M-1グランプリ2023
M-1グランプリ2023 | |
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受賞対象 | 結成15年以内の漫才師(2人以上) |
開催日 | 2023年12月24日(敗者復活戦、決勝) |
会場 | テレビ朝日(決勝) |
国 | 日本 |
主催 | M-1グランプリ事務局 吉本興業 朝日放送テレビ(ABCテレビ) |
司会 | 今田耕司 上戸彩 |
報酬 | 賞金1000万円他 |
最新受賞者 | 令和ロマン |
公式サイト | 公式サイト |
テレビ/ラジオ放送 | |
放送局 | ABCテレビ・テレビ朝日系列 |
放送時間 | 2023年12月24日 18時30分 - 22時10分 |
『M-1グランプリ2023』(エムワングランプリ2023)は、吉本興業・朝日放送テレビ(ABCテレビ)主催[1]の漫才コンクール「M-1グランプリ」の第19回大会。ABCテレビ・テレビ朝日系列にて放送。大会スローガンは「爆笑が、爆発する。」。優勝者は令和ロマン。
概要
[編集]通算19回目の開催となった2023年大会には、プロ、アマチュア問わず8540組[注 1]がエントリー。2019年大会から5年連続で史上最多を更新した[2]。
決勝戦は準決勝を勝ち上がった真空ジェシカ、令和ロマン、ダンビラムーチョ、くらげ、モグライダー、ヤーレンズ、さや香、カベポスター、マユリカの9組、そして敗者復活戦を制したシシガシラを加えた10組で争われた。
12月17日、事前特番『超お宝映像で振り返る!M-1衝撃の瞬間SP』[3]にて審査員を発表。前大会から山田邦子、博多大吉、富澤たけし、塙宣之、中川家・礼二、松本人志が続投、勇退を発表していた立川志らく[4]の後任として海原ともこ(海原やすよ ともこ)が就任することが発表された[5]。また、敗者復活戦の芸人審査員も併せて発表された(後述)。
決勝戦の司会は17大会連続の今田耕司と、12大会連続の上戸彩[6]。
大会の流れ
[編集]日付はいずれも2023年。
- 6月27日
- エントリー受付開始。締切は8月31日[7]。
- 8月1日 - 10月6日
- 1回戦
- 10月16日 - 10月19日
- 大阪2回戦
- 10月20日 - 10月27日
- 東京2回戦
- 10月29日 - 10月31日
- 京都・大阪3回戦
- 11月6日 - 11月8日
- 東京3回戦
- 11月20日
- 大阪準々決勝
- 11月21日 - 11月22日
- 東京準々決勝
- 12月7日
- 準決勝
- 12月24日
- 敗者復活戦
- 決勝[8]
予選
[編集]1回戦から準々決勝まで
[編集]1回戦は8月1日から10月6日にかけて開催。北海道、仙台、埼玉、千葉、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄に加え、新たに静岡が追加され、11都道府県での開催となった[9]。その後は東京、大阪・京都の2地区に分けて、10月16日 - 27日に2回戦、10月29日 - 31日に京都・大阪で3回戦、11月6日 - 8日に東京で3回戦、11月20日 - 22日に準々決勝が開催された。
前回大会までは、1回戦が免除となるシード権は前年の準決勝進出者に与えられていたが、本大会から準々決勝進出者にまで対象が拡大された[10]。そのため、1回戦は前年の3回戦敗退以下および不参加のコンビのみで争うことになった。
長らく予選の審査員を務めていた倉本美津留、前田政二、長谷川朝二の3人が本大会は審査員から外れることとなった[11]。
エントリーした8540組中、3回戦に進出したのは376組。300組を超えたのは2018年大会以来で、2010年大会(341組)を上回り過去最多となった。11都道府県で開催された1回戦の全会場から3回戦以上の進出者が出た。準々決勝に進出したのは123組で、京都・大阪3回戦を通過したのは37組、東京3回戦を通過したのは86組。
準々決勝初進出組はモンスーン、ぐろう、ボニーボニー、オーサカクレオパトラ、ウイスキーカノン、ハスキーポーズ、盆と正月、ジョックロック、釈迦虎、チューリップフィクサー(白桃ピーチよぴぴ、シゲカズです)、らぶらいken(らぶおじさん、今井らいぱち、kento fukaya)、ヤングタウン(福島暢啓、錦笑亭満堂)、人間横丁、豆鉄砲、ちゃんぴおんず、戦慄のピーカブー、ミカボ、めっちゃ最高ズ、イチゴ、そいつどいつ、春組織、スーパーニュウニュウ、きっと君はくるさ、十九人、ナユタ、マチルダ、1000(蓮見翔、園田祥太)、バンビーノ、Let Me Show You THE まごころ(友田オレ、ピボット福田)、きつね日和、やわら(鈴木バイダン、りゅうたろう)、オダウエダ、スタミナパン、フランスピアノ、モシモシ、サブマごり押し(小籔千豊、ムーディ勝山)、ジグザグジギー、コーツ(永田敬介、栗原泰之)、パーフェクトパワーズ(なかやまきんに君、ケイン・コスギ)、いぬの40組。
話題を集めたコンビ
[編集]この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
今大会からナイスアマチュア賞に加え、1回戦全日程を通して「小学生以下のメンバーのみで構成された組」の中から印象に残った漫才師たちへの「ナイスキッズ賞」、同じく1回戦全日程を通して方言や伝統衣装を使用したり、名物や名跡をテーマとしたり、日本全国の民俗的特色を活かした漫才で各エリアを盛り上げてくれた漫才師たちへの「ジモトスター賞」が導入されている[12]。
- 「スタミナパン」(麻婆、トシダ タカヒデ) - 長らく1回戦、2回戦敗退で終わっていたが、本大会で準決勝進出。エントリーナンバーが6000番台のコンビとして初めて準決勝に進出した。敗者復活戦で披露したネタ「YouTuber」の内容を再現した動画が話題となった[13]。
- 「ナユタ」(オノハラ、ホリコシ) - 早稲田大学お笑い工房LUDOに所属する現役大学生コンビ[14]。準々決勝に進出し、「ベストアマチュア賞」を受賞[15][16]。
- 「サブマごり押し」(小籔千豊、ムーディ勝山) - 吉本新喜劇元座長の小籔と、元「アイスクリーム」の勝山のコンビ。準々決勝進出[17]。
- 「パーフェクトパワーズ」(なかやまきんに君、ケイン・コスギ) - 俳優のケインと、吉本興業を退所したフリー芸人のなかやまのコンビ。準々決勝進出[18]。
- 「カットミドルベイビーズ」(たいが、いおん) - ナイスアマチュア賞とナイスキッズ賞を受賞した[19]、8歳児と4歳児の実の兄妹コンビ。3回戦進出[20][21]。
