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フースーヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フースーヤ
メンバー 田中ショータイム
谷口理
結成年 2016年[1]
事務所 吉本興業
活動時期 2016年 -
出身 NSC大阪校38期[2]
出会い 兵庫県立須磨友が丘高等学校
旧コンビ名 クレイジーダイヤモンド、アマテラス
現在の活動状況 テレビ・ライブ など
芸種 漫才
ネタ作成者 谷口理
過去の代表番組 新しい波24
AI-TV
同期 四千頭身
エルフ
天才ピアニスト
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
2024年 第54回NHK上方漫才コンテスト 優勝
2024年 第45回ABCお笑いグランプリ ABEMA賞
テンプレートを表示
YouTube
チャンネル
活動期間 2017年 -
ジャンル コメディ
登録者数 3.38万人
総再生回数 399万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年12月10日時点。
テンプレートを表示

フースーヤは、吉本興業大阪本社に所属する田中ショータイムと谷口理からなる日本お笑いコンビ大阪NSC38期生[2]

メンバー

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田中 ショータイム(たなか ショータイム 1993年7月10日 - )(31歳)[3]
ノリ担当[1][注 1]。立ち位置は向かって左。
本名は、田中 翔(たなか しょう)。新日本プロレス所属レスラーSHOの本名と同姓同名。
兵庫県神戸市出身[3]
身長178 cm、体重59 kg[3]血液型O型[3]
趣味は、スポーツ全般(特にサッカー)、音楽鑑賞を歌うこと、洋服を見る買う、ゲーム[3]。ガールズグループTWICEの大ファンであり、ナヨン推し。
特技は、歌、ウクレレ、ヘアセット[3]
自称、多田健二COWCOW)似。
谷口 理(たにぐち おさむ 1993年5月1日 - )(31歳)
ボケ担当[1]。立ち位置は向かって右。
兵庫県神戸市須磨区出身[3]
身長170 cm、58 kg[3]。血液型O型[3]
趣味は漫画(特に週刊少年ジャンプ)、テレビゲームスマホゲームバレーボールイオン巡り、掃除[3]
特技はヘリコプターのマネ、声優大塚芳忠のモノマネ、逆立ち歩行、バレーボール、映画や漫画のセリフ暗記、ゲームのやり込み[3]

略歴

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兵庫県立須磨友が丘高等学校の同級生で[1][5]、高校2年生の時に合同クラスで一緒になった。お笑い芸人になりたいと公言していた谷口が、田中にトイレに連れていかれ「俺もやねん!! 一緒に吉本へ行こう!!」と告白され、コンビを組むことを決めた[1][6]2015年神戸学院大学在学中に吉本興業の養成所大阪NSCに入所[5]

最初のコンビ名は「クレイジーダイヤモンド」だったが、養成所の授業のアシスタントをしていた先輩芸人から「クレイジーが付く芸名は終わるからやめとけ」と助言され、「アマテラス」に改名。しかし、東京吉本の同期に同名のコンビ[注 2]がいることが分かり、コンビ名をかけてネタ合戦をやったところ大敗北。他に良い名前の候補が出てこず悩んでいたところ、谷口がやっていた『ファイナルファンタジー』の登場キャラクターに個性的な名前が多かったことから、田中が「適当に決めてくれ」と頼み、挙がったのが「フースーヤ」であった。文字の並びの珍しさを気に入り、後付けの理由ではあるが珍しいネタをする変なコンビと思ってもらえるだろうという意図を込めて決定した。その他のコンビ名の候補には、「カイナッツォ」「神戸マカロニサラダ」があった[5]

2016年頃に完成した1本目のネタを引っさげて、若手芸人発掘バラエティ『新しい波24』(フジテレビ)のオーディションに参加し、合格[1]。同年12月27日放送の『新しい波24』でテレビ番組初出演。この放送回にゲスト出演した岡村隆史ナインティナイン)は、番組出演者の中では、フースーヤをお気に入りとして挙げた[8]

