ベストアクター
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ベストアクター | ||||||
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欧字表記 | Best Actor[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡→騸[1] | |||||
毛色 | 芦毛[1] | |||||
生誕 | 2014年2月28日[1] | |||||
死没 | 2021年12月25日(7歳没) | |||||
抹消日 | 2021年12月25日[2] | |||||
父 | ディープインパクト[1] | |||||
母 | ベストロケーション[1] | |||||
母の父 | クロフネ[1] | |||||
生国 | 日本(北海道千歳市)[1] | |||||
生産者 | 社台ファーム[1] | |||||
馬主 | (有)社台レースホース[1] | |||||
調教師 | 鹿戸雄一(美浦)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 17戦6勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億1373万8000円[1] | |||||
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ベストアクター(欧字名:Best Actor、2014年2月28日 - 2021年12月25日)は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2020年の阪急杯。
馬名の意味は、「最高の男優」。ターフで主役になれることを願って[2]。
戦績
[編集]2017年4月29日、東京競馬場第5レースの3歳未勝利戦(芝1400m)で、鞍上蛯名正義にてデビューし勝利。その後は条件クラスでレースを重ねた。体質の弱さが原因で秋から10か月ほど休養し、4歳6月の3歳以上500万下で復帰したが、骨折のため再び長期休養にはいった。休養期間中に去勢が実施されている[3]。5歳5月からレースに復帰。
6歳となった2020年、シーズン初戦として出走した2月15日の3勝クラス・雲雀ステークスを勝利し、前年最終戦からの連勝でオープンクラスに昇格した。初の重賞挑戦で出走した次走の阪急杯は道中は中団につけてスムーズに進路を取ると、最後の直線で馬群を力強く抜け出し、3連勝での重賞初優勝を飾った[4]。その後、右前肢の脚部不安のため、優先出走権を獲得していた高松宮記念には出走せず、長期休養に入った[5]。
7歳2月、連覇のかかる阪急杯で約1年ぶりにレースに復帰したが、ブービーの16着惨敗に終わる。その後も調子を取り戻せず、年末に出走した阪神カップのレース中に故障を発生し競走中止、右第1指関節脱臼のため予後不良となった[6]。7歳没。
競走成績
[編集]以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[7]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2017. 4.29 | 東京 | 3歳未勝利 | 芝1400m(良) | 18 | 3 | 6 | 9.9 (3人) | 1着 | 1:21.9(34.3) | -0.3 | 蛯名正義 | 56 | (タックボーイ) | 452 | |
5.21 | 東京 | 3歳500万下 | 芝1600m(良) | 17 | 5 | 9 | 3.6 (2人) | 6着 | 1:34.0(34.2) | 0.6 | 蛯名正義 | 56 | ソーグリッタリング | 454 | |
7.30 | 新潟 | 新発田城特別 | 500万下 | 芝1400m(良) | 18 | 8 | 18 | 5.6 (3人) | 1着 | 1:20.4(33.9) | 0.0 | 田中勝春 | 54 | (コスモヨハネ) | 450 |
8.27 | 新潟 | 五頭連峰特別 | 1000万下 | 芝1600m(良) | 17 | 5 | 10 | 6.5 (4人) | 10着 | 1:35.4(33.1) | 0.9 | 蛯名正義 | 54 | メイショウオワラ | 460 |
2018. 6.23 | 東京 | 3歳上500万下 | 芝1400m(良) | 15 | 6 | 12 | 13.1 (3人) | 9着 | 1:25.4(36.1) | 1.0 | 田中勝春 | 57 | ウィンドライジズ | 454 | |
2019. 5. 4 | 新潟 | 五泉特別 | 500万下 | 芝1400m(良) | 16 | 4 | 8 | 12.5 (6人) | 1着 | 1:21.7(34.8) | -0.1 | 柴田善臣 | 57 | (ロジムーン) | 444 |
6. 1 | 東京 | 由比ヶ浜特別 | 2勝 | 芝1400m(良) | 15 | 5 | 8 | 8.2 (5人) | 2着 | 1:20.3(33.3) | 0.0 | 柴田善臣 | 54 | レノーア | 444 |
6.29 | 中京 | 知多特別 | 2勝 | 芝1400m(良) | 18 | 4 | 8 | 9.4 (3人) | 3着 | 1:20.5(34.2) | 0.2 | 柴田善臣 | 57 | ミッキーブリランテ | 444 |
10.14 | 東京 | 国立特別 | 2勝 | 芝1400m(良) | 16 | 2 | 4 | 8.7 (5人) | 5着 | 1:21.8(34.5) | 0.4 | 柴田善臣 | 57 | アンリミット | 452 |