- 「べじぽた」(福井俊太郎、SJ)- 2年前にラストイヤーを迎えたGAGの二人が結成したコンビ。3回戦に進出するも、本来3回戦はすべてYouTubeにて配信されるはずが、当コンビのネタが配信されなかったことで話題になった。その後、ネタは改めてYouTubeに投稿された[22]。
- 「ゆかいな議事録」(山本期日前、長島聡之) - 吉本興業所属の漫才師。3回戦で中国の政治を題材としたネタを披露し話題になった[23]。
- 「かっつーデカキン」(かっつー、デカキン) - YouTuberのかっつーと、元芸人で現・YouTuberのデカキンのコンビ[24]。2回戦進出[25]。
- 「くまモン隊」(くまモン、お姉さん) - 熊本県マスコットキャラクターのくまモンと、「大阪くまモン隊」の女性のコンビ[26]。2回戦に進出し[27]、ジモトスター賞を受賞[19]。
- 「西尾市長と抹茶さん」(奥谷陽一郎、中村健) - 西尾市長の中村と、西尾茶協同組合の事務局長を務める奥谷のコンビ[28]。2回戦に進出し[29]、ジモトスター賞を受賞[19]。
- 「ラブリースマイリーベイビー」(ほのの、あいり) - ナイスアマチュア賞とナイスキッズ賞を受賞した女子小学生コンビ[30]。8月23日時点でナイスアマチュア賞の動画再生記録を更新する15万回以上再生を記録し[31]、コンビ名の元ネタとされる私立恵比寿中学がtiktokでネタのカバーを披露するなどの反響を得て[32]、ナイスキッズ賞の上位にあたる「ベストキッズ賞」を受賞[19]。12月には100万回再生を達成したほか、これまでにナイスアマチュア賞を受賞した学生コンビのネタ動画の再生回数が数十万単位に急増するなどの影響を与えている。ほののは父親とのコンビ「デザインぱ」としてもM-1グランプリ2021でナイスアマチュア賞を受賞した経験がある[33]。2回戦進出[34]。
- 「とうはる」(木下斗聖、木下陽聖) - 松竹芸能養成所子役コースに所属する5歳の双子の兄弟によるコンビ[35]。メンバーの合計年齢(10歳)は、今大会最年少[36][37][注 2]。1回戦敗退に終わったが[38]、ナイスキッズ賞を受賞[19]。
- 「老害マックス」(野沢ダイブ禁止、かまぼこ体育館、としみつ、川崎誠) - モダンタイムスと虹の黄昏のメンバーによる4人組。昨年に引き続き参加。実物の缶入りのチューハイを飲むボケをしようとしたところ野沢がそれをこぼし、スタッフから「出禁」を言い渡された旨のポストが話題となった[39]。1回戦敗退[40]。
準決勝(予選)
[編集]12月7日に東京都のNEW PIER HALLにて開催。第18回(2022年)では準々決勝から勝ち上がるコンビが27組に絞られていたが、今大会では30組に増加[注 3]。これにTVerでの投票企画によってワイルドカード枠で進出したダブルヒガシを加え、31組が準決勝に出場した。
準決勝初進出はフースーヤ、ぎょうぶ、豪快キャプテン、バッテリィズ、エバース、シシガシラ、ナイチンゲールダンス、きしたかの、鬼としみちゃむ、ダブルヒガシ、華山、ドーナツ・ピーナツ、20世紀、スタミナパンの13組。そのうちノーシードはフースーヤ、ぎょうぶ、ドーナツ・ピーナツ、20世紀、スタミナパンの5組。大会復活後(第11回(2015年)以降)としては初めて、女性芸人が1人も準決勝に進めなかった。
出番順はワイルドカード枠のダブルヒガシが1番手を、準決勝進出4度目のマユリカがトリを務めた[42]。この結果、真空ジェシカが3年連続、さや香が2年連続3度目、カベポスターが2年連続、モグライダーが2年ぶり2度目、令和ロマン、ダンビラムーチョ、くらげ、ヤーレンズ、マユリカが初の決勝戦進出を果たした。
また、準決勝進出者の出番前に、ベストアマチュア賞を受賞した「ナユタ」がネタを披露したほか、ベストキッズ賞を受賞した「ラブリースマイリーベイビー」がゲストとして出演した。
敗者復活戦(予選)
[編集]会場は昨年までの六本木ヒルズアリーナから、新宿住友ビル・三角広場に変更され、史上初の屋内での開催となる。12月24日、決勝戦直前の14時40分に開演し、15時から生放送。ワイルドカード枠のダブルヒガシを除く21組に出場資格が与えられ、決勝戦進出の最後の1枠を争う。
審査方法も昨年までの視聴者投票から一新され、「サバイバルラウンド」と「ファイナルサバイバルジャッジ」の2ステージ制となった。
サバイバルラウンド(観客審査)
[編集]準決勝の順位を元に、21組が7組ずつ3つのブロックに分かれ、ネタ終了ごとに勝者を決めるブロックトーナメント。各ブロックの出番順は番組内で公表される。各ブロック2組目以降のネタ終了後、会場の観客からランダムで選ばれた審査員500名の投票で暫定勝者を決定[注 4]。投票率が少なかったコンビはその時点で敗退となる。これを繰り返し、各ブロックから1組ずつ、計3組が「ファイナルサバイバルジャッジ」に進出する。
Bブロックのトム・ブラウンの披露したネタがネット上で大きな話題となった[43][44]。
投票の結果、Aブロックは7組目のヘンダーソン、Bブロックは6組目のナイチンゲールダンス、Cブロックは3組目のシシガシラが勝利した。
ファイナルサバイバルジャッジ(芸人審査)
[編集]サバイバルラウンドを勝ち残った3組の中で、最も面白かったコンビを芸人審査員が投票。得票数が最も多かったコンビが、敗者復活組として決勝戦に進出する。審査は投函式で、誰がどのコンビに投票したのかは発表されない。
芸人審査員は、柴田英嗣(アンタッチャブル)、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、渡辺隆(錦鯉)、山内健司(かまいたち)、石田明(NON STYLE)が務めた[45][注 5]。
投票の結果、シシガシラが4票、ヘンダーソンが1票を獲得し、シシガシラが決勝戦に進出した。
決勝戦
[編集]テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
ファーストラウンド
[編集]出番順を決める「笑神籤(えみくじ)」を引き演者を発表する役割には、2023 ワールド・ベースボール・クラシック にて侍ジャパンを優勝に導いた、前監督の栗山英樹と読売ジャイアンツの岡本和真が招かれた。
- 1組目:令和ロマン【648点[46] / 暫定1位 → 3位通過】
- コンビで今大会の最年少ファイナリスト。少女漫画のベタな設定をテーマとしたしゃべくり漫才を披露。トップバッターとしての歴代最高得点を大幅に更新し[注 6]、松本は「審査員泣かせ。一発目でここまでウケられると[47]:1後がつけられない。80点台はないと思った」と述べ、礼二は「ここ何年かのトップで1番すごかった。ボケのくるまくんの度胸は才能」と語った。また、塙は「ラジオにも何度か来てもらったが平場も強い」と発言したが、大吉は「めちゃくちゃ面白くて新しい感じがしたが、後半の漫才のたたみ方が勿体無かった」と評した。最終的に3位に残り、第5回大会(2005年)の笑い飯以来となる、トップバッターからの最終決戦進出を果たした。
