横浜ブルーアベニュー
横浜ブルーアベニュー Yokohama Blue Avenue | |
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情報 | |
旧名称 | パシフィックスクエア横浜みなとみらい |
用途 | オフィス、店舗、郵便局 |
設計者 | 株式会社東畑建築事務所 |
施工 | 株式会社長谷工コーポレーション |
建築主 | 有限会社オーク・デベロップメント |
構造形式 | 鉄骨構造(S造) |
敷地面積 | 5,489.52 m² |
建築面積 | 2,879.49 m² |
延床面積 | 51,571.14 m² |
階数 | 地上17階/地下2階 |
高さ | 84.3 m |
着工 | 2007年9月 |
竣工 | 2009年12月 |
開館開所 | 2009年12月 |
所在地 |
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-4-2 |
座標 | 北緯35度27分36.8秒 東経139度37分37.5秒 / 北緯35.460222度 東経139.627083度座標: 北緯35度27分36.8秒 東経139度37分37.5秒 / 北緯35.460222度 東経139.627083度 |
横浜ブルーアベニュー(よこはまブルーアベニュー)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいにあるオフィスビル。
概要
[編集]完成までの経緯
[編集]みなとみらい地区の46街区におけるパシフィックホールディングス(旧パシフィックマネジメント)グループのオーク・デベロップメント(当時、後に長谷工コーポレーションの連結子会社となる)による開発で[1]、当初は「ODビル(仮称)」と称していた[2][3]。後にビルの名称を「パシフィックスクエア横浜みなとみらい」に改称して完成を待つばかりであったが、2009年3月にパシフィックホールディングスが会社更生法の適用を申請[4][5]、これにより、同社が開発に参加するみなとみらい新港地区(4街区)のホテルは計画が白紙となった(詳細は「横浜みなとみらい21#中止となった開発計画」を参照)ものの、大部分が完成していた当ビルについては開発が継続された[注 1]。
完成時期は当初予定していた2009年9月より少し遅くなったが同年12月には完成に至り、またビル名からは「パシフィック」の文字が外れて、現在の「横浜ブルーアベニュー」に変更となった[9][10][11]。
当ビル所有者の変遷
[編集]2013年12月に長谷工コーポレーションの譲渡によりビーエイみなとみらい特定目的会社が当ビルの信託受益権を取得[12]、さらに2017年2月にはシンガポールの不動産大手・キャピタランドが当ビルを取得する契約を締結している[13][14]。また、2021年には同社が設立した特別目的会社(Orchid One合同会社)へ大成建設や芙蓉総合リース、京浜急行電鉄などが出資し、当ビルの一部(信託受益権)を取得している[15][16]。
主なテナント
[編集]オフィス
[編集]- エリクソン・ジャパン(横浜オフィス/9-10F)[17]
- ENEOSジェネレーションズ(本社/6F)
- ジャパン マリンユナイテッド(本社/4,7-8F)
- 三菱重工環境・化学エンジニアリング(本社・プラント及びO&M事業本部/11, 15-17F)
- テネシー州経済開発庁(日本事務所/12F)[18]
商業・店舗・郵便局・保育所(ビル内低層部)
[編集]- 中華彩園 みなとみらい店(中華料理/1F)
- フィットちゃんランドセルショールーム(ショールーム/1F)
- ゴルフパフォーマンス 横浜店(ゴルフレッスン/1F)
- みなとみらい四郵便局(郵便局/1F)
- うちゅう保育園 みなとみらい(保育所/1F)
撤退したテナント
[編集]- Gooz みなとみらい店〈スリーエフ系〉(コンビニ/1F) - 2015年2月オープン[19]、2017年7月閉店[20]
- ローソン MM横浜ブルーアベニュー店(コンビニ/1F)
- プリモ アモーレ〈Primo Amore〉(イタリアン/1F)
- NYC〈ニューヤードケータリング〉本店(チョップドサラダ専門店/1F)
アクセス
[編集]- 鉄道
- 横浜高速鉄道みなとみらい線
- 横浜市営地下鉄ブルーライン「高島町駅」(2番出口)より徒歩8分程
- 横浜駅東口から徒歩15分圏内
その他