2017年5月バラエティ番組本能Z』(CBCテレビ)の結成3年目以内の注目の若手が出演するネタコーナーに出演。番組司会の今田耕司東野幸治に、「これが漫才か」と驚かれた[9]5月16日、『新しい波24』で共演するマレーシア出身の歌手Irisミュージック・ビデオ「ファンタスティック ジャパン」に、同番組に出演するカミナリペコリーノ吉住と共に起用され、Iris考案の振り付けを踊っている[10]5月23日YouTube公式チャンネル「フースーヤチャンネル」を開設。同日に『めざましテレビ』(フジテレビ)に「新感覚漫才」として取り上げられ、公式チャンネルの撮影に臨む様子が紹介された[2]6月19日放送回の『新しい波』にゲスト出演したFUJIWARA原西孝幸とコラボギャグを披露した[11]7月19日放送回の『ナカイの窓』(日本テレビ)の「ネットで火がついた人SP」で、トーク番組初出演。ネタを披露した後、司会の中居正広と即興でコラボネタにも挑戦した[12]

その後は勢いが長続きせずテレビ出演は落ち着いていたが、よしもと漫才劇場のライブで地道に腕を磨き続け[13]M-1グランプリ2023では初の準決勝進出、2024年にはNHK上方漫才コンテストで優勝を果たした[14]

芸風

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主に漫才コント。どちらの場合もオーソドックスな設定(例、刑事寿司職人等)の中にリズムネタやギャグを強引に挟み込むのが特徴。その進行上、どちらもボケになることもある。オチはポーズを決めながら[12]「オーマイゴッドファーザー降臨!」「ナッシングトゥーマッチ!」「ジョージ・クルーニー卵とじ」などといった意味不明な言葉の応酬をする[6]。かつてはその後に声を揃えて「ヨイショ!」と言っていたが[5]、後に省略するようにしてテンポを上げている(現在は田中が「もうええわ」や「いい加減にしろ」と言ってシメるのが殆どである)。それぞれの言葉に意味はなく、谷口曰く「意味不明なものを、ただ衝動に任せてぶつけてるだけ」[6]。ネタを作るときは、出来るだけ「意味は分からないけど、なんか面白い」という言葉を組み合わせることを意識している[5]。最初は正統派なしゃべくり漫才をしていたが、養成所時代から他と同じことをやっていても勝てなかった。谷口が1人でやっていたギャグに田中が乗っかって返し、試しに舞台でやってみたところ観客の関心を引いたことから確信を得て[6]、現在の芸風に至る。

ネタ作りは2人でギャグを考えながら、谷口がiPadのキーボードに打ち込んで行う。イメージとは逆にしっかりと台本を作っている[15]

2人それぞれ憧れている芸人は多くいるが、昔から共通して好きなのはナイツ。また、2人とも『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)を見ていた世代であるため、いろんなタイプの芸人に影響を受けている[6]。憧れのギャガーは、田中はオジンオズボーン篠宮、谷口は原西孝幸FUJIWARA[13]

賞レース成績

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M-1グランプリ

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年度 結果 エントリー
No.
会場 日程 備考
2015年第11回 1回戦敗退[16] 1348 [大阪] テイジンホール 9月1日(火) NSC在学中
2016年第12回 1461 [大阪]大丸心斎橋劇場 8月11日(木)
2017年第13回 準々決勝進出[16] 2570 [大阪]メルパルクホール大阪 11月2日(木)
2018年第14回 3回戦進出[16] 348 [大阪]よしもと漫才劇場 10月23日(木)
2019年第15回 2575 10月30日(水)
2020年第16回 準々決勝進出[16] 2187 [大阪]なんばグランド花月 11月16日(月)
2021年第17回 3025 11月10日(水)
2022年第18回 3回戦進出[16] 1467 [大阪] よしもと漫才劇場 10月25日(火)
2023年第19回 準決勝進出[16] 303 [東京] NEW PIER HALL 12月7日(木) 敗者復活戦進出
2024年第20回 3785 12月5日(木)

その他

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  • ytv漫才新人賞
    • 2021-22 ROUND1 3位
    • 2021-22 ROUND3 1位
    • 2021-22 決定戦 第3位
    • 2022-23 ROUND1 6位
    • 2022-23 ROUND2 1位
    • 2022-23 決定戦 第5位

出囃子

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ザ・クロマニヨンズ「ひらきっぱなし」[17]

出演

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テレビ番組

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ラジオ

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ミュージック・ビデオ

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  • Iris「ファンタスティック ジャパン」(2017年)

脚注

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注釈

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  1. ^ 2人がかりで一発ギャグを連発する芸風のため、ほとんどまともにツッコミをしておらず、「ノリ」という新しい立ち位置を自らで提唱した[4]
  2. ^ 東京NSC21期、太田太紀伯と藤原圭希のコンビ。2017年9月解散[7]

