しらさぎ賞
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しらさぎ賞 | |
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開催国 | 日本 |
主催者 | 埼玉県浦和競馬組合 |
競馬場 | 浦和競馬場 |
創設 | 1962年7月15日 |
2024年の情報 | |
距離 | ダート1400m |
格付け | SIII |
賞金 |
1着賞金1200万円 |
出走条件 | サラブレッド系4歳以上牝馬オープン・地方全国交流 |
負担重量 | 別定(本文に記載) |
出典 | [1] |
しらさぎ賞(しらさぎしょう)は、埼玉県浦和競馬組合が浦和競馬場で施行する地方競馬(南関東公営競馬)の重賞競走である。格付けはSIII。
副賞は、さいたま市長賞、埼玉県浦和競馬組合管理者賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、報知杯、また生産牧場賞がある(2024年)[2]。
概要
[編集]競走名は、当時サギの営巣地となっていた鷺山(現:さぎ山記念公園。さいたま市緑区上野田)に由来する[3]。
1962年に南関東所属のサラブレッド系3歳馬によるダート2000mの重賞競走開設記念として創設。1965年(第4回)から現在の名称に変更、1978年(第17回)から1900メートルに短縮された。1996年(第35回)は10月に実施された。1998年(第36回)からは施行時期を年度末に移行、距離も1600メートルに変更され春のクラシック路線に向けてのステップレース的な位置づけの競走となった。2007年(第45回)から更に大幅に競走条件が変更され、牝馬限定の別定短距離重賞となった。
1968年(第7回)は12頭立てで番組が発表されていたが、直前に起きた浦和騒擾事件の影響を受け当日全競走が取り止め。1975年(第14回)は馬流行性感冒(馬インフルエンザ)のため開催が中止された。
2015年より南関東限定戦から地方全国交流競走に、競走条件も「3歳以上牝馬」から「4歳以上牝馬」にそれぞれ変更される[4]。
条件・賞金等(2024年)
[編集]- 出走条件
- サラブレッド系4歳以上牝馬、地方全国交流。
- トライアルのネモフィラ賞の1-2着馬及びティアラカップの1-2着馬に優先出走権がある。
- 負担重量[1]
- 別定
- 基本重量は南関東所属馬は、A1級格付け馬56kg、A2級格付け馬54kg、B1級以下格付け馬52kg、他地区所属馬は南関東格付け基準表によって決定。
- 上記基本重量に、指定期間(2022年4月18日から2024年4月5日)の指定交流競走優勝馬は2kg、地方競馬重賞優勝馬は1kgの負担増となる(クラス分けに関しては日本の競馬の競走体系を参照)(2歳時のグレード・グループ優勝は対象外)。
- 賞金額[2]
- 1着1200万円、2着420万円、3着240万円、4着120万円、5着60万円。
- 優先出走権付与
- 優勝馬にはスパーキングレディーカップの優先出走権が付与される[1]。
歴代優勝馬(第40回以降)
[編集]回数 | 施行年月日 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
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第40回 | 2002年2月6日 | モリアキ | 牡3 | 船橋 | 1:41.3 | 佐藤正人 | 木村和男 | 盛田寛二 |
第41回 | 2003年3月12日 | ウツミジョーダン | 牡3 | 船橋 | 1:43.2 | 佐藤隆 | 齊藤敏 | 内海政行 |
第42回 | 2004年2月24日 | モエレトレジャー | 牡3 | 川崎 | 1:41.6 | 金子正彦 | 足立勝久 | 中村和夫 |
第43回 | 2005年3月2日 | ナイトスクール | 牡3 | 船橋 | 1:41.4 | 内田博幸 | 坂本昇 | ダーレー・ジャパン・レーシング(有) |
第44回 | 2006年3月8日 | サワライチバン | 牡3 | 船橋 | 1:42.5 | 石崎駿 | 佐藤賢二 | 相川てる |
第45回 | 2007年4月25日 | ベルモントノーヴァ | 牝6 | 船橋 | 1:25.1 | 石崎駿 | 出川克己 | (有)ベルモントファーム |
第46回 | 2008年4月29日 | アストリッド | 牝5 | 船橋 | 1:27.7 | 戸崎圭太 | 川島正行 | 吉田勝己 |
第47回 | 2009年4月29日 | デザートレジーナ | 牝6 | 船橋 | 1:27.8 | 戸崎圭太 | 出川克己 | 吉田勝己 |
