トッド・ヘインズ
トッド・ヘインズ Todd Haynes | |||||||||||||||||||||||||||
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生年月日 | 1961年1月2日(63歳) | ||||||||||||||||||||||||||
出生地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス | ||||||||||||||||||||||||||
職業 | 映画監督、脚本家、映画プロデューサー | ||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画・テレビドラマ | ||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1985年 - | ||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||
映画 『ポイズン』 『ベルベット・ゴールドマイン』 『エデンより彼方に』 『アイム・ノット・ゼア』 『キャロル』 『ワンダーストラック』 『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』 『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド』 テレビドラマ 『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』 | |||||||||||||||||||||||||||
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トッド・ヘインズ(Todd Haynes, 1961年1月2日 - )は、アメリカ合衆国の映画監督・脚本家。
来歴
[編集]10代で映画に関心を持ち、高校在学中の1978年に最初の短編『The Suicide』を製作。その後、ブラウン大学で記号学を専攻し、在学中の1985年にアルチュール・ランボーから着想を得た中編『Assassins: A Film Concerning Rimbaud』を製作。記号学と文学の学士を取得してブラウン大学を卒業後、ニューヨークに移住し、バード大学に入学。この頃からインディペンデント映画界に関わるようになり、1988年、役者の代わりにバービー人形を使ってカレン・カーペンターの最期の日々を描いた中編『Superstar: The Karen Carpenter Story』を発表。しかし、音楽著作権を巡ってカレンの兄リチャードに訴えられた。
1991年、ジャン・ジュネの『薔薇の奇跡』を基にした長編デビュー作『ポイズン』を発表。ポルノとの批判もされたが、サンダンス映画祭グランプリ、ベルリン国際映画祭テディ賞などを受賞。
1998年、1970年代のロンドンを舞台に当時のグラム・ロック界を描いた『ベルベット・ゴールドマイン』を発表。第51回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、芸術貢献賞を受賞。
2002年、ダグラス・サークの『天はすべて許し給う』にオマージュを捧げた『エデンより彼方に』を発表。1950年代のアメリカを忠実に再現した映像や、人種問題、同性愛、ブルジョア家庭の描写が高く評価され、アカデミー脚本賞にノミネートされる。また、主演のジュリアン・ムーアが第59回ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞した。
2007年、ボブ・ディランの半生を描いた『アイム・ノット・ゼア』を発表。クリスチャン・ベール、ヒース・レジャー、リチャード・ギアなど6人の俳優にディランを演じさせて話題となり、第64回ヴェネツィア国際映画祭では審査員特別賞とケイト・ブランシェットが女優賞を受賞した。
2011年には『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』を手がけ、テレビドラマの演出にも進出。プライムタイム・エミー賞でも複数の部門にノミネートされた。
2015年、パトリシア・ハイスミスの『The Price of Salt』を元にした『キャロル』が第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、高い評価を獲得。クィア・パルム賞を受賞し、また本作でルーニー・マーラが女優賞を受賞した。更にアカデミー賞でも6部門にノミネートされたが、作品賞や監督賞にノミネートされなかったことから批評家の間で議論となった。
私生活
[編集]ゲイであることを公表している[2]。現在はオレゴン州ポートランドで暮らしている。
フィルモグラフィ
[編集]長編映画
[編集]年 | 題名 | 備考 |
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1991 | ポイズン Poison |
監督・脚本・編集 |
1992 | 恍惚 Swoon |
出演(役名:不明) |
1995 | SAFE Safe |
監督・脚本 |
1997 | オフィスキラー Office Killer |
脚本 |
1998 | ベルベット・ゴールドマイン Velvet Goldmine |
監督・脚本 |
2002 | エデンより彼方に Far from Heaven | |
2007 | アイム・ノット・ゼア I'm Not There | |
2015 | キャロル Carol |
監督 |
2017 | ワンダーストラック Wonderstruck | |
2019 | ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 Dark Waters | |
2021 | ヴェルヴェット・アンダーグラウンド The Velvet Underground |
監督・脚本・製作 |
2023 | メイ・ディセンバー ゆれる真実 May December |
監督 |
製作総指揮
- Quinceañera(2006年)
- オールド・ジョイ Old Joy(2006年)
- ウェンディ&ルーシー Wendy and Lucy(2008年)
- Meek's Cutoff(2010年)
- Buoy(2012年)
- ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画 Night Moves(2013年)
- ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択 Certain Women(2016年)
短編映画
[編集]年 | 題名 | 備考 |
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1978 | The Suicide | 監督・脚本 |
1985 | Assassins: A Film Concerning Rimbaud | 監督・脚本 本人として出演 |
1987 | Superstar: The Karen Carpenter Story | 監督・脚本・出演 |
1989 | La Divina | アシスタントディレクター |
1989 | He Was Once | 製作・出演 |
テレビシリーズ
[編集]- Dottie Gets Spanked(1993年)- 短編作品、監督・脚本
- ミルドレッド・ピアース 幸せの代償 Mildred Pierce(2011年)- 監督・脚本・製作総指揮
- Enlightened(2013年)- 監督
- Six by Sondheim(2013年)- 監督
参考文献
[編集]- ^ Pfefferman, Naomi (March 29, 2011). “"Mildred Pierce," Todd Haynes and Me”. The Jewish Journal of Greater Los Angeles. July 11, 2015閲覧。
- ^ “Briefs, Barbecues and Beyond: An interview with writer/director Todd Haynes”. 2007年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年11月1日閲覧。