シラノ・ド・ベルジュラック (1990年の映画)

シラノ・ド・ベルジュラック
	Cyrano de Bergerac
	主演のドパルデュー（カンヌにて撮影）
監督	ジャン＝ポール・ラプノー
脚本	ジャン＝クロード・カリエール; ジャン＝ポール・ラプノー
原作	エドモン・ロスタン; 『シラノ・ド・ベルジュラック』
製作	ルネ・クライトマン（フランス語版）; ミシェル・セイドゥー（フランス語版）
出演者	ジェラール・ドパルデュー; アンヌ・ブロシェ
音楽	ジャン＝クロード・プティ（フランス語版）
撮影	ピエール・ロム（フランス語版）
編集	ノエル・ボワソン（フランス語版）
製作会社	Union Générale Cinématographique (UGC); Caméra One; Centre National de la Cinématographie (CNC); DD Productions; Films A2; Hachette Première; Investors Club; Sofinergie 1
配給	UGC; ヘラルド・エース/日本ヘラルド映画
公開	1990年3月28日; 1991年4月27日
上映時間	137分
製作国	フランス; ハンガリー
言語	フランス語
興行収入	$5,822,041
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『シラノ・ド・ベルジュラック』（Cyrano de Bergerac）は1990年のフランスのロマンティック・コメディ映画。監督はジャン＝ポール・ラプノー、出演はジェラール・ドパルデューとアンヌ・ブロシェなど。17世紀のフランスに実在した剣豪作家シラノ・ド・ベルジュラックを描いた、エドモン・ロスタンの同名戯曲を映画化した作品である。

第43回カンヌ国際映画祭において主演のジェラール・ドパルデューが男優賞を受賞した他、第16回セザール賞（フランス語版）において作品賞、監督賞（ジャン＝ポール・ラプノー）、主演男優賞（ジェラール・ドパルデュー）、助演男優賞（ジャック・ウェベール（フランス語版））など10部門で受賞を果たすなど、様々な賞を受賞した。

ストーリー

→「シラノ・ド・ベルジュラック (戯曲) § 梗概」を参照

キャスト

※括弧内は日本語吹替（IVC発売のHDマスター版ブルーレイにのみ収録）

シラノ・ド・ベルジュラック: ジェラール・ドパルデュー（菅生隆之）
マドレーヌ・ロバン（ロクサーヌ）: アンヌ・ブロシェ（増岡裕子） - シラノの従妹。
クリスチャン・ド・ヌーヴィエット: ヴァンサン・ペレーズ（森宮隆）
アントワーヌ・ド・ギーシュ伯爵: ジャック・ウェベール（フランス語版）（佐々木勝彦）
ラグノー: ロラン・ベルタン（フランス語版）（後藤哲夫） - パティシエ。
ル・ブレ: フィリップ・モリエ＝ジュヌー（フランス語版）（斎藤志郎） - シラノの親友。
カルボン・ド・カステル＝ジャルー: ピエール・マグロン（フランス語版）（真田五郎） - ガスコン青年隊の隊長。
老女: ジョジアーヌ・ストルリュ（フランス語版）（宮沢きよこ）
ヴィコント・ド・ヴァルヴェール子爵: フィリップ・ヴォルテール（フランス語版）（三上哲） - ギーシュ伯爵の手下。
モンフルーリー: ガブリエル・モネ（フランス語版）（楠見尚己）

作品の評価

映画批評家によるレビュー

Rotten Tomatoesによれば、29件の評論の全てが高く評価しており、平均して10点満点中7.85点を得ている^[3]。 Metacriticによれば、19件の評論のうち、高評価は17件、賛否混在は2件、低評価はなく、平均して100点満点中79点を得ている^[4]。

受賞歴

映画祭・賞	部門	候補	結果
第63回アカデミー賞	主演男優賞	ジェラール・ドパルデュー	ノミネート
	美術賞	エジオ・フリジェリオジャック・ルークセル	ノミネート
	衣裳デザイン賞	フランカ・スカルシャピノ	受賞
	メイクアップ賞	ジャン＝ピエール・エイシェンヌミシェル・バーク	ノミネート
	外国語映画賞		ノミネート
第43回カンヌ国際映画祭	男優賞	ジェラール・ドパルデュー	受賞
第16回セザール賞（フランス語版）	作品賞		受賞
	主演男優賞	ジェラール・ドパルデュー	受賞
	主演女優賞	アンヌ・ブロシェ	ノミネート
	助演男優賞	ジャック・ウェベール	受賞
	監督賞	ジャン＝ポール・ラプノー	受賞
	脚本賞	ジャン＝クロード・カリエールジャン＝ポール・ラプノー	ノミネート
	撮影賞	ピエール・ロム	受賞
	衣裳デザイン賞	フランカ・スカルシャピノ
	音響賞	ピエール・ガメドミニク・エヌカン
	編集賞	ノエル・ボワソン
	音楽賞	ジャン＝クロード・プティ
	美術デザイン賞	エジオ・フリジェリオ
	新人賞	ヴァンサン・ペレーズ	ノミネート
第3回ヨーロッパ映画賞（英語版）	作品賞		ノミネート
	男優賞	ジェラール・ドパルデュー
	女優賞	アンヌ・ブロシェ
	撮影監督賞	ピエール・ロム
	作曲賞	ジャン＝クロード・プティ
	美術デザイン賞	エジオ・フリジェリオ（セット）フランカ・スカルシャピノ（衣裳）	受賞
第48回ゴールデングローブ賞	外国語映画賞		受賞
第45回英国アカデミー賞（英語版）	主演男優賞	ジェラール・ドパルデュー	ノミネート
	撮影賞	ピエール・ロム	受賞
	衣装デザイン賞	フランカ・スカルシャピノ	受賞
	外国語映画賞		ノミネート
	メイクアップ賞	ジャン＝ピエール・エイシェンヌミシェル・バーク	受賞
	作曲賞	ジャン＝クロード・プティ	受賞
	美術デザイン賞	エジオ・フリジェリオ	ノミネート
	脚色賞	ジャン＝クロード・カリエールジャン＝ポール・ラプノー	ノミネート

