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エレクトリック・ライト・オーケストラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェフ・リンズELOから転送)
ELO
ノルウェー・オスロ公演 (1978年4月)
基本情報
別名 ジェフ・リンズELO(2014年 - 2025年予定)
出身地 イングランドの旗 イングランド ウェスト・ミッドランズ州バーミンガム
ジャンル
活動期間
レーベル
公式サイト Jeff Lynne’s ELO – Official Website
メンバー
旧メンバー

エレクトリック・ライト・オーケストラElectric Light Orchestra)は[6]イングランド出身のロックバンド。通称「ELO」。

前身のロックバンド、ザ・ムーブから発展。1972年から1986年の間、米国で最も多くの(ビルボード40位以内の)ヒット曲を放ち[注釈 1]1980年代まで世界的な人気を博した。1990年代以降は創設メンバー ジェフ・リンベヴ・ベヴァンらが、冠名義で活動している。2017年ロックの殿堂』入り。ウォール・ストリート・ジャーナルが選ぶ史上最も人気のバンド100組でELOは第47位。[7][8]

概要・サウンドスタイル

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レコードデビュー後しばらくの間、ロックバンドにストリングス楽器担当(チェロ2名、バイオリン1名)がメンバーとして在籍するユニークな編成で、クラシックの弦楽三重奏の要素を取り入れた独特のサウンドが特徴だった。

1974年発表の『エルドラド』でストリングス・アレンジにルイス・クラークを迎えて以降、レコーディングではロックバンドとフル編成のオーケストラ・サウンドを融合させた楽曲アレンジを構成するように変化し、バンド内のストリングスメンバーのサウンド面への貢献は減少した[注釈 2]

その後、1970年代後半から1980年代にかけて、従来のオーケストラ・サウンドに加えてシンセサイザーを多用した楽曲アレンジをするようになり、よりポップな方向へサウンドを変化させていった[注釈 3]1979年発表のアルバム『ディスカバリー』を機に、ストリングス・メンバーを解雇(ライブのための「サポートメンバー」に降格)し、ギター、ベース、ドラム、キーボードの4人編成となった。

略歴

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黎明期(1970年 - 1972年)

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初期メンバー(1973年)

1970年、ロックバンド「ザ・ムーブ」が「エレクトリック・ライト・オーケストラ」(通称 ELO)という名を併用して活動するようになる。メンバーがロイ・ウッドジェフ・リンベヴ・ベヴァンの3人になった1971年、アルバム『エレクトリック・ライト・オーケストラ』で再デビュー。バンドはELO名義に一本化し、「ザ・ムーブ」の名は1972年頃に消滅した。次作制作途中でロイが脱退する。

1972年には、チャック・ベリーの曲をカバーした「ロール・オーバー・ベートーヴェン」が注目された。セカンド・アルバム『ELO2』(1972年)はポップとプログレッシブ・ロック両方の要素を含んでいた。

全盛期(1973年 - 1979年)

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1973年には、ブルーアイド・ソウルの曲「ショウ・ダウン」がアメリカでの最初のヒットとなった[9]。さらにサード・アルバム『第三世界の曙』(1973年)を発売。その後ビートルズ的なポップスの要素を強め、ヒットを連発した。

1974年、4thアルバム『エルドラド』が初の全米ゴールドディスクを獲得し、シングル「キャント・ゲット・イット・アウト・オブ・マイ・ヘッド」がヒットした。翌年の5thアルバム『フェイス・ザ・ミュージック』もヒット。1976年の「イーヴィル・ウーマン」は、やはりブルーアイド・ソウルの曲で全米ヒットとなっている[10]。同年には「ストレンジ・マジック」もヒットした。6thアルバム『オーロラの救世主』(1976年)はプラチナディスクに輝いた。

