シュコダ6Tr
表示
シュコダ6Tr | |
---|---|
基本情報 | |
製造所 | シュコダ |
製造年 | 1949年 - 1950年 |
製造数 | 16両 |
運用開始 | 1949年 |
運用終了 | 1971年 |
投入先 | ブルノ・トロリーバス、プルゼニ・トロリーバス |
主要諸元 | |
電気方式 |
直流600 V (架空電車線方式) |
設計最高速度 | 45 km/h |
車両定員 |
着席22人 定員80人 |
車両重量 | 9.6 t |
全長 | 10,500 mm |
全幅 | 2,500 mm |
全高 | 3,210 mm(集電装置含む) |
車体高 | 2,840 mm |
主電動機 | Škoda AI 2644 sN |
主電動機出力 | 96 kw |
歯車比 | 14.53 |
出力 | 96 kw |
制御装置 | 抵抗制御 |
備考 | 主要数値は[1][2][3][4][5][6]に基づく。 |
シュコダ6Tr(チェコ語: Škoda 6Tr)は、チェコスロバキア(現:チェコ)のシュコダが開発・生産したトロリーバス車両である[1][2][3][4]。
概要
[編集]第二次世界大戦終戦後および1948年のチェコスロバキア政変後初のシュコダ製トロリーバスの新形式。未成に終わったシュコダ5Tr(Škoda 5Tr)の技術を基に開発が行われ、チェコスロバキア国内で開発・製造されたトロリーバスで初めての2軸バスとなった[注釈 1]。車体構造はモノコックが採用され、車体右側3箇所に乗降扉が設けられた。出力値96 kwの主電動機や集電用のポールをはじめとする電気機器はシュコダが独自に開発したものが採用された[2][3][4][5][7]。
1949年から1950年にかけてブルノ市内のトロリーバス(ブルノ・トロリーバス)の開通へ向けて15両(6Tr1)が導入された他、1949年にはプルゼニ(プルゼニ・トロリーバス)にも1両が導入された。そのうち後者は動力伝達用の自在継手の形状が変更されており、「6Tr2」と言う形式名が付けられていた。ブルノでは1966年、プルゼニでは1971年まで営業運転に使用され、2022年現在はプルゼニ向けの1両がブルノ技術博物館で動態保存されている[2][3][4][8][9][10]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “Přehled trolejbusů”. SKD PRAHA, spol. s r.o.. 2008年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月7日閲覧。
- ^ a b c d “Trolejbusy Škoda 6 Tr a 7 Tr z plzeňských Doudlevec - jako dnes Škoda Irisbus.”. BUSportal (2006年4月29日). 2022年1月7日閲覧。
- ^ a b c d “DPMB: trolejbusy Škoda 6Tr”. SEZNAM-AUTOBUSU.cz. 2022年1月7日閲覧。
- ^ a b c d Martin Harák 2015, p. 46.
- ^ a b Martin Harák 2013, p. 43.
- ^ Martin Harák 2015, p. 140,147.
- ^ Martin Harák 2015, p. 111.
- ^ Martin Harák 2015, p. 47.
- ^ “Trolejbusy se rozjely do Brna”. Česká televize (2009年7月30日). 2022年1月7日閲覧。
- ^ Plzeňských městských dopravních podniků, a.s (2011-6) (PDF). Plzeňské trolejbusy slaví 70 let. pp. 6 2022年1月7日閲覧。.
参考資料
[編集]- Martin Harák (2015-11-10). České trolejbusy historie a současnost, typy, technika, provoz. Praha: Grada Publishing a.s.. ISBN 978-80-247-5552-6
- Martin Harák (2013-11-17). Autobusy a trolejbusy východního bloku. Praha: Grada Publishing a.s.. ISBN 978-80-247-4738-5