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シモーネ・コルシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シモーネ・コルシ
2020年
国籍 イタリアの旗 イタリア
現在のチーム MVアグスタフォワード・レーシング
ゼッケン 3
レースでの経歴
ロードレース世界選手権 Moto2クラス
活動期間2010年2022年
マニファクチャラーモトビ, FTR, スピードアップ, フォワード KLX, カレックス, NTS, MVアグスタ
2022年 順位35位 (0 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
209 0 9 2 0 961
ロードレース世界選手権 250ccクラス
活動期間2005年
マニファクチャラーアプリリア
チャンピオン0
2005年 順位14th (59 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
16 0 0 0 0 59
ロードレース世界選手権 125ccクラス
活動期間2002年2004年, 2006年2009年
マニファクチャラーホンダ, ジレラ, アプリリア
チャンピオン0
2009年 順位11位 (81 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
95 5 12 3 2 646

シモーネ・コルシ ( Simone Corsi, 1987年4月24日 - ) は、イタリアローマ出身のオートバイレーサー。

経歴

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キャリア初期

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モトクロスレーサーだった父ステファノの元、4歳の時にミニバイクレースにデビュー。1993年から2000年までは毎年国内レースで表彰台に立った。2001年にはロードレースイタリア選手権125ccクラスに参戦しシリーズ10位、翌年にはシリーズ3位となった。また2002年にはイタリアGP125ccクラスのレースにスポット参戦し、グランプリデビューを果たした。

ロードレース世界選手権

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125ccクラス

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2003年、コルシはチーム・スコットからホンダのマシンを駆ってロードレース世界選手権125ccクラスにフル参戦を開始した。1年目は2度9位に入ったのが最高位となりシリーズランキング19位、2004年にはチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾがチャンピオンを獲得した一方で、コルシは第12戦日本GPで初表彰台(3位)に立ちシリーズ13位を記録した。

2005年シーズン、コルシはMSアプリリアチームから250ccクラスにステップアップを果たした。前半8戦中7戦でポイントを獲得する順調な滑り出しを見せたが、後半戦はわずか1戦でのポイント獲得に終わった。

まだ下位クラスで学ぶべきことが残っていると感じたコルシは、2006年より125ccクラスに戻ることとなった。2007年には第3戦トルコGPで初優勝を挙げ、シリーズ6位に入る進歩を見せた。

2008年、コルシはジャック&ジョーンズWRBチームで、最新型のファクトリーマシン、アプリリア・RSA125を駆ることになった。第2戦スペインGP第3戦ポルトガルGP第6戦イタリアGP最終戦バレンシアGPとシーズン4勝を挙げ、チャンピオンのマイク・ディ・メッリオに次ぐシリーズ2位を記録した。

2009年もジャック&ジョーンズチームに残留したが、開幕前の準備が遅れたり、チーフメカニック等の体制が変更になったことも影響し、コルシは第6戦終了時点でシリーズランキング23位と大きく低迷していた。そこで第7戦以降は前年コルシを担当していたメカニックたちで構成されている「フォンタナ・レーシング」に移籍することとなった。この移籍は功を奏し、第10戦イギリスGPでは久しぶりにトップ争いを展開して2位表彰台に立った[1]。その後も第12戦インディアナポリスGPで3位表彰台に立つなど上位でのフィニッシュを続けたが、前半戦の不振がたたってシリーズランキングは11位に終わった。

Moto2クラス

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2010年シーズンは、JiRチームからテクニカル・スポーツのシャシーを駆ってMoto2クラスに参戦した[2]。チームメイトはシーズン当初はマティア・パシーニだったが、パシーニの途中解雇により手島雄介アレックス・デ・アンジェリスと代わっていった。コルシは第3戦フランスGPでクラス初表彰台(3位)を獲得、全17戦中15戦をポイント圏内で完走する安定度を見せ、シリーズランキング5位を記録した。第4戦イタリアGPでは26番グリッドから23人抜きを見せて3位表彰台を獲得、赤旗再レースとなった第11戦インディアナポリスGPでは最後尾36番グリッドから31人を抜いて5位入賞という猛烈な追い上げを見せた[3]

2011年は元アプリリアのレース部門責任者であるジャンピエロ・サッキが立ち上げた新チーム「イオダレーシング」からMoto2クラスに継続参戦する。チームメイトは再びマティア・パシーニが務める[4]

2016年サム・ロウズと交代する形で、「スピードアップ・レーシング」に移籍。2年ぶりの表彰台に立つ。

2020年は、MVアグスタ・テンポラリー・フォワードから参戦。チェコグランプリでは1日目のフリー走行を行っていたが、翌日の予選は欠場した。

ロードレース世界選手権 戦績

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シーズン クラス チーム メーカー マシン 出走 優勝 表彰台 PP FL ポイント シリーズ順位
2002年 125cc イタリアの旗 ポリーニ ホンダ RS125R 1 0 0 0 0 0 -
2003年 125cc イタリアの旗 チーム・スコット ホンダ RS125R 14 0 0 0 0 32 19位
2004年 125cc イタリアの旗 コプロン・チーム・スコット ホンダ RS125R 16 0 1 0 0 61 13位
2005年 250cc イタリアの旗 MSアプリリア・イタリア・コルセ アプリリア RSW250LE 16 0 0 0 0 59 14位
2006年 125cc イタリアの旗 スクアドラ・コルセ・メティス・ジレラ ジレラ RS125 14 0 0 0 0 79 12位
2007年 125cc イタリアの旗 スキルド・レーシング・チーム アプリリア RS125 17 1 2 0 0 168 6位
2008年 125cc イタリアの旗 ジャック&ジョーンズWRB アプリリア RSA125 17 4 7 3 2 225 2位
2009年 125cc イタリアの旗 ジャック&ジョーンズWRB
イタリアの旗 フォンタナ・レーシング
アプリリア RSA125 16 0 2 0 0 81 11位
2010年 Moto2 イタリアの旗 JiR TSR
(モトビ)
TSR6 17 0 2 0 0 138 5位
2011年 Moto2 イタリアの旗 イオダレーシング FTR M211 17 0 2 0 0 127 6位
2012年 Moto2 イタリアの旗 イオダレーシング FTR M212 17 0 0 1 0 88 11位
2013年 Moto2 イタリアの旗 NGMモバイル・レーシング スピードアップ SF13 17 0 1 0 0 108 11位
2014年 Moto2 スイスの旗 NGMフォワード・レーシング フォワードKLX フォワード KLX 12 0 2 0 0 100 7位
カレックス カレックス・Moto2
2021年 Moto2 スイスの旗 MVアグスタフォワード・レーシング MVアグスタ MVアグスタ・F2 14 0 0 1 0 16 24位
2022年 Moto2 スイスの旗 MVアグスタフォワード・レーシング MVアグスタ MVアグスタ・F2 19 0 0 0 0 0 35位
合計 320 5 21 5 2 1666

脚注

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外部リンク

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