その後、2枚組大作の7thアルバム『アウト・オブ・ザ・ブルー』(1977年)を発売し「テレフォン・ライン」が日米でヒット。翌年78年には「スウィート・トーキン・ウーマン」「ターン・トゥ・ストーン」がアメリカでヒットになっている。さらにELOは70s後半に大流行したディスコ・サウンドをELO流に解釈した8thアルバム『ディスカバリー』を1979年に発売した。79年には「シャイン・ラブ」(シャイン・ア・リトル・ラブ)「ロンドン行き最終列車」「ドント・ブリング・ミー・ダウン」などヒットを連発した。また同アルバムには「コンフュージョン」も収録され、アメリカではシングルカットされている。

1977年から1978年にかけて行われたワールドツアー(アウト・オブ・ザ・ブルー・ツアー)では、ステージ上にレーザービームが飛び交う巨大UFOを出現させ、メンバーがその中で演奏するという大がかりな演出で話題をさらった。ウェンブリー・アリーナ(1978年)のライブ作品も発売されている。同年に最初で最後の日本公演を開催。

安定期(1980年 - 1986年)

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『タイム』ツアー(1981年-1982年)

1980年代、映画『ザナドゥ』のサウンドトラック(1980年)の片面を担当し、担当した6曲中3曲(「オリビア・ニュートン=ジョン / ELO」名義による「ザナドゥ」含む)などが全米でヒットした。ただし芸能人であるオリビアと共演したことは、ELOのロック・バンドとしてのイメージを低下させた側面があった。

バンドは、ロイ・ウッドが脱退した『ELO2』以降、中心メンバーであるジェフ・リンがほとんど全曲を一人で書き、プロデュースしてレコードを制作していた。9thアルバム『タイム』(1981年)以降は更に顕著になり、リンのソロ・プロジェクト的な色合いが強まった。ルイス・クラーク解雇以降、売りであったストリングスサウンドは姿を消し、シンプルなポップ・ロックを志向するようになる。日本ではヒットが出なくなるが、アメリカでは「ホールド・オン・タイト」が81年にヒットしている。また83年の「ロックンロール・イズ・キング」もジェフ・リンのロック志向が出た佳曲だった。

また、この頃から契約中のエージェント「ドン・アーデン・マネージメント」とバンドの関係がこじれ始め、1981年の全米ツアー(『タイム』ツアー)は、思うようにライブスケジュールを組むことができず、中途半端な規模で半ば中止されるような形で終わってしまう。10thアルバム『シークレット・メッセージ』(1982年)発表時にはライブツアーの予定すら組まれなかった。

1980年代中盤頃、バンドとレコード会社の間の契約問題で活動が停滞し、更にメンバーのケリー・グロウカットが、リンとマネージメントを訴えるという事態が発生[注釈 4]。バンドに嫌気が差したリンは、11thアルバム『バランス・オブ・パワー』(1986年)の発表と幾つかのギグ参加を最後に活動を放棄し、バンドは自然消滅した。80年代後半にはジェフ・リンは、ボブ・ディラン、ジョージ・ハリスン、トム・ペティ、ロイ・オービソンらと「トラベリング・ウィルベリーズ」を結成した。

ELO Part II(1989年 - 2000年)

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ELO Part II
出身地 イングランドの旗 イングランド ウェスト・ミッドランズ州バーミンガム
ジャンル ポップ・ロック[11]
活動期間 1989年 - 2000年
レーベル
旧メンバー
ベヴ・ベヴァン(1977年)

1988年、ベヴァンはリンに「ELOのアルバムをレコーディングしたい」と打診[12]。しかし、リンが参加を拒否ししたため、ベヴァンはリンなしでのバンドの活動を行なう意志を示した[13]。これに対して、名称権利を有するリンは難色を示す。打開策として「Part II」を追加した「Electric Light Orchestra Part II」という名で合意した[11]。活動開始初期にジョン・ペインがメンバーとして採用されたが、正式加入前に離脱して、1991年にエイジアに参加。プロデューサーも交代して再度仕切り直し、ファースト・アルバム『銀河の探索者』がリリースされたのは、翌1990年であった。

ELO全盛期の旧メンバーであるミック・カミンスキー、セカンド・アルバム『モーメント・オブ・トゥルース』からはルイス・クラークやケリー・グロウカットも参加するなど、オーケストラ・サウンドとロックバンドを合わせた、1970年代のELOサウンドの再現を目ざした。しかしリン不在のELOは如何ともしがたく、アルバム・シングル共に新作が全米・全英でチャートインを記録する事はなかった。ライブでは往年のヒット曲を演奏し、オーストラリアやロシアで生オーケストラと共演したライブ・アルバムを発表している。

