コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ユールシンギング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ユールシンギング
2014年中日新聞杯
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2010年4月25日(14歳)
登録日 2012年4月25日[1]
抹消日 2016年5月14日[2]
シンボリクリスエス
ジョリーノエル
母の父 スペシャルウィーク
生国 日本の旗 日本北海道千歳市
生産者 社台ファーム
馬主 社台レースホース
調教師 勢司和浩美浦
競走成績
生涯成績 20戦4勝
獲得賞金 1億1944万6000円
勝ち鞍 GII:セントライト記念(2013年)
GIII:新潟大賞典(2014年)
テンプレートを表示

ユールシンギングは、日本競走馬馬名の由来は、家々や果樹園を訪ねてキャロルを歌うこと。おもな勝ち鞍は2013年セントライト記念、2014年新潟大賞典

経歴

[編集]

3歳(2013年)

[編集]

デビューは1月27日東京競馬場の芝1800mの3歳新馬戦。後方から追い込むも3着に敗れる。その後2戦して2着、6着に敗れる。そして5月12日の東京の3歳未勝利戦(芝1800m)を2着い2馬身差以上つけて初勝利を飾った。その後の東京の500万下の八丈島特別(2着)を挟んで新潟の古馬500万下(芝1800m)を人気に応えて2勝目をあげて迎えたセントライト記念は最後ダービーフィズに競り勝って重賞初制覇を果たし[3][4]菊花賞への優先出走権を獲得した。しかし本番の菊花賞はいいところなく15着に敗れた。

4歳(2014年)〜6歳(2016年)

[編集]

4歳緒戦の中山記念は最速タイの上がりだったものの9着に敗れた。続く中日新聞杯は後方から追い込み4着に入った。新潟大賞典も後方から追い込み最後は差しきって重賞2勝目を飾った。しかし、その後は惨敗が続いた。2016年5月6日の調教後に左前肢のつなぎ部分が腫れ、その後の検査で種子骨じん帯炎、左前第3中手骨遠位端剥離骨折と診断され、復帰のめどが立たないことから、同月11日に引退が発表された[2][5]。引退後は新潟競馬場で乗馬になる[2][5]。2017年から誘導馬を務めている[6]

競走成績

[編集]
競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬/(2着馬)
2013.01.27 東京 3歳新馬 芝1800m(良) 16 3 6 012.10(4人) 03着 01:49.7(34.6) -0.6 松岡正海 56kg ロジプリンセス
0000.02.16 東京 3歳未勝利 芝1800m(良) 16 3 5 005.70(4人) 02着 01:48.2(35.8) -0.1 松岡正海 56kg ヒシサイレンス
0000.03.16 中山 3歳未勝利 芝2200m(良) 16 3 6 002.00(1人) 06着 02:20.2(34.8) -0.2 松岡正海 56kg ブリリアントダンス
0000.05.12 東京 3歳未勝利 芝1800m(良) 18 7 15 002.70(1人) 01着 01:48.5(34.0) -0.4 北村宏司 56kg (ロングシャドウ)
0000.06.23 東京 八丈島特別 500万下 芝1800m(良) 11 6 6 005.70(3人) 02着 01:47.2(33.4) -0.2 北村宏司 54kg カムフィー
0000.09.01 新潟 3歳上500万下 芝1800m(重) 18 7 13 003.80(1人) 01着 01:47.3(34.0) -0.4 北村宏司 54kg (ダイアゴナルクロス)
0000.09.17 中山 セントライト記念 GII 芝2200m(良) 15 2 3 006.20(3人) 01着 02:13.5(35.0) -0.0 北村宏司 56kg (ダービーフィズ)
0000.10.20 京都 菊花賞 GI 芝3000m(不) 18 7 15 017.50(4人) 15着 03:08.2(38.5) -3.0 北村宏司 57kg エピファネイア
2014.03.02 中山 中山記念 GII 芝1800m(稍) 15 6 10 087.9(14人) 09着 01:50.8(36.6) -1.0 北村宏司 57kg ジャスタウェイ
0000.03.15 中京 中日新聞杯 GIII 芝2000m(良) 18 2 3 023.20(8人) 04着 02:01.8(33.8) -0.1 丸山元気 55kg マーティンボロ
0000.05.11 新潟 新潟大賞典 GIII 芝2000m(良) 16 5 10 005.00(3人) 01着 01:59.2(33.1) -0.0 吉田隼人 56kg (マジェスティハーツ)
0000.09.07 新潟 新潟記念 GIII 芝2000m(良) 18 6 12 007.00(4人) 11着 01:59.0(34.5) -0.7 北村宏司 57.5kg マーティンボロ
0000.12.06 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(良) 17 1 1 056.5(12人) 09着 01:59.6(35.2) -0.8 丸山元気 56kg ラストインパクト
2015.01.04 中山 中山金杯 GIII 芝2000m(良) 17 5 9 022.0(10人) 17着 01:59.9(35.0) -2.1 北村宏司 57kg ラブリーデイ
0000.03.14 中京 中日新聞杯 GIII 芝2000m(良) 18 2 3 021.9(11人) 18着 02:07.3(40.5) -6.1 M.デムーロ 57kg ディサイファ
0000.05.10 新潟 新潟大賞典 GIII 芝2000m(良) 16 2 3 056.2(12人) 08着 02:00.1(32.9) -0.5 吉田隼人 57kg ダコール
0000.06.14 東京 エプソムC GIII 芝1800m(良) 13 4 5 028.30(5人) 08着 01:46.1(34.8) -0.7 吉田隼人 56kg エイシンヒカリ
0000.07.12 福島 七夕賞 GIII 芝2000m(良) 16 2 3 037.7(11人) 16着 01:59.9(35.6) -1.7 内田博幸 56kg グランデッツァ
0000.09.06 新潟 新潟記念 GIII 芝2000m(稍) 18 3 5 092.8(17人) 18着 02:00.9(35.7) -2.7 吉田隼人 56kg パッションダンス
2016.03.06 阪神 大阪城S OP 芝1800m(良) 16 4 8 124.7(16人) 14着 01:46.3(34.6) -1.1 国分優作 56Kg テイエムイナズマ

