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マイルグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マイルグランプリ
開催国 日本の旗日本
主催者 特別区競馬組合南関東公営
競馬場 大井競馬場
第1回施行日 1995年5月24日
2024年の情報
距離 ダート1600m
格付け SII
賞金 1着賞金2500万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上オープン・南関東所属
負担重量 別定(本文に記載
出典 [1]
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マイルグランプリは、特別区競馬組合大井競馬場で施行する地方競馬南関東公営競馬)の重賞SII競走である。正式名称は「東京スポーツ盃 マイルグランプリ」。

概要

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1995年に創設。設立当時は南関東のダートマイル最強馬決定戦と位置づけられ、1997年には南関東G1に格付けされた。かしわ記念統一GI(当時)格上げに伴い2005年からは南関東G2に格下げし、かしわ記念のトライアル競走として定着した。2011年度からはこれまでの春季施行から秋季施行に変更された。このため2011年は3月と11月の2回行われることになっていたが、3月分の第17回は東日本大震災の影響により中止となった。

2020年からはサンタアニタトロフィーと開催時期を入れ替え、夏季に施行されることになったが、2023年から秋季の開催に戻る[2]

春季開催時は本競走の上位2着までにかしわ記念の優先出走権が与えられていた。秋季に移行後は優勝馬に浦和記念の優先出走権が付与されていたが、2017年は浦和記念の前週施行となり、優先出走権の付与はなくなった。2020年から2022年は夏季に施行され、優勝馬に日本テレビ盃の優先出走権が付与されていたが、2023年に秋季施行に戻り優勝馬にゴールドカップの優先出走権が付与されるようになっている。

条件・賞金(2024年)

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出走資格
サラブレッド系3歳以上、南関東所属。
負担重量[1]
別定、56kg、3歳馬2kg減、牝馬2kg減(南半球産3歳3kg減)を基本に、一昨年11月14日から本年10月11日までのGI・Jpn1優勝馬は3kg、GII・JpnII・SI優勝馬は2kg、GIII・JpnIII・SII優勝馬は1kgの負担増となる(但し、2歳・3歳限定競走の成績は対象外。)。(クラス分けに関しては日本の競馬の競走体系を参照)。
賞金額
1着2,500万円、2着875万円、3着500万円、4着250万円、5着125万円[1]、着外手当18万円[3]
副賞
特別区競馬組合管理者賞[4]
優先出走権付与
優勝馬にゴールドカップの優先出走権が付与される。

歴史

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  • 1995年 - 創設。
  • 1996年 - 石崎隆之騎手として史上初の連覇。
  • 1997年
  • 2001年
    • 馬齢表記の変更に伴い、出走条件を旧5歳以上から4歳以上に変更。
    • 張田京が騎手として史上2人目の連覇。
  • 2002年 - スタンド改修工事に伴いダート1590メートルで施行(翌年まで)。
  • 2005年 - 格付けを南関東G2に格下げ、かしわ記念のトライアル競走となる。
  • 2006年 - アジュディミツオーが1:37.2のコースレコードで優勝。
  • 2007年
    • 格付け表記がSIIに変更。
    • 負担重量が「定量」から「別定」に変更。
  • 2011年
    • 2011年度から施行月を3月から11月に変更するため、2011年は2回行われる予定だったが、 東日本大震災の影響により3月分が中止となった。11月分からは出走条件が3歳以上に変更。
    • 11月分でアラン・ムンロが外国人騎手として初優勝。
  • 2020年 - この年から開催時期をサンタアニタトロフィーと入れ替え、夏季に施行。
  • 2023年 - この年から秋季の開催に戻る。
  • 2024年 - 開催月が10月の開催に前倒しにする形で戻る。