- 2組目:シシガシラ【627点[46] / 暫定2位 → 9位】
- 今大会の敗者復活組。ツッコミの浜中がボケの脇田の言葉に対してコンプライアンスを指摘しつつも、自身は脇田の薄毛を弄るしゃべくり漫才を披露[47]:2。塙は「ハゲネタだけだった。爆発力がそこまでいかなかった」[47]:2、大吉は「やりたい事はわかるがもっと面白くなりたい状態が続いていたのが爆発しなかった理由」と述べた。松本は「ツカミはめちゃくちゃ面白かった。それだけにハゲネタはやめたほうがよかったかなという」[47]:2と語ったが、これに対し浜中は「ハゲネタしか持っていない場合どうすれば」と問いかけ笑いを誘った。
- 3組目:さや香【659点[46] / 暫定1位 → 1位通過】
- ホームステイを題材にしたしゃべくり漫才を披露。礼二は「中盤笑いの来なかった所もあったが最後盛り返した。流石さや香」と述べた。大吉は「相変わらずどんどん展開があり[47]:2最後も裏切りがありすごく面白かった」、塙は「漫才はめちゃくちゃ上手いし面白いが、ホームステイという題材が自身にはピンとこず、2人の怒りが段々面白くなった」と語った。対して松本は「令和ロマンは超えてない[47]:2かなと思ってしまった」と相対評価により点数が伸びなかったと語った。
- 4組目:カベポスター【635点[46] / 暫定3位 → 6位】
- ボケの永見が学校で起こっていた怪奇現象を語る[47]:3しゃべくり漫才を披露。邦子は「コンビネーションがよく[47]:3安定感があった。品がいい」と述べ、礼二は「ネタは間違いないが爆発の数が少なかったのかも」と評した。またともこ、富澤、大吉は漫才の最後にツッコミの浜田が噛んだことに触れつつ評価には関係ないと明言した。松本は「4分に向いていない。6分あればどんどん面白くなった、勿体無い」と言いつつ「カベポスターの漫才は好きだが壁がぺろんと…」とやはり浜田が噛んだことに触れ笑いを誘った。
- 5組目:マユリカ【645点[46] / 暫定3位 → 4位】
- ボケの阪本が夫、ツッコミの中谷が妻に扮し、夫婦喧嘩を題材としたコント漫才を披露。富澤は「中谷くんはトーンが高くても全部ちゃんと聞こえる。阪本くんは喋っていない時でも演技がとても上手い」と述べ、松本は「心地の良い笑いの上がっていき方。気持ちよく聞けた」と語った[47]:3。またともこは「最後に爆発的なものがあるのはすごい」と発言したが、大吉は「相当緊張していたのかなと。このネタはもっと面白くもっと爆発するんだろうなと」と評した。また邦子、松本、ともこは終始マユリカのキャッチコピーである「ずっとキモダチ[47]:3」と容姿に関する弄りが見られた。
- 6組目:ヤーレンズ【656点[46] / 暫定2位 → 2位通過】
- ボケの楢原が大家に扮し、ツッコミの出井が引越しの挨拶を行うコント漫才を披露。ともこは「ずっとニヤニヤしていてずっと面白かった[47]:4。中に入りたかった」と述べ、松本は「ずっと面白い[47]:4。後半は笑いすぎて観客が疲れちゃった。全ボケ誰かにはハマるようにできている」と評した。礼二は「M-1によく合ったネタ。くるまくんと同じで雰囲気を持っている」と発言し、塙は「今日出たコンビの中で1番テーマがわかりやすかった」と語ったが、大吉は「令和ロマンと同じで最後が勿体無い」と述べた。
- 7組目:真空ジェシカ【643点[46] / 暫定5位 → 5位】
- ボケの川北が「Z画館[47]:4」にガクを赴かせる大喜利形式のコント漫才を披露。大吉は「このネタはこの2人にしかできない」と述べ、塙は「もっと訳の分からないネタもやってもらいたい」と語り、ともこは「もっと奇抜なことができるのでは[47]:4と期待した」と発言した。対して松本は「笑いは遠近感」という自論を展開し、「真空ジェシカは今年ちょうど良い距離感だった。敗退か」と語った。
- 8組目:ダンビラムーチョ【631点[46] / 暫定7位 → 8位】
- ボケの大原が副業でカラオケボックスを始め、その伴奏を大原自ら演じてみせるという設定[47]:5の音曲漫才を披露。富澤は「面白かったが1曲目にそんなに長く使わなくても良いのかなという」[47]:5、ともこは「最初が長く入り込めなかった。途中からも入りづらいタイプの漫才」と述べ、塙は「年配の方は認める芸」、松本は「俺には刺さらなかった」と語った。
- 9組目:くらげ【620点[46] / 暫定9位 → 10位】
- ボケの杉が忘れたものに関してツッコミの渡辺が数多の候補を挙げる形式のしゃべくり漫才を披露。松本は「嫌いではないが、なぜそこまでウケなかったのか自分もわからない。少しミルクボーイを思わせたのかも[47]:5」と述べ、大吉は「劇場や営業ではウケると思うが、同じ味のボケの段積みなので[47]:5点数が伸びなかった」と語った。また塙は「どんな人たちなのか4分では伝わらなかった」、邦子は「女の子が懐かしいと思うものがたくさん出てきた。女子にはいいと思う」と発言した。
- 10組目:モグライダー【632点[46] / 7位】
- コンビで今大会の最年長ファイナリスト。『空に太陽がある限り』の一節を引用した[47]:6音曲漫才を披露。ともこは「人が出る漫才が好き。時間が経つのが早く感じた」と述べ、礼二は「もっと笑いが来てもよかった。歌ネタだが2人らしく高度なことをしている」と語った。大吉は「歌ネタの宿命。歌詞と展開を観客がわかっているので如何に爆笑をとるか」と発言し、富澤は「ともしげができすぎていた[47]:6」と語ったが、松本は「待ち疲れと売れたことによる練習不足[47]:6」と述べた。
最終決戦
[編集]最終決戦はファーストラウンド1位のさや香、2位のヤーレンズ、3位の令和ロマンの3組で争われた。前回と同様、CM中にファーストラウンド上位の組からネタ順を選択することになり、その結果、令和ロマン、ヤーレンズ、さや香の順にネタを披露することとなった[注 7]。
- 1組目:令和ロマン
- 髙比良が町工場を舞台としたドラマを見たと主張し、それを再現する形式のコント漫才を披露した[49]。
- 2組目:ヤーレンズ
- 楢原がラーメン屋の店主に扮するコント漫才を披露した[49]。
- 3組目:さや香
- 新山が四則演算の他に新たに「見せ算」が必要だと主張するしゃべくり漫才を披露した[49]。
最終投票では、邦子、富澤、ともこがヤーレンズに、大吉、塙、礼二、松本が令和ロマンに投票[46]。4票を獲得した令和ロマンが19代目王者となった。
また、ファーストラウンドとは逆の結果に終わったさや香に対し、邦子が「最後のネタが良くなかった[47]:7」と発言する場面が見られた。
結果
[編集]準決勝(結果)
