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フサイチゼノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フサイチゼノン
欧字表記 Fusaichi Zenon[1][2]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 1997年3月2日[1]
死没 2024年3月9日(27歳没)[要出典]
サンデーサイレンス[1]
エリザベスローズ[1]
母の父 ノーザンテースト[1]
生国 日本の旗 日本北海道千歳市[1]
生産者 社台ファーム[1]
馬主 関口房朗[1]
→関口房朗、吉田照哉[2]
調教師 田原成貴栗東
森秀行(栗東)
ニール・ドライスデールアメリカ
[1][2]
競走成績
生涯成績 6戦3勝(日本)[1]
2戦0勝(日本国外)[2]
獲得賞金 77,982,000円[1]
768,157ドル(日米合算)[2]
勝ち鞍
GII 弥生賞 2000年
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フサイチゼノン(欧字名:Fusaichi Zenon1997年3月2日 -2024年3月9日 )は、日本競走馬[1]アメリカ合衆国種牡馬。主な勝ち鞍に2000年弥生賞

競走馬時代

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[3]、EQUIBASE[2]

1999年12月21日、阪神競馬場での新馬戦でデビューし、1着。年明けて2戦目のシンザン記念ダイタクリーヴァの5着に終わるが、続く500万下条件特別のこぶし賞を勝って東上し、弥生賞でも1番人気に推されてエアシャカール以下を封じて重賞初制覇とした。このあと最有力候補と見なされた皐月賞に向かう予定も、田原から『走りに覇気が無い』という理由で皐月賞を回避する。この際に管理する田原成貴が馬主の関口房朗に説明をしないまま回避を明らかにしたため関口が激怒し、森秀行厩舎へ転厩させた[4]。皐月賞回避後は長期休養に入り、翌2001年2月に復帰して白富士ステークス5着、大阪城ステークス12着ののちアメリカに渡り、ニール・ドライスデール厩舎に転厩。7月26日デルマー競馬場でのオプショナルクレーミング競走で2着としたのち、9月にマンノウォーステークスに出走もウイズアンティシペイションの4着に入ったあとは負傷もあって出走歴はなく[5]2002年秋に引退した[6]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[3]、netkeiba.com[7]、EQUIBASE[2]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場) 頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F)
タイム差/着差 騎手 斤量
[kg]
勝ち馬/(2着馬)
1999.12.11 阪神 3歳新馬 芝1400m(良) 13 2 2 006.70(3人) 01着 01:24.0 (35.2) -0.1 藤田伸二 54 (アドマイヤレース)
2000.01.09 京都 シンザン記念 GIII 芝1600m(良) 15 5 8 004.90(2人) 05着 01:36.2 (35.6) -0.8 藤田伸二 55 ダイタクリーヴァ
0000.02.12 京都 こぶし賞 500 芝1600m(良) 16 3 5 002.40(1人) 01着 01:34.3 (34.8) -1.0 藤田伸二 55 (テンペストシチー)
0000.03.05 中山 弥生賞 GII 芝2000m(良) 16 4 7 003.30(1人) 01着 02:02.3 (35.9) -0.2 藤田伸二 55 エアシャカール
2001.02.03 東京 白富士S OP 芝2000m(稍) 10 5 5 001.70(1人) 05着 02:01.6 (36.4) -0.7 藤田伸二 55 エーピーグリード
0000.03.10 阪神 大阪城S OP 芝2000m(良) 13 6 10 001.70(1人) 12着 02:01.8 (38.1) -2.5 藤田伸二 56.5 タマモヒビキ
0000.07.26 デルマー オプショナルクレーミング 芝9f 6 5 6 02着 (アタマ) G. スティーヴンス 54 Quianlong
0000.09.08 ベルモントパーク マンノウォーS G1 芝11f 8 4 4 04着 (4馬身3/4) G. スティーヴンス 57 With Anticipation
  • アメリカ2戦での斤量はkg換算に統一
  • PP:枠番、Pgm:馬番

引退後

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2003年からカリフォルニア州のマガリファームで種牡馬生活に入り[5]、のちにニューメキシコ州のウェザーリーファームに移動し、2020年度は種付料2000ドルで供用されていた。[8]。繋用された牧場が閉鎖され廃用となり、所有者不明のまま2024年2月セリ市に居たところ発見され、支援を求めていたが2000ドルで[9]購入という形でアラバマ州のキングスフィッシャーファームに保護された。。保護された当時は毛づやが悪く健康状態も悪化していた。[10] 愛称「Z」と呼ばれ、キングスフィッシャーファームの関係者からか可愛がられていたが2024年3月9日死没。享年27歳。[11]

血統表

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フサイチゼノン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ヘイロー系
[§ 2]

* サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
父の父
Halo
1969 黒鹿毛
Hail to Reason
1958 黒鹿毛
Turn-to
Nothirdchance
Cosmah
1953 鹿毛
Cosmic Bomb
Almahmoud
父の母
Wishing Well
1975 鹿毛
Understanding
1963 栗毛
Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower
1964 鹿毛
Montparnasse
Edelweiss

エリザベスローズ
1989 栗毛
* ノーザンテースト
Northen Taste
1971 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
母の母
* ノーベンバーローズ
November Rose
1982 黒鹿毛
Caro * フォルティノ
Chambord
Jedina What a Pleasure
Killaloe
母系(F-No.) ノーベンバーローズ(USA)系(FN:16-a) [§ 3]
5代内の近親交配 Almahmoud 4 × 5 = 9.38%、Lady Angela 5 × 4 = 9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [12]
  2. ^ [13]
  3. ^ [12]
  4. ^ [12][13]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o フサイチゼノン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年12月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g Fusaichi Zenon (JPN)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年5月2日閲覧。
  3. ^ a b フサイチゼノン 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月2日閲覧。
  4. ^ 田原成貴容疑者、過去のトラブル”. 日刊スポーツ (2009年10月22日). 2020年5月2日閲覧。
  5. ^ a b Sunday Silence's Son, Fusaichi Zenon, to Magali”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2003年10月15日). 2020年5月2日閲覧。
  6. ^ ニュースぷらざ”. 競馬ブックコーナー. ケイバブック. 2020年5月2日閲覧。
  7. ^ フサイチゼノンの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年5月2日閲覧。
  8. ^ Fusaichi Zenon”. BloodHorse - Stallion Register Online. Blood-Horse LLC.. 2020年5月2日閲覧。
  9. ^ 日本円で31万円
  10. ^ 2024年2月24日キングスフィッシャーファーム公式Facebookより”. 2023年3月17日閲覧。
  11. ^ 2024年3月14日キングスフィッシャーファームの公式Facebookより”. 2023年3月17日閲覧。
  12. ^ a b c フサイチゼノン 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月2日閲覧。
  13. ^ a b c フサイチゼノンの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年5月2日閲覧。

外部リンク

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