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スターキングマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スターキングマン
欧字表記 Star King Man[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 1999年4月14日[1]
死没 2012年10月[2]
抹消日 2007年12月6日[3]
Kingmambo[1]
Princesse Timide[1]
母の父 Blushing Groom[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
生産者 John R. Gaines Thoroughbreds Ltd.[1]
馬主 (有)クローバークラブ
→(株)ゴールドレーシング
[1]
調教師 森秀行栗東[1]
競走成績
生涯成績 42戦7勝[1]
獲得賞金 4億967万9000円[1]
勝ち鞍
GI 東京大賞典 2003年
GII 日本テレビ盃 2003年
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スターキングマン (Star King Man) [1]日本競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に2003年東京大賞典日本テレビ盃

経歴

[編集]
  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[4]

2002年2月24日、阪神競馬場での新馬戦でデビューし2着。小倉競馬場での3戦目で初勝利を挙げ、続く笠松競馬場での蘇水峡特別、盛岡競馬場での東京カップけやき賞と2つの交流競走も制して3連勝とし、重賞初出走のエルムステークス10着を経てダービーグランプリゴールドアリュールの2着に入る[3]。その後の8戦は3着を二度記録するものの勝てなかったが、2003年5月オープン特別サウジアラビアロイヤルカップで久しぶりの勝利を挙げ、続く欅ステークスもレコードタイムで勝利。プロキオンステークス9着、クラスターカップ2着ののち出走の日本テレビ盃ではアグネスデジタルに4馬身差をつけて重賞初勝利を挙げた[5]マイルチャンピオンシップ南部杯3着、JBCクラシック2着、ジャパンカップダート4着と上位争いに加わったのち、年末の東京大賞典でコアレスハンターを下してGI競走初勝利とした[6]2004年の初戦川崎記念エスプリシーズの2着となったあとはドバイワールドカップに遠征する計画であったが、左第3中手骨骨折により断念[7]かしわ記念で復帰して以降は勝ち星はなかったが、2005年のジャパンカップダートでは13番人気ながらカネヒキリシーキングザダイヤとの大接戦に加わる走りも見せた[8]2006年にはドバイワールドカップへの遠征をカネヒキリとともに行い、エレクトロキューショニストの8位入線も2位入線のブラスハットの失格で7着に繰り上がった[9]。2006年秋の白山大賞典5着のあとは出走せず、2007年12月6日に登録を抹消された[3]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[4]、netkeiba.com[10]地方競馬全国協会[11]およびRacing Post[12]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場) 頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
勝ち馬/(2着馬)
2002.02.24 阪神 3歳新馬 ダ1800m(良) 16 2 3 007.20(3人) 02着 01:56.5 (38.2) -0.0 O. ペリエ 55 ラビメント
0000.03.17 阪神 3歳新馬 芝2200m(良) 16 7 13 012.30(6人) 06着 02:17.5 (36.6) -0.7 吉田稔 55 マチカネウマジルシ
0000.07.13 小倉 3歳未勝利 ダ1700m(良) 15 4 7 002.00(1人) 01着 01:47.8 (38.7) -1.5 安藤勝己 55 (オーミロビンソン)
0000.07.23 笠松 蘇水峡特別 A3 ダ1400m(良) 8 8 8 001.20(1人) 01着 01:26.6(00.0) -1.0 安藤勝己 55 (テイエムダッシュ)
0000.08.05 盛岡 東京カップけやき賞 A1 ダ1800m(不) 13 5 6 004.90(3人) 01着 01:54.8(00.0) -0.6 蛯名正義 55 (カシマハヤト)
0000.08.31 札幌 エルムS GIII ダ1700m(良) 13 8 13 018.20(7人) 10着 01:45.3 (38.7) -1.7 四位洋文 53 プリエミネンス
0000.09.23 盛岡 ダービーグランプリ GI ダ2000m(良) 14 2 2 000.00(5人) 02着 02:09.7(00.0) -1.6 菅原勲 56 ゴールドアリュール
0000.10.14 盛岡 マイルCS南部杯 GI ダ1600m(良) 14 8 14 000.00(7人) 10着 01:40.9(00.0) -2.2 四位洋文 55 トーホウエンペラー
0000.11.16 京都 トパーズS OP ダ1800m(良) 13 6 9 016.60(8人) 12着 01:54.1 (39.0) -0.9 四位洋文 52 エアピエール
0000.12.07 中山 師走S OP ダ1800m(稍) 13 5 7 039.6(10人) 08着 01:55.1 (39.1) -1.4 村田一誠 55 マルタカサイレンス
2003.01.12 中山 ガーネットS GIII ダ1200m(良) 16 5 9 201.5(15人) 03着 01:11.3 (36.8) -0.8 村田一誠 52 ニホンピロサート
0000.02.01 中山 根岸S GIII ダ1200m(良) 16 5 10 112.8(11人) 08着 01:11.0 (36.7) -0.6 村田一誠 56 サウスヴィグラス
