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ブラックバーン・ローヴァーズFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブラックバーン・ローヴァーズFC
原語表記 Blackburn Rovers Football Club
愛称 Rovers
The Blue and Whites
The Riversiders[1]
クラブカラー    
   
創設年 1875年
所属リーグ EFLチャンピオンシップ
所属ディビジョン 2部(2024-25
昨季リーグ順位 19位(2023-24
ホームタウン ブラックバーン
ホームスタジアム
イーウッド・パーク
収容人数 31,367[2]
代表者 マイク・チェストン
監督 イングランドの旗 ジョン・ユースタース英語版
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ブラックバーン・ローヴァーズ・フットボール・クラブ(Blackburn Rovers Football Club)は、イングランドランカシャー州ブラックバーンを本拠地に1875年に創立されたプロサッカークラブ。愛称はローヴァーズ (Rovers)、ブルー・アンド・ホワイツ (Blue and Whites)。

エンブレムには、街の標語で「技術と努力」を意味するラテン語「ARTE ET LABORE」が刻まれている。

概要

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攻撃的なチームが多いプレミアリーグの中でも、イングランド北部の古豪らしく伝統的にボディ・コンタクトを躊躇しない激しいプレースタイルを好む。

1888年に始まった世界最古のサッカーリーグ、フットボールリーグに最初から参加した12クラブのうちの1つである。

今は消滅した隣町のチーム、ダーウェンFCとライバル関係にあった。また、バーンリーFCは街の距離で10マイル、ホームスタジアムは約25kmの距離にあり、フットボールリーグ創設前から対戦経験があった。両チームの対戦はイースト・ランカシャー・ダービー(East Lancashire Derby)、コットンミルズダービー(Cotton Mills Derby)、あるいはエル・クラシコに倣ってランクラシコ(EL Lanclasico)と呼ばれ、両チームサポーターやイングランドサッカーファンの注目を集める一戦となっている。同じくランカシャー州のプレストン・ノースエンドFCブラックプールFC、距離的に近いボルトン・ワンダラーズFCウィガン・アスレティックFCもライバル関係とみなされている。

歴史

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1875年11月5日に地区の私立中学出身者が中心となり設立。古くはスコットランドより多く選手を集めていた。

第一次世界大戦の頃に2度、リーグ優勝。

1935-36シーズンに初めて2部降格し、その後は時折1部昇格を果たすものの、多くのシーズンを2部で過ごすなど長い間低迷した。

1990-91シーズンに地元の名士で生粋のローヴァーズサポーターであるジャック・ウォーカー氏がチームを買収。

ウォーカーは数百万ポンドを新しい選手に費やしつつ、1991年10月にケニー・ダルグリッシュを監督に任命。1991-92シーズンにディビジョン2で6位となり、プレーオフ進出。そのプレーオフも勝利し、翌シーズンからスタートするFAプレミアリーグへの昇格を決めた。

1992年夏の移籍市場で、サウサンプトンに所属していた当時22歳のアラン・シアラーを350万ポンド(当時イギリス最高額)で獲得。

1992-93シーズンはプレミアリーグ4位、1993-94シーズンは準優勝に終わったが、翌1994-95シーズン、3連覇のかかるマンチェスター・ユナイテッドと優勝を争い、最終戦で初のプレミアリーグ優勝(81年ぶりのトップリーグ制覇)を達成。プレミアリーグ優勝を経験した2番目のクラブとなった。

1996-97シーズン、シアラーがニューカッスル・ユナイテッドに移籍。チーム刷新にも失敗し、チーム力が低下した。このシーズンは13位に終わったが、1998-99シーズン、2部に降格。

2000-01シーズンにチャンピオンシップで2位となり、プレミアリーグに復帰。

2001-02シーズン以降はプレミアリーグに留まり、中堅クラブとして一定の存在感を示した。2008-09シーズンにはポール・インスが監督に就任。イングランドの黒人がプレミアリーグのチームを率いるのは初めてのことで注目を集めた(成績不振により2008年12月16日に解任)。

