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ソユーズ18号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ソユーズ18号
COSPAR ID1975-044A
任務期間62日23時間20分8秒
周回数993
特性
宇宙機種別ソユーズ7K-T
製造者NPO Energia
打ち上げ時重量6825 kg
乗員
乗員数2
乗員ピョートル・クリムク
ヴィタリー・セバスチャノフ
コールサインКавказ (Kavkaz - "Caucasus")
任務開始
打ち上げ日1975年5月24日 14:58:10(UTC)
ロケットソユーズ
打上げ場所バイコヌール宇宙基地 ガガーリン発射台[1]
任務終了
着陸日1975年7月26日 14:18:18(UTC)
着陸地点北緯51度 東経68度 / 北緯51度 東経68度 / 51; 68
軌道特性
参照座標地球周回軌道
体制低軌道
近点高度186 km
遠点高度230 km
傾斜角51.7°
軌道周期88.6分
ソユーズ計画
(有人ミッション)

ソユーズ18号(Soyuz 18、ロシア語: Союз 18)は、1975年のソビエト連邦の宇宙ミッションである。2番目で最後の乗組員がサリュート4号を訪れた。ピョートル・クリムクヴィタリー・セバスチャノフが63日間というソビエト連邦の宇宙滞在期間の新記録を樹立し、また宇宙に同時に7人が滞在するというタイ記録を樹立した。

乗組員

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  • 船長 - ピョートル・クリムク
  • フライトエンジニア - ヴィタリー・セバスチャノフ

バックアップ

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パラメータ

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  • 質量:6,825 kg
  • 近点:186 km
  • 遠点:230 km
  • 軌道傾斜角:51.7°
  • 軌道周期:88.6分

ミッションハイライト

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ソユーズ18号の乗組員は、失敗したソユーズ18a号のバックアップのメンバーで、ミッションの目的を引き継ぎ、前のソユーズ17号の作業を継続した[2][3]。クリムクとセバスチャノフは、1975年5月24日に打ち上げられ、2日後にサリュート4号とドッキングした。乗組員は、すぐに分光計を修理し、気体分析器を交換し、水再生ポンプをハードポンプに切り替えた[2]

5月29日及び30日には生物学及び医学の実験が行われ、オアシスガーデンが始まった。恒星、惑星、地球やその大気の研究は、6月2日及び3日に行われた。2000枚の地球の写真と600枚の太陽の写真が撮影されたと言われている[2]

6月にはさらに医学の実験が行われ、タマネギ等の植物も育てられ、昆虫を用いた実験も行われた[2]

6月23日には、さらに進んだ医学の実験が行われ、乗組員はソユーズ17号が樹立したソビエト連邦の宇宙滞在記録を更新した[2]。(全体の記録は、スカイラブ4号の乗組員の84日間)

7月3日、ミッションは、来たるアポロ・ソユーズテスト計画を超えて続けられることが発表された。重複を避けるため、ソユーズ18号の管制は、古いクリミアの管制センターから行われ、アポロ・ソユーズテスト計画のソユーズ19号カリーニングラードの管制センターから管制が行われた。クリミアのセンターは、ソユーズ12号以降、使われていなかった[2]。また、ソビエト連邦が互いに関連のない2つのミッションを同時に運用したのは、初めてのことだった[3]

アポロ・ソユーズテスト計画の乗組員は、7月15日と16日に地球を出発し、ソユーズ18号の乗組員がソユーズ19号の乗組員と通信する機会は、短い2度だけあった。合計7人が同時に宇宙に滞在していたのは、1969年にソユーズ6号ソユーズ7号ソユーズ8号で樹立した記録に並ぶものだった。アポロ・ソユーズテスト計画のアメリカ人宇宙飛行士が7月24日に地球に帰還した後は、1981年4月12日にSTS-1スペースシャトルが打ち上げられるまでおよそ6年近く、有人宇宙飛行は、ソビエト連邦の独擅場となった。

出典

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  1. ^ Baikonur LC1”. Encyclopedia Astronautica. 2009年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f Newkirk, Dennis (1990). Almanac of Soviet Manned Space Flight. Houston, Texas: Gulf Publishing Company. ISBN 0-87201-848-2 
  3. ^ a b Clark, Phillip (1988). The Soviet Manned Space Program. New York: Orion Books, a division of Crown Publishers, Inc.. ISBN 0-517-56954-X