPレコード | |||
プロデュース | チック・コリア | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チック・コリア アルバム 年表 | ||||
|
『インサイド・アウト』(Inside Out)は、チック・コリア率いる「チック・コリア・エレクトリック・バンド」が1990年に発表した、同バンドの名義では4作目に当たるスタジオ・アルバム。フランク・ギャンバレおよびエリック・マリエンサルの加入後としては3作目に当たる。
背景
[編集]本作のためのリハーサル中、スティーヴィー・ワンダーがスタジオを訪れてタイトル曲で共演したが、ワンダーは最終的なレコーディングには参加しなかった[1]。なお、1990年には本作と同名の映像作品(アメリカではVHS、日本ではレーザーディスク)も発売された[2]。
反響・評価
[編集]『ビルボード』のコンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートでは6位に達した[3]。
第33回グラミー賞では、本作が最優秀ジャズ・フュージョン・パフォーマンス賞にノミネートされ、収録曲「テイル・オブ・デアリング」が最優秀インストゥルメンタル編曲賞にノミネートされた[4]。スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「多数のキーボードを操る個性派のリーダーはもちろん、ロック的なギタリストのフランク・ギャンバレとR&B的なサクソフォーン奏者エリック・マリエンサルによる熱烈なソロも押し出され、このバンドらしさは相変わらず貫かれている」と評している[5]。
収録曲
[編集]全曲ともチック・コリア作曲。
- インサイド・アウト - "Inside Out" - 5:14
- メイク・ア・ウィッシュ パート1 - "Make a Wish Part 1" - 1:39
- メイク・ア・ウィッシュ パート2 - "Make a Wish Part 2" - 6:19
- ストレッチ・イット パート1 - "Stretch It Part 1" - 0:52
- ストレッチ・イット パート2 - "Stretch It Part 2" - 7:53
- キッカー - "Kicker" - 5:20
- チャイルズ・プレイ - "Child's Play" - 3:30
- テイル・オブ・デアリング チャプター1 - "Tale of Daring (Chapter 1)" - 2:02
- テイル・オブ・デアリング チャプター2 - "Tale of Daring (Chapter 2)" - 3:39
- テイル・オブ・デアリング チャプター3 - "Tale of Daring (Chapter 3)" - 5:48
- テイル・オブ・デアリング チャプター4 - "Tale of Daring (Chapter 4)" - 4:23
参加ミュージシャン
[編集]- チック・コリア - MIDIピアノ、シンセサイザー
- エリック・マリエンサル - サクソフォーン
- フランク・ギャンバレ - ギター
- ジョン・パティトゥッチ - エレクトリックベース
- デイヴ・ウェックル - ドラムス
アディショナル・ミュージシャン
- ジェイ・オリヴァー - シンセサイザー・プログラミング
脚注
[編集]- ^ 日本初回盤CD (VICJ-5)、1991年再発CD (MVCR-9)、2005年再発CD (UCCR 3003)共通ライナーノーツ(悠雅彦、1989年12月)
- ^ The Chick Corea Elektric Band - Inside Out | Discogs
- ^ “Chick Corea - Awards”. AllMusic. 2016年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月23日閲覧。
- ^ “Chick Corea - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2022年3月23日閲覧。
- ^ Yanow, Scott. “Inside Out - Chick Corea Elektric Band, Chick Corea”. AllMusic. 2022年3月23日閲覧。