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ユシサウルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ユシサウルス
Yuxisaurus
皮骨を省く発見された部分を示す骨格図
皮骨を省く発見された部分を示す骨格図
ユシサウルスの復元図
ユシサウルスの復元図
地質時代
前期ジュラ紀
シネムーリアン ~ トアルシアン
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
階級なし : Saphornithischia
階級なし : ゲナサウルス類 Genasauria
亜目 : 装盾亜目 Thyreophora
: ユシサウルス属 Yuxisaurus
学名
Yuxisaurus
Yao et al.2022

ユシサウルス学名 : Yuxisaurus、「玉渓のトカゲ」の意味)は、前期ジュラ紀シネムーリアン ~ トアルシアン)に生息し、中国南西部の馮家河層英語版から産出した恐竜模式種ユシサウルス・コプチキYuxisaurus kopchicki)である。

発見と命名

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ユシサウルスとヒトとの比較図

ユキシサウルスは、2021年末に公開されたBioRxivプレプリント論文で初めて命名されたが、有効な発表がされていなかったため、有効な属とは当初みなされなかった[1]。この属はその後、2022年3月に正式に発表された。この属のホロタイプであるCVEB 21701は、頭蓋骨の一部、いくつかの脊椎四肢の一部からなり、少なくとも120点の皮骨を含む部分的な骨格である[2]

属名の"Yuxisaurus"は、中国雲南省玉渓のタイプ産地にちなんだもので、ギリシア語で「トカゲ」を意味する"sauros"と組み合わされている。種小名である"kopchicki"は、生物学者ジョン・コプチック英語版に敬意を表しているものである[2]

分類

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ユシサウルスは基盤的装盾類であった。クラドグラムによっては、ドイツエマウサウルス姉妹群の場合があり、スケリドサウルス寛脚類よりも下位分類群の可能性もある。ユシサウルスの発見は、前期ジュラ紀に装盾類がアジアに存在したことを決定的に証明した。その理由としては、前期ジュラ紀のアジアの装盾類の他の潜在的な記録であるビエノサウルスタティサウルスは、いずれも断片的であり、いかなる意味をほぼも持たなかったからである[2]

脚注

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