2011-12シーズンは19位となり、フットボールリーグチャンピオンシップへ降格。

2016-17シーズンはチャンピオンシップ22位となり、フットボールリーグ1(3部)へ降格。 翌2017-18シーズン、フットボールリーグ1で2位となり、1年でEFLチャンピオンシップ(2016年に改名)へと昇格。

2018-19シーズン以降はマンチェスターの2チームやリバプールFCなどの強豪チームから、将来有望な選手のレンタル移籍先となるケースが多い。自前のアカデミー出身選手とともに、若手を中心としたサッカーでチャンピオンシップ中位に食い込んでいる。

タイトル

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国内タイトル

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  • FAカップ : 6回
    • 1883-84, 1884-85, 1885-86, 1889-90, 1890-91, 1927-28

国際タイトル

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過去の成績

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シーズン リーグ FAカップ リーグ杯 欧州カップ / その他 最多得点者
リーグ 順位 選手 得点数
1975-76 ディビジョン2 15位
1976-77 12位
1977-78 5位
1978-79 22位
1979-80 ディビジョン3 2位
1980-81 ディビジョン2 4位
1981-82 10位
1982-83 11位
1983-84 6位
1984-85 5位
1985-86 19位
1986-87 12位
1987-88 5位
1988-89 5位
1989-90 5位
1990-91 19位
1991-92 6位
ディビジョン1から離脱し、プレミアリーグに加入。
1992-93 プレミアリーグ 42 20 11 11 68 46 71 4位 準々決勝敗退 準決勝敗退 アラン・シアラー 16
1993-94 42 25 9 8 63 36 84 2位 3回戦敗退 4回戦敗退 31
1994-95 42 27 8 7 80 39 89 1位 3回戦敗退 4回戦敗退 UEFAカップ
FAコミュニティ・シールド
1回戦敗退
準優勝
34
1995-96 38 18 7 13 61 47 61 7位 3回戦敗退 4回戦敗退 チャンピオンズリーグ
FAコミュニティ・シールド
GS敗退
準優勝
31
1996-97 38 9 15 14 42 43 42 13位 4回戦敗退 3回戦敗退 クリス・サットン 11
1997-98 38 16 12 10 57 52 58 6位 5回戦敗退 3回戦敗退 18
1998-99 38 7 14 17 38 52 35 19位 5回戦敗退 準々決勝敗退 UEFAカップ 1回戦敗退 ケヴィン・ギャラハー
アシュリー・ワード
5
1999-00 ディヴィジョン1 46 15 17 14 55 51 62 11位 5回戦敗退 4回戦敗退 リー・カーズリー 10
2000-01 46 26 13 7 76 39 91 2位 準々決勝敗退 3回戦敗退 マット・ジャンセン 23
2001-02 プレミアリーグ 38 12 10 16 55 51 46 10位 5回戦敗退 優勝 10
2002-03 38 16 12 10 52 43 60 6位 4回戦敗退 準決勝敗退 UEFAカップ 2回戦敗退 ダミアン・ダフ 9
2003-04 38 12 8 18 51 59 44 15位 3回戦敗退 3回戦敗退 UEFAカップ 1回戦敗退 アンディ・コール 11
2004-05 38 9 15 14 32 43 42 15位 準決勝敗退 2回戦敗退 ポール・ディッコフ 9
2005-06 38 19 6 13 51 42 63 6位 4回戦敗退 準決勝敗退 クレイグ・ベラミー 13
2006-07 38 15 13 10 50 48 58 10位 準決勝敗退 3回戦敗退 UEFAカップ ラウンド32 ベネディクト・マッカーシー 18
2007-08 38 15 13 10 50 48 58 7位 3回戦敗退 5回戦敗退 ロケ・サンタ・クルス 19
2008-09 38 10 11 17 40 60 41 15位 5回戦敗退 準々決勝敗退 ベネディクト・マッカーシー 10
2009-10 38 13 11 14 41 55 50 10位 3回戦敗退 準決勝敗退 ダミアン・ダフ 9
2010-11 38 11 10 17 46 59 43 15位 4回戦敗退 3回戦敗退 ニコラ・カリニッチ
ジュニア・ホイレット
ジェイソン・ロバーツ
5
2011-12 38 8 7 23 48 78 31 19位 準々決勝敗退 3回戦敗退 ヤクブ・アイェグベニ 18
2012-13 チャンピオンシップ 46 14 16 16 55 62 58 17位 6回戦敗退 3回戦敗退 ジョーダン・ローズ 26
2013-14 46 18 16 12 70 62 70 8位 3回戦敗退 1回戦敗退 25
2014-15 46 17 16 13 66 59 67 9位 6回戦敗退 1回戦敗退 21
2015-16 46 13 16 17 46 46 55 15位 5回戦敗退 1回戦敗退 10
2016-17 46 12 15 19 53 65 51 22位 5回戦敗退 3回戦敗退 EFLトロフィー GS敗退 ダニー・グレアム 11
2017-18 EFLリーグ1 46 28 12 6 89 29 96 2位 3回戦敗退 2回戦敗退 EFLトロフィー GS敗退 ブラッドリー・ダック 18
2018-19 チャンピオンシップ 46 16 12 18 64 69 60 15位 3回戦敗退 3回戦敗退 18
2019-20 46 17 12 17 66 63 63 11位 3回戦敗退 2回戦敗退 アダム・アームストロング 17
2020-21 46 15 12 19 65 54 57 15位 3回戦敗退 2回戦敗退 21
2021-22 46 19 12 15 59 50 69 8位 3回戦敗退 1回戦敗退 ベン・ブレアトン 22
2022-23 46 20 9 17 52 54 69 7位 準々決勝敗退 4回戦敗退 16
2023-24 46 14 11 21 60 74 53 19位 5回戦敗退 4回戦敗退 サミー・スモディクス英語版 27
2024-25 46

