ジューンテイク
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
ジューンテイク | ||||||
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第72回京都新聞杯出走時(2024年5月4日) | ||||||
欧字表記 | June Take[1] | |||||
香港表記 | 六月豪取 | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 黒鹿毛[1] | |||||
生誕 | 2021年3月27日(3歳)[1] | |||||
父 | キズナ[1] | |||||
母 | アドマイヤサブリナ[1] | |||||
母の父 | シンボリクリスエス[1] | |||||
生国 | 日本(北海道浦河町)[1] | |||||
生産者 | ヒダカファーム[1] | |||||
馬主 | 吉川潤[1] | |||||
調教師 | 武英智(栗東)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 11戦3勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億2050万9000円[1] | |||||
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ジューンテイク(欧字名:June Take、2021年3月27日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2024年の京都新聞杯。
経歴
[編集]2歳(2023年)
[編集]7月8日中京芝1400mの2歳新馬戦に2番人気で出走。道中好位追走から直線で外から追い込んで差し切りデビュー戦を勝利で飾る[2]。重賞初挑戦となった8月27日のGIII新潟2歳ステークスでは出遅れが響いて10着と大敗すると、9月のききょうステークスと11月の黄菊賞では共に4着に敗れる。12月3日のこうやまき賞では3番手追走から最後の直線でレガーロデルシエロとの追い比べを3/4差で制して2勝目を挙げる[3]。中1週で挑んだ12月17日のGI・朝日杯フューチュリティステークスは11番人気と完全に伏兵評価だったが、中団後方で脚を溜めて直線で外から脚を伸ばし、4着と健闘した[4]。
3歳(2024年)
[編集]2月24日のすみれステークス(L)では後方追走から直線でしぶとく脚を伸ばしたが先に抜け出したサンライズアースを捕え切れず2着。続く若葉ステークス(L)では中団追走も直線で伸びを欠き5着と勝ち切れずにいた。5月4日の京都新聞杯では道中好位のインを追走し直線で鋭く脚を伸ばすと逃げ粘るウエストナウを1馬身差でかわして重賞初制覇を果たした[5]。5月26日の日本ダービーは10着大敗[6]。
ダービーから約4か月の休養を挟み、9月22日の神戸新聞杯で復帰。最後の直線で逃げるメイショウタバルを猛然と追い込み、半馬身差及ばなかったものの2着に入り菊花賞の優先出走権を獲得した[7]。
しかし、10月2日に武調教師が左前脚屈腱炎を発症していたことを明かし、菊花賞は回避することになった[8][9][10]。JRAの発表では、9か月以上の休養を余儀なくされるという[11]。
競走成績
[編集]以下の内容は、JBISサーチ[12]およびnetkeiba.com[13]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2023. 7. 8 | 中京 | 2歳新馬 | 芝1400m(良) | 9 | 6 | 6 | 3.7 (2人) | 1着 | 1:23.7(35.0) | -0.2 | 岩田望来 | 55 | (ラシェンテ) | 472 | |
8.27 | 新潟 | 新潟2歳S | GIII | 芝1600m(良) | 12 | 6 | 7 | 62.2 (9人) | 10着 | 1:35.3(33.1) | 1.5 | 富田暁 | 55 | アスコリピチェーノ | 480 |
9.16 | 阪神 | ききょうS | OP | 芝1400m(良) | 6 | 3 | 3 | 8.9 (5人) | 4着 | 1:21.9(34.6) | 0.4 | 岩田望来 | 55 | クイックバイオ | 476 |
11.12 | 京都 | 黄菊賞 | 1勝 | 芝2000m(良) | 7 | 7 | 7 | 19.9 (6人) | 4着 | 2:02.0(35.4) | 0.2 | 岩田望来 | 56 | センチュリボンド | 478 |
12. 3 | 中京 | こうやまき賞 | 1勝 | 芝1600m(良) | 7 | 6 | 6 | 8.9 (4人) | 1着 | 1:34.0(34.7) | -0.1 | 岩田望来 | 56 | (レガーロデルシエロ) | 484 |
12.17 | 阪神 | 朝日杯FS | GI | 芝1600m(良) | 17 | 7 | 14 | 112.4(11人) | 4着 | 1:34.0(34.9) | 0.2 | M.デムーロ | 56 | ジャンタルマンタル | 482 |
2024. 2.24 | 阪神 | すみれS | L | 芝2200m(良) | 10 | 2 | 2 | 6.0 (3人) | 2着 | 2:12.3(34.4) | 0.3 | 岩田望来 | 57 | サンライズアース | 488 |
