テッ・テッ・カイン

ミャンマーの政治家 テッ・テッ・カイン သက်သက်ခိုင်
生年月日	(1967-08-19) 1967年8月19日（57歳）
出生地	ビルマ連邦、モゴク
出身校	ヤンゴン第一医科大学 ヤンゴン経済研究所 南洋理工大学 ウェルデン大学
現職	政治家、医師、実業家
所属政党	国民民主連盟（2014年 ‐ 2019年） 国民パイオニア党（2019年 ‐ ）
配偶者	アウン・チョー・ウィン
子女	テッ・ヤダナー・チョー・ウィン
親族	キン・マウン・テイン（父） キン・ミャ・ミャ（母） トゥン・エインドラ・ボー（妹）
ミャンマー連邦共和国 ホテル・観光大臣
内閣	ミン・アウン・フライン
在任期間	2023年8月3日 -
大統領	ミンスエ
ミャンマー連邦共和国 社会福祉・救済再復興大臣
内閣	ミン・アウン・フライン
在任期間	2021年2月4日 - 2023年8月3日
大統領	ミンスエ

テッ・テッ・カイン（ビルマ語: သက်သက်ခိုင်, 1967年8月19日 - ）は、ミャンマーの政治家、医師、実業家。同国ホテル・観光大臣。2021年から2023年まで、社会福祉・救済再復興大臣を務めた。

経歴

1967年3月29日にビルマ連邦、モゴクにて誕生する。1993年ヤンゴン第一医科大学医学士、2004年ヤンゴン経済研究所経営学修士、2008年南洋理工大学南洋ビジネススクール経営学修士、2008年マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院国際経営プログラム修士課程修了。2012年にウェルデン大学で博士課程を開始し、2019年に修了。フォーエバー・ジェムズ、国内最大の金・宝飾品小売店シュエ・ナン・トー・ゴールド・アンド・ジュエリーなど、金・宝飾品・宝石の製造会社を多数所有。また、ジュエル・コレクション・マニュファクチャリング株式会社とユナイテッド・GP・デベロップメント株式会社の社長でもある。2013年から2016年までミャンマー商工会議所連合会の共同事務局長を務めた。2013年よりミャンマー女性起業家協会副会長、2012年よりインフィニット・ミャンマー・メッタ財団副会長を務める。ミャンマー金企業家協会の会計も務める。テッ・テッ・カインが政治を志すようになったのは、1988年の8888民主化運動のときで、学生だったテッ・テッ・カインはデモに参加した。1990年ミャンマー総選挙では、モゴクの国民民主連盟による民主化運動を積極的に支援した。2014年、国民民主連盟のメンバーとなる。2015年ミャンマー総選挙では、ダゴン郡区の選挙区に出馬し、84,31票の過半数を獲得して下院議員に当選。また、下院銀行・金融開発委員会の委員も務める。2016年、テッ・テッ・カインは、ヤンゴン管区政府が建築規制への不適合を理由に200以上の高層建築プロジェクトを中止すると発表したことを批判した。テッ・テッ・カイン自身も、最も物議を醸した高層建築プロジェクトの一つであるバハン郡区の68レジデンスの主要投資家であった。2018年9月、テッ・テッ・カインとヤンゴン地方域人民代表院議員のチョー・ゼヤーは、メディアで党を批判したとされ、国民民主連盟中央委員会から職務停止処分を受けた。テッ・テッ・カインは2016年11月の選挙記念日の討論会で、「アウンサンスーチーは政府における自分の役割を決めることができず、サッカーのピッチでどこでもプレーする選手のようだ」と一般メディアに語った。国民民主連盟から解任された後、テッ・テッ・カインは国民パイオニア党を設立し、その党首となった。テッ・テッ・カインの政党は2019年10月にミャンマー連邦選挙委員会によって承認された。チョー・ゼヤーも2020年に新たに設立された国民パイオニア党に副議長として加わった。テッ・テッ・カインは、自身の党は公共の福祉を促進し、保護するためのプログラムを考え出すために専門家や専門家の助けを借りると主張した。2020年ミャンマー総選挙に国民パイオニア党の党首として立候補し、敗北を喫した。ヤンゴンのマヤンゴン郡区を代表する下院議員に圧倒的な大差で敗れた。テッ・テッ・カインの得票数はわずか7,498票で、89,548票を獲得した国民民主連盟のライバル、メイ・ウィン・ミンの10分の1にも満たない。2021年ミャンマークーデターの余波で、軍事政権である国家行政評議会はテッ・テッ・カインを社会福祉・救済再復興大臣に任命した。テッ・テッ・カインがこの職務を引き受けたことは広く批判され、ミャンマー軍の言いなりになる「裏切り者」というイメージが強まった。ミャンマーのネチズンはこれに対し、彼女の宝飾事業のボイコットを呼びかけた。