出典

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  1. ^ a b c d e f “【ビッくらぼんの365日・芸人日記(365)】最終回にふさわシーヤ!今最も勢いに乗る超若手コンビ、フースーヤ”. 産経スポーツ. (2017年5月12日). https://www.sanspo.com/article/20170512-L3UIQFUFMJMNRKOGSC6OU6WKTM/ 
  2. ^ a b c “フースーヤがYouTubeチャンネル開設、漫才やキャラ生かした企画アップ”. ナタリー. (2017年5月23日). https://natalie.mu/owarai/news/233703 
  3. ^ a b c d e f g h i j k フースーヤ プロフィール”. 吉本興業. 2017年7月20日閲覧。
  4. ^ フースーヤのニセラジオ#2https://www.youtube.com/watch?v=ev38ox5_jt42019年9月2日閲覧 
  5. ^ a b c d e フースーヤ(インタビュアー:丹治翔)「「口が気持ちいい言葉」芸人がいた!中高生から人気の「フースーヤ」」『withnews』https://withnews.jp/article/f0171117003qq000000000000000W02h10501qq000016275A2017年11月17日閲覧 
  6. ^ a b c d e フースーヤ(インタビュー)「芸能界にもファン急増中!新感覚漫才コンビ・フースーヤを直撃!【視聴熱】」『ザテレビジョン』https://thetv.jp/news/detail/114490/2017年7月20日閲覧 
  7. ^ 解散についての言及藤原圭希 twitter、解散についての言及太田太紀伯 twitter
  8. ^ “フジ『新しい波』“出身”の岡村隆史、新シリーズにゲスト出演”. オリコン. (2016年12月25日). https://www.oricon.co.jp/news/2083594/full/ 
  9. ^ “麒麟、霜降り明星と守谷日和を紹介「本能Z」フースーヤの漫才に今田東野驚き”. ナタリー. (2017年5月2日). https://natalie.mu/owarai/news/231152 
  10. ^ “カミナリ、フースーヤ、ペコリーノ、吉住がIrisの新曲MVでダンス”. ナタリー. (2017年5月16日). https://natalie.mu/owarai/news/232713 
  11. ^ “フースーヤとFUJIWARA原西がコラボギャグ「新しい波24」”. ナタリー. (2017年6月19日). https://natalie.mu/owarai/news/237366 
  12. ^ a b “中居正広が天才ぶりを発揮!フースーヤとの即興コラボに「最高!」の声”. モデルプレス. (2017年7月20日). https://mdpr.jp/news/detail/1701780 
  13. ^ a b フースーヤ、舞い戻る――夢から覚めて、地道に積み重ねた“普通”の5年”. 日刊サイゾー (2022年5月3日). 2024年5月30日閲覧。
  14. ^ フースーヤ、NHKでスタイル貫き「チンチン電車」絶叫…優勝に喜び 「大きな意味ある」初ビッグタイトル”. ORICON NEWS (2024年5月25日). 2024年5月30日閲覧。
  15. ^ “あ、女子高生にチヤホヤされてるヤツが『M-1』に来たな”屈辱乗り越えフースーヤ『ytv漫才新人賞』決定戦に進出”. dogatch.jp. 2022年2月8日閲覧。
  16. ^ a b c d e f フースーヤ|コンビ情報”. M-1グランプリ. 2021年12月16日閲覧。
  17. ^ お笑いコンビ・フースーヤ、魂込める「名刺代わり」の出囃子 » Lmaga.jp”. Lmaga.jp (2023年1月8日). 2023年3月5日閲覧。
  18. ^ カベポスター、天才ピアニスト、フースーヤが忍者に扮する新番組始動『バツウケ』後枠”. お笑いナタリー (2023年5月17日). 2023年6月1日閲覧。
  19. ^ “フースーヤの新番組「人と人で焼きおにぎり」始動、存在しない言葉の辞書を作る”. ナタリー. (2022年7月7日). https://natalie.mu/owarai/news/487185 2022年11月14日閲覧。 
  20. ^ “フースーヤが「サクラバシ919」金曜担当、山添「聞いたことないですね」都築「うれしい」”. お笑いナタリー. (2023年3月14日). https://amp.natalie.mu/owarai/news/516561 2023年3月15日閲覧。 

外部リンク

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