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タガノマイバッハ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タガノマイバッハ
欧字表記 Tagano My Bach[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 青毛[1]
生誕 1999年3月16日[1]
死没 2013年11月(14歳没)
抹消日 2006年9月1日[2]
ダンスインザダーク[1]
アフターザサン[1]
母の父 Storm Bird[1]
生国 日本の旗 日本北海道早来町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 八木良司[1]
調教師 松田博資栗東[1]
競走成績
生涯成績 27戦6勝[1]
獲得賞金 1億9345万1000円[1]
勝ち鞍
GII 産経大阪杯 2003年
GIII 中京記念 2003年
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タガノマイバッハ(欧字名:Tagano My Bach1999年3月16日 - 2013年11月)は、日本競走馬種牡馬[1]。主な勝ち鞍に2003年産経大阪杯中京記念

競走馬として

[編集]

1999年セレクトセールで6300万消費税込み)で購買された[1]

2001年10月7日京都競馬場の2歳新馬戦で藤田伸二を鞍上にデビューし、2着ダンツシェイクに4馬身差をつけて勝利。続く500万下の黄菊賞でも2着に入るが、重賞の東京スポーツ杯2歳ステークス、オープン特別の中京2歳ステークスは二桁着順に敗れ、年明けても3戦勝ちきれず休養に入り、休み明け初戦の500万下を勝利。1000万下に昇級後13着、4着として4歳を迎えての初戦で2着に入ると、続く1000万の睦月賞、1600万の飛鳥ステークスを連勝し、中京記念では中央競馬に移籍したばかりの安藤勝己を鞍上に迎え、逃げの手を打ってブリリアントロードらの追撃を凌ぎ勝利し、3連勝で重賞勝利を挙げた。続く産経大阪杯ではマグナーテンの2番手につけて直線競り落として4連勝で重賞2連勝を飾るが、天皇賞(春)では8着に敗れた。翌2004年中山金杯で復帰するも12着[3]。2月の京都記念シルクフェイマスの3着とした[4]。その後、長期休養を入れながら2006年まで現役を続けたが、2006年9月1日付で登録を抹消、種牡馬となった[2]

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[5]およびJBISサーチ[6]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
(kg)
勝ち馬/(2着馬)
2001.10.07 京都 2歳新馬 芝1800m(良) 14 5 8 23.5(8人) 1着 1:47.7 (35.6) -0.7 藤田伸二 55 (ダンツシェイク)
0000.10.21 京都 黄菊賞 500 芝1800m(良) 11 5 5 02.0(1人) 2着 1:49.6 (34.6) -0.2 藤田伸二 53 チトセサクセス
0000.11.17 東京 東京スポーツ杯2歳S GIII 芝1800m(良) 18 7 15 13.4(7人) 12着 1:49.3 (37.0) -1.1 藤田伸二 55 アドマイヤマックス
0000.12.16 中京 中京2歳S OP 芝1800m(良) 16 3 5 07.0(3人) 13着 1:51.3 (36.6) -0.6 高田潤 55 ゼンノカルナック
2002.01.07 京都 福寿草特別 500 芝2000m(良) 15 1 1 05.2(3人) 3着 2:01.5 (35.5) -0.1 藤田伸二 55 リバートレジャー
0000.01.19 京都 若駒S OP 芝2000m(良) 7 3 3 08.1(2人) 4着 2:03.2 (34.4) -0.3 藤田伸二 55 モノポライザー
0000.02.17 京都 つばき賞 500 芝2000m(良) 15 3 5 05.1(1人) 3着 2:01.4 (35.1) -0.1 藤田伸二 55 アグネスポイント
0000.11.03 京都 3歳上500万下 芝2000m(良) 13 4 4 04.5(3人) 1着 2:02.3 (35.3) -0.3 高田潤 55 (タマモマイウエイ)
0000.11.16 京都 八瀬特別 1000 芝2400m(良) 13 6 9 06.8(4人) 13着 2:29.1 (40.2) -4.4 高田潤 55 アグネスプラネット
0000.12.21 阪神 3歳上1000万下 芝1400m(不) 16 7 14 08.2(4人) 4着 1:24.0 (36.0) -0.9 安田康彦 55 サンエムノヴァ
2003.01.05 京都 初夢賞 1000 芝2200m(良) 16 1 2 13.2(5人) 2着 2:13.2 (34.6) -0.3 安田康彦 56 イエローボイス
0000.01.26 京都 睦月賞 1000 芝2400m(良) 10 8 10 04.1(2人) 1着 2:27.5 (34.7) -0.0 安田康彦 55 (エリモシャルマン)
0000.02.15 京都 飛鳥S 1600 芝2000m(良) 14 6 10 09.0(6人) 1着 2:00.2 (35.1) -0.0 安田康彦 56 (アドマイヤロード)
0000.03.09 中京 中京記念 GIII 芝2000m(良) 16 3 5 05.6(4人) 1着 2:00.1 (37.7) -0.0 安藤勝己 54 ブリリアントロード
0000.04.06 阪神 産経大阪杯 GII 芝2000m(良) 15 5 8 07.4(3人) 1着 1:59.1 (35.4) -0.1 安藤勝己 57 マグナーテン
0000.05.04 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 18 8 16 13.0(6人) 8着 3:18.0 (37.1) -1.0 安藤勝己 58 ヒシミラクル
2004.01.05 中山 中山金杯 GIII 芝2000m(良) 16 6 11 05.2(1人) 12着 2:00.5 (36.5) -1.3 安藤勝己 58 アサカディフィート
0000.01.18 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 14 8 13 05.0(2人) 14着 2:27.5 (37.9) -3.0 安藤勝己 58 シルクフェイマス
0000.02.21 京都 京都記念 GII 芝2200m(良) 14 3 4 29.1(7人) 3着 2:13.0 (35.4) -0.2 安藤勝己 57 シルクフェイマス
0000.03.07 中京 中京記念 GIII 芝2000m(良) 16 4 7 08.7(5人) 12着 1:59.9 (36.1) -1.3 安田康彦 57.5 メイショウキオウ
2005.12.25 阪神 ファイナルS OP 芝1600m(良) 15 6 12 発走除外 高田潤 58 ニューベリー
2006.01.22 京都 平安S GIII ダ1800m(良) 16 6 11 189.0(14人) 16着 1:56.6 (41.1) -6.4 高田潤 58 タガノゲルニカ
0000.02.18 京都 京都記念 GII 芝2200m(良) 10 7 8 158.9(10人) 8着 2:15.3 (37.8) -1.8 高田潤 57 シックスセンス
0000.03.11 阪神 大阪城S OP 芝2000m(良) 12 8 11 31.1(10人) 5着 2:01.3 (36.2) -0.6 高田潤 57 マチカネメニモミヨ
0000.04.08 阪神 大阪-ハンブルクC OP 芝2500m(良) 10 7 8 21.8(5人) 8着 2:37.2 (39.8) -1.8 高田潤 57 トウカイカムカム
0000.07.09 福島 七夕賞 GIII 芝2000m(良) 16 1 2 53.3(13人) 7着 2:00.6 (37.6) -1.3 中舘英二 57 メイショウカイドウ
0000.07.30 小倉 小倉記念 GIII 芝2000m(良) 13 5 6 104.3(10人) 12着 2:00.0 (36.9) -2.2 高田潤 56 スウィフトカレント
0000.08.27 新潟 新潟記念 GIII 芝2000m(良) 17 7 14 124.4(14人) 17着 2:00.4 (37.7) -3.2 中舘英二 56 トップガンジョー

