ロード・ウォリアー・アニマル

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ロード・ウォリアー・アニマル
ロード・ウォリアー・アニマルの画像
2017年
プロフィール
リングネーム ロード・ウォリアー・アニマル
アニマル・ウォリアー
ザ・ロード・ウォリアー
ジョー・ローレン
本名 ジョセフ・マイケル・ロウリネイティス[1](ジョー・ロウリネイティス)
ニックネーム 暴走戦士
身長 189cm
体重 135kg(全盛時)
誕生日 (1960-01-26) 1960年1月26日[2]
死亡日 (2020-09-22) 2020年9月22日(60歳没)[3]
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ペンシルベニア州の旗 ペンシルベニア州
フィラデルフィア郡フィラデルフィア
トレーナー エディ・シャーキー英語版
デビュー 1982年9月[4]
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ロード・ウォリアー・アニマルRoad Warrior Animal、本名:Joseph Michael Laurinaitis[1]1960年9月12日[2] - 2020年9月22日[3])は、アメリカ合衆国プロレスラーペンシルベニア州フィラデルフィア出身。

ギミックの上ではイリノイ州シカゴ出身を自称し、ロード・ウォリアー・ホークとのタッグチームロード・ウォリアーズのメンバーとして活躍した。日本ではアニマル・ウォリアーAnimal Warrior)と呼ばれ、ジョニー・エースことジョン・ロウリネイティス、ザ・ターミネーターことマーク・ロウリネイティスの実兄としても知られる。息子は元NFL選手のジェームズ・ロウリネイティスである。

来歴[編集]

1987年

トレーナーのエディ・シャーキー英語版ジョージア・チャンピオンシップ・レスリングブッカーだったオレイ・アンダーソンを紹介され[5]、アンダーソンの斡旋により1982年9月にNWAジョージア地区にてデビュー[4]

ザ・ロード・ウォリアーThe Road Warrior)またはジョー・ローレンJoe Lauren)をリングネーム[4]バイカーギミックヒールとしてノースカロライナNWAミッドアトランティック地区にも出場したが芽が出ず[6]、ホームタウンのミネソタに帰郷後の1983年6月、幼馴染のマイク・ヘグストランドと共に再びジョージアに登場[4][7]。ヘグストランドはロード・ウォリアー・ホーク、自身はロード・ウォリアー・アニマルを名乗り、兄弟子でもあるポール・エラリングマネージャーに迎えたタッグチームロード・ウォリアーズリージョン・オブ・ドゥーム)として再デビューを果たす[8]。以降、日米の各団体を転戦し、各地で爆発的な人気を獲得した。

2002年全日本プロレス世界最強タッグ決定リーグ戦武藤敬司とのコンビで出場。優勝は逸したものの、ビッグネームとしての貫禄を見せた。

ホーク死去後の2005年WWEと再契約してスマックダウンに所属[9]ハイデンライクと新生リージョン・オブ・ドゥームを結成し、同年7月24日にMNMからWWEタッグ王座を奪取した[10]2006年1月17日にハイデンライクが解雇された後はシングルプレイヤーとなり、ヒールのポジションでマット・ハーディーなどと抗争するが、同年6月26日に自身もWWEを離脱、以降はフリーとなった[9]

2007年、久々の来日が実現し、9月1日の健介office自主興行に出場。かつてホークとチームを組んでいたパワー・ウォリアーこと佐々木健介と「ヘル・ウォリアーズ」を結成し、ドゥームズデイ・デバイス(ダブル・インパクト)VOODOO-MURDERSから勝利を収めた[11]

2011年、ホークとのロード・ウォリアーズとして、初代マネージャーのエラリングと共にWWE殿堂に迎えられた[12]2012年7月20日放送のスマックダウンでは久々にリングに上がり、レジェンド達と連戦していたヒース・スレイターに勝利[13]。翌週のRAW1000回記念放送にも、ボブ・バックランドロディ・パイパーサージェント・スローターシッド・ビシャスベイダーらレジェンド達と共に登場した。

2020年9月22日[2]心臓発作により60歳で死去[3]。結婚記念日の祝いの直後、突然の心臓発作を起こしたことが後に確認された[3]

ファミリー[編集]

参考文献[編集]

  • アニマル・ウォリアー、アンドリュー・ウィリアム・ライト『ロード・ウォリアーズ 破滅と絶頂』東邦出版、2011年。ISBN 4809409511 

得意技[編集]

獲得タイトル[編集]

WWF / WWE
ジョージア・チャンピオンシップ・レスリング
  • NWAナショナル・タッグ王座 : 3回(w / ロード・ウォリアー・ホーク)
ミッドアトランティック・チャンピオンシップ・レスリング
  • NWA世界タッグ王座 : 1回(w / ロード・ウォリアー・ホーク)
  • NWA世界6人タッグ王座 : 3回(w / ロード・ウォリアー・ホーク&ダスティ・ローデス×2、ロード・ウォリアー・ホーク&天龍源一郎×1)
  • ジム・クロケットSr. メモリアル・カップ優勝:1986年(w / ロード・ウォリアー・ホーク)
  • アイアンチーム・トーナメント優勝:1989年(w / ロード・ウォリアー・ホーク)
アメリカン・レスリング・アソシエーション
全日本プロレス
インディー
  • i-ジェネレーション・タッグ王座 : 2回(w / ロード・ウォリアー・ホーク)
  • IPWハードコア・タッグ王座 : 1回(w / ロード・ウォリアー・ホーク)
  • PCW世界タッグ王座 : 1回(w / ロード・ウォリアー・ホーク)
その他
  • ハードコア殿堂:2021年(w / ロード・ウォリアー・ホーク)

脚注[編集]

  1. ^ a b 『ロード・ウォリアーズ 破滅と絶頂』、P34。
  2. ^ a b c Road Warrior Animal”. Wrestlingdata.com. 2024年5月19日閲覧。
  3. ^ a b c d WWE's Road Warrior Animal Died During Romantic Wedding Anniversary Getaway” (2020年10月5日). 2024年5月19日閲覧。
  4. ^ a b c d Road Warrior Animal”. Cagematch.net. 2024年5月19日閲覧。
  5. ^ 『ロード・ウォリアーズ 破滅と絶頂』、P57。
  6. ^ 『ロード・ウォリアーズ 破滅と絶頂』、P66。
  7. ^ 『ロード・ウォリアーズ 破滅と絶頂』、P71。
  8. ^ 『ロード・ウォリアーズ 破滅と絶頂』、P72-73。
  9. ^ a b Road Warrior Animal”. Online World of Wrestling. 2011年6月9日閲覧。
  10. ^ WWE RAW Tag Team Title”. Wrestling-titles.com. 2024年5月19日閲覧。
  11. ^ Kensuke Office Take The Dream Vol. 2”. Cagematch.net. 2024年5月19日閲覧。
  12. ^ The Road Warriors: Bio”. WWE.com. 2024年5月19日閲覧。
  13. ^ WWE Friday Night SmackDown #674”. Cagematch.net. 2024年5月19日閲覧。
  14. ^ 父はロード・ウォリアーズ、LBロウリネイティス”. NFL JAPAN (2009年2月22日). 2010年11月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]