ヨーロッパ映画賞 女優賞

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ヨーロッパ映画賞 女優賞（European Film Award for Best Actress）は、ヨーロッパ映画賞における最優秀女優賞である。ヨーロッパ映画アカデミーにより1988年から授与されている。

受賞とノミネート

1980年代

年	受賞とノミネート'	題名	原題
1988 1回	カルメン・マウラ	『神経衰弱ぎりぎりの女たち』	Mujeres al borde de un ataque de nervios
	リーネ・ブリュノルフソン	—	Í skugga hrafnsins
	オルネラ・ムーティ	—	Codice private
	キャロル・スキャンラン	—	Reefer and the Model
1989 2回	ルース・シーン	『ビバ!ロンドン! ハイ・ホープス 〜キングス・クロスの気楽な人々〜』	High Hopes
	サビーヌ・アゼマ	『素顔の貴婦人』	La vie et rien d'autre
	Snežana Bogdanović	—	Kuduz
	コリンナ・ハルフォーフ	—	Treffen in Travers
	ナタリア・ネゴーダ	—	Malenkaya Vera

1990年代

年	受賞とノミネート	題名	原題
1990 3回	カルメン・マウラ	『歌姫カルメーラ』	¡Ay Carmela!
	アンヌ・ブロシェ	『シラノ・ド・ベルジュラック』	Cyrano de Bergerac
	クリスティナ・ヤンダ	『尋問』	Przesluchanie
1991 4回	クロチルド・クロ	『ピストルと少年』	Le petit criminel
	ジュリー・デルピー	『ボイジャー』	Homo Faber
	シグリドゥル・ハーガリン	『春にして君を想う』	Börn náttúrunnar
1992 5回	ジュリエット・ビノシュ	『ポンヌフの恋人』	Les amants du Pont-Neuf
	ヨハンナ・テア・ステーゲ	—	Édes Emma, drága Böbe
	バルバラ・スコヴァ	『ヨーロッパ』	Europa
1993 6回	マヤ・モルゲンステルン	The Oak(英題)	Balanta
	カルラ・グラヴィーナ	—	Il lungo silenzio
	ティルダ・スウィントン	『オルランド』	Orland
1994 7回	なし
1995 8回	なし
1996 9回	エミリー・ワトソン	『奇跡の海』	Breaking the Waves
1997 10回	ジュリエット・ビノシュ	『イングリッシュ・ペイシェント』	The English Patient
	カトリン・カートリッジ	『キャリア・ガールズ』	Career Girls
	ブリジット・ルアン	—	Post coïtum animal triste
	エマ・トンプソン	『ウィンター・ゲスト』	The Winter Guest
1998 11回	エロディ・ブシェーズ ナターシャ・レニエ	『天使が見た夢』	La vie rêvée des anges
	ディナーラ・ドルカーロワ	『フリークスも人間も』	Pro urodov i lyudey
	アネット・マルヘルベ	『楽しい我が家』	Kleine Teun
1999 12回	セシリア・ロス	『オール・アバウト・マイ・マザー』	Todo sobre mi madre
	ナタリー・バイ	『ポルノグラフィックな関係』	Une liaison pornographique
	ペネロペ・クルス	『美しき虜』	La niña de tus ojos
	エミリー・ドゥケンヌ	『ロゼッタ』	Rosett
	イーベン・ヤイレ	『ミフネ』	Mifune