血統表

[編集]
ユールシンギング血統(*印は海外産の日本輸入馬) (血統表の出典)[§ 1]
父系 ロベルト系
[§ 2]

*シンボリクリスエス
1999 黒鹿毛
父の父
Kris S.
1977 黒鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Sharp Queen Princequillo
Bridgework
父の母
Tee Kay
1991 黒鹿毛
Gold Meridian Seattle Slew
Queen Louie
Tri Argo Tri Jet
Hail Proudly

ジョリーノエル
2002 黒鹿毛
スペシャルウィーク
1995 黒鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
キャンペンガール マルゼンスキー
レディーシラオキ
母の母
クリスマスツリー
1995 栗毛
*トニービン *カンパラ
Severn Bridge
オークツリー *リアルシャダイ
シャダイアイバー F-No.8-g
母系(F-No.) サワーオレンジ(USA)系(FN:8-g) [§ 3]
5代内の近親交配 Roberto 15.63% 3x5 、Hail to Reason 9.38% 4x5 [§ 4]
出典
  1. ^ [7]
  2. ^ [8]
  3. ^ [7]
  4. ^ [7]

脚注

[編集]
  1. ^ 競走馬情報:ユールシンギング - @Keiba”. @Keiba - 競馬を楽しむさまざまなサービスを提供する競馬サービスプロバイダ. 2022年2月24日閲覧。
  2. ^ a b c ユールシンギング号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2016年5月14日). 2017年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月16日閲覧。
  3. ^ “ユールシンギングが勝つ 競馬のセントライト記念”. 日本経済新聞. (2013年9月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXNSSXKC0469_X10C13A9000000/ 2022年2月16日閲覧。 
  4. ^ “【セントライト記念】ユールV菊の新星”. デイリースポーツ. (2013年9月18日). https://www.daily.co.jp/horse/2013/09/18/0006346073.shtml 2022年2月16日閲覧。 
  5. ^ a b “13年セントライト記念など重賞2勝馬のユールシンギングが現役引退”. スポーツ報知. (2016年5月11日). オリジナルの2016年6月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160604135617/http://www.hochi.co.jp/horserace/20160511-OHT1T50115.html 2016年5月12日閲覧。 
  6. ^ 誘導馬紹介:新潟競馬場 JRA”. www.jra.go.jp. 2022年2月16日閲覧。
  7. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ユールシンギング|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年2月16日閲覧。
  8. ^ ユールシンギングの血統表 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2022年2月24日閲覧。

外部リンク

[編集]