ELO Part II名義での最初のツアーは、コンスタンチン・クリメッツが指揮を務める80人編成のモスクワ交響楽団英語版を迎えて行なわれた[14]

1999年1月にベイツが脱退し、パルテノン・ハクスリーが代わりにボーカルとギターを務めることとなった。11月に最後のライブを開催。

2000年初頭にバンド解散を発表。

ジ・オーケストラ(2000年 - )

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ジ・オーケストラ
チリ サンティアゴ公演(2013年)
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド ウェスト・ミッドランズ州バーミンガム
ジャンル ポップ・ロック
活動期間 2000年 -
公式サイト The Orchestra
メンバー
  • エリック・トロイヤー
  • ミク・カミンスキー
  • ゴードン・タウンゼンド
  • パルテノン・ハクスリー
  • グレン・バーティック
  • ルイス・クラークJr.
旧メンバー

2000年に「ELO Part II」が解散した後も、所属メンバーのミック・カミンスキーやルイス・クラーク、ケリー・グロウカットらは、「The Orchestra」の名前で活動を継続する。2001年にはアルバム『No Rewind』をリリース。その後もELO往年のヒット曲演奏を主体に、ライブ活動を続けている。

2008年、ライブ・アルバム『The Orchestra Live』をリリース。

2009年、「ELO Part II」からのデビュー20周年を記念したコンピレーションアルバム『Anthology - 20 Years and Counting...』をリリース。同年2月、ケリー・グロウカットが死去。

2021年2月16日、ルイス・クラークがオハイオ州で死去[15]

ELO名義での再始動(2000年 - 2013年)

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2000年、独自のメンバー編成によるELO名義で再始動する。過去にベヴ・ベヴァンとバンド名使用の問題で協議した件があったが、ベヴが引退した時期と重なり、あまり問題視されなかった。旧メンバーからは、リチャード・タンディが参加した。

2001年、ELO名義として15年ぶりの12thアルバム『ズーム』を発表[16]。活動自体は当年度のみの短期間で終了する。

2012年、完全再録したコンピレーション『Mr. Blue Sky』をリリース。

2013年に『ズーム』期のライブ・アルバムをリリース。

ジェフ・リンズELO(2014年 - )

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ジェフ・リンズELO - ドイツ公演(2015年7月)

2014年9月14日にハイドパークで開催されたBBCラジオ2主催の「フェスティヴァル・イン・ア・デイ」にヘッドライナーとして約30年ぶりに出演[17]。リンとタンディは、ジェフ・リンズELOとして出演し、演奏にはテイク・ザットのバック・バンドとBBCコンサート・オーケストラが参加[18]

2015年、14年ぶりのスタジオアルバム『アローン・イン・ザ・ユニバース』を発表[19]

2016年、2005年にリリースしたコンピレーション『All Over The World』が11年越しで、9thアルバム『タイム』以来35年ぶりに全英1位を獲得[20]

2017年、ジェフ・リン体制としては37年ぶりの北米ツアーを開催[21]。ELOが『ロックの殿堂』入り。対象メンバーはジェフ・リンベヴ・ベヴァンロイ・ウッド、リチャード・タンディの4名が選出された[22]

2019年、4年ぶりのスタジオアルバム『フロム・アウト・オブ・ノーウェア』を発表し、全英アルバム・チャートで1位を獲得[23]

2021年、ELOのデビュー50周年を記念したキャンペーンを展開[24]。日本では、旧譜の大々的なリイシューを実施した[25]

2024年3月、解散に向けたファイナルツアーを公表[26]。その最中の5月1日、殿堂入りメンバーのリチャード・タンディが死去する[27][28]。8月、予定通り北米よりファイナルツアー「Over and Out Tour」が開幕[29]

主なメンバーの動向

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ジェフ・リン

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ジェフ・リン(2014年)