歴代優勝馬

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回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1995年5月24日 アマゾンオペラ 牡4 船橋 1:37.8 石崎隆之 出川己代造 柳澤瀀
第2回 1996年4月11日 コンサートボーイ 牡4 大井 1:39.0 石崎隆之 栗田繁 森杉茂
第3回 1997年4月9日 コンサートボーイ 牡5 大井 1:39.2 内田博幸 栗田繁 森杉茂
第4回 1998年4月16日 アブクマポーロ 牡6 船橋 1:38.3 石崎隆之 出川克己 鑓水秋則
第5回 1999年4月15日 ゴールドヘッド 牡4 大井 1:38.9 的場文男 蛯名末五郎 中田和宏
第6回 2000年4月13日 インテリパワー 牡5 川崎 1:41.0 張田京 秋山重美 佐橋五十雄
第7回 2001年4月17日 アローセプテンバー 牡6 船橋 1:37.6 張田京 岡林光浩 柳谷泰蔵
第8回 2002年4月10日 フレアリングマズル 牡4 大井 1:38.8 的場文男 高橋三郎 山口明彦
第9回 2003年4月24日 ベルモントアクター 牡7 船橋 1:38.7 石崎隆之 出川克己 (有)ベルモントファーム
第10回 2004年4月8日 ブラウンシャトレー 牡7 船橋 1:39.7 張田京 岡林光浩 小島史代
第11回 2005年4月6日 ナイキアディライト 牡5 船橋 1:37.8 石崎駿 出川龍一 小野スミ
第12回 2006年4月12日 アジュディミツオー 牡5 船橋 R1:37.2 内田博幸 川島正行 織戸眞男
第13回 2007年4月18日 フジノウェーブ 牡5 大井 1:39.3 御神本訓史 高橋三郎 大志総合企画(株)
第14回 2008年4月9日 デスモゾーム 牡4 大井 1:39.6 真島大輔 朝倉実 和田博美
第15回 2009年3月26日 ロイヤルボス 牡5 大井 1:39.6 張田京 三坂盛雄 (有)スタッグ・ワールド
第16回 2010年3月17日 クレイアートビュン 牡6 浦和 1:41.0 的場文男 小久保智 福永實
第17回 2011年3月30日 東日本大震災の影響のため中止
第18回 2011年11月2日 ボク 牡6 大井 1:38.9 A.ムンロ 月岡健二 鬼塚義臣
第19回 2012年10月24日 ピエールタイガー 牡4 大井 1:40.5 真島大輔 荒山勝徳 工藤栄三
第20回 2013年11月6日 トーセンアドミラル 牡6 船橋 1:39.6 川島正太郎 川島正行 島川隆哉
第21回 2014年10月22日 セイントメモリー 牡7 大井 1:39.6 本橋孝太 月岡健二 内海正章
第22回 2015年11月4日 ソルテ 牡5 大井 1:39.4 吉原寛人 寺田新太郎 (株)フロンティア・キリー
第23回 2016年10月26日 セイスコーピオン 牡6 川崎 1:39.7 森泰斗 八木正喜 金田成基
第24回 2017年11月15日 セイスコーピオン 牡7 川崎 1:40.7 赤岡修次 八木正喜 金田成基
第25回 2018年10月31日 クリスタルシルバー 牡3 大井 1:40.3 岡部誠 村上頼章 岡田勇
第26回 2019年10月16日 ワークアンドラブ 牡4 大井 1:39.7 笹川翼 荒山勝徳 小林祥晃
第27回 2020年7月29日 ミューチャリー 牡4 船橋 1:39.9 御神本訓史 矢野義幸 石瀬丈太郎
第28回 2021年8月5日 ティーズダンク 牡4 浦和 1:39.1 矢野貴之 水野貴史 立山伸二
第29回 2022年7月27日 ゴールドホイヤー 牡5 川崎 1:38.2 山崎誠士 岩本洋 岡田初江
第30回 2023年11月15日 スマイルウィ 牡6 船橋 1:41.9 矢野貴之 張田京 組)SRT
第31回 2024年10月16日 スマイルウィ 牡7 船橋 1:40.9 矢野貴之 張田京 組)SRT

脚注

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参考文献

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d 令和6年度 第11回大井競馬競走番組表(決定)” (PDF). 東京シティ競馬 : TOKYO CITY KEIBA. 2024年10月14日閲覧。
  2. ^ 2023年度(令和5年度) 開催日程及び重賞競走日程について南関東4競馬場、2022年11月28日配信・閲覧
  3. ^ 令和6年度大井競馬番組” (PDF). 特別区競馬組合. p. 29. 2024年10月14日閲覧。
  4. ^ 大井競馬出走馬一覧表令和6年度特別区競馬組合営第11回大井競馬第3日10月16日(水)” (PDF). 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2024年10月14日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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