[編集]- コンビ名、所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
- 金背景は決勝戦進出者。
グループ | コンビ名 | 所属事務所 | No. | 結成年 | 準決勝進出歴 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | ダブルヒガシ[注 8] | 吉本興業 | 3665 | 2014年 | 初進出 | 敗退 |
ぎょうぶ | 吉本興業 | 1197 | 2018年 | 初進出 | 敗退 | |
きしたかの | マセキ芸能社 | 2245 | 2012年 | 初進出 | 敗退 | |
ドーナツ・ピーナツ | 吉本興業 | 4640 | 2014年 | 初進出 | 敗退 | |
ママタルト | サンミュージックプロダクション | 1166 | 2016年 | 2年連続 2回目 | 敗退 | |
フースーヤ | 吉本興業 | 303 | 2016年 | 初進出 | 敗退 | |
トム・ブラウン | ケイダッシュステージ | 3769 | 2009年 | 4年ぶり 3回目 | 敗退 | |
B | 華山 | 吉本興業 | 4532 | 2012年 | 初進出 | 敗退 |
スタミナパン | SMA | 6148 | 2014年 | 初進出 | 敗退 | |
豪快キャプテン | 吉本興業 | 1333 | 2019年 | 初進出 | 敗退 | |
オズワルド | 吉本興業 | 1321 | 2014年 | 5年連続 5回目 | 敗退 | |
ヘンダーソン | 吉本興業 | 1019 | 2008年 | 2年ぶり 2回目 | 敗退 | |
くらげ | 吉本興業 | 2109 | 2018年 | 4年ぶり 2回目 | 通過 | |
バッテリィズ | 吉本興業 | 1340 | 2017年 | 初進出 | 敗退 | |
真空ジェシカ | プロダクション人力舎 | 24 | 2012年 | 3年連続 3回目 | 通過 | |
C | ナイチンゲールダンス | 吉本興業 | 2157 | 2017年 | 初進出 | 敗退 |
鬼としみちゃむ | 吉本興業 | 2620 | 2017年 | 初進出 | 敗退 | |
令和ロマン | 吉本興業 | 1955 | 2018年 | 2年連続 3回目 | 通過 | |
ニッポンの社長 | 吉本興業 | 5911 | 2013年 | 3年ぶり 4回目 | 敗退 | |
ダイタク | 吉本興業 | 3851 | 2009年 | 2年ぶり 5回目 | 敗退 | |
20世紀 | 吉本興業 | 4648 | 2014年 | 初進出 | 敗退 | |
エバース | 吉本興業 | 1787 | 2016年 | 初進出 | 敗退 | |
モグライダー | マセキ芸能社 | 2242 | 2009年 | 2年ぶり 2回目 | 通過 | |
D | ダンビラムーチョ | 吉本興業 | 2066 | 2011年 | 2年連続 3回目 | 通過 |
ヤーレンズ | ケイダッシュステージ | 2613 | 2011年 | 2年連続 2回目 | 通過 | |
ロングコートダディ | 吉本興業 | 4226 | 2009年 | 5年連続 5回目 | 敗退 | |
ななまがり | 吉本興業 | 2241 | 2008年 | 2年連続 2回目 | 敗退 | |
シシガシラ | 吉本興業 | 2055 | 2018年 | 初進出 | 敗退 | |
さや香 | 吉本興業 | 3638 | 2014年 | 3年連続 4回目 | 通過 | |
カベポスター | 吉本興業 | 3920 | 2014年 | 4年連続 4回目 | 通過 | |
マユリカ | 吉本興業 | 2617 | 2011年 | 3年連続 4回目 | 通過 |
敗者復活戦(結果)
[編集]- コンビ名、所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
- サバイバルラウンドの太字は各試合の勝者、金背景はファイナルサバイバルジャッジ進出者。
- 成績表の金背景は決勝戦進出者。
成績 | コンビ名 所属事務所 |
No. | 結成年 | 敗者復活戦 出場歴 |
ブロック 出番順 |
芸人審査 得票数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | シシガシラ 吉本興業 |
2055 | 2018年 | 初出場 | C-3番 | 4票 |
2位 | ヘンダーソン 吉本興業 |
1019 | 2008年 | 2年ぶり 2回目 | A-7番 | 1票 |
3位 | ナイチンゲールダンス 吉本興業 |
2157 | 2017年 | 初出場 | B-6番 | 0票 |
観客審査 敗退 |
吉本興業 |
華山4532 | 2014年 | 初出場 | A-1番 | |
ぎょうぶ 吉本興業 |
1197 | 2018年 | 初出場 | A-2番 | ||
ロングコートダディ 吉本興業 |
4226 | 2009年 | 3年ぶり 3回目 | A-3番 | ||
ニッポンの社長 吉本興業 |
5911 | 2013年 | 3年ぶり 4回目 | A-4番 | ||
吉本興業 |
20世紀4648 | 2014年 | 初出場 | A-5番 | ||
ママタルト サンミュージックプロダクション |
1166 | 2016年 | 2年連続 2回目 | A-6番 | ||
吉本興業 |
豪快キャプテン1333 | 2019年 | 初出場 | B-1番 | ||
吉本興業 |
鬼としみちゃむ2620 | 2017年 | [注 9] | 初出場B-2番 | ||
スタミナパン SMA |
6148 | 2014年 | 初出場 | B-3番 | ||
トム・ブラウン ケイダッシュステージ |
3769 | 2009年 | 4年ぶり 2回目 | B-4番 | ||
エバース 吉本興業 |
1787 | 2016年 | 初出場 | B-5番 | ||
オズワルド 吉本興業 |
1321 | 2014年 | 2年連続 2回目 | B-7番 | ||
ドーナツ・ピーナツ 吉本興業 |
4640 | 2014年 | 初出場 | C-1番 | ||
きしたかの マセキ芸能社 |
2246 | 2012年 | 初出場 | C-2番 | ||
ダイタク 吉本興業 |
3851 | 2009年 | 2年ぶり 5回目 | C-4番 | ||
ななまがり 吉本興業 |
2241 | 2008年 | 2年連続 3回目 | C-5番 | ||
バッテリィズ 吉本興業 |
1340 | 2017年 | 初出場 | C-6番 | ||
フースーヤ 吉本興業 |
303 | 2016年 | 初出場 | C-7番 |
