チョコレートミントアイスクリーム
チョコレートミントアイスクリーム | |
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チョコチップ入りのミント風味アイスクリーム | |
種類 | アイスクリーム |
主な材料 | ミント アイスクリーム、チョコチップ |
チョコレートミントアイスクリームは、ミント風味のアイスクリームにチップ状のチョコレートを加えたアイスクリームである。日本ではチョコミントアイスなど[注釈 1]とも略称される。
特徴
[編集]フレーバーのミントとしてペパーミントとスペアミント[1]が多く用いられるが、日本は食品表示で香原料の表示に定めはない[2]。ミント風味リキュールのクレーム・ド・マントやミントの葉[3]なども用いる。 ミントエキスは無色透明だが、チョコミントアイスクリームはミント色で着色して清涼感を演出している[4]。白色の商品もある[4]。
人気
[編集]日本
[編集]日本アイスクリーム協会の調査によれば、チョコレートミントよりもバニラやチョコレートアイスクリームの嗜好者が多く[5][6]、嗜好が分かれるフレーバーである[5]。
アメリカ
[編集]International Dairy Foods Associationによれば、2000年に販売された全アイスクリーム類のうち、チョコレートミントアイスクリームはおよそ3%で人気ランキングは10位[7]で、2017年7月のNational Ice Cream Month調査によれば、人気ランキングは全米4位であった[8]。
バスキン・ロビンス(サーティワンアイスクリーム)は、チョコレートミントアイスクリーム味のミントチョコレートチップキャンディを商品化した[9]。
歴史
[編集]バスキン・ロビンス(サーティワンアイスクリーム)は、創業時の1945年から提供する31種のフレーバーのうちに「ミントチョコレートチップアイスクリーム」を含んでいた[10]。日本では、サーティワンアイスクリームの1号店が開店した1974年から販売[4]するも当初はあまり好まれず、次第に受け入れられた[4]。1985年にグリコが「セブンティーンアイス」のラインアップにミントフレーバーを加えた[11]。日本のサーティーワンアイスクリームが2021年に実施した第1回フレーバー総選挙では5位にランクインした[12]。その翌年の2022年に行われた第2回フレーバー総選挙では1位にランクインしており、サーティーワンアイスクリームは日本で発売されてから人気が定着したと分析している[13]。
ギャラリー
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Friendly'sの商品。
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Friendly'sの商品。
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スプーンですくった図。
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Turkey Hillの商品パッケージ。
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コールド・ストーン・クリーマリーの商品。
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盛り付け例。
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チョコソースをかけてミントを添えた図。
関連項目
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “ミントの世界から「どう違う? ペパーミントとスペアミント」”. ロッテ. 2022年8月21日閲覧。
- ^ “【ミント人気爆発】2019年情報まとめ&チョコミント系スイーツ食品表示深読みでスッキリ。ミント神戸行ってミント。”. 食品表示パターン・アドバイザー (2019年6月21日). 2022年8月21日閲覧。
- ^ “ふたりでネルネル! 手作りする「チョコミントアイス」のレシピ”. LEON (2020年2月22日). 2022年8月21日閲覧。
- ^ a b c d “一見まずそうな「青緑」で売れた訳 チョコミントの「ミント」はなぜあの色? ブームの真相に迫る”. ITmediaビジネス (2018年8月7日). 2022年8月21日閲覧。
- ^ a b “アイスの季節到来!データで読み解く「チョコミント好き嫌い論争」のポイント”. DIME (2022年7月28日). 2022年8月21日閲覧。
- ^ “消費者調査(アイスクリーム白書)”. 一般社団法人 日本アイスクリーム協会. 2022年8月21日閲覧。
- ^ “Ice cream FAQs”. CBC News (2004年5月12日). 2004年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2004年6月5日閲覧。
- ^ IDFA National Ice Cream Month survey press release
- ^ “Baskin Robbins Ice Cream Hard Candy - Mint Chocolate Chip”. Candy Warehouse. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “The Story Behind Baskin-Robbins’ Mint Chocolate Chip Ice Cream Flavor”. Baskin-Robbins Newsroom (2021年2月19日). 2022年8月21日閲覧。
- ^ “チョコミント「苦手な人」が多いのに人気の理由”. 東洋経済オンライン (2019年9月10日). 2022年8月21日閲覧。
- ^ ssnp (2021年5月12日). “〈結果一覧〉サーティワン初のフレーバー総選挙、アイス100種類のNo.1に「ポッピングシャワー」”. 食品産業新聞社ニュースWEB. 2024年11月30日閲覧。
- ^ ssnp (2022年5月8日). “サーティワン第2回フレーバー総選挙1位にチョコミント、“チョコミン党”ブームが定着か”. 食品産業新聞社ニュースWEB. 2024年11月30日閲覧。