2000年代

年	受賞とノミネート	題名	原題
2000 13回	ビョーク	『ダンサー・イン・ザ・ダーク』	Dancer in the Dark
	ビビアナ・ベグロー	—	Die Stille nach dem Schuß
	レナ・エンドレ	『不実の愛、かくも燃え』	Trolösa
	シルヴィー・テステュー	『囚われの女』	La captive
	ジュリー・ウォルターズ	『リトル・ダンサー』	Billy Elliot
2001 14回	イザベル・ユペール	『ピアニスト』	La pianiste
	アリアンヌ・アスカリッド	—	La ville est tranquille
	ラウラ・モランテ	『息子の部屋』	La stanza del figlio
	シャーロット・ランプリング	『まぼろし』	Sous le sable
	ステファニア・サンドレッリ	『最後のキス』	L'ultimo bacio
	オドレイ・トトゥ	『アメリ』	Le fabuleux destin d'Amélie Poulain
2002 15回	カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール、イザベル・ユペール、ダニエル・ダリュー、ファニー・アルダン、ヴィルジニー・ルドワイヤン、リュディヴィーヌ・サニエ、フィルミーヌ・リシャール	『8人の女たち』	8 femmes
	オクサナ・アキンシナ	『リリア 4-ever』	Lilja 4-ever
	エマニュエル・ドゥヴォス	『リード・マイ・リップス』	Sur mes lèvres
	マルティナ・ゲデック	『マーサの幸せレシピ』	Bella Martha
	ラウラ・モランテ	—	Un viaggio chiamato amore
	サマンサ・モートン	『モーヴァン』	Morvern Callar
	カティ・オウティネン	『過去のない男』	Mies vailla menneisyyttä
2003 16回	シャーロット・ランプリング	『スイミング・プール』	Swimming Pool
	ダイアナ・ダンブラバ	—	Maria
	ヘレン・ミレン	『カレンダー・ガールズ』	Calendar Girls
	アン・リード	『パッション』	The Mother
	カーチャ・リーマン	『ローゼンシュトラッセ』	Rosenstrasse
	カトリーン・ザース	『グッバイ、レーニン!』	Good Bye Lenin!
2004 17回	イメルダ・スタウントン	『ヴェラ・ドレイク』	Vera Drake
	サラ・アドラー	『アワーミュージック』	Notre musique
	ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ	『ふたりの5つの分かれ路』	5x2
	ペネロペ・クルス	『赤いアモーレ』	Non ti muovere
	シベル・ケキリ	『愛より強く』	Gegen die Wand
	Asi Levi	—	Avanim
2005 18回	ユリア・イェンチ	『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』	Sophie Scholl - Die letzten Tage
	ジュリエット・ビノシュ	『隠された記憶』	Caché
	サンドラ・チェッカレッリ	『映画のようには愛せない』	La vita che vorrei
	コニー・ニールセン	『ある愛の風景』	Brødre
	ナタリー・プレス	『マイ・サマー・オブ・ラブ』	My Summer of Love
	オドレイ・トトゥ	『ロング・エンゲージメント』	Un long dimanche de fiançailles
2006 19回	ペネロペ・クルス	『ボルベール〈帰郷〉』	Volver
	ナタリー・バイ	—	Le petit lieutenant
	マルティナ・ゲデック	『善き人のためのソナタ』	Das Leben der Anderen
	サンドラ・フラー	『レクイエム〜ミカエルの肖像』	Requiem
	ミリャナ・カラノヴィッチ	『サラエボの花』	Grbavica
	サラ・ポリー	『あなたになら言える秘密のこと』	The Secret Life of Words
2007 20回	ヘレン・ミレン	『クィーン』	Queen
	マリオン・コティヤール	『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』	La môme
	マリアンヌ・フェイスフル	『やわらかい手』	Irina Palm
	カリス・ファン・ハウテン	『ブラックブック』	Zwartboek
	アナマリア・マリンカ	『4ヶ月、3週と2日』	4 luni, 3 saptamani si 2 zile
	クセニア・ラパポルト	『題名のない子守唄』	La sconosciuta
2008 21回	クリスティン・スコット・トーマス	『ずっとあなたを愛してる』	Il y a longtemps que je t'aime
	ヒアム・アッバス	—	Etz Limon
	アルタ・ドブロシ	『ロルナの祈り』	Le silence de Lorna
	サリー・ホーキンス	『ハッピー・ゴー・ラッキー』	Happy-Go-Lucky
	ベレン・ルエダ	『永遠のこどもたち』	El orfanato
	ウルスラ・ヴェルナー	—	Wolke Neun
2009 22回	ケイト・ウィンスレット	『愛を読むひと』	The Reader
	ペネロペ・クルス	『抱擁のかけら』	Los abrazos rotos
	シャルロット・ゲンズブール	『アンチクライスト』	Antichrist
	ケイティ・ジャーヴィス	『フィッシュ・タンク』	Fish Tank
	ヨランド・モロー	—	Séraphine
	ノオミ・ラパス	『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』	Män som hatar kvinnor