1980年代半ばからプロデューサーとしても活躍しており、ジョージ・ハリスンリンゴ・スターポール・マッカートニー(共同プロデュース/以上、元ビートルズ)、デイヴ・エドモンズトム・ペティロイ・オービソンデル・シャノンなどを手掛けている[注釈 5]1988年から覆面スーパーバンドのトラヴェリング・ウィルベリーズ(Traveling Wilburys)に在籍。ウィルベリーズでも、サウンド・プロデューサー的な役割を果たしていた。1995年から1996年にかけて発売されたビートルズのアンソロジー・プロジェクトでは、協同プロデューサーとして念願の「ビートルズとの共演」を果たした。2020年、エリザベス女王の生誕日にてOBE(大英帝国勲章第4等)を授与。[30]

ベヴ・ベヴァン

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2000年に一旦引退したものの、2004年にリーダーバンド「ベヴ・ベヴァンズ・ザ・ムーブ」[注釈 6]のリーダーとして音楽シーンに復帰した。ベヴの新バンドは、The Orchestraのメンバーを除いた、ELO Part IIの中核メンバーで構成されている。ベヴは、「このバンドは、ELOの曲もPart IIの曲も演奏しない」と宣言しており、その言葉通り、ザ・ムーブの曲を演奏することはあってもELOの曲は演奏していない。

ロイ・ウッド

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ロイ・ウッド(1974年)

ELO脱退後、ロックバンド「ウィザード」を結成。解散後はソロ活動に専念する。優れた作品を残しながらもジェフ・リンとは対照的に、正当な評価を受けない不遇の時代を過ごした。

リチャード・タンディ

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後期ELOのサポートメンバーだったデイヴ・モーガンと1980年代半ばに「The Tandy Morgan Band」を結成するなど独自の活動を展開する一方で、リンのソロプロジェクトやプロデュース作品にも参加している。他にも、ザ・ムーブ/ELO人脈での仕事をこなしており、Trevor Burton Bandの1998年のアルバム『Blue Moons』と欧州ツアーに参加した。

2014年に再始動した「ジェフ・リンズELO」にて、リン以外では唯一の元メンバーとして参加。

2024年5月1日、死去(76歳)[31]

その他

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(左)ケリー・グロウカット(2008年)
ルイス・クラーク(2017年)

ケリー・グロウカット、ミック・カミンスキー、ルイス・クラークらはELO Part IIのメンバーだったエリック・トロイヤー、パルテノン・ハクスリー、ゴードン・タウンゼンドと共に「The Orchestra」結成。それぞれソロでも活動している。

死去

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  • スティーブ・ウーラム - 1971年、活動早々に死去。
  • ケリー・グロウカット - 2009年2月19日、心臓発作で死去(63歳)。
  • マイク・エドワーズ - 2010年9月5日、イギリス南西部デボンで事故死(62歳)。
  • ウィルフレッド・ギブソン - 2014年10月21日
  • ヒュー・マクダウェル - 2018年11月6日、故郷ロンドンにて病死(65歳)[32]
  • ルイス・クラーク - 2021年2月13日、米国オハイオ州にて病死(73歳)[33]

メンバー

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現ラインナップ

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ジェフ・リンズELO

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The Orchestra

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  • エリック・トロイヤー (Eric Troyer) - ギター、キーボード、ボーカル (2000年- ):ELO Part II
  • ミク・カミンスキー (Mik Kaminski) - ヴァイオリン (2000年- ):ELO/ELO Part II
  • ゴードン・タウンゼンド (Gordon Townsend) - ドラムス (2000年- )
  • パルテノン・ハクスリー (Parthenon Huxley) - ベース、ボーカル (2000年-2007年、2011年- ):ELO Part II
  • グレン・バーティック (Glen Burtnik) - ボーカル、ベース (2009年- )