10.26 | 東京 | 神奈川新聞杯 | 2勝 | 芝1400m(良) | 11 | 6 | 6 | 2.8 (1人) | 1着 | 1:20.6(33.4) | -0.2 | C.ルメール | 57 | (カルリーノ) | 450 |
2020. 2.15 | 東京 | 雲雀S | 3勝 | 芝1400m(良) | 16 | 2 | 3 | 4.1 (1人) | 1着 | 1:20.8(33.4) | 0.0 | 武豊 | 55 | (チカノワール) | 454 |
3. 1 | 阪神 | 阪急杯 | GIII | 芝1400m(良) | 18 | 7 | 14 | 22.3 (6人) | 1着 | 1:20.3(34.0) | -0.1 | 浜中俊 | 56 | (フィアーノロマーノ) | 448 |
2021. 2.28 | 阪神 | 阪急杯 | GIII | 芝1400m(良) | 17 | 8 | 17 | 26.2 (5人) | 16着 | 1:20.4(34.4) | 1.2 | 団野大成 | 56 | レシステンシア | 456 |
8.15 | 新潟 | 関屋記念 | GIII | 芝1600m(良) | 17 | 1 | 2 | 98.4(15人) | 16着 | 1:33.9(34.7) | 1.2 | 柴田善臣 | 56 | ロータスランド | 450 |
9.12 | 中京 | セントウルS | GII | 芝1200m(良) | 17 | 4 | 7 | 249.9(16人) | 9着 | 1:07.8(33.2) | 0.6 | 富田暁 | 56 | レシステンシア | 450 |
12. 5 | 阪神 | ギャラクシーS | OP | ダ1400m(良) | 16 | 6 | 12 | 68.6(12人) | 16着 | 1:25.8(38.4) | 1.9 | 富田暁 | 58 | バティスティーニ | 446 |
12.25 | 阪神 | 阪神C | GII | 芝1400m(良) | 18 | 4 | 8 | 180.8(14人) | 中止 | 富田暁 | 57 | グレナディアガーズ | 444 |
血統表
[編集]ベストアクターの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
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父 ディープインパクト 鹿毛 2002 |
父の父 *サンデーサイレンス青鹿毛 1986 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ウインドインハーヘア鹿毛 1991 |
Alzao | Lyphard | ||
Lady Rebecca | ||||
Burghclere | Busted | |||
Highclere | ||||
母 ベストロケーション 芦毛 2005 |
*クロフネ 芦毛 1998 |
*フレンチデピュティ | Deputy Minister | |
Mitterand | ||||
*ブルーアヴェニュー | Classic Go Go | |||
Eliza Blue | ||||
母の母 ダイナアクトレス鹿毛 1983 |
*ノーザンテースト | Northern Dancer | ||
Lady Victoria | ||||
モデルスポート | *モデルフール | |||
*マジックゴディス | ||||
母系(F-No.) | マジックゴディス(GB)系(FN:1-s) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×4 | [§ 3] | ||
出典 |
- 3代母モデルスポートは1978年ダービー卿チャレンジトロフィーなど重賞2勝。
- 祖母ダイナアクトレスは1988年スプリンターズステークスなど重賞5勝。
- そのほかの主な近親にステージチャンプ、プライムステージ、アブソリュート、スクリーンヒーロー、マルカラスカルなど。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ベストアクター”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年6月18日閲覧。
- ^ a b “競走馬情報 ベストアクター Best Actor(JPN)”. 日本中央競馬会. 2023年6月18日閲覧。
- ^ 平松さとし (2020年4月2日). “間もなくに迫った4月8日が調教師・鹿戸雄一にとって特別な日である理由とは”. yahoo!Japan. 2023年6月18日閲覧。
- ^ “ベストアクターが重賞初勝利 競馬の阪急杯”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社 (2020年3月1日). 2023年6月18日閲覧。
- ^ “ベストアクター連覇かけ1年ぶり復帰戦/阪急杯”. 極ウマ・プレミアム. 日刊スポーツ新聞社 (2021年2月22日). 2023年6月18日閲覧。
- ^ “ベストアクターが右第1指関節脱臼で予後不良に 阪神Cで故障発症で競走中止”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2021年12月25日). 2023年6月18日閲覧。
- ^ "ベストアクターの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2023年6月18日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|ベストアクター”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年6月18日閲覧。
- ^ a b c “ベストアクターの血統表”. netkeiba.com. 2023年6月18日閲覧。