2010年代

年	受賞とノミネート	題名	原題
2010 23回	シルヴィー・テステュー	『ルルドの泉で』	Lourdes
	ズリンカ・ツヴィテシッチ	『サラエボ、希望の街角』	Na putu
	シベル・ケキリ	—	Die Fremde
	レスリー・マンヴィル	『家族の庭』	Another Year
	ロッテ・ファービーク	—	Nothing Personal
2011 24回	ティルダ・スウィントン	『少年は残酷な弓を射る』	We Need to Talk About Kevin
	セシル・ドゥ・フランス	『少年と自転車』	Le Gamin au vélo
	キルスティン・ダンスト	『メランコリア』	Melancholia
	シャルロット・ゲンズブール	『メランコリア』	Melancholia
	ナジェジダ・マルキナ	『エレナの惑い』	Елена
2012 25回	エマニュエル・リヴァ	『愛、アムール』	Amour
	エミリー・ドゥケンヌ	—	À perdre la raison
	ニーナ・ホス	『東ベルリンから来た女』	Barbara
	マルガレーテ・ティーゼル	『パラダイス:愛』	Paradies: Liebe
	ケイト・ウィンスレット	『おとなのけんか』	Carnage
2013 26回	ヴェルル・バーテンス	『オーバー・ザ・ブルースカイ』	The Broken Circle Breakdown
	ルミニツァ・ゲオルジウ	『私の、息子』	Poziția copilului
	キーラ・ナイトレイ	『アンナ・カレーニナ』	Anna Karenina
	バルバラ・スコヴァ	『ハンナ・アーレント』	Hannah Arendt
	ナオミ・ワッツ	『インポッシブル』	The Impossible
2014 27回	マリオン・コティヤール	『サンドラの週末』	Deux jours, une nuit
	マリアン・アルバレス	—	La herida
	ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ	『人間の値打ち』	Il capitale umano
	シャルロット・ゲンズブール	『ニンフォマニアック』	Nymphomaniac
	アガタ・クレシャ	『イーダ』	Ida
	アガタ・チュシェブホフスカ	『イーダ』	Ida
2015 28回	シャーロット・ランプリング	『さざなみ』	45 Years
	マルゲリータ・ブイ	『母よ、』	Mia Madre
	ライア・コスタ	『ヴィクトリア』	Victoria
	アリシア・ヴィキャンデル	『エクス・マキナ』	Ex Machina
	レイチェル・ワイズ	『グランドフィナーレ』	Youth
2016 29回	ザンドラ・ヒュラー	『ありがとう、トニ・エルドマン』	Toni Erdmann
	ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ	『歓びのトスカーナ』	La pazza gioia
	イザベル・ユペール	『エル ELLE』	Elle
	エマ・スアレス	『ジュリエッタ』	Julieta
	アドリアーナ・ウガルテ	『ジュリエッタ』	Julieta
2017 30回	アレクサンドラ・ボルベーイ	『心と体と』	Testről és lélekről
	パウラ・ベーア	『婚約者の友人』	Frantz
	ジュリエット・ビノシュ	『レット・ザ・サンシャイン・イン』	Un Beau Soleil Intérieur
	イザベル・ユペール	『ハッピーエンド』	Happy End
	フローレンス・ピュー	『レディ・マクベス』	Lady Macbeth
2018 31回	ヨアンナ・クーリク	『COLD WAR あの歌、2つの心』	Zimna Wojna
	マリー・ボイマー	—	3 Tage in Quiberon
	ハルドラ・ゲイルハルズデッティル	『たちあがる女』	Kona fer í stríð
	バルバラ・レニー	『ペトラは静かに対峙する』	Petra
	エヴァ・メランデル	『ボーダー 二つの世界』	Gräns
	アルバ・ロルヴァケル	『幸福なラザロ』	Lazzaro felice
2019 32回	オリヴィア・コールマン	『女王陛下のお気に入り』	The Favourite
	トリーヌ・ディルホム	『罪と女王』	Dronningen
	ノエミ・メルラン アデル・エネル	『燃ゆる女の肖像』	Portrait de la jeune fille en feu
	ヴィクトリア・ミロシニチェンコ	『戦争と女の顔』	Дылда
	ヘレナ・ゼンゲル	『システム・クラッシャー 家に帰りたい』	Systemsprenger

2020年代

年	受賞とノミネート	題名	原題
2020 33回	パウラ・ベーア	『水を抱く女』	Undine
	ナターリヤ・ベレジナヤ	『DAU. ナターシャ』	DAU. Natasha
	アンドレア・ブライン・ホヴィグ	—	Håp
	アーネ・ダール・トルプ	—	Charter
	ニーナ・ホス	—	Schwesterlein
	マルタ・ニエト	『おもかげ』	Madre
2021 34回	ヤスナ・ジュリチッチ	『アイダよ、何処へ?』	Quo Vadis, Aida?
	セイディ・ハーラ	『コンパートメントNo.6』	Hytti nro 6
	キャリー・マリガン	『プロミシング・ヤング・ウーマン』	Promising Young Woman
	レナーテ・レインスヴェ	『わたしは最悪。』	Verdens verste menneske
	アガト・ルセル	『TITANE/チタン』	Titane
2022 35回	/ ヴィッキー・クリープス	『エリザベート1878』	Corsage
	ペネロペ・クルス	『パラレル・マザーズ』	Madres Paralelas
	/ ザール・アミール＝エブラヒミ	『聖地には蜘蛛が巣を張る』	Holy Spider
	/ メルテム・カプタン	『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ』	Rabiye Kurnaz gegen George W. Bush
	レア・セドゥ	『それでも私は生きていく』	Un beau matin
2023 36回	ザンドラ・ヒュラー	『落下の解剖学』	Anatomie d'une chute
	エカ・チャヴレイシュヴィリ	『ブラックバード、ブラックバード、ブラックベリー』	Blackbird Blackbird Blackberry
	レオニー・ベネシュ	『ありふれた教室』	Das Lehrerzimmer
	ミア・マッケンナ＝ブルース	『HOW TO HAVE SEX』	How to Have Sex
	アルマ・ポウスティ	『枯れ葉』	Kuolleet lehdet
	ザンドラ・ヒュラー	『関心領域』	The Zone of Interest

関連項目

• カンヌ国際映画祭 女優賞
• ベルリン国際映画祭 銀熊賞 (女優賞)
• ヴェネツィア国際映画祭 女優賞

外部リンク

• 公式ウェブサイト