欧州の成績

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現所属メンバー

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2024年8月14日現在[3]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK イングランド エインズリー・ピアーズ英語版
2 DF イングランド カラム・ブリテン
3 DF イングランド ハリー・ピッカリン
4 DF イングランド カイル・マクファズィーン英語版
5 DF スコットランド ドミニク・ヒアム英語版  ()
6 MF ノルウェー ソンドレ・トロンスタット
7 FW アイスランド アルノール・シグルズソン
8 MF アイルランド サミー・シュモディクス ()
9 FW セネガル マクタル・グアイ英語版
10 FW イングランド ティリース・ドラン英語版
11 MF イングランド ジョー・ランキン=コステッロ英語版
13 GK イングランド ジョー・ヒルトン英語版
14 FW オーストリア アンドレアス・ヴァイマン
No. Pos. 選手名
15 DF イングランド ダニー・バス ()
16 DF イングランド スコット・ワールトン英語版
17 DF イングランド ヘイデン・カーター英語版
18 FW イングランド ディラン・マーカンデイ ()
19 MF ウェールズ ライアン・ヘッジ英語版 ()
20 FW イングランド ハリー・レオナード英語版
21 MF イングランド ジョン・バックリー英語版
22 MF アイルランド ザック・ジルセナン英語版 ()
23 FW 日本 大橋祐紀
27 MF イングランド ルイス・トラヴィス英語版 キャプテン
29 FW ウェールズ ジャック・ベール英語版
34 GK イングランド ジャック・バレット英語版
監督

ローン移籍

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in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- MF イングランド ジェイク・ギャレット英語版 (ブリストル・R)
No. Pos. 選手名
-- MF アイルランド コナー・オリオーダン英語版 (ケンブリッジ) ()


歴代監督

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歴代所属選手

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*5~8月以外は月を表示。

20世紀

21世紀

20世紀

21世紀

20世紀

21世紀

20世紀

21世紀

脚注

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  1. ^ Nicknames”. Club Nicknames. The-Football-Club.com (2 August 2009). 7 September 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。2 August 2009閲覧。
  2. ^ EFL Official Website - Blackburn Rovers”. EFL (3 January 2019?). 3 January 2019閲覧。
  3. ^ First Team”. ブラックバーン・ローヴァーズFC. 2024年8月14日閲覧。

外部リンク

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公式
ニュース
その他

座標: 北緯53度49分19秒 西経2度27分14秒 / 北緯53.82194度 西経2.45389度 / 53.82194; -2.45389