旧メンバー

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クラシックELO

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  • ロイ・ウッド (Roy Wood) - ボーカル、マルチプレイ (1970年-1972年)
  • リック・プライス (Rick Price) - ベース (1970年)
  • ベヴ・ベヴァン (Bev Bevan) - ドラムス (1970年-1986年):ELO Part II
  • ビル・ハント (Bill Hunt) - ホルン (1971年-1972年)
  • スティーブ・ウーラム (Steve Woolam) - ヴァイオリン (1971年) ※1971年死去
  • アンディー・クレイグ (Andy Craig) - チェロ (1971年-1972年)
  • ヒュー・マクダウェル (Hugh McDowell) - チェロ (1972年、1973年-1979年) ※2018年死去
  • マイク・エドワーズ (Mike Edwards) - チェロ (1972年-1975年) ※2010年死去
  • ウィルフレッド・ギブソン (Wilfred Gibson) - ヴァイオリン (1972年-1973年) ※2014年死去
  • マイク・デ・アルバカーキ (Mike de Albuquerque) - ベース (1972年-1974年)
  • コリン・ウォーカー (Colin Walker) - チェロ (1972年-1973年)
  • ミク・カミンスキー (Mik Kaminski) - ヴァイオリン (1973年-1979年、1981年-1986年):ELO Part II/The Orchestra
  • ケリー・グロウカット (Kelly Groucutt) - ベース (1974年-1983年):ELO Part II/The Orchestra ※2009年死去
  • ルイス・クラーク (Louis Clark) - キーボード (1974年-1986年):ELO Part II/The Orchestra ※2021年死去
  • メルヴィン・ゲイル (Melvyn Gale) - チェロ、ピアノ (1975年-1979年)
  • デイヴ・モーガン (Dave Morgan) - ギター (1981年-1986年)
  • マーティン・スミス (Martin Smith) - ベース (1986年)

ELO Part II

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  • ベヴ・ベヴァン (Bev Bevan) - ドラムス (1989年-2000年):ELO
  • ルイス・クラーク (Louis Clark) - キーボード (1989年-2000年):ELO/The Orchestra ※2021年死去
  • エリック・トロイヤー (Eric Troyer) - ギター、ボーカル (1989年-2000年):The Orchestra
  • ピーター・ヘイコック (Pete Haycock) - ギター、ベース (1989年-1993年) ※2013年死去
  • ニール・ロックウッド (Neil Lockwood) - ギター (1989年-1993年)
  • ミク・カミンスキー (Mik Kaminski) – ヴァイオリン (1990年-2000年):ELO/The Orchestra
  • ケリー・グロウカット (Kelly Groucutt) - ベース (1991年-2000年):ELO/The Orchestra ※2009年死去
  • ヒュー・マクダウェル (Hugh McDowell) - チェロ (1991年-1992年):ELO ※2018年死去
  • フィル・ベイツ (Phil Bates) - ギター (1993年-1999年)
  • パルテノン・ハクスリー (Parthenon Huxley) - ギター、ボーカル (1998年-2000年):The Orchestra

The Orchestra

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  • ケリー・グロウカット (Kelly Groucutt) - ベース (2000年-2009年):ELO/ELO Part II ※2009年死去
  • フィル・ベイツ (Phil Bates) - ギター (2007年-2011年):ELO Part II
  • ルイス・クラーク (Louis Clark) - キーボード (2000年 -2021年):ELO/ELO Part II ※2021年死去