種牡馬時代

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2007年より新冠町の新冠タガノファームで種牡馬となる。初年度は10頭に種付けされ、8頭が血統登録されたが、以後は種付け頭数が1頭、3頭、3頭と低迷[7]。その後、2013年11月に死亡した[8]

代表産駒

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  • アスカノバッハ[9] 2008年産(障害3歳以上オープン)

血統表

[編集]
タガノマイバッハ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ヘイロー系
[§ 2]

ダンスインザダーク
1993 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ダンシングキイ
Dancing Key
1983 鹿毛
Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
Key Partner Key to the Mint
Native Partner

*アフターザサン
After the Sun
1988 鹿毛
Storm Bird
1978 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
South Ocean New Providence
Shining Sun
母の母
Encorelle
1981 栗毛
Arctic Tern Sea Bird
Bubbling Beauty
Esdee Hail to Reason
Stormy Love
母系(F-No.) アフターザサン(USA)系(FN:5-g) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer3×4=18.75%,Hail to Reason4×4=12.5%,Almahmoud 5×5×5=9.38%,Promised Land 5×5=6.25%,Bull Page 5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [10]
  2. ^ [11]
  3. ^ [10]
  4. ^ [10][11]

半兄に青葉賞勝ちのトキオエクセレント、甥に共同通信杯勝ちのオウケンムーン[11]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p タガノマイバッハ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月20日閲覧。
  2. ^ a b タガノマイバッハが引退、種牡馬入り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2006年9月1日). 2019年11月20日閲覧。
  3. ^ 中山金杯、アサカディフィートが快勝”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年1月5日). 2019年11月20日閲覧。
  4. ^ シルクフェイマス、5連勝で京都記念制覇”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年2月21日). 2019年11月20日閲覧。
  5. ^ タガノマイバッハの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年11月20日閲覧。
  6. ^ タガノマイバッハ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月20日閲覧。
  7. ^ タガノマイバッハ 種牡馬情報:世代・年次別(サラ系総合)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月20日閲覧。
  8. ^ 2013年供用停止種雄馬一覧”. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年2月5日閲覧。
  9. ^ アスカノバッハ (Asukano Bach) | 競走馬データ”. netkeiba. 2024年6月20日閲覧。
  10. ^ a b c タガノマイバッハ 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月20日閲覧。
  11. ^ a b c タガノマイバッハの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年11月20日閲覧。

外部リンク

[編集]