3.16 | 阪神 | 若葉S | L | 芝2000m(良) | 9 | 2 | 2 | 4.6 (4人) | 5着 | 2:00.3(34.8) | 0.6 | 和田竜二 | 57 | ミスタージーティー | 486 |
5. 4 | 京都 | 京都新聞杯 | GII | 芝2200m(良) | 15 | 1 | 1 | 17.7 (8人) | 1着 | 2:11.2(33.6) | -0.2 | 藤岡佑介 | 57 | (ウエストナウ) | 486 |
5.26 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 17 | 2 | 3 | 109.4(14人) | 10着 | 2:25.3(34.1) | 1.0 | 岩田望来 | 57 | ダノンデサイル | 484 |
9.22 | 中京 | 神戸新聞杯 | GII | 芝2200m(稍) | 14 | 1 | 1 | 5.9 (3人) | 2着 | 2:11.9(35.4) | 0.1 | 藤岡佑介 | 57 | メイショウタバル | 496 |
- 競走成績は2024年9月22日現在
血統表
[編集]ジューンテイクの血統 | (血統表の出典) | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
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父 キズナ 2010 青鹿毛 |
父の父 ディープインパクト2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*ウインドインハーヘア | Alzao | |||
Burghclere | ||||
父の母 *キャットクイル1990 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | ||
Terlingua | ||||
Pacific Princess | Damascus | |||
Fiji | ||||
母 アドマイヤサブリナ 2010 芦毛 |
*シンボリクリスエス 1999 黒鹿毛 |
Kris S. | Robert | |
Sharp Queen | ||||
Tee Kay | Gold Meridian | |||
Tri Argo | ||||
母の母 ツィンクルヴェール2001 芦毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | ||
Wishing Well | ||||
ツィンクルブライド | Lyphard | |||
*デビルズブライド | ||||
母系(F-No.) | デビルズブライド(USA)系(FN:10) | |||
5代内の近親交配 | サンデーサイレンス 3×3 Lyphard 5×4 Hail to Reason 5×5×5 Northern Dancer 5×5 |
- 半兄ジューンベロシティ(父ロードカナロア)は2023年・2024年東京ジャンプステークス、2023年阪神ジャンプステークス、2024年東京ハイジャンプ優勝馬。
- そのほかの主な近親にトーセンガーネット、ペールギュント、ミッキースワロー。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ジューンテイク”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年5月9日閲覧。
- ^ ジューンテイク流れに乗って好位抜け出し 岩田望騎手「もっと脚を使える馬」と評価/新馬戦日刊スポーツ、2023年7月9日配信・閲覧
- ^ 【中京8R・こうやまき賞】ジューンテイクが4戦ぶり2勝目 岩田望来騎手「長く脚を使わせるイメージ」スポーツ報知、2023年12月3日配信・閲覧
- ^ “【朝日杯FS】2けた人気3頭奮闘 4~6着は11番人気ジューンテイク、15番人気タガノデュード、13番人気サトミノキラリ”. netkeiba.com (2023年12月17日). 2024年10月7日閲覧。
- ^ ジューンテイク重賞初制覇!大舞台へ賞金加算に成功!/京都新聞杯日刊スポーツ、2024年5月4日配信・閲覧
- ^ “【日本ダービー】京都新聞杯の覇者ジューンテイク10着も岩田望来騎手「やりたい競馬はできました」”. netkeiba.com (2024年5月26日). 2024年10月6日閲覧。
- ^ “【神戸新聞杯】ジューンテイクが半馬身差まで詰め寄る2着 藤岡佑介騎手「期待持てる内容」で菊花賞へ”. netkeiba.com (2024年9月22日). 2024年10月6日閲覧。
- ^ 「京都新聞杯覇者ジューンテイクが左前脚屈腱炎と判明 今後は白紙に/有力馬情報」『日刊スポーツ』2024年10月2日。2024年10月3日閲覧。
- ^ 「【注目馬動向】ジューンテイクが左前肢の屈けん炎で菊花賞を回避 武英調教師「しっかりとケアをしていきたい」」『スポーツ報知』2024年10月2日。2024年10月3日閲覧。
- ^ 「ジューンテイクが菊花賞回避 武英師「左前脚の屈腱炎」」『スポーツニッポン』2024年10月3日。2024年10月3日閲覧。
- ^ “ジューンテイクが故障”. 日本中央競馬会 (2024年10月3日). 2024年10月3日閲覧。
- ^ “ジューンテイク 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年5月6日閲覧。
- ^ “ジューンテイクの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2024年5月6日閲覧。