ロールアイス
ロールアイス | |
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ロールアイス | |
フルコース | デザート |
地域 | タイ |
主な材料 | ミルク、砂糖、クリーム |
ロールアイス(英語: Stir-fried ice cream・rolled ice cream、タイ語: ไอศกรีมผัด or ไอติมผัด)は牛乳、クリームなどを混ぜて固めた物を、薄く引き伸ばして、ロール状に巻いたアイスクリームの1種である。-30°Cに冷やした鉄板の上で、 アイスクリームをヘラのようなものを使って引き延ばすのが特徴であるが、この作業が口当たりに大きく影響してくるため、重要な工程でもある。さらに、ロール状に巻いたものを、カップなどに詰めてその上にクリームなどをホイップして提供するのが一般的である。
背景
[編集]ロールアイスはタイで“タイロールドアイスクリーム”、“スターフライドアイスクリーム”等の名前で誕生したといわれている。[1]
アイスをヘラで引き延ばすなどのパフォーマンスを撮影した動画が、インターネットの口コミで広まっていき、そこから人気に火がついたと言われている。[2][3] ニューヨークやボストンなどの大都市では、ロールアイスを買い求めるための長蛇の列ができている。[4]
日本には、2017年6月24日に海外の専門店が初出店、開店前から約3時間待ちの行列ができるなど大きな話題になった。[5]
材料
[編集]材料としては、牛乳をベースとして、その他様々な材料を組み合わせて作られるのが特徴である。よく用いられるものとしては、牛乳の代わりに豆乳を使ったもの、バニラ、チョコレート、コーヒー、ストロベリーなどのフレーバーが人気である。その他トッピングとして、フルーツ、クッキー、チョコレート、ブラウニーなどがメジャーである。さらにこのほか、香り付けのためにシロップやパウダーをかけることもある。[6]
製造工程
[編集]ロールアイスの調理に必要な時間は2分前後であり、調味済のミルクを鉄板の上に広げ、ジェラート状になるまで叩いたり広げたりを繰り返す。その後は、さらに様々な材料加えて、クリーム状になるまで同様の作業を行う。次に、クリーム状になったものをフライパンに長方形に広げ、端からロール状に巻いて完成。その後は、クリームなどのトッピングを加えて提供される。[7]
脚注
[編集]- ^ Morwenna Ferrier (18 Aug 2018). “Stir-fried ice-cream: an 'oddly satisfying' Thai treat”. The Guardian 10 September 2018閲覧。
- ^ “Thai-Style 'Rolled Ice Cream' Getting Popular in U.S.” (英語). VOA. 2021年11月21日閲覧。
- ^ Dan Friedell (26 September 2017). “Thai-Style 'Rolled Ice Cream' Getting Popular in U.S.”. Learning English. 2021年11月21日閲覧。
- ^ Sonia Rao (29 August 2015). “So long, frozen yogurt. The latest trend is Thailand’s rolled ice cream.”. The Boston Globe
- ^ “くるくるロールアイス日本初上陸!原宿にある『ROLL ICE CREAM FACTORY』へ行ってきた!”. favy[ファビー]. 2021年11月21日閲覧。
- ^ C. Thi Nguyen (14 October 2010). “At Ice Pan, the next generation of ice cream”. Los Angeles Times
- ^ Micheline Maynard (1 September 2016). “Thai Rolled Ice Cream: The Cool Dessert Trend That Is Packing Them In”. Forbes