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ソフィア・コッポラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Sofia Coppola
ソフィア・コッポラ
ソフィア・コッポラ
2023年映画『プリシラ』のコンベンションにて
本名 Sofia Carmina Coppola[1]
生年月日 (1971-05-14) 1971年5月14日(53歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 映画監督プロデューサー脚本家女優
ジャンル 映画
活動期間 1972年 -
活動内容 1972年:デビュー
1998年:映画監督デビュー
2004年:アカデミー賞受賞
配偶者 スパイク・ジョーンズ(1999年 - 2003年)
トーマス・マーズ(2011年 - )
著名な家族 祖父:カーマイン・コッポラ
祖母:イタリア・コッポラ
父:フランシス・コッポラ
母:エレノア・コッポラ
兄:ロマン・コッポラ
主な作品
ヴァージン・スーサイズ
ロスト・イン・トランスレーション
SOMEWHERE
ブリングリング
The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ
受賞
アカデミー賞
脚本賞
2003年ロスト・イン・トランスレーション
カンヌ国際映画祭
監督賞
2017年The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ
ヴェネツィア国際映画祭
金獅子賞
2010年SOMEWHERE
ニューヨーク映画批評家協会賞
監督賞
2003年『ロスト・イン・トランスレーション』
MTVムービー・アワード
新人監督賞
2001年ヴァージン・スーサイズ
ゴールデングローブ賞
脚本賞
2003年『ロスト・イン・トランスレーション』
ゴールデンラズベリー賞
最低助演女優賞
1990年ゴッドファーザー PART III
最低新人賞
1990年『ゴッドファーザー PART III』
セザール賞
外国映画賞
2004年『ロスト・イン・トランスレーション』
その他の賞
備考
コッポラ家
テンプレートを表示

ソフィア・コッポラ英語: Sofia Carmina Coppola1971年5月14日 - )は、アメリカ合衆国映画監督プロデューサー脚本家女優ファッションデザイナー2003年公開の『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー脚本賞を受賞した。

来歴

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生い立ち

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ニューヨーク州ニューヨーク市出身。映画一家に生まれ育つ。父親は、映画監督のフランシス・フォード・コッポラ。母親はセットデザイナーで後に監督デビューもするエレノア・ニール。祖父は音楽家のカーマイン・コッポラ。俳優のニコラス・ケイジジェイソン・シュワルツマンは従兄弟に、女優のタリア・シャイアは叔母にあたる。兄弟にロマン・コッポラジャン=カルロ・コッポラがいる。

カリフォルニア芸術大学で学んでいたが中退し、1995年に幼少時代からの友人であるステファニー・ハイマンをパートナーにファッション・レーベル『ミルクフェド』をスタートさせた。

俳優業

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映画『ゴッドファーザー』では、洗礼を受ける男の子として乳児期に出演している。『ゴッドファーザーPart III』では体調不良で降板したウィノナ・ライダーに代わり、主人公マイケルの娘を演じた結果、第11回ゴールデンラズベリー賞最低助演女優賞最低新人賞を受賞した。

ティム・バートンが初期に監督した短編映画『フランケンウィニー』には端役で出演している。

脚本業

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ニューヨーク・ストーリー』の父コッポラのパートで共同脚本を担当[2]

監督業

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1998年に短編映画『リック・ザ・スター』を監督。翌1999年『ヴァージン・スーサイズ』で長編デビューし注目を集める。2003年『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー脚本賞ゴールデングローブ賞 脚本賞セザール賞外国映画賞などを受賞し評価を高める。2010年『SOMEWHERE』で第67回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞した。

ガーリー・カルチャーを語る上で欠かせない存在であり女性ファンも多い。映画のサウンドトラックが好評で、音楽的なセンスの評価も高い。『ロスト・イン・トランスレーション』ではマイ・ブラッディ・ヴァレンタインを取り上げたことでも知られる。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのボーカルケヴィン・シールズソニック・ユースとは個人的な親交がある。また、ケミカル・ブラザーズビースティ・ボーイズらのミュージック・ビデオに出演、ホワイト・ストライプスのミュージックビデオの監督も務め、デビュー当時無名だったザ・レディオ・デプトを見出すなどしている。

私生活

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映画監督のスパイク・ジョーンズと1999年に結婚したが、2003年に離婚。クエンティン・タランティーノとの交際を経て、フェニックスのボーカリストであるトーマス・マーズと交際。2006年11月28日に女児(ロミー)を、2010年6月25日に女児(コジマ)を出産。2011年8月27日、イタリア南部の町ベルナルダ(コッポラ家のルーツの地)でマーズとの結婚式を挙げた。マーズはエール (バンド)が音楽を担当したソフィアの初監督作品「ヴァージン・スーサイズ」の楽曲制作に参加していた[3]

映画界ではアレクサンダー・ペインポール・トーマス・アンダーソンウェス・アンダーソンゾーイ・カサヴェテスら同世代のクリエイターたちと親交がある。

作品

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題名 備考
1999 ヴァージン・スーサイズ
The Virgin Suicides
監督・脚本
2003 ロスト・イン・トランスレーション
Lost in Translation
監督・脚本・製作
2006 マリー・アントワネット
Marie-Antoinette
2010 SOMEWHERE
Somewhere
2013 ブリングリング
The Bling Ring
2015 ビル・マーレイ・クリスマス
A Very Murray Christmas
監督・脚本・製作総指揮
2017 The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ
The Beguiled
白い肌の異常な夜』リメイク
監督・脚色・製作
2020 オン・ザ・ロック
On the Rocks
監督・脚本・製作
2024 プリシラ
Pricilla

出演のみ

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関連項目

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脚注

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  1. ^ Some sources give May 12, per Sofia Coppola Biography (1971-)”. FilmReference.com. March 19, 2014閲覧。
  2. ^ 映画ドットコム
  3. ^ NHKFM「サカナクション・山口一郎 〜Night Fishing Radio〜」2024.2.4放送

外部リンク

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