試合 | 暫定勝者組 | ネタ終了組 | ||
---|---|---|---|---|
コンビ名 | 得票率 | コンビ名 | 得票率 | |
第1試合 | 華山 | 52% | ぎょうぶ | 48% |
第2試合 | 華山 | 13% | ロングコートダディ | 87% |
第3試合 | ロングコートダディ | 68% | ニッポンの社長 | 32% |
第4試合 | ロングコートダディ | 62% | 20世紀 | 38% |
第5試合 | ロングコートダディ | 48% | ママタルト | 52% |
第6試合 | ママタルト | 41% | ヘンダーソン | 59% |
試合 | 暫定勝者組 | ネタ終了組 | ||
---|---|---|---|---|
コンビ名 | 得票率 | コンビ名 | 得票率 | |
第1試合 | 豪快キャプテン | 11% | 鬼としみちゃむ | 89% |
第2試合 | 鬼としみちゃむ | 47% | スタミナパン | 53% |
第3試合 | スタミナパン | 47% | トム・ブラウン | 53% |
第4試合 | トム・ブラウン | 20% | エバース | 80% |
第5試合 | エバース | 33% | ナイチンゲールダンス | 67% |
第6試合 | ナイチンゲールダンス | 73% | オズワルド | 27% |
試合 | 暫定勝者組 | ネタ終了組 | ||
---|---|---|---|---|
コンビ名 | 得票率 | コンビ名 | 得票率 | |
第1試合 | ドーナツ・ピーナツ | 70% | きしたかの | 30% |
第2試合 | ドーナツ・ピーナツ | 15% | シシガシラ | 85% |
第3試合 | シシガシラ | 72% | ダイタク | 28% |
第4試合 | シシガシラ | 53% | ななまがり | 47% |
第5試合 | シシガシラ | 78% | バッテリィズ | 22% |
第6試合 | シシガシラ | 60% | フースーヤ | 40% |
決勝戦(結果)
[編集]金背景 | 1位通過、優勝 |
銀背景 | 2位通過 |
銅背景 | 3位通過 |
赤文字 | 審査員別の最高評点 |
青文字 | 審査員別の最低評点 |
赤太文字 | 全体の最高評点 |
青太文字 | 全体の最低評点 |
- 順位は最終決戦に進出したコンビは票数、それ以外のコンビはファーストラウンドの得点による順序。
- 所属事務所は出場当時。
- 敗者復活組はキャッチコピーが無いため、「(敗者復活組)」とする。
- 順位や得点などをまとめた表は、矢印がついたセルをクリックすると、昇順、降順、元の順の順番で並び替えられる。
順位 | コンビ名 所属事務所 |
No. | 結成年 | 決勝進出歴 | キャッチコピー | ファースト | 最終決戦 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
出番 | 得点 | 出番 | 得票 | ||||||
優勝 | 吉本興業 |
令和ロマン1955 | 2018年 | 初進出 | エキセントリックルーキー | 1番 | 648点 | 1番 | 4票 |
2位 | ヤーレンズ ケイダッシュステージ |
2613 | 2011年 | 初進出 | ノンストップ・ウザ | 6番 | 656点 | 2番 | 3票 |
3位 | さや香 吉本興業 |
3638 | 2014年 | 2年連続 3回目 | 激情リベンジ | 3番 | 659点 | 3番 | 0票 |
4位 | マユリカ 吉本興業 |
2617 | 2011年 | 初進出 | ずっとキモダチ | 5番 | 645点 | ||
5位 | プロダクション人力舎 |
真空ジェシカ24 | 2012年 | 3年連続 3回目 | アンコントロールIII | 7番 | 643点 | ||
6位 | カベポスター 吉本興業 |
3920 | 2014年 | 2年連続 2回目 | 草食系ロジカルモンスター | 4番 | 635点 | ||
7位 | モグライダー マセキ芸能社 |
2242 | 2009年 | 2年ぶり 2回目 | メジャーポンコツ | 10番 | 632点 | ||
8位 | ダンビラムーチョ 吉本興業 |
2066 | 2011年 | 初進出 | M-POP | 8番 | 631点 [注 10] |
||
9位 | シシガシラ 吉本興業 |
2055 | 2018年 | 初進出 | (敗者復活組) | 2番 | 627点 | ||
10位 | くらげ 吉本興業 |
2109 | 2018年 | 初進出 | 純情!ワイシャツとアロハ | 9番 | 620点 |
出番順 | コンビ名 | 得点計 | 邦子 | 大吉 | 富澤 | 塙 | ともこ | 礼二 | 松本 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 令和ロマン | 648 | 92 | 91 | 94 | 93 | 94 | 94 | 90 |
2 | シシガシラ | 627 | 87 | 88 | 91 | 90 | 92 | 91 | 88 |
3 | さや香 | 659 | 98 | 94 | 95 | 93 | 96 | 94 | 89 |
4 | カベポスター | 635 | 94 | 89 | 88 | 89 | 95 | 92 | 88 |
5 | マユリカ | 645 | 92 | 90 | 96 | 92 | 92 | 92 | 91 |
6 | ヤーレンズ | 656 | 93 | 91 | 97 | 93 | 96 | 93 | 93 |
7 | 真空ジェシカ | 643 | 90 | 95 | 93 | 91 | 91 | 91 | 92 |
8 | ダンビラムーチョ | 631 | 93 | 89 | 92 | 91 | 90 | 89 | 87 |
9 | くらげ | 620 | 89 | 87 | 89 | 90 | 89 | 90 | 86 |
10 | モグライダー | 632 | 87 | 89 | 90 | 91 | 93 | 91 | 91 |
出番順 | コンビ名 | 得票数 | 邦子 | 大吉 | 富澤 | 塙 | ともこ | 礼二 | 松本 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 令和ロマン | 4 | ★ | ★ | ★ | ★ | |||
2 | ヤーレンズ | 3 | ★ | ★ | ★ | ||||
3 | さや香 | 0 |
最高評点 | 98点 山田邦子(さや香) |
---|---|
最低評点 | 86点 松本人志(くらげ) |
平均点 | 639.6点 |
記録