ラインナップの変遷

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メンバー スタジオ・アルバム
1970年 - 1971年
1971年
  • ロイ・ウッド - ボーカル、ギター、ベース、チェロ、オーボエ
  • ジェフ・リン - ボーカル、ギター、ベース
  • ベヴ・ベヴァン - ドラム
  • ビル・ハント - ブラス
  • スティーブ・ウーラム - ヴァイオリン
1972年1月 - 1972年7月
1972年8月 - 1973年5月
  • ジェフ・リン - ボーカル、ギター
  • ベヴ・ベヴァン - ドラム
  • リチャード・タンディ - ピアノ、モーグ・シンセサイザー
  • マイク・デ・アルバカーキ - ベース、バック・ボーカル
  • ウィルフレッド・ギブソン - ヴァイオリン
  • コリン・ウォーカー - チェロ
  • マイク・エドワーズ - チェロ
  • ELO2(1973年1月)
1973年5月 - 1973年9月
  • ジェフ・リン - ボーカル、ギター
  • ベヴ・ベヴァン - ドラム
  • リチャード・タンディ - ピアノ、モーグ・シンセサイザー
  • マイク・デ・アルバカーキ - ベース、バック・ボーカル
  • ミク・カミンスキー - ヴァイオリン
  • マイク・エドワーズ - チェロ
1973年9月 - 1974年
  • ジェフ・リン - ボーカル、ギター
  • ベヴ・ベヴァン - ドラム
  • リチャード・タンディ - ピアノ、モーグ・シンセサイザー
  • マイク・デ・アルバカーキ - ベース、バック・ボーカル
  • ミク・カミンスキー - ヴァイオリン
  • マイク・エドワーズ - チェロ
  • ヒュー・マクダウェル - チェロ
1975年 - 1979年(最も有名なラインナップ)
  • ジェフ・リン - ボーカル、ギター
  • ベヴ・ベヴァン - ドラム
  • リチャード・タンディ - ピアノ、モーグ・シンセサイザー
  • ケリー・グロウカット - ボーカル、ベース
  • ミク・カミンスキー - ヴァイオリン
  • メルヴィン・ゲイル - チェロ
  • ヒュー・マクダウェル - チェロ
1979年 - 1981年
  • ジェフ・リン - ボーカル、ギター
  • ベヴ・ベヴァン - ドラム
  • リチャード・タンディ - ピアノ、モーグ・シンセサイザー
  • ケリー・グロウカット - ボーカル、ベース
1981年 - 1982年
  • ジェフ・リン - ボーカル、ギター
  • ベヴ・ベヴァン - ドラム
  • リチャード・タンディ - ピアノ、モーグ・シンセサイザー
  • ケリー・グロウカット - ボーカル、ベース

ツアーメンバー:

1983年
  • ジェフ・リン - ボーカル、ギター
  • ベヴ・ベヴァン - ドラム
  • リチャード・タンディ - ピアノ、モーグ・シンセサイザー
  • ケリー・グロウカット - ボーカル、ベース
1986年
  • ジェフ・リン - ボーカル、ギター、ベース
  • ベヴ・ベヴァン - ドラム
  • リチャード・タンディ - ピアノ、モーグ・シンセサイザー

ツアーメンバー:

  • ミク・カミンスキー - ヴァイオリン
  • ルイス・クラーク - ストリング・シンセサイザー
  • デイヴ・モーガン - アコースティックギター、バック・ボーカル
  • マーティン・スミス - ベース、バック・ボーカル

在籍タイムライン

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ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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「電灯楽団」らしく、電球を大きくフィーチャーしたジャケット・デザイン。
  • ELO2』 - Electric Light Orchestra II (1973年) ※全英35位・全米62位
  • 第三世界の曙』 - On The Third Day (1973年) ※全英46位・全米52位
メンバーの意向に反して、海賊姿のメンバーの写真を大きくあしらったジャケット・デザインで発売された。現在のリマスター版は、元々のジャケット・デザインに変更して発売されている。
映画『オズの魔法使』の一場面をフィーチャーしたジャケット・デザイン。
電気椅子をフィーチャーしたジャケット・デザイン。
アルバム・タイトル「A New World Record」は、ミュンヘン・オリンピックのテレビ中継の「世界新記録」というテロップから取ったもの。
UFO型宇宙船をあしらったジャケット・デザインは、長岡秀星によるもの。
『千夜一夜物語』の「アリババと40人の盗賊」をイメージしたジャケット・デザイン。
  • ザナドゥ』 - Xanadu (1980年) ※全英2位・全米4位、サウンドトラック
オリビア・ニュートン=ジョン主演の同名映画サントラ盤。片面がELOサイド、もう片面がONJサイドと呼ばれていた(どちらがA面でB面かの設定は、国により異なる)。アルバム・映画と同名の曲はELOサイドに収録。
活動休止より15年ぶりのアルバム。元ビートルズのジョージ・ハリスンリンゴ・スターがゲスト参加。メンバーは、ジェフのみであるが、一部に元メンバーのリチャード・タンディが参加。