0000.02.15 京都 すばるS OP ダ1400m(良) 16 6 11 025.40(7人) 08着 01:25.9 (37.7) 01.4 村田一誠 53 エイシンダンズビル
0000.04.05 阪神 コーラルS OP ダ1400m(不) 16 4 7 062.0(12人) 03着 01:22.4 (35.5) -0.2 村田一誠 55 サンキンヘイロー
0000.04.19 中山 京葉S OP ダ1200m(良) 14 6 10 008.10(4人) 06着 01:11.8 (36.3) -0.5 村田一誠 55 エンドレスデザート
0000.05.11 東京 サウジアラビアC OP ダ1600m(良) 16 4 8 016.90(6人) 01着 01:36.6 (35.9) -0.7 村田一誠 55 タイムパラドックス
0000.05.31 東京 欅S OP ダ1400m(不) 16 1 2 004.20(1人) 01着 R1:23.8 (36.6) -0.4 村田一誠 55 (タニノゴードン)
0000.06.22 阪神 プロキオンS GIII ダ1400m(良) 16 3 6 005.40(2人) 09着 01:24.0 (37.5) -1.0 村田一誠 56 スターリングローズ
0000.08.15 盛岡 クラスターC GIII ダ1200m(良) 14 7 11 000.00(1人) 02着 01:11.0(00.0) -1.2 武豊 56 ディバインシルバー
0000.09.15 船橋 日本テレビ盃 GII ダ1800m(良) 14 8 14 006.30(2人) 01着 01:51.4 (36.8) -0.8 武豊 56 アグネスデジタル
0000.10.13 盛岡 マイルCS南部杯 GI ダ1600m(良) 14 4 6 000.00(3人) 03着 01:36.2(00.0) -0.8 武豊 57 アドマイヤドン
0000.11.03 大井 JBCクラシック GI ダ2000m(良) 15 7 12 000.00(6人) 02着 02:04.9 (38.0) -0.6 O. ペリエ 57 アドマイヤドン
0000.11.29 東京 ジャパンCダート GI ダ2100m(不) 16 4 7 027.80(5人) 04着 02:10.1 (38.9) -0.9 V. エスピノーザ 57 フリートストリートダンサー
0000.12.29 大井 東京大賞典 GI ダ2000m(良) 16 7 14 003.80(2人) 01着 02:03.7 (38.6) -0.6 武豊 57 (コアレスハンター)
2004.02.04 川崎 川崎記念 GI ダ2100m(重) 11 7 9 000.00(1人) 02着 02:13.6 (38.5) -0.8 武豊 56 エスプリシーズ
0000.05.26 船橋 かしわ記念 GII ダ1600m(良) 10 2 2 000.00(1人) 05着 01:40.2 (38.2) -0.5 武豊 56 ナイキアディライト
0000.06.30 大井 帝王賞 GI ダ2000m(稍) 10 8 10 000.00(3人) 05着 02:05.4 (37.6) -1.4 武豊 57 アドマイヤドン
2005.03.27 中山 マーチS GIII ダ1800m(良) 16 3 5 091.5(13人) 11着 01:53.8 (38.7) -1.8 吉田豊 58.5 クーリンガー
0000.04.24 京都 アンタレスS GIII ダ1800m(良) 16 1 1 071.1(11人) 09着 01:50.5 (35.8) -0.7 岩田康誠 59 ピットファイター
0000.05.22 中京 東海S GII ダ2300m(稍) 16 3 6 031.00(9人) 02着 02:23.7 (36.8) -1.1 赤木高太郎 59 サカラート
0000.06.29 大井 帝王賞 GI ダ2000m(重) 13 4 4 000.00(3人) 09着 02:06.0 (39.9) -2.5 K. デザーモ 57 タイムパラドックス
0000.07.18 盛岡 マーキュリーC GIII ダ2000m(良) 14 3 3 000.00(3人) 02着 02:07.0(00.0) -1.2 武豊 59 ピットファイター
0000.09.15 船橋 日本テレビ盃 GII ダ1800m(良) 12 7 10 000.00(5人) 04着 01:53.8 (39.3) -2.0 武豊 58 サカラート
0000.10.04 金沢 白山大賞典 GIII ダ2100m(不) 11 5 5 000.00(2人) 03着 02:17.8(00.0) -1.3 武豊 60 グラッブユアハート
0000.11.26 東京 ジャパンCダート GI ダ2100m(良) 16 3 6 082.9(13人) 03着 02:08.0 (36.1) -0.0 K. デザーモ 57 カネヒキリ
0000.12.29 大井 東京大賞典 GI ダ2000m(良) 15 6 11 000.00(5人) 10着 02:05.6 (38.8) -2.5 赤木高太郎 57 アジュディミツオー
2006.02.19 東京 フェブラリーS GI ダ1600m(良) 16 3 5 068.1(13人) 13着 01:36.6 (36.8) -1.7 柴山雄一 57 カネヒキリ
0000.03.25 ナドアルシバ ドバイワールドC G1 ダ2000m(良) 11 10 9 07着 (15馬身1/4) O. ペリエ 57 Electrocutionist
0000.07.17 盛岡 マーキュリーC GIII ダ2000m(良) 14 6 9 002.70(1人) 05着 02:08.1(00.0) -1.1 武豊 59 クーリンガー
0000.08.19 札幌 しらかばS OP ダ1700m(稍) 12 5 6 006.40(4人) 10着 01:45.9 (37.3) -1.1 武豊 58.5 ヒカルウイッシュ
0000.09.20 船橋 日本テレビ盃 GII ダ1800m(良) 8 7 7 005.70(3人) 02着 01:51.7 (37.5) -0.1 岩田康誠 57 シーキングザダイヤ
0000.10.10 金沢 白山大賞典 GIII ダ2100m(不) 11 7 10 003.50(3人) 05着 02:18.1(00.0) -2.2 武豊 60 レマーズガール
  • Draw:枠番、Horse No.:馬番

