第43回カンヌ国際映画祭
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第43回カンヌ国際映画祭(だい43かいカンヌこくさいえいがさい)は、1990年5月10日から21日にかけて開催された。
受賞結果
[編集]- パルム・ドール:『ワイルド・アット・ハート』(デヴィッド・リンチ)
- 審査員グランプリ:『掟』(イドリッサ・ウエドラオゴ)、『死の棘』(小栗康平)
- 審査員賞:『ブラック・アジェンダ/隠された真相』(ケン・ローチ)
- 監督賞:パーヴェル・ルンギン(『タクシー・ブルース』)
- 男優賞:ジェラール・ドパルデュー(『シラノ・ド・ベルジュラック』)
- 女優賞:クリスティナ・ヤンダ(『尋問』)
- 芸術貢献賞:『Matj』(グリェーブ・パンフィロフ )
- カメラ・ドール:ヴィターリー・カネフスキー(『動くな、死ね、甦れ!』)
- 特別表彰:アンジェイ・ワイダ(『コルチャック先生』)、マノエル・ド・オリヴェイラ(『ノン、あるいは支配の虚しい栄光』)
審査員
[編集]コンペティション部門
[編集]- 審査委員長
- ベルナルド・ベルトルッチ(イタリア/監督)
- 審査員
- アレクセイ・ゲルマン(ソ連/監督)
- アンジェリカ・ヒューストン(アメリカ/女優)
- ミーラー・ナーイル(インド/監督)
- ベルトラン・ブリエ(フランス/監督)
- ファニー・アルダン(フランス/女優)
- クリストファー・ハンプトン(イギリス/脚本家)
- スヴェン・ニクヴィスト(スウェーデン/撮影監督)
- フランソワーズ・ジルー(フランス/ジャーナリスト)
- 柴田駿(日本/プロデューサー)
上映作品
[編集]コンペティション部門
[編集]題名 原題 |
監督 | 製作国 |
---|---|---|
愛と哀しみの旅路 Come See the Paradise |
アラン・パーカー | アメリカ合衆国 |
シラノ・ド・ベルジュラック Cyrano de Bergerac |
ジャン=ポール・ラプノー | フランス |
ダディ・ノスタルジー Daddy Nostalgie |
ベルトラン・タヴェルニエ | フランス |
ブラック・アジェンダ/隠された真相 Hidden Agenda |
ケン・ローチ | イギリス |
菊豆(チュイトウ) 菊豆 |
チャン・イーモウ | 中国 |
La Captive du désert (Captive of the Desert) |
レイモン・ドゥパルドン | フランス |
仮面の愛/マスカレード La putain du roi |
アクセル・コルティ | イギリス オーストリア フランス イタリア |
Matj (Mother) |
グレブ・パンフィーロフ | ソビエト連邦 イタリア |
ヌーヴェルヴァーグ Nouvelle vague |
ジャン=リュック・ゴダール | フランス スイス |
尋問 Przesluchanie |
リシャルト・ブガイスキ | ポーランド |
Rodrigo D: No futuro (Rodrigo D: No Future) |
ヴィクトル・マヌエル・ガヴィリア | コロンビア |
死の棘 | 小栗康平 | 日本 |
みんな元気 Stanno tutti bene |
ジュゼッペ・トルナトーレ | イタリア フランス |
タクシー・ブルース Такси-блюз |
パーヴェル・ルンギン | ソビエト連邦 フランス |
掟 Tilaï |
イドリッサ・ウエドラオゴ | ブルキナファソ スイス イギリス 他 |
Ucho (The Ear) |
カレル・カヒーニャ | チェコスロバキア |
ホワイトハンター ブラックハート White Hunter Black Heart |
クリント・イーストウッド | アメリカ合衆国 |
ワイルド・アット・ハート Wild at Heart |
デヴィッド・リンチ | アメリカ合衆国 |
特別招待作品
[編集]- アーティフィシャル・パラダイス - カルポ・ゴディナ(ユーゴスラヴィア)
- クライ・ベイビー - ジョン・ウォーターズ(アメリカ)
- コルチャック先生 - アンジェイ・ワイダ(ポーランド)
- 太陽は夜も輝く - パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ(イタリア)
- ノン、あるいは支配の虚しい栄光 - マノエル・デ・オリヴェイラ(ポルトガル、スペイン、フランス)
- ボイス・オブ・ムーン - フェデリコ・フェリーニ(イタリア)
- 迷宮のヴェニス - ポール・シュレイダー(アメリカ)
- 夢 - 黒澤明(日本)
- リトル・マーメイド/人魚姫 - ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー(アメリカ)
- Plot Against Harry - マイケル・ローマー(アメリカ)
ある視点部門
[編集]題名 原題 |
監督 | 製作国 |
---|---|---|
1871 1871 |
ケン・マクマレン | イギリス |
Abrahams Gold | ヨルク・グラザー | 西ドイツ |
Best Hotel on Skid Row | クリスティン・チョイ レニー・タジマ |
アメリカ合衆国 |
Chyornaya roza - emblema pechali, krasnaya roza - emblema lyubvi | セルゲイ・ソロヴィヨフ | ソビエト連邦 |
Hameyu'ad | ダニエル・ワクスマン | イスラエル |
Het Sacrament | ヒューゴ・クラウス | ベルギー |
Innisfree | ホセ・ルイス・ゲラン | スペイン |
客途秋恨 Song of the Exile |
アン・ホイ | イギリス領香港 台湾 |
Le Casseur de pierres | モハメッド・ズレン | チュニジア |
ロングタイム・コンパニオン Longtime Companion |
ノーマン・ルネ | アメリカ合衆国 |
石の賛美歌 Le cantique des pierres |
ミシェル・クレイフィ | ベルギー パレスチナ |
Night Out | ローレンス・ジョンストン | オーストラリア |
Ostatni prom | Waldemar Krzystek | ポーランド |
Pummarò | ミケーレ・プラチド | イタリア |
Scandalo segreto | モニカ・ヴィッティ | イタリア |
The Space Between the Door and the Floor | ポーリン・チャン | オーストラリア |
Tumultes | ベルトラン・ファン・エフェンテール | フランス |
Turnè | ガブリエレ・サルヴァトレス | イタリア |
V Gorode Sochi Temnye Nochi | ワーシリー・ピチュール | ソビエト連邦 |
動くな、死ね、甦れ! Zamri, umri, voskresni! |
ヴィターリー・カネフスキー | ソビエト連邦 |
外部リンク
[編集]- Festival de Cannes - カンヌ映画祭 公式サイト(フランス語、英語)