[編集]- 今回からシード権が前年の準々決勝以上の進出者に拡大された。その影響で第9回(2009年)以来10大会ぶりにノーシードからの決勝進出者が現れなかった[注 11]。
- また、準決勝を勝ち上がったコンビがすべて準決勝経験組になったのは第10回(2010年)以来9大会ぶりで、M-1復活後(2015年以降)では初である。これにより、敗者復活戦初出場組が第11回(2015年)以降で最多となる13組となった。
- プロダクション人力舎所属コンビ(真空ジェシカ)が3年連続で決勝進出したことで、同数であったワタナベエンターテインメントを抜いて非吉本勢で最も決勝戦出場回数が多い事務所となった(7回)。
- ケイダッシュステージ所属コンビ(ヤーレンズ)の決勝進出は、第14回(2018年)のトム・ブラウン以来5年ぶり3組目。
- M-1史上初めて、準決勝以降(敗者復活戦を含む)に女性芸人が1人も登場しない大会となった。
- 2年連続でラストイヤーのコンビが決勝進出しなかった。
- 第12回(2018年)以来5年ぶりに、前年度の最終決戦進出コンビ(さや香)が準決勝を通過した。
- 一方で、第12回(2016年)から7組連続[注 12]で、前年度の3位コンビが準決勝までに敗退している(敗者復活での決勝進出を含む)。決勝進出を逃したのも第16回(2020年)から4年連続。
年 | 前年度の2位コンビ | 前年度の3位コンビ | ||
---|---|---|---|---|
名前 | 最終結果 | 名前 | 最終結果 | |
2016 | 銀シャリ | 優勝(準決勝通過) | ジャルジャル | 準決勝敗退 |
2017 | 和牛 | 決勝2位(準決勝通過) | スーパーマラドーナ | 決勝4位(敗者復活戦通過) |
2018 | 和牛 | 決勝2位(準決勝通過) | ミキ | 決勝4位(敗者復活戦通過) |
2019 | 和牛 | 決勝4位(敗者復活戦通過) | ジャルジャル | 前年度がラストイヤー |
2020 | かまいたち | 前年度がラストイヤー | ぺこぱ | 準決勝敗退 |
2021 | おいでやすこが | 不参加 | 見取り図 | 準決勝敗退 |
2022 | オズワルド | 決勝7位(敗者復活戦通過) | インディアンス | 準々決勝敗退 |
2023 | さや香 | 決勝3位(準決勝通過) | ロングコートダディ | 準決勝敗退 |
- 第11回(2015年)のトレンディエンジェル以来、8年ぶりに決勝戦未経験コンビが敗者復活戦を通過した(シシガシラ)。
- M-1史上初めて、決勝戦の女性審査員が2名となった(山田邦子、海原ともこ)。
- 2年連続で邦子の最高評点と最低評点の差が、全審査員の中で最も大きい「11点」となった。
- モグライダーが第2回(2002年)のハリガネロック以来、実に17大会ぶり(21年ぶり)となる、ファーストラウンドの1組目と10組目を両方経験したコンビとなった。
- 令和ロマンが第5回(2005年)の笑い飯以来、実に14大会ぶり(18年ぶり)となるトップバッターからの最終決戦進出、さらに第1回(2001年)の中川家以来となる、史上2組目のトップバッターからの優勝を成し遂げた[51]。
- ファーストラウンドで平均92.57点(648 / 700点)を獲得し、トップバッターとしての最高平均点を大幅に更新した[注 6]。
- ファーストラウンドのトップバッターにおいて、全審査員から90点以上の得点を獲得したのは大会史上初めてである。
- 決勝初出場での優勝は、第15回(2019年)のミルクボーイ以来4年ぶり。
- 大会復活後、結成10年未満での優勝は、第17回(2021年)の錦鯉以来2年ぶり。
- 第18回(2022年)から2年連続でファーストラウンド3位通過のコンビが優勝した(第18回:ウエストランド、第19回:令和ロマン)。
- 第13回(2017年)のとろサーモン以来、6年ぶりにNSC出身のコンビが優勝した。
- 第16回(2020年)のマヂカルラブリー以来、3年ぶりに吉本興業所属のコンビが優勝した。
- 最終決戦の投票で審査員6人目の礼二の票が開票された時点で、令和ロマンとヤーレンズが3票で同数となり、7人目の松本人志の票により優勝が決まった。7人目で優勝が決まったのは第5回(2005年)のブラックマヨネーズ以来、2組目。また、6人目の礼二まではヤーレンズ、令和ロマンと交互に開票される形となった。
- 第14回(2018年)の霜降り明星以来、5年ぶりに平成生まれ及び20代のコンビが優勝した[注 13]。
- 令和ロマンの芸歴5年8か月は、優勝者として最短芸歴である[注 14]。
- 第3回(2003年)のフットボールアワー以来、実に16大会ぶり(20年ぶり)にファーストラウンド1位通過を複数回(2年連続2回)経験したコンビ(さや香)が現れた。
- また、さや香は「ファーストラウンド1位通過からの最終決戦敗退」を複数回(2年連続2回)経験した初のコンビとなった。
- 第8回(2008年)のオードリー以来、実に11大会ぶり(15年ぶり)にケイダッシュステージ所属のコンビ(ヤーレンズ)が2位となった。
- 第10回(2010年)のパンクブーブー以来、9大会ぶり(13年ぶり)にファーストラウンド1位のコンビ(さや香)が最終決戦で票を獲得できなかった。
- 第15回(2019年)以来4年ぶりにファーストラウンド各組の得点が10組全て異なる点数となり、同点で終えた組が現れなかった。
三連単人気ランキング
[編集]三連単順位予想キャンペーンの1番人気は「さや香・令和ロマン・真空ジェシカ」。2番人気と3番人気は番組内と公式サイトで矛盾が起きており、番組内では「令和ロマン・さや香・真空ジェシカ」、公式サイトでは「さや香・真空ジェシカ・令和ロマン」が2番人気とされている。
人気 | コンビ名 | 実際 |
---|---|---|
1番 | さや香 | 3位 |
2番 | 令和ロマン | 1位 |
3番 | 真空ジェシカ | 5位 |
4番 | モグライダー | 7位 |
5番 | カベポスター | 6位 |
6番 | 敗者復活(シシガシラ) | 9位 |
7番 | マユリカ | 4位 |
8番 | ヤーレンズ | 2位 |
9番 | ダンビラムーチョ | 8位 |
10番 | くらげ | 10位 |
紹介VTR
[編集]前回と同様、敗者復活組を除く決勝進出コンビ9組の紹介VTRでは、「○○(コンビ名)とは―」というテロップに、ナレーションの「2人は言う」のあとに、返答がテロップで表記された。
コンビ名 | ○○(コンビ名)とは― |
---|---|
令和ロマン | 他人事。 |
さや香 | ほぼケンカ |
カベポスター | おだやかで急。 |
マユリカ | 鼻につく。 |
ヤーレンズ | おしゃべり。 |
真空ジェシカ | 状態異常。 |