[編集]みなとみらい地区の46街区は3区画に分かれており、当ビル(街区内の北西区画に位置する)の他にも東側の区画(ジャックモール跡地)にオフィスビル「横浜アイマークプレイス」(2014年3月竣工)、南西側の区画にオフィスビル「横浜野村ビル」(2017年1月竣工)がそれぞれ所在している[7]。
また、当ビル北側のすずかけ通り沿いには蕎麦屋の「香露庵」や10階建て賃貸マンションの「MYMビル」があるが、これらの敷地はみなとみらい地区の造成以前から所有している地権者のもので、再開発計画および「みなとみらい21街づくり基本協定」の対象外となっている[21]。なお、MYMビルと隣接する中華料理店「中国美食 親惠」(不動産会社の事務所跡地に2011年、「唐苑酒楼」としてオープン)は、みなとみらい地区の開発において暫定利用施設の扱いとなっている[22]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ みなとみらい21地区における第2号開発案件に関するお知らせ (PDF) (パシフィックマネジメント株式会社 平成18年 (2006年) 4月3日/決算プロ)
- ^ ビジネス街サーベイ「横浜みなとみらい21」(シービーアールイー株式会社、2007年12月3日)
- ^ 46街区 オークデベロップメント2007年9月着工へ〈キャッシュ〉(みなとみらい線周辺散歩日記 2006年12月15日)
- ^ 【トラブル】パシフィックホールディングスが会社更生法申請、負債総額1636億円(ケンプラッツ 2009年3月10日)
- ^ パシフィックHD会社更生法申請へ、、〈キャッシュ〉(みなとみらい線周辺散歩日記 2009年3月19日)
- ^ 「みなとみらい21 Information」vol.81 (PDF) (横浜市都市整備局みなとみらい21推進課・一般社団法人横浜みなとみらい21・他 2010年3月発行)
- ^ a b 「みなとみらい21 Information」vol.88 (PDF) (横浜市都市整備局みなとみらい21推進課・一般社団法人横浜みなとみらい21・他 2017年3月発行)
- ^ みなとみらいデータベース:横浜ブルーアベニュー(みなとみらいエリアマネジメント公式サイト内 2017年5月28日閲覧)
- ^ ビルの名前!? 横浜ブルーアベニュー〈キャッシュ〉(みなとみらい線周辺散歩日記 2009年9月27日)
- ^ いよいよ開業 横浜ブルーアベニュー〈キャッシュ〉(みなとみらい線周辺散歩日記 2009年11月29日)
- ^ 横浜ブルーアベニューの賃貸オフィス情報(ケン・コーポレーション)
- ^ 子会社保有の「横浜ブルーアベニュー」売却。49億円の特別益発生/長谷工コーポレーション(R.E.port 2013年12月11日)
- ^ キャピタランドは、東京圏にあるオフィスビル3棟と商業施設1棟を約6億2,000万シンガポールドル(約497億円)で取得する契約を締結(キャピタランド・インターナショナル・ジャパン株式会社〈PR TIMES〉 2017年2月22日)
- ^ シンガポール不動産大手、500億円で東京圏の4物件取得(newsclip 2017年2月23日)
- ^ 大成建設と芙蓉総合リースなど、新宿フロントタワーと横浜ブルーアベニューの2棟のオフィスビルの一部(信託受益権)を取得(日本経済新聞 2021年12月9日)
- ^ キャピタランド・インベストメント、日本初となる私募F設立、2物件を売却(シンガポール新聞 2021年11月15日)
- ^ Ericsson > エリクソン・ジャパン株式会社 > 地図(アクセスマップ)
- ^ テネシー州経済開発庁日本事務所 | アメリカ州政府協会
- ^ みなとみらいに市内3店舗目の「gooz」-弁当類を充実(ヨコハマ経済新聞 2015年3月16日)
- ^ 【閉店】goozみなとみらい店(開店閉店.com)
- ^ 「みなとみらい」らしからぬ?すずかけ通りのそば屋とピンク色マンションの謎に迫る!(はまれぽ.com 2013年9月6日)
- ^ みなとみらい21 開発状況図 - ウェイバックマシン(2019年3月8日アーカイブ分) 横浜市都市整備局、、2019年1月4日時点の情報
参考文献・情報
[編集]- 横浜ブルーアベニュー (BLUE STYLE COM)
関連項目
[編集]- アヴェニュー(アベニュー)
外部リンク
[編集]- みなとみらいデータベース:横浜ブルーアベニュー(みなとみらいエリアマネジメント公式サイト/一般社団法人横浜みなとみらい21)
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