ラプスカウス
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ラプスカウス | |
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種類 | シチュー |
発祥地 | 北ヨーロッパ |
主な材料 | 肉、ジャガイモ、根菜、スパイス |
ラプスカウス (lobscouse) は、肉とジャガイモから作るスカンディナヴィアの濃厚なシチューである[1][2]。
新鮮な、または残り物の肉(通常は牛肉かラムだが、鶏肉、豚肉、ハムを用いることもある)とジャガイモがメインの材料である。その他、野菜(ニンジン、タマネギ、セロリ、ルタバガ等)やスパイス(コショウ、ショウガ、ハーブ類)も用いる[2][3]。
ラプスカウスは恐らく、リヴァプール等の大きな港町で食べられていた船乗りのシチューまたはハッシュであるロブスカウスから(歴史的及び語源的に)影響を受けていると考えられる。似たような料理には、デンマークのlabskovs、スウェーデンのラップスコイス、フィンランドのラップスケウス、ドイツのラプスカウス等がある[3][4]。
この料理は、ノルウェー系アメリカ料理にも現れる[2]。1970年には、Norwegian America Lineの"the official menu for the seamen's mess"の一部となった[3]。1980年代までに、ブルックリンの8番街(特に50丁目と60丁目の間)は、ノルウェー系アメリカ人の割合が大きかったため、"Lapskaus Boulevard"(ラブスカウスのブールバール)として知られていた[5][6][7]。
出典
[編集]- ^ “Lapskaus: a Hearty Norwegian Stew”. Nordic Nibbler (November 8, 2010). 2020年3月1日閲覧。
- ^ a b c Sandvold, Irene O. (2011). Gudrun's Kitchen: Recipes from a Norwegian Family. et al.. Wisconsin Historical Society Press. pp. 87–89
- ^ a b c Chotzinoff Grossman, Anne; Grossman Thomas, Lisa (1997). Lobscouse & Spotted Dog: Which It's a Gastronomic Companion to the Aubrey/Maturin Novels. W.W. Norton. pp. 18–19
- ^ “Lobscouse”. Nordic Diner (February 11, 2016). 2020年3月1日閲覧。
- ^ “Lapskaus Boulevard, a tale about Norwegians in Brooklyn, NY”. transparent.com (November 7, 2011). 2020年3月1日閲覧。
- ^ Yarrow, Andrew L. (1991年3月17日). “In Brooklyn, Wontons, Not Lapskaus”. The New York Times
- ^ Benardo, Leonard; Weiss, Jennifer (2006). Brooklyn by Name: How the Neighborhoods, Streets, Parks, Bridges, and More Got Their Names. p. 145
参考文献
[編集]- Lurie, April (2009). Dancing in the Streets of Brooklyn. Dell Yearling. ISBN 978-0385729420
- Scott, Astrid Karlsen (2011). Authentic Norwegian Cooking. Skyhorse Publishing. ISBN 978-0963433978
- Sinclair, Charles Gordon (1998). International Dictionary of Food and Cooking. Routledge. ISBN 978-1579580575