ダンビラムーチョ | 明るく楽しく。 |
くらげ | 存在意義。 |
モグライダー | どう転ぶかわからない |
社会的反応
[編集]PR効果測定ツール「Qlipper」のデータによると、M-1グランプリ2023のニュース記事の総数は過去大会から大きく減少した。特に最終決戦に進出した3組の記事数が過去大会と比べて少なく、優勝者である令和ロマンの記事数はウエストランドの69.4%、錦鯉の77.7%に留まった。松本人志の週刊文春報道が12月26日から芸能ニュースの支配的話題となり、その後も2024年1月1日の能登半島地震、2日の羽田空港における衝突事故が社会的に大きな影響を与えたことで、エンタメに関するニュースが配信されにくくなったことが要因とされる[52]。
年 | 記事数 | PV |
---|---|---|
2021 | 19,125 | 153,271,604 |
2022 | 18,337 | 198,483,880 |
2023 | 13,062 | 176,623,012 |
一方で、優勝者の令和ロマンが慶應義塾大学お笑い道場O-keis出身であることや、ベストアマチュア賞を受賞したナユタが早稲田大学お笑い工房LUDO所属の現役大学生であったことから、大学のお笑いサークルへの注目が高まった[53]。
スタッフ
[編集]- M-1グランプリ2023事務局:神夏磯秀、武井大樹、田井中皓介、真鍋理恵、原田恵子、佐久間浩、石川睦和、金井満晴、川原健太、柴田奈子、中村文治、松村真希、小川優、神近梨子
- 構成:石原健次
- 予選審査員:青山翔太、浅利哲也、稲見周平、宇田川岳史、浦井崇、遠藤敬、大池晶、大井洋一、大塚智仁、北島一人、楠田信行、小倉マサ志、小堂稔典、里村仁志、下田雄大、庄司卓生、スマイルメロディー、高橋ときや、田中孝晃、田中直人、東京コウ塀、友野英俊、西谷隼人、ハスミマサオ、原木綿子、藤田曜、福森太助、堀由史、本多アシタ、村上太、森、柳しゅうへい、やまだともカズ、山田泰葉、吉原洋、和田義浩
- ナレーション:畑中ふう、アラン・J、Sayoko Kamei、パトリック・ユウ
- スタジオ技術
- 総合TD:波田純一
- TM:勝間敦、大槻和也(テレビ朝日)、大橋慎哉、藤森寛明(テイクシステムズ)、中野照規(共立)、森山顕矩
- TD:澤田翔平
- SW:川本龍文
- S.SW:錦戸浩司(アイネックス)
- CAM:長野允耶・松本譲二・松岡俊樹(アイネックス)、時田将光(テイクシステムズ)
- MIX:岩橋貞成、江尻和茂
- VE:瀧晃一(アイネックス)、金岩信悟
- 照明:瀧本貴士、岡本勝彦
- EVS:柴田賢吾、俵谷祐輔
- PA:宇都宮晋也、高橋英里
- VIZ:西野智美
- クレーン:杉太輔、八窪智彦
- 一眼レフカメラ:相川博昭
- OP中継:水野圭司、山内将太郎、小谷真央、、古田真司
- 移動中継:曾根一人、川井田茂美
- 音響効果:清水康義、沼波良子、北山景太郎、交野優奈
- TK:中里優子、吉条雅美(エムアンドエム)、高橋由佳
- スタジオ美術
- 総合美術P:山本和記(テレビ朝日クリエイト)
- デザイン:加藤由紀子・谷口絵梨果(テレビ朝日)
- 美術進行:寺岡悠介(テレビ朝日クリエイト)
- 大道具:平井充、深谷浩之
- 特殊装置・電飾:黒野堅太郎、佐久間森
- LEDモニター:谷口理沙、古畑皓紀
- 小道具:塚谷将朗
- 特殊効果:釜田智志
- メイク:釜崎歩
- CGデザイン:今井亨、山本裕之、岡田望愛、平田英、杉本直基
- バーチャルCG:加藤喬、崔美季、菊間俊介、辻聖太、羽田野英治、小杉純子
- 得点CG:近藤昇、臼井和葉
- リアルタイムCG:藤岡美栄子、青木崇、吉原輔
- CGシステム:イム ジュソク、村上悠矢、早坂涼香
- テロップ:小川龍也、山﨑洋平、永山政彦、坂野浩太
- キャラクターデザイン:仲里カズヒロ、コジケン
- イラストデザイン: 岡村勝
- 編集
- EED:岡田秀夫、林仁美
- MA:宮田友貴
- ABCテレビ本社 Cサブ
- P:岸岡孝治(ABCリブラ)
- D: 薮田璃古
- TD:小西剛生(アイネックス)
- VE:三宅志音
- MIX:大山祐馬
- TK:前田典子
- 新宿三角広場 敗者復活会場
- P:児玉裕佳(朝日放送テレビ)、佐々木聡、齋藤慎一郎(よしもとブロードエンタテインメント)、鮎川雅江(吉本興業)、栗田智子
- AP:假屋颯太、常保奈央、細田翔太
- D:前田健太
- FD:新谷洋介、渡邊祥子
- TD:細川圭吾
- TM:山中康男(朝日放送テレビ)
- SW:川崎圭一郎
- S.SW:下村剛司(アイネックス)
- CAM:知花裕樹、川崎拓真
- VE:東浦歩実、丸尾恵介
- MIX:牛越大輔、西森大記
- クレーン:毛利隆治
- 照明:相澤裕一、井場琢哉
- EVS:保田さつき、小谷菜摘
- PA:中野忠義
- 回線:関口裕嗣、楠利弥
- デザイン:大屋信徹
- 美術アシスタント:西村太郎(アイネックス)
- 美術進行:池田彩乃、亀井直子
- ステージ:斉藤政利
- 大道具:山中宏華
- 小道具:片岡あさみ
- 電飾:大野明日香
- CG:田代衣里、熊本幸歩
- 編成:鈴鹿相哉・田上英幸・森川亜紀・佐藤有(朝日放送テレビ)
- 番組宣伝:衣川淳子・森下玲奈(朝日放送テレビ)、村上覚・平岡伴基・重兼桃子(吉本興業)
- デジタル:石橋義史・佐々木匡哉・春名雄児・加藤啓次郎・濱名紘輔・山本和也・松田尚之(朝日放送テレビ)、井上篤・加藤司・郡山隆志(吉本興業)
- 営業:山本顕輝・山口容子・浅井龍平・本田民樹・古田誠・高妻蔵馬・佐藤真澄・胡智亜希・竹野康治郎・岡野悠紀・中村光(朝日放送テレビ)、山地克明・髙山雄次郎・丸山航平・塚原啓太・奈木れい・竹山直宏(吉本興業)
- キャスティング:田村力(ビーオネスト)
- 協力:よしもとブロードエンタテインメント、ビープス、tv asahi create、アイネックス、デジアサ、住友不動産、森ビル、テイクシステムズ、テルミック、共立、tv asahi service、VALSE inc.、ロッコウ・プロモーション、ONS、テレビ朝日映像、東和航空輸送株式会社、三交社、PPP本舗、東京美術、俳優座劇場、NKL、つむら工芸、P-CUBE、レントアクト昭特、テレフィット、ヴァネッチャ企画、ハリウッド美容専門学校、イングス、戯音工房、東京オフラインセンター
- 映像提供:テレビ西日本、フジテレビ、CONTENTS LEAGUE
- 画像提供:東京スポーツ/アフロ
- AD:原佳子・中村友香(朝日放送テレビ)、田島柊、久保陽太朗、奥村祐弦
- デスク:岡由子・中村美恵(朝日放送テレビ)、竹山知子(WINSWIN)、菊地裕衣子
- AP:藤田洋平・寺川真未・比屋根り子(朝日放送テレビ)、奥秋桃子、松生藍
- SAP:亀松ゆき子