出典

^ “シラノ・ド・ベルジュラック(1990) - 作品情報・映画レビュー”. KINENOTE. 2020年5月21日閲覧。
^ “Cyrano de Bergerac” (英語). Box Office Mojo. 2020年5月21日閲覧。
^ “Cyrano De Bergerac (1990)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年5月21日閲覧。
^ “Cyrano de Bergerac Reviews” (英語). Metacritic. 2020年5月21日閲覧。

外部リンク

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シラノ・ド・ベルジュラック - allcinema
シラノ・ド・ベルジュラック - KINENOTE
Cyrano De Bergerac - オールムービー（英語）
Cyrano de Bergerac - IMDb（英語）
Cyrano de Bergerac - TCM Movie Database（英語）
Cyrano De Bergerac - Rotten Tomatoes（英語）
Cyrano de Bergerac - AlloCiné（フランス語）

[1] “シラノ・ド・ベルジュラック(1990) - 作品情報・映画レビュー”. KINENOTE. 2020年5月21日閲覧。

[2] “Cyrano de Bergerac” (英語). Box Office Mojo. 2020年5月21日閲覧。

[3] “Cyrano De Bergerac (1990)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年5月21日閲覧。

[4] “Cyrano de Bergerac Reviews” (英語). Metacritic. 2020年5月21日閲覧。

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表話編歴ゴールデングローブ賞外国語映画賞
1948–1980年	ハムレット（1948）自転車泥棒（1949）ダーリング / 魂のジュリエッタ（1965）アルフィー / 男と女（1966）女狐 / パリのめぐり逢い（1967）ロミオとジュリエット / 戦争と平和（1968）素晴らしき戦争 / Z（1969）恋する女たち / 雨の訪問者（1970）日曜日は別れの時 / （1971）השוטר אזולאי 戦争と冒険 / 移民者たち / Nybyggarna（1972） Der Fußgänger（1973）ある結婚の風景（1974） Lies My Father Told Me（1975）鏡の中の女（1976）特別な一日（1977）秋のソナタ（1978） Mr.レディMr.マダム（1979）テス（1980）
1981–2000年	炎のランナー（1981）ガンジー（1982）ファニーとアレクサンデル（1983）インドへの道（1984）オフィシャル・ストーリー（1985）追想のかなた (1986) マイライフ・アズ・ア・ドッグ（1987）ペレ（1988）ニュー・シネマ・パラダイス（1989）シラノ・ド・ベルジュラック（1990）僕を愛したふたつの国/ヨーロッパヨーロッパ（1991）インドシナ（1992）さらば、わが愛/覇王別姫（1993）カストラート（1994）レ・ミゼラブル（1995）コーリャ愛のプラハ（1996）ぼくのバラ色の人生（1997）セントラル・ステーション（1998）オール・アバウト・マイ・マザー（1999）グリーン・デスティニー（2000）
2001–2020年	ノー・マンズ・ランド（2001）トーク・トゥ・ハー（2002）アフガン零年（2003）海を飛ぶ夢（2004）パラダイス・ナウ（2005）硫黄島からの手紙（2006）潜水服は蝶の夢を見る（2007）戦場でワルツを（2008）白いリボン（2009）未来を生きる君たちへ（2010）別離（2011）愛、アムール（2012）グレート・ビューティー/追憶のローマ（2013）裁かれるは善人のみ（2014）サウルの息子（2015）エル ELLE（2016）女は二度決断する（2017） ROMA/ローマ（2018）パラサイト半地下の家族（2019）ミナリ（2020）
2021–現在	ドライブ・マイ・カー（2021）アルゼンチン1985 〜歴史を変えた裁判〜（2022）落下の解剖学（2023）

表話編歴トロント国際映画祭観客賞
1978-1980年	ガールフレンド（1978） Best Boy（1979）ジェラシー（1980）
1981-2000年	英雄モラント/傷だらけの戦士（1981）テンペスト（1982）再会の時（1983）プレイス・イン・ザ・ハート（1984）オフィシャル・ストーリー（1985）アメリカ帝国の滅亡（1986）プリンセス・ブライド・ストーリー（1987）神経衰弱ぎりぎりの女たち（1988）ロジャー&ミー（1989）シラノ・ド・ベルジュラック（1990）フィッシャー・キング（1991）ダンシング・ヒーロー（1992）スナッパー（1993）司祭（1994）アントニアの食卓（1995）シャイン（1996）ハンギング・ガーデン（1997）ライフ・イズ・ビューティフル（1998）アメリカン・ビューティー（1999）グリーン・デスティニー（2000）
2001-2020年	アメリ（2001）クジラの島の少女（2002）座頭市（2003）ホテル・ルワンダ（2004）ツォツィ（2005） Bella（2006）イースタン・プロミス（2007）スラムドッグ$ミリオネア（2008）プレシャス（2009）英国王のスピーチ（2010）私たちはどこに行くの?（2011）世界にひとつのプレイブック（2012）それでも夜は明ける（2013）イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密（2014）ルーム（2015）ラ・ラ・ランド（2016）スリー・ビルボード（2017）グリーンブック（2018）ジョジョ・ラビット（2019）ノマドランド（2020）
2021-現在	ベルファスト（2021）フェイブルマンズ（2022）アメリカン・フィクション（2023） The Life of Chuck（2024）

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