引退後

[編集]

2008年からブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬として供用され[3]、5年間の供用で血統登録頭数30頭、出走頭数はそのうちの26頭を記録[13]。その後、2012年10月に死亡した[2]

血統表

[編集]
スターキングマン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Kingmambo
1990 鹿毛
父の父
Mr. Prospector
1970 鹿毛
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
父の母
Miesque
1984 鹿毛
Nureyev Northern Dancer
Special
Pasadoble Prove Out
Santa Quilla

Princesse Timide
1980 黒鹿毛
Blushing Groom
1974 栗毛
Red God Nasrullah
Spring Run
Runaway Bride Wild Risk
Aimee
母の母
Rigid Princess
1974 黒鹿毛
Never Bend Nasrullah
Lalun
Crowned Queen Royal Charger
Pagan Worship
母系(F-No.) (FN:14-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Nasrullah 5 × 4 ・ 4 = 15.63%、Nearco 5 ・ 5 ・ 5(母内) = 9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [14]
  2. ^ [15]
  3. ^ [14]
  4. ^ [14][15]
  • 近親にアドマイヤスバル(白山大賞典)[15]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o スターキングマン(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月27日閲覧。
  2. ^ a b スターキングマン(USA)”. 競走馬のふるさと案内所. 2014年6月30日閲覧。
  3. ^ a b c d スターキングマンが引退、種牡馬入り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年12月6日). 2020年4月27日閲覧。
  4. ^ a b スターキングマン 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月27日閲覧。
  5. ^ 日本テレビ盃、スターキングマン快勝”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2003年9月15日). 2020年4月27日閲覧。
  6. ^ 東京大賞典、スターキングマンが圧勝”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2003年12月29日). 2020年4月27日閲覧。
  7. ^ スターキングマン、骨折”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年2月6日). 2020年4月27日閲覧。
  8. ^ ジャパンCダート、カネヒキリが大激戦制す”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2005年11月26日). 2020年4月27日閲覧。
  9. ^ ドバイWC・2位入線馬が失格、カネヒキリ4着に”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2006年6月28日). 2020年4月27日閲覧。
  10. ^ スターキングマンの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月27日閲覧。
  11. ^ スターキングマン 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2020年4月27日閲覧。
  12. ^ Result - Dubai World Cup (Sponsored by Emirates Airline) (Group 1) (Dirt)” (英語). Racing Post. 2020年4月27日閲覧。
  13. ^ スターキングマン(USA) 種牡馬情報:世代・年次別(サラ系総合)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月27日閲覧。
  14. ^ a b c スターキングマン(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月27日閲覧。
  15. ^ a b c スターキングマンの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月27日閲覧。

外部リンク

[編集]