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コマンダン・デュキン (通報艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コマンダン・デュキン
基本情報
建造所 DCNロリアン工廠
運用者 フランス海軍
艦種 通報艦
級名 デスティエンヌ・ドルヴ級
艦歴
起工 1980年10月1日
進水 1981年9月26日
就役 1983年3月17日
要目
排水量 基準 1,100t
満載 1,250t
全長 80.5m
最大幅 10.3m
吃水 5.6m
機関 CODAD方式、2軸推進
SEMT ピルスティク12 PC 2 V 400ディーゼルエンジン × 2基(12,000HP
ディーゼル発電機 × 2基(640 + 200kW
速力 最大速 24kt
航続距離 巡航15ktで4,500海里
乗員 89名
兵装 Mle68 TR 100mm単装砲 × 1基
F2 20mm機関砲 × 2基
M2機関銃 × 4挺
エグゾセMM40SSM発射機 × 4基
ミストラル近SAM連装発射機 × 1基
L5550mm魚雷発射管 × 4門
C4ISTAR SEAO/OPSMER指揮支援システム
シラキューズ2衛星通信システム
インマルサット衛星通信システム
レーダー DRBV-15A対空対水上レーダー × 1基
DRBC-32E火器管制レーダー × 1基
DRBN-34航海レーダー × 1基
ソナー DUBA-25ソナー × 1基
電子戦
対抗手段
ARBG-2 MAIGRET妨害装置 × 1基
ARBR-16レーダー妨害装置
デコイ発射機 × 2基
AN/SLQ-25対魚雷曳航デコイ × 1基
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コマンダン・デュキンフランス語Commandant Ducuing, F 795)は、フランス海軍デスティエンヌ・ドルヴ級通報艦15番艦。艦名は第二次世界大戦で戦死したフェルディナン・デュキン海軍中佐(Ferdinand Ducuing)に由来する。

艦歴

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「コマンダン・デュキン」は、DCNロリアン工廠で建造され1980年10月1日に起工、1981年9月26日に進水、1983年3月17日に就役する。

1988年8月17日サン=ラフェルfr:Saint-Raphaël)と命名都市の関係を結んでいる。「コマンダン・デュキン」はトゥーロンに配備され海外領土経済水域の警備の他に、潜水艦部隊の支援や法執行活動および救難を担当し海洋における諸任務に当たる。

1998年から1999年にかけては主に地中海で行動する。2000年3月、地中海での演習を終え、エリトリア情勢の悪化に伴いホル・アンガル作戦(Khor Angar)のため紅海方面に展開、5月にサウジアラビアを訪問する。2001年12月1日、不朽の自由作戦におけるヘラクレス作戦のため第473任務部隊に属しインド洋に展開する。2004年12月にはカタール海上阻止行動の合同演習を実施する。2005年10月にはグルジアバトゥミ入りし合同演習を行なう。

2007年11月から2008年に2月にかけて世界食糧計画によるソマリア難民向け援助食糧を輸送する船団を護衛する任務に就く。ソマリア沖ではソマリア沖の海賊による被害が増加傾向にあり、9月25日の第62回国連総会にてニコラ・サルコジ大統領は船団護衛のため約2ヶ月間にわたり護衛部隊を派遣することを提案した。これを受けて海軍は本艦は「F792 プルミエ=メートル・レール」と共に10月15日にトゥーロンを出港し11月16日にケニアモンバサを出港し第1回目の護衛を開始する。翌2008年2月2日にデンマーク海軍に任務を引き継ぐ。

2008年10月にアルジェリアと合同でエル・メド08演習(EL MED 08)を実施する。2009年1月から4月にかけてはアタランタ作戦に参加するためアデン湾に向かう。2月には海上自衛隊AOE-422 とわだ」から洋上補給を受ける[1]。4月にはソマリア沖2009年4月10日の事件において人質救出活動に参加する。ソマリア沖での任務を終え、5月11日から22日までアレクサンドリア沖にてエジプト軍と合同でクレオパトラ演習を実施する。

脚注

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  1. ^ フランス海軍Rapport d’étonnement d’un midship sur la pêche aux pirates2009年2月28日

外部リンク

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関連項目

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