第48回 | 2010年4月29日 | ジョーイロンデル | 牝5 | 浦和 | 1:27.4 | 戸崎圭太 | 小久保智 | 上田けい子 |
第49回 | 2011年4月29日 | ザッハーマイン | 牝6 | 船橋 | 1:27.6 | 的場文男 | 出川克己 | 吉田和子 |
第50回 | 2012年4月25日 | クラーベセクレタ | 牝4 | 船橋 | 1:28.3 | 戸崎圭太 | 川島正行 | (有)サンデーレーシング |
第51回 | 2013年5月1日 | ナターレ | 牝5 | 川崎 | 1:28.7 | 的場文男 | 内田勝義 | 吉田正志 |
第52回 | 2014年4月30日 | レッドクラウディア | 牝5 | 大井 | 1:27.8 | 森泰斗 | 荒山勝徳 | (株)東京ホースレーシング |
第53回 | 2015年4月29日 | ノットオーソリティ | 牝4 | 船橋 | 1:28.1 | 吉原寛人 | 川島正一 | 吉田照哉 |
第54回 | 2016年4月27日 | ララベル | 牝4 | 大井 | 1:28.4 | 吉原寛人 | 荒山勝徳 | 吉田照哉 |
第55回 | 2017年4月26日 | ニシノラピート | 牝6 | 大井 | 1:27.2 | 柏木健宏 | 市村誠 | 西山茂行 |
第56回 | 2018年4月25日 | ラーゴブルー | 牝4 | 川崎 | 1:27.1 | 吉原寛人 | 内田勝義 | 吉田和美 |
第57回 | 2019年5月1日 | タイセイラナキラ | 牝6 | 大井 | 1:25.8 | 吉原寛人 | 藤田輝信 | 田中成奉 |
第58回 | 2020年4月22日 | ストロングハート | 牝5 | 川崎 | 1:27.3 | 町田直希 | 内田勝義 | (有)グランド牧場 |
第59回 | 2021年5月12日 | ダノンレジーナ | 牝5 | 浦和 | 1:27.3 | 本橋孝太 | 小久保智 | 酒井孝敏 |
第60回 | 2022年4月27日 | アールロッソ | 牝6 | 船橋 | 1:26.2 | 町田直希 | 山下貴之 | 前原敏行 |
第61回 | 2023年4月26日 | スティールルージュ | 牝4 | 船橋 | 1:25.8 | 張田昂 | 張田京 | 菅野守雄 |
第62回 | 2024年4月18日 | ツーシャドー | 牝5 | 浦和 | 1:27.2 | 和田譲治 | 小澤宏次 | (有)バンブー牧場 |
出典:南関東4競馬場公式「しらさぎ賞競走優勝馬」https://www.nankankeiba.com/win_uma/51.do
他地区所属馬の成績
[編集]回次 | 馬名 | 所属 | 着順 |
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第53回(2015年) | タッチデュール | 笠松 | 5着 |
クロスオーバー | 高知 | 11着 | |
第54回(2016年) | トーコーニーケ | 園田 | 9着 |
トーコーヴィーナス | 園田 | 11着 | |
第55回(2017年) | キタノアドラーブル | 笠松 | 10着 |
ディアマルコ | 高知 | 12着 | |
第56回(2018年) | タッチスプリント | 高知 | 11着 |
第57回(2019年) | エグジビッツ | 金沢 | 8着 |
タイムビヨンド | 北海道 | 12着 | |
第58回(2020年) | ナラ | 笠松 | 12着 |
第60回(2022年) | シーアフェアリー | 名古屋 | 4着 |
ナラ | 笠松 | 11着 | |
第61回(2023年) | ミスティネイル | 笠松 | 11着 |
第62回(2024年) | プリーチトヤーン | 高知 | 8着 |
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c “令和6年度第1回浦和競馬競走番組【決定】” (PDF). 浦和競馬. 2024年4月15日閲覧。
- ^ a b “浦和競馬出走馬一覧表 令和6年度埼玉県浦和競馬組合営第1回浦和競馬第4日4月18日(木)” (PDF). 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2024年4月16日閲覧。
- ^ “平成30年度 第1回 浦和競馬開催(4月23日~27日)「のびのびシティ さいたま市」シリーズ 4月25日(水曜日)は「しらさぎ賞(SⅢ)」”. 埼玉県 (2018年4月19日). 2018年7月10日閲覧。
- ^ 南関競馬の15年度開催日程発表 6・15から船橋で初ナイター実施 - スポニチアネックス、2014年11月27日閲覧
外部リンク
[編集]- しらさぎ賞 歴代優勝馬 - 地方競馬情報サイト
- しらさぎ賞競走優勝馬 - nankankeiba.com