ライブ・アルバム

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  • 『ELOライブ〜ザ・ナイト・ザ・ライト・ウェント・オン』 - The Night The Light Went On (In Long Beach) (1974年)
  • Live At Wembley '78 (1998年)
  •  Live At Winterland '76 (1999年)
  • 『ライヴ』 - Electric Light Orchestra Live (2013年)
「Zoom Tour Live」(2001年)からの音源。ボーナス・トラックにて未発表曲も収録。
  • 『ウェンブリー・オア・バスト』 - Wembley Or Bust (2017年) (Jeff's Lynne ELO)

コンピレーション・アルバム

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シングルB面曲、アルバム未収録曲を収録
  • 『ベスト・オブ・ELO』 - Strange Magic:The Best of (1995年)
  • フラッシュバック』 - Flashback (2000年)
アルバム未収録曲、未発表曲、新録曲を収録
すべて新録音によるベスト。11年ぶりの新曲「Point of No Return」収録

後継バンドのアルバム

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ELO Part II名義
  • 『銀河の探索者』 - Electric Light Orchestra Part Two (1991年)
  • Performing ELO's Greatest Hits Live (1992年) ※ライブ
  • 『モーメント・オブ・トゥルース』 - Moment of Truth (1994年)
  • One Night - Live in Australia (1996年) ※ライブ
The Orchestra名義
  • No Rewind (2001年)
  • The Orchestra Live (2008年) ※ライブ
  • Anthology – 20 Years and Counting... (2009年) ※コンピレーション
ジェフ・リンズELO名義

シングル

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UK盤
US盤

アルバム未収録曲(のちのボーナス・トラック等)