- ライブラリ統括:吉野加椰
- フロアディレクター:黒田源治(エスエスシステム)、岡本光弘、若林倫也、津野若菜、山本泰輔・葛島若菜(オラフズ)、桂啓
- 取材ディレクター:平野孝雄・守屋賢(よしもとブロードエンタテインメント)、鈴木顕尚、芝内竜成
- ディレクター:重信篤志・髙橋紀之・里森公彦・大迫浩幹・藤本能範・中野良・藤沢ひかり・山口勇大・上本理恵・積拓矢・木下尚哉・竹村聖葉・清水晃毅・喜多治揮・山崎佑斗・木村小夏(朝日放送テレビ)、由木南・米澤のぞ美(ABCリブラ)、田中千城、阪口悠樹(オラフズ)
- モニター演出:岡部友明
- VTRディレクター:成瀬樹、松井彰吾(朝日放送テレビ)、大野剛史、佐々木堅人
- VTR演出:米嶋悟志
- VTR構成:浦田拓
- 総合演出:下山航平(朝日放送テレビ)
- プロデューサー:北村誠之・芝聡・髙木伸也・矢野政臣・大橋洋平(朝日放送テレビ)、武井大樹・田井中皓介・真鍋理恵(吉本興業)、本岡豊基・風見昌弘(WINSWIN)、岡本伸一郎
- チーフプロデューサー:桒山哲治(朝日放送テレビ)、神夏磯秀(吉本興業)
- 制作協力:H2O
- 協力:テレビ朝日
- 制作:朝日放送テレビ、吉本興業
配信されたコンテンツ
[編集]特記の無いものはYouTubeにて配信。なお、前回まではZホールディングス(現・LINEヤフー)が運営しているGYAO!でもM-1グランプリの一部コンテンツを配信していたが、同サービスが2023年3月で終了したため、今回からはNTTドコモが運営しているLeminoに変更することになった[54]。
- M-1グランプリ2023 開催記者会見
- 司会は川島明と斎藤真美が担当。前年度王者のウエストランドや、前年度ファイナリストのロングコートダディ、ヨネダ2000、オズワルド、キュウ、ダイヤモンド、決勝戦未経験かつ前年度セミファイナリストのビスケットブラザーズ、ななまがり、ママタルト、シンクロニシティが出席した[注 15][7]。
- 1回戦TOP3
- 1回戦通過者のうち、日ごとの上位3組を配信。
- ナイスアマチュア賞
- 1回戦にてその日のMCが最も印象に残ったアマチュアのネタを配信。
- 1回戦・1位通過ネタまとめ
- 1回戦を1位通過したネタを前後半に分けて配信。
- 直撃!インタビュー
- 2回戦出場者のネタ直後のインタビュー。
- 3回戦全ネタ
- 3回戦で披露されたネタを全て公開。
- 準々決勝ネタ
- 準決勝進出者を除く、準々決勝で披露されたネタを公開。TVerで配信され、ワイルドカードの投票受付終了後にYouTubeでも配信された。
- キラリと光るマヂカルスターを探せ! 2023
- Leminoにて3回に分けて配信。1回戦の中から厳選された、個性の強いネタを披露した「マヂカルスター」に、第16回大会(2020年)王者のマヂカルラブリーがコメントする。
- ナイスキッズ賞、ジモトスター賞
- それぞれの賞を受賞したコンビが1回戦で披露したネタを公開。ナイスアマチュア賞との重複も含まれる。
- 決勝進出者発表記者会見
- 準決勝を通過したファイナリスト9組と、今大会で一新された敗者復活戦のルールを発表。司会はマヂカルラブリー。12月7日にTVerにて生放送で配信され、12月16日にYouTubeでも配信された。
- 敗者復活ネタ
- 敗者復活戦で披露されたネタを全て公開。
- 決勝ネタ
- Leminoにて、決勝戦で披露されたネタを全て公開。YouTubeでは2024年1月26日にファーストラウンド全組[55]、2月1日に最終決戦3組が公開された[56]。
公式関連出版物
[編集]- 『M-1グランプリ2023 公式ガイドブック』ヨシモトブックス、ABCアーク、2023年12月13日。ASIN B0CN1KWHW3。[57]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 欠席による日程調整や、敗退後の再エントリーを別々に数えたのべ組数。
- ^ メンバー個人の年齢では、カットミドルベイビーズのいおん(4歳)[20]など同コンビよりも年下の出場者がいる。
- ^ 公式側は一貫して「前回から5組増加」と誤った内容を使用している(正しくは3組増加)[41]。
- ^ 投票率はパーセント表記に加えて帯グラフでも表示される。開票時にそれらが互いに上下する演出が挟まれるが、必ず勝者側の割合が先に高くなるため、勝敗を先読みできるという問題があった。
- ^ 渡辺以外の4名は、何かしらの大型お笑い賞レース(M-1グランプリ、R-1グランプリ、キングオブコント、ABCお笑いグランプリなど)で審査員を務めたことがある。また、山内以外の4名は歴代Mー1王者である。
- ^ a b それまでのトップバッターとしての最高平均点は、第17回(2021年)のモグライダーの平均91.00点(637 / 700点)。
- ^ ネタを披露する順番については「最終決戦前に3組が互いのネタの内容を話し合った上で決めた」と大会後の反省会にて明かされた[48]。
- ^ ワイルドカード枠により準決勝に追加合格。
- ^ 鬼沢さんは「メトロクラフト」として、2010年に敗者復活戦出場経験あり。
- ^ M-1公式サイト内「大会の歴史」ページでは、得点のみ「632点」と誤表記されている[50]。
- ^ 昨年までのルールでは、くらげ、モグライダーと、敗者復活戦勝者のシシガシラがノーシードだった。
- ^ 第14回(2018年)でラストイヤーだったジャルジャルを除く。
- ^ 厳密には髙比良くるまは当時29歳、松井ケムリは当時30歳。
- ^ これまでの最短芸歴記録はせいや(霜降り明星)の5年11か月。せいや、令和ロマンともにアマチュアとして活動歴がある。せいやは霜降り明星を結成した2013年1月、令和ロマンはNSC卒業年度の2018年4月がプロデビュー年である。
- ^ 開催記者会見に出演したコンビが1組も決勝戦に進出できなかったのは初めて。
出典
[編集]- ^ “M-1グランプリ2023 参加規定”. M-1グランプリ事務局. 2023年12月25日閲覧。
- ^ 「「M-1グランプリ2023」エントリー総数は8540組、過去最多を更新」『お笑いナタリー』ナターシャ、2023年10月13日。2023年10月13日閲覧。
- ^ 「決勝戦と敗者復活戦のMCが決定!」『M-1グランプリ公式サイト』2023年12月11日。2023年12月12日閲覧。
- ^ 「立川志らく『M-1』審査員勇退「感謝しております」【コメント全文】 審査員は17日に発表へ【歴代一覧あり】」『ORICON NEWS』oricon ME、2023年12月11日。2023年12月12日閲覧。
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