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ジョエル・ピネイロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョエル・ピネイロ
Joel Piñeiro
ロサンゼルス・エンジェルス時代
(2011年7月23日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 プエルトリコの旗 プエルトリコ自治連邦区リオ・ピエドラス
生年月日 (1978-09-25) 1978年9月25日(46歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1997年 MLBドラフト12巡目
初出場 2000年8月8日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム プエルトリコの旗 プエルトリコ
WBC 2006年

ジョエル・アルバート・ピネイロ(Joel Alberto Piñeiro, 1978年9月25日 - )は、プエルトリコリオ・ピエドラス出身のプロ野球選手投手)。右投げ右打ち。

ピニェイロと表記されることもある。

経歴

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マリナーズ時代

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1997年に、ドラフト12巡目でシアトル・マリナーズから指名を受け、プロ入り。

2000年に、同球団でメジャーデビューを果たした。

2002年頃から本格的に先発ローテーションに定着し、14勝を挙げる活躍を見せた。

2003年は、自己ベストの16勝を記録した。ちなみにこの年のマリナーズは、シーズンの最初から最後まで先発ローテーションを5人の投手だけで回した(5名はフレディ・ガルシアジェイミー・モイヤーギル・メッシュライアン・フランクリン、そしてピネイロ)[1]。これは1966年ロサンゼルス・ドジャース以来、37年ぶりの記録だった[2]。その後は成績が低迷し、2006年には先発ローテーションを外されてリリーフに降格した。

レッドソックス時代

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2006年シーズン終了後にFAとなり、先発投手に転向する予定のジョナサン・パペルボンに代わるクローザー候補としてボストン・レッドソックスに移籍した。

2007年のスプリング・キャンプ時点では、フリアン・タバレスマイク・ティムリンらと共にクローザー候補であった。しかし、昨シーズン終了時点で、185登板で148先発とキャリアの大半を先発投手として過ごしてきたピネイロが、クローザーとしての適性を備えているのかどうか、疑問視する人も少なくはなかった。その予想通り、ピネイロも含めて他のクローザー候補も結果を残せず、パベルボンがクローザーに復帰することとなった。シーズンが始まると、主に敗戦処理や中継ぎとして起用されたが精彩を欠き、7月23日にDFAとなった。レッドソックスでの成績は、すべてリリーフでの31登板で、1勝1敗、防御率5.03であった。

カージナルス時代

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7月31日に金銭トレードでセントルイス・カージナルスへ移籍。初のナ・リーグとなったカージナルスでは、エースのクリス・カーペンターが右ヒジ手術のために今季絶望、左腕エースのマーク・マルダーも左肩のリハビリ中、同じく今季途中に加入したマイク・マロースDL入りという状況であったため、主に先発として起用された。カージナルス移籍後初登板となった8月4日こそ、ピリッとしなかったものの、9月4日までの6登板とも好投し、計7登板で5勝を挙げ、復調を予感させた。マルダーとマロース復帰後もローテーションを守り抜き、今季から先発に転向したアダム・ウェインライトブレイデン・ルーパーと共にチームに大いに貢献した。結局、シーズントータルで、7勝5敗、防御率4.50と2年続けて低調な数字に終わった(カージナルス移籍後は、11登板で11先発、6勝4敗、防御率3.96)。同年オフの10月15日に、2年総額1300万ドルでカージナルスと契約。

2009年11月6日にFAとなった。

エンゼルス時代

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2010年1月21日にロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと2年契約に合意。

2011年10月30日にFAとなった。

エンゼルス退団後

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2012年1月15日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだが、3月19日に放出され、4月11日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ。

2013年2月4日にオリオールズとマイナー契約で再契約。7月30日に放出された。

2014年4月1日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ[3]

2015年5月9日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結ぶ。7月22日に解雇となる。

2016年オフにはプエルトリコのウィンターリーグでプレーした。

2017年2月8日に指名投手枠で第4回WBCプエルトリコ代表に選出された[4]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2000 SEA 8 1 0 0 0 1 0 0 0 1.000 94 19.1 25 3 13 0 0 10 0 0 13 12 5.59 1.97
2001 17 11 0 0 0 6 2 0 1 .750 289 75.1 50 2 21 0 3 56 2 0 24 17 2.03 0.94
2002 37 28 2 1 1 14 7 0 3 .667 812 194.1 189 24 54 1 7 136 8 0 75 70 3.24 1.25
2003 32 32 3 2 0 16 11 0 0 .593 890 211.2 192 19 76 3 6 151 5 0 94 89 3.78 1.27
2004 21 21 1 0 0 6 11 0 0 .353 596 140.2 144 21 43 1 4 111 4 0 77 73 4.67 1.33
2005 30 30 2 0 0 7 11 0 0 .389 822 189.0 224 23 56 4 6 107 7 1 118 118 5.62 1.48
2006 40 25 1 0 1 8 13 1 4 .381 753 165.2 209 23 64 13 10 87 4 1 123 117 6.36 1.65
2007 BOS 31 0 0 0 0 1 1 0 1 .500 157 34.0 41 3 14 0 1 20 3 0 20 19 5.03 1.62
STL 11 11 0 0 0 6 4 0 0 .600 262 63.2 69 11 12 0 1 40 0 0 29 28 3.96 1.27
'07計 42 11 0 0 0 7 5 0 1 .583 419 97.2 110 14 26 0 2 60 3 0 49 47 4.33 1.39
2008 26 25 0 0 0 7 7 1 0 .500 645 148.2 180 22 35 0 2 81 1 0 89 85 5.15 1.45
2009 32 32 3 2 2 15 12 0 0 .556 865 214.0 218 11 27 1 8 105 4 0 94 83 3.49 1.15
2010 LAA 23 23 3 1 1 10 7 0 0 .588 634 152.1 155 15 34 6 1 92 4 0 66 65 3.84 1.24
2011 27 24 0 0 0 7 7 0 0 .500 631 145.2 182 16 38 3 2 62 2 0 90 83 5.13 1.51
MLB:12年 335 263 15 6 5 104 93 2 9 .528 7450 1754.1 1878 193 487 32 51 1058 44 2 912 859 4.41 1.35
  • 2016年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

代表歴

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脚注

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  1. ^ 2003 Seattle Mariners Pitching Stats”. Baseball Almanac. 2022年7月5日閲覧。「GS」(先発登板数)の列を参照。
  2. ^ Andrew Simon (2016年2月3日). “Depth in starting rotation a crucial commodity: Most clubs reach far beyond top five projected starters throughout a season”. mlb.com. 2022年7月5日閲覧。
  3. ^ Carrie Muskat (April 1, 2014). “Cubs sign veteran Pineiro to Minors deal”. MLB.com. April 2, 2014閲覧。
  4. ^ Young stars join Beltran, Yadi for Puerto Rico MLB.com (英語) (2017年2月8日) 2017年3月16日閲覧

関連項目

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外部リンク

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