ナイキジャガー
この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。 |
ナイキジャガー | |
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欧字表記 | Nike Jaguar[1] |
品種 | サラブレッド[1] |
性別 | 牡[1] |
毛色 | 黒鹿毛[1] |
生誕 | 1993年3月26日[1] |
死没 |
不明 (2004年7月1日用途変更[2]) |
抹消日 | 1999年5月28日[3] |
父 | ジェイドロバリー[1] |
母 | チュウオーエビス[1] |
母の父 | ハワイアンイメージ[1] |
生国 | 日本(北海道新冠町)[1] |
生産者 | アサヒ牧場[1] |
馬主 | 小野誠治[1] |
調教師 | 長沼正義(大井)[1] |
競走成績 | |
生涯成績 | 地方競馬9戦6勝[1] |
獲得賞金 | 1億3275万0000円[1] |
ナイキジャガー[1]とは日本の競走馬、種牡馬である。地方競馬に所属し、おもに南関東公営競馬の大井競馬場で走り、羽田盃、京浜盃、黒潮盃などに優勝した。
戦績
[編集]1995年9月25日にサラ系3歳新馬を的場文男騎乗で勝利し、その後特別戦2連勝をはさんで川崎競馬の全日本3歳優駿に出走。笠松から遠征してきたフジノハイメリットに次ぐ単勝2番人気に推されたが、3頭出しであった地元・川崎競馬の八木仁厩舎の1頭ホウシュウサルーンにクビ差で敗れ2着となり、3歳シーズンを終える。
翌1996年は2月19日に行われた京浜盃から始動、続く4月9日の黒潮盃と重賞を2連勝し、主役の一頭としてクラシックシーズンを迎えることになる。
第41回羽田盃でも単勝1番人気に応え快勝。同年から春に移動した三冠第2戦東京王冠賞、続く第3戦東京ダービーでの主戦的場の初ダービー制覇への期待が高まったが、羽田盃後に骨折が判明し、長期休養を余儀なくされる。
翌1997年4月9日、第3回マイルグランプリで11か月ぶりに復帰。単勝3番人気に推され、レースでは先行して粘り込み2馬身差の2着となる[4]。5月21日に行われた大井記念では単勝2番人気に推されたが、重賞初挑戦であったアブクマポーロの前に完敗の3着となり、結局これが現役最後のレースとなった。
その後脚部不安で休養、復帰を目指すも結局断念し、1999年5月28日付けで地方競馬の競走馬登録が抹消された[3]。引退後は九州で種牡馬となった。
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.com[5]、JBISサーチ[6]、地方競馬全国協会[3]に基づく。
年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭数 | 枠番 | 馬番 | (人気) | 着順 | タイム | 着差 | 騎手 | 斤量 (kg) |
勝ち馬/(2着馬) |
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1995. | 9.25大井 | 3歳新馬 | ダ1000m(良) | 8 | 5 | 5 | (1人) | 1着 | 1:02.0 | -1.7 | 的場文男 | 53 | (グリーアミー) | |
11.10 | 大井 | ストレチア特別 | ダ1400m(良) | 12 | 1 | 1 | (1人) | 1着 | 1:27.2 | -0.5 | 的場文男 | 53 | (セントリック) | |
12.11 | 川崎 | ポインセチア特別 | ダ1600m(良) | 10 | 7 | 8 | (1人) | 1着 | 1:44.9 | -0.8 | 的場文男 | 55 | (フレアリングルーラ) | |
12.27 | 川崎 | 全日本3歳優駿 | 重賞 | ダ1600m(良) | 9 | 8 | 8 | (2人) | 2着 | 1:44.2 | 0.1 | 的場文男 | 54 | ホウシュウサルーン |
1996. | 2.19大井 | 京浜盃 | 重賞 | ダ1700m(重) | 16 | 6 | 12 | (2人) | 1着 | 1:45.4 | -0.8 | 的場文男 | 55 | (バクシンマーチ) |
4. 9 | 大井 | 黒潮盃 | 重賞 | ダ1700m(良) | 9 | 8 | 8 | (1人) | 1着 | 1:47.9 | -0.4 | 的場文男 | 56 | (トミヒサキング) |
4. 9 | 大井 | 羽田盃 | 重賞 | ダ1800m(良) | 10 | 3 | 3 | (1人) | 1着 | 1:54.2 | -0.2 | 的場文男 | 56 | (サンライフテイオー) |
1997. | 4. 9大井 | マイルグランプリ | G1 | ダ1600m(良) | 13 | 5 | 6 | (3人) | 2着 | 1:39.6 | 0.4 | 的場文男 | 57 | コンサートボーイ |
5.21 | 大井 | 大井記念 | G2 | ダ2600m(良) | 12 | 7 | 10 | (2人) | 3着 | 2:49.9 | 2.0 | 的場文男 | 56 | アブクマポーロ |
種牡馬
[編集]競走馬として登録された産駒はわずかに7頭で、おもに荒尾競馬で出走したが、特筆すべき成績を残した産駒はいない。2004年7月1日に用途変更され[2]、以後の消息は不明。
血統表
[編集]ナイキジャガーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 *ジェイドロバリー Jade Robbery 1987 黒鹿毛 アメリカ |
父の父 Mr.Prospector1970 鹿毛 |
Raise a Native | Native Dancer | |
Raise You | ||||
Gold Digger | Nashua | |||
Sequence | ||||
父の母 Number1979 鹿毛 |
Nijinsky | Northern Dancer | ||
Flaming Page | ||||
Special | Forli | |||
Thong | ||||
母 チュウオーエビス 1986 青鹿毛 |
ハワイアンイメージ 1977 黒鹿毛 |
*ファーザーズイメージ 1963 | Swaps | |
Cosmah | ||||
*ハワイアンドーン 1969 | *カウアイキング | |||
Irish Chorus | ||||
母の母 トキワキミコ1977 鹿毛 |
*ヴィミー 1952 | Wild Risk | ||
Mimi | ||||
タマエビス 1968 | *ファラモンド | |||
クリエイション F-No.14-c | ||||
母系(F-No.) | 14号族(FN:14-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Native Dancer4×5=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
- 全姉ナイキグレースは桜花賞(浦和)の勝ち馬[8]。
- 全弟ナイキゴールドはマーチカップ、白銀争覇の勝ち馬で、北海道3歳優駿2着がある[8]。
- 祖母トキワキミコは上山のこまくさ賞の勝ち馬。
- 曾祖母タマエビスの全妹ケイリユウシンゲキは阪急杯、阪神牝馬特別の勝ち馬。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ナイキジャガー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月9日閲覧。
- ^ a b 2004年に供用を停止した種牡馬 - けんしんFARM
- ^ a b c “ナイキジャガー 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2019年9月9日閲覧。
- ^ 春のJpnI 路線に向けて重要なステップレース - TCK
- ^ “ナイキジャガーの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月9日閲覧。
- ^ “ナイキジャガー 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月9日閲覧。
- ^ a b c “ナイキジャガー 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月9日閲覧。
- ^ a b c d “ナイキジャガーの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月9日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