コマンダン・ブレゾン (通報艦)
コマンダン・ブレゾン | |
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基本情報 | |
建造所 | DCNロリアン工廠 |
運用者 | フランス海軍 |
艦種 | 通報艦 |
級名 | デスティエンヌ・ドルヴ級 |
艦歴 | |
起工 | 1979年11月15日 |
進水 | 1981年3月7日 |
就役 | 1982年4月28日 |
要目 | |
排水量 |
基準 1,100t 満載 1,250t |
全長 | 80.5m |
最大幅 | 10.3m |
吃水 | 5.6m |
機関 |
CODAD方式、2軸推進 SEMT ピルスティク12 PC 2 V 400ディーゼルエンジン × 2基(12,000HP) ディーゼル発電機 × 2基(640 + 200kW) |
速力 | 最大速 24kt |
航続距離 | 巡航15ktで4,500海里 |
乗員 | 89名 |
兵装 |
Mle68 TR 100mm単装砲 × 1基 F2 20mm機関砲 × 2基 M2機関銃 × 4挺 エグゾセMM40SSM発射機 × 4基 ミストラル近SAM連装発射機 × 1基 L5550mm魚雷発射管 × 4門 |
C4ISTAR |
SEAO/OPSMER指揮支援システム シラキューズ2衛星通信システム インマルサット衛星通信システム |
レーダー |
DRBV-15A対空対水上レーダー × 1基 DRBC-32E火器管制レーダー × 1基 DRBN-34航海レーダー × 1基 |
ソナー | DUBA-25ソナー × 1基 |
電子戦・ 対抗手段 |
ARBG-2 MAIGRET妨害装置 × 1基 ARBR-16レーダー妨害装置 デコイ発射機 × 2基 AN/SLQ-25対魚雷曳航デコイ × 1基 |
コマンダン・ブレゾン(フランス語:Commandant Blaison, F 793)は、フランス海軍のデスティエンヌ・ドルヴ級通報艦13番艦。艦名は第二次世界大戦中、潜水艦「スルクフ」の艦長を務め殉職したジョルジュ=ルイ・ニコラ・ブレゾン海軍中佐(Georges-Louis Nicolas Blaison)に由来する。
艦歴
[編集]「コマンダン・ブレゾン」は、DCNロリアン工廠で建造され1979年11月15日に起工、1981年3月7日に進水、1982年4月28日に就役する。
「コマンダン・ブレゾン」はラパリス(fr:Lapalisse)と命名都市の関係を結んでいる。「コマンダン・ブレゾン」はブレストに配備され海外領土や経済水域の警備の他に、潜水艦部隊の支援や法執行活動および救難を担当し海洋における諸任務に当たる。
1985年にニューカレドニアへ航海し、1991年の湾岸戦争に参加した。2000年2月にペルシャ湾においてアラブ首長国連邦と合同演習を実施、航空母艦「フォッシュ」などと共に動乱状態にあると想定されたアブダビを攻撃する訓練を実施した。2001年2月にダブリンを訪問し近海にてNATO各国軍と対潜戦演習を実施する。2001年8月にコートジボワールを訪問、2002年前半期にはDCNブレスト工廠において改修工事を受け、9月には第150合同任務部隊に参加するため紅海・アデン湾に向かう。
2007年8月22日、同年6月に襲撃されたデンマーク籍の貨物船「ダニカ・ホワイト」の乗組員の解放に伴い保護にあたっての支援活動を行なう。同年9月には「D645 ラ・モット=ピケ」と共にインド海軍とヴァルナ07演習を実施する。2008年10月8日にブレストからインド洋に向けて出港し、第150合同任務部隊と合流し約4ヶ月間の任務にあたる。
2009年10月12日、北ヨーロッパ諸国訪問のためブレストを出港し、同月下旬にドイツ・キールに寄港し10日間の演習を実施[1]、11月にラトビア・リガに寄港する[2]。
脚注
[編集]- ^ 海軍ニュースKiel : l’escale studieuse !!2009年10月22日
- ^ 海軍ニュースRiga : Une escale sur les traces du Commandant Brisson2009年11月12日
外部リンク
[編集]- Commandant Blaison (F 793) - ウェイバックマシン(2009年4月9日アーカイブ分)海軍公式ページ
- Aviso Commandant Blaison