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1971年
  • Jeff's Boogie #2 (Live)
  • Great Balls Of Fire (Live)
First Light Series: Electric Light Orchestra (2001)
1973年
  • Showdown - シングル『Showdown』
On The Third Day (1973)
  • Everyone's Born To Die
  • Your World (Take 2)
  • Get A Hold Of Myself (Take 2)
First Light Series: ELO 2 (2003)
  • Interludes
On The Third Day Remaster (2006)
  • Baby I Apologise
Early ELO (1971-1973) (1991)
1974年
  • Daytripper (Single Version) - シングル『Daytripper』
未CD化
  • Dark City (Demo)
  • Eldorado Instrumental Medley
Eldorado Remaster (2001)
  • Indian Queen
Flashback (2000)
1976年
  • Surrender
New World Record, A Remaster (2006)
1977年
  • The Quick And The Daft
  • Latitude 88 North
Out Of The Blue Remaster (2007)
1979年
  • Second Time Around (Demo)
  • Little Town Flirt
Discovery Remaster (2001)
1980年
  • Drum Dreams - シングル『I'm Alive』B面
未CD化
1981年
  • The Bouncer
Afterglow (box set) (1990)、Time Remaster (2001)
  • When Time Stood Still - シングル『Hold On Tight』B面
  • Julie Don't Live Here - シングル『Twilight』B面
Time Remaster (2001)
  • The Bouncer(Single Version) - シングル『Four Little Diamonds』B面
未CD化
1983年
  • Buildings Have Eyes - シングル『Secret Messages』B面
  • Hello My Old Friend
  • Mandalay
Afterglow (box set) (1990)
  • No Way Out
Afterglow (box set) (1990)、Secret Messages Remaster (2001)
  • After All - シングル『Rock 'N' Roll Is King』B面
Flashback (2000)、Secret Messages Remaster (2001)
  • Endless Lies(1983 Version)
Secret Messages Remaster (2001)
1986年
  • E.L.O. Megamix - シングル『Getting To The Point』B面
未CD化
  • Matter Of Fact (Alternate Lyrics) - シングル『So Serious』(12インチ)B面
未CD化
  • Matter of Fact - シングル『So Serious』B面
  • Destination Unknown - シングル『Calling America』B面
Afterglow (box set) (1990)、Balance Of Power Remaster (2007)
  • Opening
  • Heaven Only Knows(Alternate version)
  • In for the Kill
  • Caught in a Trap - シングル『Calling America』B面
Balance Of Power Remaster (2007)
1992年
  • Cold Feet
Electric Light Orchestra Live Bonus tracks (2013)
2000年
  • Grieg's Piano Concerto In A Minor
  • Tears In Your Life
  • Xanadu (new version)
  • Love Changes All
  • Helpless
  • Who's That?
Flashback (2000)
2004年
  • One Day
Zoom Remaster (2013)
2010年
  • Out of Luck
Electric Light Orchestra Live Bonus tracks (2013)
2012年
  • Point of No Return
Mr. Blue Sky: The Very Best of Electric Light Orchestra (2012)
2013年
  • Lucky Motel
Zoom Remaster (2013)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ ギネスブックに認定されている
  2. ^ 1970年代を通じてELOのライブは、直立不動で楽器を演奏し歌うジェフ・リンとケリー・グラウカットに対して、ストリングス・メンバーがステージ上を走り回って盛り上げるというもので、ライブにおけるストリングス・メンバーの存在感は極めて重要な位置を占めていた。[要出典]
  3. ^ ジェフ・リンが「ポップの魔術師」なる称号をレコード雑誌などから得たのは、この頃からである。[要出典]
  4. ^ 1974年からELOに参加したケリー・グロウカットは、当時の契約によりサポートメンバー同然の「週払い」の雇われメンバーとして、レコーディングを含むELOの活動に参加していた。1980年代半ばの訴訟では、再三の契約内容変更依頼(バンドの正式メンバーとしての)に応じなかったバンド及びマネージメントに対して、自身が参加したバンド活動への正式メンバーとしての正当な評価及び報酬や、レコード作品への貢献に対する正当な印税の支払いなどを求めている。結果、バンド及びマネージメント側は敗訴し、ケリー側は判決で正当と認められた報酬を手にしたが、以後、リンやマネージメントとの関係は決定的に悪化した
  5. ^ リンの場合、プロデュース作品においてゲストミュージシャンとして自ら演奏や編曲に参加し、サウンドを形成していく独特の手法が特徴である。プロデュースした作品の多くがヒット作となったが、「どれもみんなELOの音がする」とジョージ・ハリスンに言われてしまった(ザ・ビートルズ・アンソロジー発表より前の発言なので、ジョージの音楽記者向けのジョークあるいはリップサービスであると思われる)。
  6. ^ 当初オリジナル ザ・ムーブの再結成を目指し、カール・ウェインやロイ・ウッドに声をかけたが断られたため、ザ・ムーブの曲を演奏する派生バンドという位置づけになった。メンバーは、ベヴ・ベヴァン・バンドと同じ。
  7. ^ アメリカのレコード会社の担当者がイギリスに電話をしてタイトルを尋ねたが、担当者が不在だったため、「答えが得られなかった」ということで「No Answer」とメモに書き残したら、それに気づいた他の担当者が勘違いをして「No Answer」をタイトルとして処理してしまったという逸話による[要出典]。なお、アメリカをはじめとするUAレコード、EPICレコード経由の発売国では「No Answer」をタイトルにして1年遅れで発売された。現在でも「Electric Light Orchestra」と「No Answer」が混在している。発売当時のLP版の邦題は『踊るヴァイオリン群とエレクトリック・ロック、そしてボーカルは如何に』というものだった。

出典

[編集]
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  4. ^ Schaller, Daniel (4 October 2018). The Road Inside. Page Publishing Inc. ISBN 9781642986723. https://books.google.com/books?id=bzpxDwAAQBAJ&q=soft+rock+band+Electric+Light+Orchestra&pg=PT115 
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  30. ^ ジェフ・リンが語る、ザ・ビートルズ秘話 - BARKS
  31. ^ Susan Knox (1 May 2024). "Richard Tandy dead: Electric Light Orchestra keyboardist dies at 76". The Daily Mirror (英語). Reach plc. 2024年5月2日閲覧
  32. ^ エレクトリック・ライト・オーケストラのチェリスト、ヒュー・マクダウェルが死去”. amass (2018年11月8日). 2019年10月11日閲覧。
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外部リンク

[編集]

Jeff Lynne's ELO


The Orchestra